いや、寒ぅ…((((;゚Д゚))))

先週はちょっと汗かくくらい暑かったやんけ…

昨今、四季がなくなりつつある中、

いちばん好きな秋が

いちばん先になくなりそうで嫌なんだが(´・ω・`)

どうも、トトです。



それでは、記念すべき

今年100枚目の新譜レビュー

今回のバンドは前作レビュー済み、

そして来日公演にも足を運び、ライブレポも書きました。

ここ最近ではシングル、EPが続いていましたが

ようやくアルバムリリースとなり、

当ブログでも取り上げることができて何より。

そんな今回の作品はこちらです。





20231027_093918
Of Virtue『Omen』
01. Omen
02. Hypocrite
03. Cold Blooded
04. Cut Me Open
05. Sober
06. A.N.X.I.E.T.Y.
07. Floating ft Rory Rodriguez
08. True Colors
09. Sinner
10. Holy
11. Cannibals
12. False Idols





US産メロディックメタルコアOf Virtue

4年ぶり4枚目のアルバムOmen

Arising Empireから10/27にリリースされました。

しかし、USのバンドがArising Empireって珍しいなぁ

と、契約したが決まったときも思いましたが。


その前作リリース年が、初来日でもありましたしね。



懐かしい…( ´∀` )

メンバーも気さくなナイスガイズでした。


しかし、近年では

Arising Empire契約めでたい\(^o^)/

と思いながらも、

シングルやEPが続いたことにヤキモキしてましたが

ようやくのアルバムリリースとなりました。

そんな待望の最新アルバム

早速、聴いていこうと思います。




Omen
ヘヴィなギターと共に幕を開ける1曲目は
冒頭、vo/Tylergt/Damon共に
エフェクトをかけたボーカルで幕を開けます。
その後は叫ぶTylerと歌うDamonという鉄板の形に。
その後の展開を聴いていても、メタルコアってより
オルタナメタル感を強めてきた感じがします。
しかし、ヘヴィサウンドの中で咆哮を上げるTylerから
そのままヘヴィに落とすブレイクダウンがgood(゚∀゚ *)
こういうとこはしっかりコア感全開ですね。
ラストサビは縦ノリ感のあるサウンドに、
バッキングコーラスが盛り盛りに映える形で
アウトロは再びヘヴィなブレイクダウンで締めます。


Hypocrite
続く2曲目のオープニングのシンセは
BMTHやBad Omensあたりを彷彿とさせます。
そこからヘヴィサウンドのイントロへと繋がり
Tylerが叫び、アップテンポな攻め感あるサウンドへ。
サビではクリーンが響く裏で、再び叫ぶ。
他の曲と比べてもTylerが叫ぶ場面が多く、
それに比例するアグレッシブさが○
しっかりお膳立てをしたあとには
もちろんブレイクダウンもしっかり叩き込みます。
曲中にも要所で鳴っていたオープニングのシンセが
少し小さくなった形でアウトロの役目を担います。





Cold Blooded
オケ感のある壮大なイントロで幕を開ける3曲目。
少しダークな雰囲気の中、クリーンで歌い進んでいきます。
ミドルテンポでグルーヴ感に長ける展開は
ニューメタル…というか、やはりオルタナメタル的。
そうしたサウンドの裏で鳴るピアノやストリングスの
壮大なオーケストラ感のある点もgood(゚∀゚ *)
そんな中から、後半はストリングスを押すパートもあり
ストリングス好きな自分としても喜ばしい。





Cut Me Open
変わって、イントロからヘヴィな幕開けの4曲目。
Damonが歌うR&B的なクリーンパートを抜け
コーラスパートがシンガロング衝動に駆られるサビへ。
こちらもヘヴィサウンドとグルーヴ感のある
比較的ミドルテンポな展開を見せていたものの、
後半はTylerの咆哮と共にテンポアップし、
モッシュが捗るアグレッシブパートに!ヾ(* ゚∀゚)ノ
ブレイクダウンのグルーヴ感も(* ゚∀゚)イィネ
そして、ラストに控えるブレイクダウンでも
刃物を擦り合わせるようなSEが鳴るのも○





Sober
5曲目は、再び壮大なストリングスを取り入れた
今作で最初の歌ものトラックとなります。
Tylerもクリーンを謳っていますが、
Tylerの場合、ガッツリクリーンではなく、
シャウト気味に歌うところが良いんですよね。
Damonとも差別化ができる。
そのDamonがバッキングコーラス的なポジにいるのも
Tylerのクリーンをより引き立てる存在になり○です。
最初はそうでもなかったけど、聴いてる内に
けっこう好きになってきました( ´∀` )





