既にツアーが開始しているHot Milk

連日、大盛況の様子をSNSに投稿してるけど

これを見るたび、日本が不安で仕方ない…

こんな光景が日本でも見られるだろうか…

不安しかない

どうも、トトです。



それでは今年103枚目の新譜レビュー

意外と海外でも取り上げてるところが少ないですが

こちらは前作に続いて、当ブログ2度目の登場。

こういうサウンドしてて

女性ボーカルってのも珍しい気もします。

そんな今回取り上げるのはこちらの作品。





20231109_100159
Dying Wish『Symptoms of Survival』
01. Symptoms of Survival 
02. Watch My Promise Die
03. Starved
04. Prey For Me
05. Path To Your Grave
06. Paved In Sorrow
07. Tongues of Lead
08. Kiss of Judas 
09. Hell's Final Blessing
10. Torn From Your Silhouette
11. Lost In The Fall





US産メタルコア、メタリックハードコア

女性ボーカルEmma率いるDying Wish

2枚目のアルバムSymptoms of Survival

SharpTone Recordsから11/3にリリースされました。


何気に昨今のメタルコアバンドの中では

個人的にも期待値は高め。

それというのも、昨今のメタルコアにはない

ハードコア性があるから

って部分が大きいかもしれません。

そんなDying Wishの2作目

早速、聴いていこうと思います。




Symptoms of Survival 
今作は1曲目からタイトルトラック。
ヘヴィサウンドと共に今か今かと始まりを待つような
イントロからスタートするのが上がりますね(* ゚∀゚)
そしてEmmaの咆哮と共に本格的にスタートを切ります。
女性ボーカルならではのハイピッチなシャウトに
ガッツリ重めなサウンドがとても良い。
ラスト約1分、長めのアウトロかと思ったブレイクダウンは
マジでそのままフェードアウトしていくアウトロに。


Watch My Promise Die
軽快なドラムに重いギターを絡めて始まる2曲目。
ヘヴィサウンドを鳴らし、ズンズン進んでいきます。
開始1分に差し掛かるところで早くもブレイクダウン
そこから走る気しかないだろってパートを経て
予想通りにサークルが捗る疾走パートへ移行ヾ(* ゚∀゚)ノ
サビはヘヴィながらも一気にメロディアスに。
それを体現してるのがEmmaのクリーンですね。
この時、後ろで叫んでるのは他のメンバーなのかな?
ラストはダウンテンポに落としまくった
ブレイクダウンによる重厚な締めに。





Starved
そこから再び軽快なドラムとEmmaのシャウト
そしてブレイクダウンで落として始まる3曲目。
そのあと、再び疾走感のあるサウンドから
ツーステ踏めそうなリズムのヘヴィサウンドに(* ゚∀゚)
聴いてても、ライブでプレイしたとしても、
容易に上がるような展開はやっぱ良いな!
ほんのり神聖コーラスが後ろに聞こえるようになり
Emmaのクリーンと共に落ち着いた雰囲気からの
ラストは叫びまくりのブレイクダウンで締め。


Prey For Me
イヤホンで聴いてると左、右とギターを鳴らしたあと
Emmaのシャウトからハイテンポに幕を開ける4曲目。
バスドラの連打が気持ちイィーーーヾ(* ゚∀゚)ノ
からの疾走パートでまた回りたくなる衝動に駆られ、
ブレイクダウンで落としにくる鉄板の流れ。
2曲目でもいた、後ろでタフなスクリームが響く。
めっちゃThe Ghost InsideJonathanっぽいがw
そういう系統のタフさあるスクリームよね。
そして、ここでもダウンテンポなブレイクダウンに。
その際、ツインスクリーム体制で叫ぶ様、
同時にシンガロングパートにもなり得る展開がgood


Path To Your Grave
5曲目は初っぱなからEmmaが叫び、
疾走サウンドと、それに次ぐブレイクダウンの応酬。
とにかくアグレッシブさしか感じない序盤では
さらにブラストまで繰り出したあと、
クリーンボーカルで一気に雰囲気を変えます。
それを打ち消すような咆哮+ブレイクダウンで再び攻める。
こうした山あり谷ありの展開は聴いてて楽しいな。
そしてラストサビはクリーンで落ち着いて締め…ではなく
アウトロに待っていたのはブレイクダウンでしたヾ(* ゚∀゚)ノ





Paved In Sorrow
イントロのギターからエモーショナルさ漂う6曲目は
クリーンボーカルメインの歌ものトラック。
折り返し地点ってのもあり、良き箸休め曲に。
しかし、確かにエモーショナルではあるけど
サビ前くらいからくるザラついたギターをはじめとして
いつでも攻められるぞ?
という雰囲気を感じるバンドサウンドが良き不穏さを煽る。
それが真価を発揮するのが後半、
ブレイクダウンでEmmaも咆哮を上げます。





