Evolution Of BMW
— Figen (@TheFigen_) January 20, 2024
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昨年のBEST MVにいくつか出した
こういう絵が切り替わっていくヤツ
年始あたりのauの三太郎CMで知ったけど
コレッてAIアニメーションなんだな。
それがわかってたら、BEST MVでも
「AI部門」とかにして出したのに(。>д<)
どうも、トトです。
さて、今回も年始恒例記事をひとつ
Rolling Stone JapanにUPされる
こちらの記事を元に、
今年も自分の意見を綴っていきます。
Rolling Stone Japanでは2022年、2021年、2020年に引き続き川谷絵音を迎え、Spotifyの年間ランキングを踏まえながら2023年の音楽シーンを振り返ってもらった。
ってことで、Spotify Wrapped同様
気付けば年始恒例となったこの記事。
今年もやっていこうと思います。
とはいえ、
前もって自分もRSJの元記事を読んでいますが
今年はそんなに自分が語れるとこはないかも?
それならそれでサクッとまとめられるからいっか
なんて思いつつ、記事にしていこうと思います。
川谷:海外は女性の年になった感じがしますね。「世界で最も再生されたアーティスト」でついにテイラー・スウィフトが1位になって、バッド・バニーが2位に陥落するという。―この振り返り企画は2020年からスタートしていて、これまで3年連続でバット・バニーが1位だったけど、いよいよ入れ替わりました。
川谷:NewJeansにしろ、オリヴィア・ロドリゴやボーイジーニアスもそうだし、女性が本当に活躍しましたよね。Spotifyのランキングにも女性の名前が多い。僕のベストも女性アーティストが多くなりました。オリヴィア・ロドリゴの「vampire」はすごく良い曲でしたね。ピアノのフレーズからもう引き込まれたんですけど、その後にちゃんとビートが入ってきて、そのビート感もちゃんと踊れるし、メロディもめちゃくちゃいいし。ピアノを弾きながら歌ってる姿もすごく良くて、テイラーともまた違う2023年の顔の1人ではありますよね。―第66回グラミー賞(2024年)のノミネートでもアルバム賞、レコード賞、楽曲賞の主要3部門でジョン・バティステを除く8枠中7枠が女性ですしね。
ウチのブログではメジャーシーンのシンガーは
あまり取り上げていませんが、
それでも、アルバムランキングの方では
FEMALE VOCAL部門をなくしたくらい
女性ボーカルバンドが良作を出し、
各ジャンルのランキングに名前を出すようになりました。
メジャーシーンだけでなく、アングラシーンでも
女性が活躍してきてるってことですかね。
―アメリカでは自撮りをしながら日常をTikTokに投稿する人が多いから、日常に馴染むような曲が流行るけど、日本人は自撮りが苦手だからそれをしてなくて、だからヒット曲の傾向が違うんじゃないかっていう分析もあるみたいです。
川谷:海外と日本を比べると、まだ海外の方がチルってますよね。betcover!!が昔のインタビューで「チルってる場合じゃない」と言ってて、確かにそうだなとも思ったんですけど、海外はもうチル歴が長いのに対して、日本はまだチルれてすらいないっていうか(笑)。
↑のLaufeyの曲も初めて聴きましたが、
コレも良いですね(*´ω`*)
そーいえば、いつぞやにPure Noise Recordsが
Lo-Fiコンピ盤も出してましたね。
こういうのも良いなーって思うようになったのと
自分がAlt/Indie-Popを聴き出したのも
同じくらいの時期だったような気もするので
ガッツリ!ストレートなチルいジャンルではないけど
普段聴くような曲、ジャンルからすると
遥かに落ち着いた曲なのは間違いないので。笑
>> 日本はまだチルれてすらいない
日本ってその本質よりも、言葉が先行しがちですしね。
こういう略称的な言葉なら尚のこと。
そして、日本の流行りってのを考えると
その次の部分が起因しているからかもね、と。
―「チル」っていう言葉自体は日本でもこの1~2年でちょっと流行った気がするけど、まだまだ全然チルれてない(笑)。
川谷:「Chill Vibes」みたいな海外のプレイリストにLampが入ってヒットしてるじゃないですか。日本人で入ってるのって本当に一握りなので。日本はやっぱりガラパゴス的というか、「Gacha Pop」という名前も付けられたように、また独特な感じになってきてますよね。YOASOBIの「アイドル」もそうだし、マイファスの曲(MY FIRST STORY「I’m a mess」)もMAD動画に使われてヒットしたように、日本だと映像がアニメに直結しちゃうから。そこは国の違いもあるんでしょうね。
今、国内では史上最高に
アニソンが強い時代なのかもしれませんね。
国内外問わず、日本の曲のランキング上位で
