最近、映画館でもCMが流れていた

『Marvel's Spider-Man 2』プレイ中ですが

既にSNSにはプレイヤーによる

至極の写真がたくさんUPされています。

その中のひとつ



ロケーション選びも、構図も、センスも

自分には全くない着眼点でさすがすぎる…

もちろんグラフィック技術の高さゆえですが

実写だ!映画のワンカットだ!

なんて言えるクオリティはホントすげ。

どうも、トトです。



それでは今年37本目の新作映画

前回観た『シス』と同日公開の作品ですが

シスとは全く違う作風であり、

何なら規模もだいぶ違いそうな作品。

予告編の段階では

どんな作品かもイマイチ掴めず

それが果たして吉と出るか凶と出るか…

そんな今回観てきた作品はこちら。




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DOMINO
(原題:Hypnotic)

刑事ダニー・ロークは、最愛の娘の行方不明に、心身のバランスを崩しているが、正気を保つために仕事に復帰。
そんな彼のもとに、銀行強盗の予告のタレコミが入る。現場で不可解な動きをする容疑者が、娘の行方に関与している手がかりを見つけたロークは、ふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官は突然暗示をかけられたようになってお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降り姿を消す。
決して捕まえられない男を追い、現実と見紛う〈世界〉に踏み込み追い詰められていくロークはやがて─。





Hypnotic (催眠)サスペンス

DOMINOを観てきました。

結果としては「吉」

とても面白かったです(* ゚∀゚)

普段はあまり観ないサスペンス系ですが

謎だったものが明らかになり

モヤモヤしてたものがクリアになる気持ち良さは

他ではなかなか味わえない感覚ですね。

最初は少しズレていたり、奇妙だったり、不穏な感じがするかもしれないが、後になって、なぜそうなのかを正確に理解することができる構造になっている。

と、主演のベン・アフレックの言葉通り。

Hypnotic_8


とはいえ、

虚構の世界…作中では「構築世界」と呼ばれた

能力者が作り出した世界は、

そこにいる観客を含め、騙されている側の視点では

現実の世界と全く変わらない景色が広がるので

もう何が何やらヾ(°ω。ヽ≡ノ°ω。)ノ゙

ノーランの映画を観てるみたいな混乱具合。笑

Hypnotic_5


結局、作中のオープニングから中盤くらいまでは

ほぼ構築世界での出来事でした。

冒頭5秒、既に騙されている─

ってのは、誇張でも何でもなかったですね。


しかし、誘拐した娘を探すとはいえ

デルレーンをはじめとした能力者"ヒプノティック"

それに関する話をダイアナから聞いてるシーンで

Hypnotic_2

…その探してる娘が元凶なのでは?

とは思ったけど、それはその通りでも

結果、娘のドミニクはかなりの存在でしたけどもね。

娘だからこそ、ドミニク→ミニーの愛称はわかるけど

組織の構想していた計画ドミノ→ドミニクとはね。

Hypnotic_4


そういえば、ダイアナが出てきた時点で

あ、『アイ・アム・レジェンド』に出てた子のお母さん

と、すぐにわかりました。

Hypnotic_3

ダイアナ役のアリシー・ブラガ

ベン・アフレックは4月の『AIR』ぶりですが

アリシーを見たのはそれ以来ですしね。

『アイ・アム・レジェンド』何回も見たのもそうだし、

この人、キレイですよね(*´ω`*)

さすがにシーンによって加齢を感じるけど、

アイ・アム~から言うほど変わってもいなくて

メイクありとはいえ、

やっぱ俳優の外見のキープ力すごいなと改めて。


話を戻して、その中盤に入ると

構築世界だったことへのネタばらしシーンに。

ロークは何度も記憶をリセットされ

実は組織に利用されそうになっている娘を逃がす為

"誘拐された"と思い込ませる仕組みを作り、

娘を守っていたんだ、と。

で、それを組織が娘の居場所を突き止めようと

これまでに12回も

ロークを記憶を構築世界で引き出そうとしていた。

組織の中にはデルレーンをはじめとして

実は妻であり母であったダイアナ

相棒のニックや、ハッカーのリバー

冒頭でロークと話すセラピーの先生から

"暑い"と催眠をかけられ服を脱ぎ出した女性や

銀行の受付だった女性、

デルレーンの催眠で同士撃ちをしたロークの同僚と

赤ジャケットの組織の人間たちの中には見た顔ばかり。


そして、その12回の失敗を経て

13回目を行う際には、観客にもネタばらし。

構築世界にリアル感を出すために

組織の人間たちで再現していくのは

めちゃめちゃアナログでギャップに笑うw

それこそ映画の簡素なセットみたいなw

それを赤ジャケットで揃えた人たちが

それぞれの役を演じていて

テスト撮影かな?的なw


Hypnotic_6

そこから早くも抜け出したロークが向かう先に

ミニーは匿われていて、

そこでミニーの力によるドンパチがあり

家族はめでたしめでたしに。

…で、終わったかに思えた

エンディングが流れ始めたあとに流れたシーンで

デルレーン…

で、エンドロールに向かい終幕しました。

やはりミニーを除けば最強の能力者だからか

ミニーの力もほんの一部だったからこそ残れたのか

それともミニーを凌ぐ力があったからか…

と、色々と想像も捗りますが

続編はないやろなぁ。てか、やらんでいい。笑

ミニーを救い、母を取り戻し、

家族を再構築したことでグッドエンドになったワケだし

そっからデルレーン関連で続編作ったら

それこそミニーは兵器になる未来しか見えんし。


Hypnotic_7

しかしデルレーン役のウィリアム・フィクナー

序盤から底知れないラスボス感は出ていて

その存在感の強さ通りの役だった、と。



いや、しかし楽しかったですね。

最初にノーランの映画みたいとは言ったけど

ネタ明かしされても

うん、わからんw

なノーラン作品とは違い、

ベン・アフレックの言葉通り

こちらもわかって、スッキリさせてくれたのは良かった。笑

前回は観た時間が遅くて買えなかったので

『シス』のパンフと一緒に今作のも購入。

DSC_0658

パンフレット自体はけっこう小さいですが厚さはそこそこ。

キャストインタビューは少なめ、

監督のインタビューはなかったけど、

そんな監督ロバート・ロドリゲスの言葉を含めた

プロダクションノートはけっこうな文字量。

加えて、ロバート・ロドリゲスの過去作解説と

なかなか良さげなパンフレットでした。


そうしてパンフレットも読み応えあって楽しめた

DOMINO

の、感想でした。





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