A.N.X.I.E.T.Y.
ヾ(* ≧□≦)ノ A!! N!! X!! I!! E T Y!!!
と、のっけからタイトルを叫ぶ
シンガロングから始まる6曲目は、
文字通り、殺人的な今作No.1キラーチューン!
そのままサークルよろしくな疾走パートへなだれ込み
ヘヴィサウンドで突き進みつつ、サビに入ると再び
ヾ(* ≧□≦)ノ A!! N!! X!! I!! E T Y!!!
という、シンガロングパートが待ち受けます。
これはライブでも確実に盛り上がる1曲になるし、
まさにそのライブの現場で聴きたくなる曲ですね(* ゚∀゚)





Floating ft Rory Rodriguez
冒頭から小さく歌ったあと、バンドサウンドに
オケ感あるストリングスを交え始まる7曲目。
まずはDamonのクリーンと鍵盤の旋律と
静かな打ち込みサウンドと共に展開しつつ、
サビではバンドサウンド全開で上げにきます。
こちらも歌ものトラックですが、
この曲のゲストはDayseekerRory
Bメロからその歌声を響かせる彼がいるからこそ
こういう曲でも十分に成り立ちますよね。
Roryが歌い出すBメロ以降、
バッキングだったり、メインだったり
結果、最後まで歌ってくれてる出番の多さも(* ゚∀゚)イィネ


True Colors
ヘヴィでグルーヴ感満点のイントロから始まる8曲目。
同時にTylerもガッツリ叫ぶ攻め感ある序盤。
サビでは安定のDamonのクリーンボーカルに。
グッドメロディな歌メロを展開するのと
ギャップを感じるヘヴィサウンドとの対比が良い。
アンビエントな浮遊系サウンドとヘヴィなギターからの
ブレイクダウンでは再びTylerも叫ぶ。
最後は2人が交互に歌うような感じのラストサビ、
アウトロはそのままDamonが担います。
MVもライブビデオと写真を織り交ぜた感じでgood





Sinner
冒頭の雰囲気はOf Virtueとは思えない展開の9曲目。
歌もの感のあるミドルテンポの為、
ツインボーカルによる、ツインクリーンも良いですが、
サビではDamonメインに切り替わります。
そして音の重さと、それに付随するグルーヴ感がgood(゚∀゚ *)
Sleep Tokenが好きな人にはハマりそうな雰囲気。
ラストの壮大さのあるコーラスも良いですね。





Holy
冒頭から静かに歌うDamonのクリーンは
ファルセット気味であり、新境地か?と思わせる10曲目。
ここのパート良いですねぇ(* ゚∀゚) AメロBメロ共に。
前曲よりも、こっちの方がDamon主役感あるな。
前曲と同じくミドルテンポではあるものの、
こちらの方がテンポ感は少し上のオルタナメタルソング。
ラストサビでは一瞬アップテンポになる展開も○


Cannibals
フェードインしてくるイントロは
ほんの少しLinkin Parkを彷彿とさせる11曲目。
そのあとにすぐキャッチーなおーおーコーラスも。
ここでもAメロBメロ冒頭のDamonクリーンは
R&B調の雰囲気を感じられて(* ゚∀゚)イィゾー
後半のブレイクダウンをキッカケにTylerも叫びまくり
ハイテンポにアグレッシブに転調するパートは
ライブでもモッシュか捗るであろう攻め感がgood





False Idols
ラスト12曲目はイントロのPALEDUSK感w
BMTHもDaidai起用するまでに到ったし、
今後はこういうのがトレンドになるか?
シャウト気味に歌うTylerを先行させ、
サビではDamonのクリーンが響きます。
今作後半では割とDamon中心に思えたけど、
ここではTylerとも良いバランスでのボーカルワークに。
なんか…ギターソロいらなくね…?とは思ったけど
そのあとのシアトリカルっぽいサウンドの中で
落とすブレイクダウンは(* ゚∀゚)イィゾー
ブレイクダウンの流れから、最後はTylerが叫んで締めます。





以上、

Of Virtue『Omen

でした。

攻め感あるメタルコアナンバーはあるものの、

そのメタルコアとしての形はけっこう薄れ

オルタナメタルに寄った感じの作風でしたね。

ただ、Damonによるクリーンがあったのは前からだし

何なら自分はDamonのクリーン好きだったので

そっち方面に傾いてくれても無問題でした(* ゚∀゚)b

むしろ、そのおかげで歌メロの良い曲も増えたし

かといって、作風的にも

重さやグルーヴ感が皆無になったワケでもなし。

良い感じにまとめてくれた作品

っていう印象です。

Arising Empire効果なのか、単に良かったからなのか

MVもけっこうな数がある中、各MVの再生回数が

前作のものより軒並み多いですしね。

言うほど知名度は高くないバンドかもしれないけど、

15年のキャリアはあるワケだし、

そのキャリアが上手く出た作品なのかな、とも。


そうしてキャリアに裏付けられた

良質な作品をリリースしてくれました。

ゴリッゴリのマッチョ系メタルコアではないけど

クリーンによる歌メロありのメロディックメタルコアや

オルタナメタル好きにはハマる可能性アリです。

Of Virtue『Omen

来日時に知った人、聴き始めた人だけでなく

今作からでもオススメはできます。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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