アニソンは絶対に入ってますもんね。
おかげで、自分も普段聴かない国内勢を
聴く機会にとても役に立っているのも事実なんですが。
そういう影響もあってか、今のアニソンって
アニソンであってアニソンじゃない気もしますが。
アニソンってか、ただの"タイアップ"というか。
良くも悪くも、っていう気がします。
―TikTokをはじめ映像がヒット曲に欠かせなくなった一方で、テイラー・スウィフトが2023年に「世界で最も再生されたアーティスト」1位になったのは「THE ERAS TOUR」の影響も大きいでしょうね。
川谷:テイラーぐらいの規模になると影響も大きいですよね。あとは昔のアルバムの再録も続けていて、あれは権利のこともありますけど、その影響もありますよね。ヒット曲の再録なので、みんな出たら聴くじゃないですか。ファンからすると「録り直したほうを聴いてほしい」っていうテイラーの意向もあるし、ツアーで昔の曲もやるから予習とか復習のためにもそれを聴くし、それもあって上がったんでしょうね。
Taylor強いっすよねぇ。
初期のカントリーからポップスに移行したときに
ちょっと批判されていたことがもはや懐かしいw
もうけっこうキャリアも長くなってきてますが
出たころからトップシーンにいたけど、
今やもう名実共にトップになったってことか。
―ただ再録を出すだけだと「昔のあの感じが良かった」みたいになりかねないけど、ツアーと並行してのリリースだと「今のものを聴こう」ってなりますよね。
川谷:僕らもアルバムの再生数はツアー前にちょっと伸びて、ツアー中は落ちないので。他のアーティストを見てもツアー中にアルバムの再生数が上がっていくから、そういう意味で、ツアーはやっぱり重要ではありますね。
スタジオミュージシャンならそれもないだろうけど
やっぱりツアー、ライブをやるんだったら
それこそ重きを置くのもさもありなん。
自分も普段、レビュー記事やライブレポでも言いますが
ライブでやってこそ完成
って呼べるような曲や作品もありますからね。
バンドがやるのも、オーディエンスが行くのも
やっぱりライブは大事。
―バッド・バニーが「世界で最も再生されたアーティスト」2位に後退した一方で、ラテン系のアーティストが上位に入っているのが目立ちますね。5位のペソ・プルマはメキシコ、6位のフェイドと9位のカロルGはコロンビアの出身です。
川谷:カロルGとか面白いですよね。一番再生されてる曲は超レゲトンですけど、もっとUSのヒップポップ的なノリがあるレゲトンもあったりして聴きやすい。レゲトンに寄りすぎていると、日本じゃなかなか耳馴染みがないじゃないですか。でもカロルGはすごくバランスが良かったですね。(中略)
このランキングを見ると、「みんなレゲトンやればいいじゃん」って思いますよね(笑)。でも日本でレゲトンやったら滑るんだろうなあ……
「レゲトン」なんて言葉も曲も初めて聞いたけど
さっきのチルの流れを汲めば、
こういう曲を聴いても納得できるというか
ながら聴きするのにちょうど良い。
ただ、絵音が言うように
これが日本で流行ることはないだろうな…(。-∀-)笑
ラウドやコアなバンドまでアニソンをやるようになり
今のアニソンに染まるような曲まで出すほどに
アニソン文化な今の日本には縁がなさそうだもんね。
そもそも海外の流行なんて何年か遅れてくる
or 大して流行ることもなく終わる上に
それが音楽ってなるとなおさらです。
チルすら言うほど流行りもしてないのに(。-ω-)-3
―では川谷さん個人のベストを見てみましょう。
川谷:今回の10曲はだいぶ落ち着いたものばっかり選んでいて。
―夜に音楽を聴いてる人のリストだなって(笑)。バンドらしいバンドはほぼなし。
川谷:だんだんそういう感じになってきちゃって(笑)。去年はもう少しバンドがいた気がするんですけどね。メン・アイ・トラストの「Ring of Past」は第1位。めちゃくちゃいい曲。シンセの使い方が上手いし、音数の引き算も含めて、ネオソウル的な流れのなかでも特殊なポジションにいるというか。ありそうでない感じもあるし、BGMとしてもかけられるし。NewJeansもメン・アイ・トラストみたいな感じでやったらいいなというか、コラボを見てみたいなって。
―NewJeansが急にチルな方に行ったらちょっとびっくりするけど、メン・アイ・トラストぐらいだったら、シンセポップ、ドリームポップ感もあるからちょうどいいかも。
川谷:四つ打ちのこういうミドルテンポの曲なら、メロディもすごく合いそうな感じがするんですよね。シンセのフレーズが歌メロより目立つときもあったり、作り方も上手いし。
↑このMen I Trustって、ボーカルの感じが
MiliのCassieや相対性理論のやくしまるえつこっぽさあるな。
まぁ、その2人もチルい歌めっちゃ合う声質してるしね。
こうしたストレートなチルミュージックは
自分もそこまで追ってはいないけど、
普段聴いてるバンド、曲単位でチルい…というか
ちょっとユルめの曲が刺さったり、
