今回の作品を観るにあたって

かなり久々にPTPを聴く。

どうも、トトです。



それでは今年39本目の新作映画

今回は普段あまり見ないドキュメンタリー

ですが、これは見ておかないと…

ってものなのでね。

てか、日本の今の音楽シーンで活躍する

ラウドなバンドが好きな人は

有無を言わさず観た方が良い作品だと思います。



そういえば、本作公開当日の朝は"雨"ってことで

それがまた話題にもなってましたね。

自分は公開2日後、観に行ってきました。





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SUNRISE TO SUNSET

10代、20代にはもはや伝説の存在となっている日本を代表するロックバンド“Pay money To my Pain”。2004年に結成され、2006年にメジャーデビューを果たすと、他を寄せ付けない、研ぎ澄まされた感性で唯一無二の存在へと上り詰めていく。

誰もが、彼らの未来にラウドロックシーンの希望を見出していた。その矢先2012年12月30日、ボーカル K が急逝。そして、2013年12月30日にバンドは活動休止となった……。

それから 7 年後、レーベル直系の後輩であり現在のラウドロックシーンを牽引する“coldrain”からの熱烈なオファーを受け、2020年に <BLARE FEST.> で一夜限り奇跡の復活を果たし、新旧のファンを熱狂させたのは記憶に新しい出来事である。

本作『SUNRISE TO SUNSET』は彼らの歩みと時代、その影響力を未発表の映像、メンバーと関係者の証言で世に問うロックバンドとしての人生を詰め込んだ 145 分の作品である。 なお、映画本編では“BLARE FEST.2020”での“Pay money To my Pain”LIVEパフォーマンスが全編ノーカットで初公開される。

― Pay money To my Painが遺したものとは?





PTPに触れるのはいつぶりになるだろうか…

それくらい久しぶりに

PTPに関わるものに触れることになった

SUNRISE TO SUNSET

を観てきました。


恐らくロング上映するだろうなーって思うし

何なら来週観に行こうかなーなんて思ってたけど

あ…パンフレットなくなるんじゃね…?

と思って、公開2日後に行ったものの

この時点で既にパンフレットなくなってる( ノД`)

再入荷したとして、パンフレットだけ買いに

映画館行くのが面倒だから早めに来たというのに

無意味だった(´・ω・`)

こういうときに毎回思うけど、

少なくとも公開日から3日、金土日で絶対売れるんだし

多めに作るとかしてくれんのかね(´・ω・`)

多めに刷っても絶対余らんと思うのよね。

余ったとて、公式でネットで売り出しゃ即完するやろに。


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と、観る前から少々気分は落ちましたが

観終わった今としては

観て良かった

っていう気持ちしかないですね。

もちろん、色々と思うことはあるけど

「観て良かった」は、ホントに素直な気持ちです。

ただ、涙は流れませんでしたが。笑

泣くだろうなとも思ったし、

自分も半ば泣くつもりで観に行った節はあるけど

残念ながら涙は頬を伝いませんでした。

グッときたところは何回もありましたけどね。


まず、前半は

PTPメンバーと、関連する人たちの

インタビューを中心としたドキュメンタリーに。

T$UYO$HIはKとの出会いからPTP結成までを
PABLOは結成後の音源制作、活動についてを
ZAXは加入後のKとの絡み、PTPについてを

それぞれメインとなった話の軸はあったように思います。

ドキュメンタリー部分を見てて思ったのは

小箱でやってた頃のライブ行きたかったなぁ…

ってのが大きいですね。

音楽ネタの記事の時はさんざん言ってますが、

自分は何に対しても遅咲きなので。

もちろんPTPに関してもかなりの後追いです。

何ならライブなんて3回しか参戦してない。

でも、その3回のライブが

初めて見たDevilock Final
全曲ライブのLIVE -40-
そして最期のFrom here to somewhere

特に「LIVE -40-」と「From ~」に行けたのは

ホントに大きいと思う。

そのライブのシーンが流れたときも

グッときましたからね。

From~で手にしたPTP $紙幣は

その頃から今でも、財布の中に入っています。


しかし、どのライブでも、

なんならレコーディングの時でも

マイクのコードを腕に巻きつけて歌うKの姿に

懐かしさと共に、グッとくるものがありました。


ただ、やっぱり涙が流れなかったのは

From~のフロアにいたからこそ、

そこで"終わり"…って言い方はあまりしたくないけど

他に上手い言葉が出てこないので。

そこでの気持ちの切り替えができてるからかも。


その後のメンバーの活動も振り返ってましたが

今やもう行ってないけど、

The BONEZ初期は追ってたし、

POLPOもブログで取り上げましたね。

The BONEZはまだまだ絶賛活動中だけど

POLPOの映像はもはや懐かしさすらある。笑




後半は、MASATOたっての希望により実現した

BLARE FES 2020でのPTPのステージ。

ここがやっぱね…

PTPなんだけどPTPじゃない

っていう、やっぱりちょっと複雑な感情だったなと。

ボーカルはKでないといけない

今作のインタビューでも言ってたし、

From~の現場でもメンバーが言っていたこと。

だからこそ、こちらも踏ん切りがついてるのでね。

もちろん、現地にいたら絶対泣いてただろうけど

スクリーン越しの「映像」だからね。

「現地」での体験には到底代え難いものですから。

むしろ、そのおかげでフラットな目線で観れたというか

1つのライブ映像として楽しく見れた感はあります。




ライブパートが終わってのエンディング部分

最後のMASATOの言葉に、いちばんグッときた。

決して売れてなかったバンドなのに
(PTPが)刺した人、刺さった人には
めちゃくちゃ刺さったバンド
それができるかって言ったら…できてない
だから勝てないんだよな
いねぇから…

見せたかったな
武道館も…横アリも…BLAREも…

Kが亡くなった時のインタビューでのZAXに続き

インタビューで涙を流したのはここのMASATOで2人目

もう時が経ってますからね。

だからインタビュー受けたバンドマンたちも

そこまで涙ぐむ姿は見せなかったけど

最後のMASATOのはグッときますねぇ…

そんでエンドロールが"Gift"っていう。



PTPの音楽自体が、当時聴いてた人にとっても

K亡きあとに知り、聴いた人にとっても

かけがえのないGiftなんだと

そんな意味が込められてるような選曲はGoodでした。


STAY REAL

ありのままであることを大切にする

そうして寄り添ってくれていたのも

PTPであり、Kだったな、と改めて思い出しました。



やっぱりバンドって「人」がやってることだし

何らかの形で終わりがくるのは

絶対に避けられないものだと思います。

あの時、ライブに行っていれば…

そんな後悔しても遅いということを

ライブが好きな人、音楽が好きな人のどれだけが

理解していることか。

またやってくれるでしょ
また来てくれるでしょ

その「また」が確約されていないものだと

どれほどの人が気付いているのか。

2度と見れなくなる前に
2度と聴けなくなる前に
2度と会えなくなる前に

後悔しない為に、その「1回」を大事にすること。

それをPTPに、Kに教えてもらったのはもちろん

国内外問わず、

他の多くのバンド、バンドマンに教えてもらいました。



それを実感するのにも

十分な作品となっています。

SUNRISE TO SUNSET

音楽好きな人はもちろん、

その中でも国内ラウドシーンが好きな人は

マストな作品だと思います。

上映期間中に是非。





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