最高気温が20℃近くまで上がったり
10℃ちょいしかなかったり
でも、最低気温は一桁安定してきて
朝晩の冷え込み半端ないですね((((;゚Д゚))))
既に暦上ではそうなんですが
冬なんだなぁ…
どうも、トトです。
それでは今年109枚目の新譜レビュー
これで11月分は最後であり、
一応、国内バンドの新譜も最後の予定。
今回のバンドを知ったのも、もう何年前か…
と、意外と知ってからの年月が長くなりましたが
wiki見たら結成したのは2005年らしくて
それを考えたら、自分の知る期間なんて短いですが。
そんな今回のバンドの最新作はこちら。

ulma sound junction
『INVISIBRUISE』
01. Appetite
02. ROAR (Invisibruise edition)
03. Seizure
04. Patient of Echo
05. Welcome Back
06. Lequeios
07. Irreal
08. Obsidian Sugar
09. Kameroceras
10. Protopterus
沖縄発のプログレッシブロックバンド
ulma sound junction
前作EPでまさかのキングレコードと契約し、
メジャーデビューアルバムとなった『INVISIBRUISE』が
11/29にリリースされました。
メジャーえも初ですが、
自分がulmaを知り、聴き出してからも初となる
待望のフルアルバム\(^o^)/
しかし、長いキャリアの中で
ようやくのメジャーデビューアルバム
まぁ、日本のメジャーに対して
あまり良いイメージはないけど…(。-∀-)
でも、前作の時点ではしっかりulmaしてたしな。
そんな気になるメジャーデビューアルバム
早速、聴いていこうと思います。
Appetite
開幕からヘヴィなギターとスクリームから
アグレッシブなスタートを切る1曲目。
そのままアップテンポにクリーンボーカルで進み
スクリームと共にコアな雰囲気を出して進む。
所々にプログレらしい変拍子を挟みながら展開していく。
後半にはブレイクダウンもぶちこみつつ、
攻めの手を緩めない感じがとても好感。
ブレイクダウン後のベースソロ的なとこも(* ゚∀゚)イィネ
そのまま伸びのあるクリーンパートへ突入し、
本格的な変拍子を叩き込んできて上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
と思ったら、一気に落としてメロウなギターが鳴る。
そしてバッキングと共にアッパーなラストサビへ。
やはりプログレ感のあるサウンドに転調、
申し分ない重さとスクリームもありな
ulmaサウンドここにあり!ってオープニングで◎
ROAR (Invisibruise edition)
タイトル的にアルバム用に再録したバージョンかな?
キングレコードからのメジャーデビューと共に、
ulma初のアニメタイアップとなった2曲目…
先行で公開されたときから笑っちゃったよねw
まず1曲3分台というulmaらしからぬ尺に始まり
変拍子なし、差し込まれるわかりやすい日本語詞、
非常にアニメタイアップらしいサビの疾走感、
( ゚∀゚)・:.・:∵ブハッ (´^ω^`)テラワロスwwwww
と、古のネット用語を使ってしまうくらい可笑しくてw
何この正統派ジャパニーズラウドロック感w
日本でメジャーデビュー、しかもアニメ系に強い
キングレコードが絡んでのアニメタイアップだと
ulmaもこうなるのか、とw
まぁ、そのおかげで良くも悪くもulmaらしくなく、
良くも悪くも今作の中で異彩を放ち、
良くも悪くも新鮮であったのは確かでもありましたが。
今作の中で、この曲がいちばん(* ゚∀゚)スキー
ってのは、個人的にはまずないですねw
Seizure
3曲目はulma的には短すぎるインタールードトラック。
後ろでゆっくり時を刻むようなサウンドと裏腹に
心臓の鼓動が脈打つ55秒間で、
その鼓動がどんどん速くなっていきます。
Patient of Echo
