この記事の下書きを11/18に書いていますが

この時点で、既に来年の来日公演が

ゴリゴリ発表されてきてますよね…(。-∀-)

その中でも

CNCC/IHOWとBTF、ERRAは既に支払い済み

この時点で3本

2月3月はまだまだ来るみたいなので

来年も来日ラッシュ続きそうですね(。-∀-)

どうも、トトです。



それでは今年104枚目の新譜レビュー

2年前にデビューアルバムがリリースされ

以降もかなり勢いがあると感じるバンドの最新作。

なんならこの作品から

グラミー賞にノミネートされた曲があり

さらなる話題を呼んでいます。

そんな注目の一作はこちらです。





20231116_140505
Spiritbox『The Fear Of Fear』
1. Cellar Door
2. Jaded
3. Too Close / Too Late
4. Angel Eyes
5. The Void
6. Ultraviolet





今作から"Jaded"がグラミー賞にノミネートされた

USのプログレッシブメタルバンドSpiritbox

デビューアルバムから2年ぶりとなる新譜EP

The Fear Of FearPale Chord/Rise Recordsから

11/3にリリースされました。




グラミー賞ノミネートめでたい\(^o^)/

仮にも世界最高の音楽賞の1つですしね。

受賞かどうかはまだわからないものの、

ここにノミネートされるだけでも

大いに意味はあると思います。

そんな曲が収録された今作、

早速、聴いていこうと思います。




Cellar Door
今作のオープニングを飾る1曲目は
のっけからアグレッシブなサウンドで迎え撃ちます。
プログレらしいギターがイントロから鳴り、
vo/Courtneyも初っぱなから叫びまくりで(* ゚∀゚)イィネ!
ブレイクダウンで落とす際にも咆哮は止まず、
さらに後半に差し掛かる際のブレイクダウンでは
よりヘヴィに叩きつけてくるのも良い。
およそ5分に及ぶレベルの尺ではありますが、
クリーンパートはなく、テンポは落ちても叫び続け、
勢いを緩めることなく攻め続けるのが最高だ!ヾ(* ゚∀゚)ノ
ボーカルは徐々にフェードアウトしていき、
代わりに後ろで鳴っていた音が徐々に大きくなる。
それをアウトロとして次の曲にそのまま繋がります。






Jaded
そうして始まった2曲目こそ、
グラミー賞にノミネートされた曲となった曲です。
旋律的なギターで静かに幕を開け…たと思いきや、
ヘヴィなギターでイントロを飾るの素敵。
落ち着いた雰囲気でクリーンから始まる通り、
前曲よりもかなり勢いは落ちてはいますが、
サウンド面の重さはそのまま、Courtneyも要所で叫び
ガッツリ歌ものになってないのは○
とはいえ、クリーンによる歌メロが映えるのも事実で
だからこそグラミーにノミネートされたのかな?
なんてのも思えます。

この下書きを書いている時点で、MV公開から約2ヶ月
再生回数は335万回突破と、
今作の他のMVを圧倒する再生回数を叩き出しています。
これもまたグラミー効果か。





Too Close / Too Late
3曲目は低めの鍵盤サウンドに
フィルターがかかったような始まりを見せます。
変わってこちらは、ガッツリ歌ものの様相。
それでもサウンドで重さを残しているのは
そのへんさすがプログレ系バンドだと安心します。
そのおかげで、単なるエモーショナルバラードではなく
メタルバラード、ロックバラード的に見れますしね。
後半のコーラスパートから、テンポアップするのもgood
アウトロは再び低めの鍵盤サウンドが鳴り、
同じようにフェードアウト、後ろの音がフェードインし
次の曲へと繋がります。





Angel Eyes
冒頭から軽快にテンポを刻み、
Courtneyのスクリームを皮切りに
一気に攻勢に転じる4曲目。
今作2つめのアグレッシブナンバーヾ(* ゚∀゚)ノ
やっぱこういう曲のが上がるわーヾ(* ゚∀゚)ノ
This tァアーーime!!
と叫んで入るブレイクダウンも最高ォウヾ(* ゚∀゚)ノ
でも、この「This time」が「Death Toll」に聴こえてしまい
While She Sleepsかよw と思ってしまったw





The Void
ヘヴィなギターを短めに、
軽快なイントロから幕を開ける5曲目。
間違いなく今作イチの軽快さと疾走感。
加えて、Courtneyのボーカルはクリーンなので
昨今のポスコア的な感じにも聴こえるし、
Spiritboxの曲の中では割と新鮮さを感じる曲に。
こういう雰囲気の曲は個人的にもけっこう好きです。
最後は少しテンポを落としはしますが
終始、この疾走感のあるテンポを維持してるのも
爽快感あって、聴いてて心地良いですね。


Ultraviolet
今作ラスト6曲目は、今作2つめの本格歌もの。
アートワークのカラー的にも、
今作のタイトルトラック的な位置づけになるのかね?
冒頭は文字通りクリーンな雰囲気の中で歌い、
サビではしっかりバンドサウンドを展開します。
しかし、こうしたヘヴィサウンドの歌ものでも
前作で感じていたEvanescence感はなくなりましたね。
自分がSpiritboxのサウンドに慣れただけかもですが。

この曲のMVを見て思ったのは、Courtneyって意外と…
アメリカンなムチムチ体型なんだな、と…w
いや、ワタシはムチムチ好きなので全然いいんですけど←







以上、

Spiritbox『The Fear Of Fear

でした。

と、こうして記事にはしましたが

聴き始め段階では蔵出し候補でした。

というのも、グラミーにノミネートされた

M2. Jadedをはじめ

6曲収録の作品で半分が歌ものなのはなぁ…と。

これが12曲のアルバムなら話は変わるんですが

プログレッシブメタルバンドの作品の

半数が歌ものとか、ねぇ…っていう。

あとは、デビューアルバムで見せていた

Djent/プログレ特有の特徴的なリフ、ギタープレイが

かなり薄くなってしまったのも感じます。

このへんは先行したM1. Cellar Doorを聴いた時点で

ちょっと不安に思ってけど、それが見事に的中。

今作はグラミーを狙った作品、曲ではないんだろうけど

前作よりも大衆向けになった

と言われれば、それも納得してしまいます。


しかし、Jadedも完全歌ものではないし

歌ものでもヘヴィサウンドは健在。

それに特徴的なリフは減少しても

やはりプログレならではの重低音はこれまた健在。

ってことで踏みとどまり、こうして本記事に。

"前作より"大衆向けになったように感じるだけで

まだまだコアな面も健在ですしね。


ただ、グラミー賞ノミネートをキッカケに

より大きくなる可能性は十二分にあります。

Spiritbox『The Fear Of Fear

バンドの出世作となるか?

是非ぜひ、自身の耳でご確認を。





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