アンビエント感ある癒し系が良かったりするんだよな。
事実、昨年の自分の聴いた曲のトップ2が
SHREZZERS"Temperatura"
ichika"The World is shill Beautiful"
だったりしますからね。
こういう感じの曲集めて
"チル"プレイリスト記事でも作ろうかな。
―では続いて、国内アーティストのランキングを見ていきましょう。
川谷:Mrs. GREEN APPLEは国内だと1位だけど海外のランキングには入ってなくて、バランス的にはやっぱりYOASOBIが強いですね。まあ、海外のほうはアニメの曲をやってないと難しいっていうのもありますもんね。アニメイコール海外で聴かれるものだと思うので……藤井 風はやってないですけど。―「死ぬのがいいわ」が「海外で最も再生された国内アーティストの楽曲」で2年連続1位というのはすごいですよね。
あれっだけアニソンが溢れてる中で
そこに当てはまらない藤井風が2年連続トップは
素直にすげぇっすね。
これが国内トップ10には入ってないってんだから
つくづく日本って海外とは違う独自シーンなんだなぁ…
というか、再三言っているように、今はただ
アニソンが大正義になってるだけだと思うけど。笑
―Vaundyは「国内で最も再生されたアーティスト」の2位で、「怪獣の花唄」が「国内で最も再生された楽曲」の2位、『strobo』(2020年リリース)が「国内で最も再生されたアルバム」の2位と、国内ではミセスと並んで2023年の顔だったかなと。
川谷:Vaundyはそれこそトータルプロデュース的な考えを持っている人だと思いますね。いい意味で、自分というものがあるようでないし、ないようであるというか。藤井くんはパーソナリティにも音楽にもファンがついていて、ちゃんと広く聴かれてるのに玄人からも好かれてるって完璧じゃないですか。Vaundyはもっとしっかり研究して、毎回自分じゃない誰かになっている感じというか、それがすごいと思います。そのぶん手癖は見えにくくて、Vaundyっぽさがいい意味でない。本当はあるんだけど、見えにくいというか。
―これまでは基本的に全部自分でやってたのが、「トドメの一撃」でコリー・ウォンをフィーチャーしたりとか、また次への動きも見られて。海外も含めて、もっと外とも関わりながらやっていくことになるのかもしれない。
川谷:「海外で最も再生された国内アーティスト」のランキングだと2023年は17位ですけど、2024年以降、これがもっと上がってくるかもしれないですよね。
Vaundyって、全ッ然刺さらねんだよなぁ…
音楽的には良いなって思う曲はあるんだけど
声が、歌い方がなぁ…
なーんか全然ダメなんだよなぁ。
藤井風は平気だけど、Vaundyはなんかダメ。笑
―新しい学校のリーダーズは88risingのフェス「Head In The Clouds」でYOASOBIと共演したりもしてました。
川谷:あとは、WurtSくんとかもっといける気がしますし、シャイトープ「ランデヴー」とかConton Candy「ファジーネーブル」もすごく聴かれてましたよね。やっぱり邦ロックの循環は早いなと思います。5年ぐらいで循環しません? 10年タームとかじゃない気がする。なんなら3年くらいな気もするぐらい。
こういうの聞いてると、この2人が話す邦ロックと
実際にフェスにいるようなキッズの邦ロックって
なんか全然違うものを指してる気がしてならない…
新しい学校のリーダーズも内包してるとは思うんだけど。
まぁ「邦ロック」とか言ってる界隈のところには
もうほとんど近寄ってないし、近寄りたくもないので
自分の老害化が進んでるだけかもしれないけど(。-∀-)笑
ただ、連日メディアでも報道されてた
YOASOBIが出ていたHead In The Clouds
YOASOBIが海外フェスに出演し、超満員!
なんて、どこのニュースでもやってて
88risingを調べてみると、
アジア系アーティストを中心としたレーベルで
もちろんそういうのはメディアは発表しなくて
なーんだ、なんて思ったけど、
今年のCOACHELLAに出演が決まり、
けっこう上の方に名前があってすげって思ったり。笑
って感じで、
川谷絵音と共に2023年を振り返る
2023 - 2024の音楽シーンの動きでした。
あんまり語れることはないかも
なんて最初に言ったにも関わらず
そこそこの文字数になってしまいました(。-∀-)笑
そんな感じになるように
こうして毎年取り上げてるくらいには
こちらも楽しんで記事を書いてます。
昨年の記事にも似たようなこと書いた気もしますが
年間100枚以上のレビュー記事を書いてても
普段自分が触れないとこの音楽の話なので
色々と新鮮さもあって面白いんですよね。
とまぁ、こんな感じで楽しんだところで
今回は終わろうと思います。
また次回。
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