軽快なドラムに掻き鳴らすギターを取り入れ
そこにベースも入り込みバンドサウンドを成して
イントロとして始まる4曲目。
そうした静かなアップテンポな雰囲気でもって
ulma的には、静と動の「静」的な感じがあったけど
中盤あたりから本格的なバンドサウンドに変わり、
後半はヘヴィに、スクリームに、ブレイクダウンにと
しっかり「動」としての攻め感も展開していきます。
そりゃ余裕で8分超える尺だからなぁw
色々やってもらわないと、ただ冗長になるだけだしね。
そのへんに関しては何も不安に思うことないですが。
荒ぶるサウンドの中での高鳴るギターソロから
静かで落ち着いた雰囲気へ、そして再びインストで上げ
その勢いのままラストへとなだれ込みます。
ラストのアカペラ感ある締めもgood(゚∀゚ *)です。
Welcome Back
前曲の冒頭よりよっぽど「静」の雰囲気な5曲目。
冒頭から美麗でクリーンなコーラスが響き、
そのまま前曲の終盤とは真逆の雰囲気で進みます。
その中で鳴るストリングスがまた映えるのは良い。
ここでも日本語詞でクリーンを歌いますが、
この雰囲気の曲だからこそ違和感なく聴けるし
ここで再び登場するクリーンコーラスが○
歌ものトラックであるからか、大きな転調もなく
しかしコーラスやストリングスの存在からして
こういうのをデカい会場で聴きたくなる感はひとしお。
そうした子どもの声も含めたようなコーラスのあと
アウトロを静かに鳴らして締めます。
Lequeios
6曲目はアンビエント感ある雰囲気の中、
まずは伸びのあるクリーンボーカルが先行します。
そのあとにヘヴィなバンドサウンドを展開し、
クリーンに変わり、一喝するスクリームキッカケで
ブレイクダウンれ突入します。
アップテンポなサウンドなままクリーンに戻り、
スクリーム+ブレイクダウンで締める。
3分以下で静と動を展開するこういうのこそ新鮮だな(* ゚∀゚)
尺だけ見てたら、少し長めのインタールードなのかと。笑
Irreal
続く7曲目は、まさかのピアノ弾き語りΣ(°ω°ノ)ノ
前から思ってたけどヒサオさんのボーカルって
ビブラートがオペラシンガーとかみたいな
本格派っぽい雰囲気がして、他とは違うというか
なかなか見ないような雰囲気のボーカルで好きなのよね。
それでいてスクリームもかなり安定して出せる人だし。
まぁ、この曲ではスクリームは一切ありませんが。笑
しかし、そうしたボーカルだからこそ
こういう曲も全然聴けるというかね。
クリーンでの、それこそしっかりとしたクリーン、
力強い感じも出せるし、少しシャウト気味も。
こうした曲を歌わせるには十分なボーカリストだと思います。
しかし、こういう曲なら真っ当な尺ではあるけど
攻めた曲より、こういうしっとりした曲の方が
尺が短いってのも面白いよなw
こんなん8分とかやられてもダレるしな(。-∀-)笑
Obsidian Sugar
前曲の雰囲気を引き継いだような静かな幕開けの8曲目。
しかし、冒頭から響くのは流麗なリフであり、
本格的な始まりはグルーヴ感あるベースが響くとこから。
ここでは最初からしっかりバンドサウンドですが、
前曲に続き、クリーン主体の歌もの感のある展開に。
中盤に差し掛かるととバンドサウンドも重くなり、
それと共にボーカルもスクリームし出し、
そこから一気にアグレッシブなサウンドに。
と思いきや、壮大でクリーンなコーラスが響きます。
その中で訴えるように叫ぶギャップがまた良いですね。
ラストはそうした要素が合わさったようなサウンドで
バッキングを交えたクリーンボーカルで展開。
最後の最後の、伸びのあるクリーンと共に
少し攻め感を出したサウンドで幕を下ろします。
Kameroceras
映画の予告編とかで使われてそうな大仰なサウンドは
空襲時の航空機の音のようにも聴こえる不思議。
そこから高音のピアノが入ったかと思いきやすぐ隠れ
冒頭から鳴っている音のみに戻る。
こんな音のみで送る9曲目のタイトルが気になり、
調べてみると、ここでは頭文字がKになってるけど
本来はC?の「カメラケロス」なのかな?