Tongues of Lead
下げたら上げる!の鉄則を守ってくれた7曲目は
開始から咆哮+ブレイクダウンで幕を開けます。
そこからサークルよろしくな疾走パート、
からの落とすブレイクダウン、そして再び走る
という流れはやっぱり上がりますねぇ!(* ゚∀゚)
ラストのブレイクダウンの入りも
ヾ(* ≧□≦)ノ My fall!!
のシンガロングから入るのもアツくてgood(゚∀゚ *)


Kiss of Judas
間髪入れずに始まる8曲目も
冒頭からメタリックなリフから幕を開け
そのまま疾走パートへとなだれ込みますヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからツーステ踏みたくなるようなリズム感になり、
一気にダウンテンポなブレイクダウンで落としにかかる。
そしてアップテンポに攻めたあとのラストは
やっぱりブレイクダウンできっちり締めます。


Hell's Final Blessing
なんかのスピーチのサンプリングかな?
そこにアグレッシブなサウンドを鳴らし始まる9曲目。
タイトルに偽りなしのアグレッシブさは(* ゚∀゚)イィネ!
アルバム前半に姿を見せていたタフなスクリームと
掛け合いのようにEmmaとのシャウトを繰り出し、
テンポを落とすことなくブレイクダウンへ突入する。
一切、休ませることなく攻めしかない2'41"は
もはや清々しさすら感じるなw


Torn From Your Silhouette
10曲目は初っぱなから走る走るヾ(* ゚∀゚)ノ
この7 - 10曲目の攻めまくりな流れ最高だなw
しかし、ここではクリーンボーカルも入り、
メロディアスな展開になるもサウンドは攻め継続、
アップテンポでもあるので聴きやすさはバッチリ。
後半のクリーンはテンポも落として、
より歌ものな雰囲気を高めてきます。
もちろん、そのまま終わるなんてことはなく
不穏な雰囲気を醸し出しつつ、やっぱり最後は
ブレイクダウンで落としてくるよねーw

MVを見てて思ったけど、
Emmaさんフツーにかわいいっすよね(*´ω`*)
今作も既にたくさんMVが出てますが、
その中でも、このMVのEmmaがいちばん良いなー





Lost In The Fall
ラスト11曲目にきても、冒頭から疾走し
攻めの姿勢を緩めないスタートを切ります。
もちろん、そのあとにはすぐさま落とすブレイクダウンも。
やっぱ走って落としてこそよねメタルコアは(* ゚∀゚)
サビでは再びクリーンボーカルで歌メロ重視に。
切り替えて再び攻め攻めのサウンドに。
半分を過ぎたあたりでしっとりしたピアノが鳴り出す。
2分台の攻め曲が占める中、今作最長の4分台で
このラスト2分は、ラストらしい雰囲気になる
ヘヴィサウンドにピアノが鳴るクリーンで
素晴らしいエンディングの風景を見せて終わります。







以上、

Dying Wish『Symptoms of Survival

でした。

前作も良かったけど、今作も良いなぁ(* ゚∀゚)

昨今のクリーンが当たり前になったメタルコアとは違い

攻める時は叫びまくりのメタルコアはgood(゚∀゚ *)

このバンドもクリーンはあるけど、

そのクリーンパート自体はかなり少ない。

前作を聴いたときも思ったけど、メタルコアってより

メタリックハードコアって感じなんだよな。

女性ボーカルながらも、

ここまで硬派なメタリックハードコアは貴重です。

レビューさえ書いていれば、

関連記事にはHatebreedを入れたいくらい。

そうしてハードコアライクな面が強いからこそ、

疾走パートとブレイクダウンの組み合わせだったり

叫ぶシーンが多いことにも納得がいく。

しかも攻め曲の大半が2分台で構成されていて

ガンガン攻めていく姿勢がとても良い。

ライブでも灼熱のフロアになること間違いなし!

体力的にはめちゃくちゃシンドそうだけどなw

でも、それくらいの方が

フロアにいる方としては楽しいですけどね。


しかし、海外のレビューサイト等を見ても

あまり取り上げてるところがないのが残念。

この手の硬派メタルコア、メタリックハードコアは

絶対に好きな人もいるだろうになぁ。


そんな状態な内に、来日してくれないもんかね…

なんてことも思ってしまうくらいには

個人的にも良かったです。

Dying WishSymptoms of Survival

女性ボーカルだからと侮るなかれ

ハードコア寄りのメタルコア、メタリックハードコア

硬派サウンド好きな人にはオススメです。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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