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『スパイダーバース』ハッピーくじ

15回分の結果はこうでした。

まさかのA賞のスケートボード2回も引き当てるとはw

しかし、いちばんの目当てだったポスターは

15回の内、たったの2枚しか引き当てられず

オマケに1枚はジェシカという

何ならいちばんいらないポスターが当たるという

運が良いんだか悪いんだか、よくわからない15回でした。

どうも、トトです。



前回観た『オペレーション・フォーチュン』と

同日公開だった作品を観に。

今年は何気にアニメ作品もそこそこ観れて

年末には国内外別に挙げられそう。

そんな今回は国内アニメの作品であり、

今年34本目の新作映画です。



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大雪海のカイナ
ほしのけんじゃ

文明が衰退し雪海ゆきうみに沈んだ惑星。
人類は巨木「軌道樹」から広がる世界でかろうじて暮らしていた。文字が読める少年・カイナと雪海の王女・リリハは、水源となる「大軌道樹」へと向かうが、そこにあったのはビョウザン率いる独裁国家・プラナトだった。

「建設者」と呼ばれる兵器を自在に操り、人類のためとして大軌道樹の破壊をもくろむビョウザン。
そして、カイナとリリハは失われた「文字」を読み解き、滅びゆく世界の謎に迫っていく。





8月だったか、9月だったか、

dアニに配信されたことで一気見し、

今回の映画に備えていました。

そんな週アニからの続編となる

大雪海のカイナ
ほしのけんじゃ


を、観てきました。


テレビ版1話を見た段階で

なんか…ナウシカみたいだな…

って思ったけど、

たぶん見た人はみんなそう思うのでは?w



あと、この手のキャラがのっぺりしたCGアニメって

2010年代頃から出始めてきた印象だけど

10年経っても全く変わり映えしないというか…

決してクオリティ高い感じはしないよね(´・ω・`)

日本のこの手のCGアニメって

もう"こういうもん"として割りきる他ないんかね(。-ω-)-3

ポリゴン・ピクチュアズ制のアニメなら尚のこと。


と、色々と思うことはあるけど

全11話、一気見できたくらいには

「内容」が面白かったんですよね。

おかげで、のっぺりCGは頭の片隅に置けたし、

ナウシカみたいな世界観は気になら…なくはなかったけどw

ナウシカ感は最初だけかと思ったら、

終盤では「建設者」なんて巨神兵もどき出ちゃったしw


とはいえ、

やっぱテレビ版の方では続編ありきな終わり方だったので

この劇場版を観に行く以外の選択肢はありませんでした。

そんな劇場版も、楽しめたは楽しめたけど

やっぱり色々と思うところはありました。


オープニングでは、画のみでだけど

テレビ版の復習的な画作りが良かった。

とはいえ、やっぱそっちを見てることが前提なので

映画から見始めた人は

ちょっとお洒落なオープニングだなくらいにしか思えないかも。笑

言うて、そこまでの超話題作ではないので

映画のみを観に来た人のが少ないでしょうけど。


最初の盛り上がりポイントは

大海溝突入シーン

下に深いんじゃなくて、上に向かう海の壁

ってのは良い意味で予想を裏切られたけど

海を上る…というか、水面を上るってもの自体は

どこかでは必ず見たことのあるシーンなので

珍しさや新鮮さはそこまでなかったけども。笑


その際に出てきたでっかい雪海馬は

首長タイプの海竜っぽくて良いな。

てか、顔がかわいい(*´ω`*)

首チョンパされた頭を、ミキサーにかけられるシーンは

つぶらな瞳が可哀想な雰囲気に拍車をかける(。´Д⊂)


中盤はちょっと中弛み感。

テレビ版の方も見てて思ったけど、

リリハがメインで動くより

やっぱ主役であるカイナが動いてるシーンの方が

断然面白いんだよな。

大雪海のカイナ_1


そして今回の敵役

ビョウザンは大して魅力のない悪役だったなぁ(。-∀-)

中の人的にも、花江夏樹は少し違和感もあったし。

何歳設定かは知らんけど、

作中でもオッサン呼ばわりされてるシーンもあったのに

それにしては声が少年(青年)すぎる。

浪川、小野Dあたりの方が悪役として適任だった気も。

大雪海のカイナ_2


終盤はさすがにどんどん盛り上がってきましたね。

しかし、せっかく建設者操作ツールゲットしたんだし

ヤオナの建設者無双シーンももう少しあればなぁ。

大雪海のカイナ_4


序盤でくっつきフラグを立ててたアメロテとオリノガも

終盤の共闘シーンはやっぱ(* ゚∀゚)イィネ!

互いに敵同士だった強者の共闘はアツイ。

大雪海のカイナ_3


エンディングはめでたしめでたしだったけど

けっこうあっさりした終わり方に。

カイナとリリハがくっつくのは

そうでしょうね、しかないので全然良いんだけど

地球化してからどうする?どうしてく?

みたいなエピローグがもう少し欲しかった気も。

それこそ中盤の

リリハとビョウザン母のやり取りがいちばん退屈だったので

そこを削って、エンディングに割いてくれれば…

と思ってしまったのが正直なところ。

ポストクレジットもなかったしね。


ただ、音楽面は良かったです。

劇中音楽はもちろんのこと、

ヨルシカの主題歌も良かった( ´∀` )b






しかし、まぁ「カイナ」に限らず

今の日本のCGアニメを見てて思うのは

やっぱ「キャラクター」はCGじゃない方が良いなぁ。

大雪海のカイナ_5

背景やオブジェクト、無機物やエフェクトなんかは

CGでも全然良いんけど

やっぱキャラクターの魅力が引き立つ日本アニメは

そのストロングポイントこそ、手描きに拘って欲しいなぁ

ってのは、ホントに思います。

アクションシーンなんかも含めてね。

ゲームレベルのフォトリアルなCGではなく

あくまで「アニメ」として描くようなキャラは

手描きの方が良いなぁ

って、思っちゃうな。

スパイダーバースみたいなもん作れ、なんて

思ってもないし、期待もしてないけど

ディズニーとかピクサー、

イルミネーション、ドリームワークスなどなど

そうした海外の一線級のスタジオのような

CGアニメキャラが生み出せないのなら尚更。

やっぱ日本のアニメ自体の強みは

CGじゃなく、手描きによる作画だと思うので。

クールジャパンなんて口だけじゃなく、

もっとアニメやゲームに対して、

国として対応を手厚くしてやりゃいいのにな(。-ω-)-3

まぁ、潤沢な資金があっても

技術がないんじゃどうしようもないけど。



って感じでしたが、

数分の新規カットがある総集編などではなく、

きっちり続編として描かれた作品なので。

週アニ版を見た人なら、劇場版も是非。

大雪海のカイナ
ほしのけんじゃ


の、感想でした。





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