絶滅した頭足類、巨大なイカの先祖ですかね。

Protopterus
そして今作ラストを飾る約11分にもなる大作トラック。
タイアップで3分ちょいの曲を作ったバンドとは
とてもじゃないけど思えないぜw
まぁ、こっちが本来の形であるバンドですけどもね。
まず序盤はクリーンと共にゆったり進んでいき、
スクリームと共に激情的な雰囲気に変わり、
そのあとから一気に攻勢に転じます。
ボーカルのみが激しかった先の展開とは打って変わって
叫びまくりのボーカルに応じて、サウンドも攻める。
そのまま中盤に差し掛かると変拍子パートへ(* ゚∀゚)
激しく攻めまくったあとは再び転調して、
一気に静穏な落ち着いた雰囲気に切り替わります。
そこは短く、淡々と鳴るギターから徐々に上がる。
残り3分ほどになると泣きのギターソロから
一気にエンディング感を醸し出すエモーショナル展開に。
かと思ったら再び外してくるテンポに、
荒ぶるドラム、ここのドラムがまた良い(* ゚∀゚)
それと同時に前に出るギターソロ含むインストパート。
ラスト1分に差し掛かるとホントのエンドロール感。
落ち着いたサウンドにしっとり歌うクリーンにより
この曲の、今作の幕をゆっくり下ろしていきます。
以上、
ulma sound junction『INVISIBRUISE』
でした。
えぇんでない?(* ゚∀゚)
そもそも埋もれてたのがおかしいレベルのバンドでしたしね。
それがこうしてより広く知られる立場になったのは
素直に嬉しい反面…
ROARァ…(。-∀-)w
キングレコードってのがまた謎い…w
その内、アニメとタイアップでもすんのか
という、前作レビュー時のフラグを回収した形にw
こういう曲が増えてっても困りますけどねw
転調しまくり、変拍子バカスカ入れる、
曲尺は5分超えがデフォ、みたいなバンドだし
そんなのがメジャーいくのも変な話だけどw
そうしたこれまでのulma節みたいのを消すことなく
ulmaの持つプログレ感も残っていたのは
非常に好感です。
こういうとこまで日本のメジャー化しなくて何より。
ただ、自分たちの音楽性の強みを消すことなく、
メジャーでどこまでいけるか
ってのは期待と不安が半々でとても複雑。
そうでなくても、最近だと
長いイントロすら聴けないヤツがいる
とかも言われてる時代じゃないですかー
それが8分とか10分とか超える曲をもつバンドを
まともに聴けるのか?ってのもあるし(。-ω-)-3
メジャーがダメなら
インディーズに戻ってきてもええんやで?←
とは言いつつ、メジャー行きは
バンドが出した決断でもあると思うし、
そこは受け入れて、見守っていこうと思います。
ulma sound junction『INVISIBRUISE』
Peripheryあたりのプログレバンドが好きな人にも
大いにオススメできるバンドです。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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10℃ちょいしかなかったり
でも、最低気温は一桁安定してきて
朝晩の冷え込み半端ないですね((((;゚Д゚))))
既に暦上ではそうなんですが
冬なんだなぁ…
どうも、トトです。
それでは今年109枚目の新譜レビュー
これで11月分は最後であり、
一応、国内バンドの新譜も最後の予定。
今回のバンドを知ったのも、もう何年前か…
と、意外と知ってからの年月が長くなりましたが
wiki見たら結成したのは2005年らしくて
それを考えたら、自分の知る期間なんて短いですが。
そんな今回のバンドの最新作はこちら。

ulma sound junction
『INVISIBRUISE』
01. Appetite
02. ROAR (Invisibruise edition)
03. Seizure
04. Patient of Echo
05. Welcome Back
06. Lequeios
07. Irreal
08. Obsidian Sugar
09. Kameroceras
10. Protopterus
沖縄発のプログレッシブロックバンド
ulma sound junction
前作EPでまさかのキングレコードと契約し、
メジャーデビューアルバムとなった『INVISIBRUISE』が
11/29にリリースされました。
メジャーえも初ですが、
自分がulmaを知り、聴き出してからも初となる
待望のフルアルバム\(^o^)/
しかし、長いキャリアの中で
ようやくのメジャーデビューアルバム
まぁ、日本のメジャーに対して
あまり良いイメージはないけど…(。-∀-)
でも、前作の時点ではしっかりulmaしてたしな。
そんな気になるメジャーデビューアルバム
早速、聴いていこうと思います。
Appetite
開幕からヘヴィなギターとスクリームから
アグレッシブなスタートを切る1曲目。
そのままアップテンポにクリーンボーカルで進み
スクリームと共にコアな雰囲気を出して進む。
所々にプログレらしい変拍子を挟みながら展開していく。
後半にはブレイクダウンもぶちこみつつ、
攻めの手を緩めない感じがとても好感。
ブレイクダウン後のベースソロ的なとこも(* ゚∀゚)イィネ
そのまま伸びのあるクリーンパートへ突入し、
本格的な変拍子を叩き込んできて上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
と思ったら、一気に落としてメロウなギターが鳴る。
そしてバッキングと共にアッパーなラストサビへ。
やはりプログレ感のあるサウンドに転調、
申し分ない重さとスクリームもありな
ulmaサウンドここにあり!ってオープニングで◎
ROAR (Invisibruise edition)
タイトル的にアルバム用に再録したバージョンかな?
キングレコードからのメジャーデビューと共に、
ulma初のアニメタイアップとなった2曲目…
先行で公開されたときから笑っちゃったよねw
まず1曲3分台というulmaらしからぬ尺に始まり
変拍子なし、差し込まれるわかりやすい日本語詞、
非常にアニメタイアップらしいサビの疾走感、
( ゚∀゚)・:.・:∵ブハッ (´^ω^`)テラワロスwwwww
と、古のネット用語を使ってしまうくらい可笑しくてw
何この正統派ジャパニーズラウドロック感w
日本でメジャーデビュー、しかもアニメ系に強い
キングレコードが絡んでのアニメタイアップだと
ulmaもこうなるのか、とw
まぁ、そのおかげで良くも悪くもulmaらしくなく、
良くも悪くも今作の中で異彩を放ち、
良くも悪くも新鮮であったのは確かでもありましたが。
今作の中で、この曲がいちばん(* ゚∀゚)スキー
ってのは、個人的にはまずないですねw
Seizure
3曲目はulma的には短すぎるインタールードトラック。
後ろでゆっくり時を刻むようなサウンドと裏腹に
心臓の鼓動が脈打つ55秒間で、
その鼓動がどんどん速くなっていきます。
Patient of Echo
軽快なドラムに掻き鳴らすギターを取り入れ
そこにベースも入り込みバンドサウンドを成して
イントロとして始まる4曲目。
そうした静かなアップテンポな雰囲気でもって
ulma的には、静と動の「静」的な感じがあったけど
中盤あたりから本格的なバンドサウンドに変わり、
後半はヘヴィに、スクリームに、ブレイクダウンにと
しっかり「動」としての攻め感も展開していきます。
そりゃ余裕で8分超える尺だからなぁw
色々やってもらわないと、ただ冗長になるだけだしね。
そのへんに関しては何も不安に思うことないですが。
荒ぶるサウンドの中での高鳴るギターソロから
静かで落ち着いた雰囲気へ、そして再びインストで上げ
その勢いのままラストへとなだれ込みます。
ラストのアカペラ感ある締めもgood(゚∀゚ *)です。
Welcome Back
前曲の冒頭よりよっぽど「静」の雰囲気な5曲目。
冒頭から美麗でクリーンなコーラスが響き、
そのまま前曲の終盤とは真逆の雰囲気で進みます。
その中で鳴るストリングスがまた映えるのは良い。
ここでも日本語詞でクリーンを歌いますが、
この雰囲気の曲だからこそ違和感なく聴けるし
ここで再び登場するクリーンコーラスが○
歌ものトラックであるからか、大きな転調もなく
しかしコーラスやストリングスの存在からして
こういうのをデカい会場で聴きたくなる感はひとしお。
そうした子どもの声も含めたようなコーラスのあと
アウトロを静かに鳴らして締めます。
Lequeios
6曲目はアンビエント感ある雰囲気の中、
まずは伸びのあるクリーンボーカルが先行します。
そのあとにヘヴィなバンドサウンドを展開し、
クリーンに変わり、一喝するスクリームキッカケで
ブレイクダウンれ突入します。
アップテンポなサウンドなままクリーンに戻り、
スクリーム+ブレイクダウンで締める。
3分以下で静と動を展開するこういうのこそ新鮮だな(* ゚∀゚)
尺だけ見てたら、少し長めのインタールードなのかと。笑
Irreal
続く7曲目は、まさかのピアノ弾き語りΣ(°ω°ノ)ノ
前から思ってたけどヒサオさんのボーカルって
ビブラートがオペラシンガーとかみたいな
本格派っぽい雰囲気がして、他とは違うというか
なかなか見ないような雰囲気のボーカルで好きなのよね。
それでいてスクリームもかなり安定して出せる人だし。
まぁ、この曲ではスクリームは一切ありませんが。笑
しかし、そうしたボーカルだからこそ
こういう曲も全然聴けるというかね。
クリーンでの、それこそしっかりとしたクリーン、
力強い感じも出せるし、少しシャウト気味も。
こうした曲を歌わせるには十分なボーカリストだと思います。
しかし、こういう曲なら真っ当な尺ではあるけど
攻めた曲より、こういうしっとりした曲の方が
尺が短いってのも面白いよなw
こんなん8分とかやられてもダレるしな(。-∀-)笑
Obsidian Sugar
前曲の雰囲気を引き継いだような静かな幕開けの8曲目。
しかし、冒頭から響くのは流麗なリフであり、
本格的な始まりはグルーヴ感あるベースが響くとこから。
ここでは最初からしっかりバンドサウンドですが、
前曲に続き、クリーン主体の歌もの感のある展開に。
中盤に差し掛かるととバンドサウンドも重くなり、
それと共にボーカルもスクリームし出し、
そこから一気にアグレッシブなサウンドに。
と思いきや、壮大でクリーンなコーラスが響きます。
その中で訴えるように叫ぶギャップがまた良いですね。
ラストはそうした要素が合わさったようなサウンドで
バッキングを交えたクリーンボーカルで展開。
最後の最後の、伸びのあるクリーンと共に
少し攻め感を出したサウンドで幕を下ろします。
Kameroceras
映画の予告編とかで使われてそうな大仰なサウンドは
空襲時の航空機の音のようにも聴こえる不思議。
そこから高音のピアノが入ったかと思いきやすぐ隠れ
冒頭から鳴っている音のみに戻る。
こんな音のみで送る9曲目のタイトルが気になり、
調べてみると、ここでは頭文字がKになってるけど
本来はC?の「カメラケロス」なのかな?
絶滅した頭足類、巨大なイカの先祖ですかね。

Protopterus
そして今作ラストを飾る約11分にもなる大作トラック。
タイアップで3分ちょいの曲を作ったバンドとは
とてもじゃないけど思えないぜw
まぁ、こっちが本来の形であるバンドですけどもね。
まず序盤はクリーンと共にゆったり進んでいき、
スクリームと共に激情的な雰囲気に変わり、
そのあとから一気に攻勢に転じます。
ボーカルのみが激しかった先の展開とは打って変わって
叫びまくりのボーカルに応じて、サウンドも攻める。
そのまま中盤に差し掛かると変拍子パートへ(* ゚∀゚)
激しく攻めまくったあとは再び転調して、
一気に静穏な落ち着いた雰囲気に切り替わります。
そこは短く、淡々と鳴るギターから徐々に上がる。
残り3分ほどになると泣きのギターソロから
一気にエンディング感を醸し出すエモーショナル展開に。
かと思ったら再び外してくるテンポに、
荒ぶるドラム、ここのドラムがまた良い(* ゚∀゚)
それと同時に前に出るギターソロ含むインストパート。
ラスト1分に差し掛かるとホントのエンドロール感。
落ち着いたサウンドにしっとり歌うクリーンにより
この曲の、今作の幕をゆっくり下ろしていきます。
以上、
ulma sound junction『INVISIBRUISE』
でした。
えぇんでない?(* ゚∀゚)
そもそも埋もれてたのがおかしいレベルのバンドでしたしね。
それがこうしてより広く知られる立場になったのは
素直に嬉しい反面…
ROARァ…(。-∀-)w
キングレコードってのがまた謎い…w
その内、アニメとタイアップでもすんのか
という、前作レビュー時のフラグを回収した形にw
こういう曲が増えてっても困りますけどねw
転調しまくり、変拍子バカスカ入れる、
曲尺は5分超えがデフォ、みたいなバンドだし
そんなのがメジャーいくのも変な話だけどw
そうしたこれまでのulma節みたいのを消すことなく
ulmaの持つプログレ感も残っていたのは
非常に好感です。
こういうとこまで日本のメジャー化しなくて何より。
ただ、自分たちの音楽性の強みを消すことなく、
メジャーでどこまでいけるか
ってのは期待と不安が半々でとても複雑。
そうでなくても、最近だと
長いイントロすら聴けないヤツがいる
とかも言われてる時代じゃないですかー
それが8分とか10分とか超える曲をもつバンドを
まともに聴けるのか?ってのもあるし(。-ω-)-3
メジャーがダメなら
インディーズに戻ってきてもええんやで?←
とは言いつつ、メジャー行きは
バンドが出した決断でもあると思うし、
そこは受け入れて、見守っていこうと思います。
ulma sound junction『INVISIBRUISE』
Peripheryあたりのプログレバンドが好きな人にも
大いにオススメできるバンドです。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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