Normandieも新曲リリースが増えてきました。

まだアルバムのアナウンスはないものの、

早ければ年内、遅くても来年には

各日に次のアルバムがリリースされるんじゃないか

と思えるレベルの新曲リリースペース。

この曲では、Bury TomorrowDanielという

意外なゲストも。

アルバムが楽しみだ―(* ゚∀゚)

どうも、トトです。



それでは今年87枚目の新譜レビュー

今回のバンドのレビュー、ウチでは3枚目?4枚目?

ってくらい、1枚出したら次まで割と期間空きがちな

欧州バンドにしては、一定の期間で

しっかりリリースを続けているバンドです。

初来日があった2018年から早5年

メンバーが変わりつつも

その間、絶えずしっかり

新譜をリリースしてきたバンドの最新作です。





20230922_071103
Annisokay『Abyss Pt.1』
1. Into the Abyss
2. Human
3. Ultraviolet
4. Throne of the Sunset
5. Calamity
6. Time





ドイツのポスコアバンドAnnisokay

2年ぶりの新譜となるEP『Abyss Pt.1』

Arising Empireから9/22にリリースされました。


いつぞやの冒頭でも新曲を挙げましたが

楽しみは楽しみだったけど

EPかぁ…(´・ω・`) 感は拭えませんでした。

来日時の予習だってアルバムが中心、

ウチでアニスを取り上げてきたのもアルバムですしね。

とはいえ、安心安定タイプのバンドなので

作品、作風としては全く不安には思ってない。

そんな最新作、早速聴いていこうと思います。




Into the Abyss
オープニングはおよそ2分のショートトラック。
今作タイトル、そしてこの曲のタイトルからして
最近「メイドインアビス」一気見した自分には
非常にタイムリーでタイミングの良いタイトルです。笑
そんなアビスの底を彷彿とさせるような
ヘヴィでダークな雰囲気のサウンドながら、
どこか未知の雰囲気を感じさせるところもgood


Human
イントロからヘヴィサウンドから始まり、
お馴染みのChristphのクリーンで幕を開ける2曲目。
ChristphRudiが同時に展開してから
Rudiのスクリームと共にサビへ入っていきます。
サビは安定のChristphがメインで歌います。
サウンドの重さに反比例してRudiの出番は少ないけど
Bメロではガッツリ!叫んでくれているし、
やはり後半のブレイクダウンでは主役です(`・ω・´)b
重さの面では今作イチかもしれません。
アウトロはChristphによるピアノの弾き語り感で
ゆっくり幕を閉じていきます。

MVは公開から約半年で
再生回数170万回に迫る勢いなのはさすが。
この伸び率は今作No.1であり、
何ならこれまでの曲でも上位の伸び率では?





Ultraviolet
変わってこちらはシンセと共に始まる3曲目。
Christphクリーンは素敵なのは相変わらずですが、
ここではRudiがラップを披露します。
Bメロでは叫びながらのラップ調も良い。
そうした面もあり、ヘヴィでミドルテンポな曲調で
Annisokay式のニューメタル感があります。
しかし、コア感たっぷりのブレイクダウンも健在。
ブレイクダウン前の荒ぶるバンドサウンドも(* ゚∀゚)イィネ


Throne of the Sunset
4曲目もヘヴィなギターが先行して始まります。
ここでは先にRudiのスクリームから幕を開けます。
そのままRudiを前に、Christphが後ろで展開し
その流れで上手くChristphが前にスイッチする。
サビではそんなChristphのクリーンが安定で、
ここでの裏声がまた聴いてて気持ちえぇ(*´∀`*)
後半のブレイクダウンは相変わらず破壊力あって◎





Calamity
シンセと共にChristphクリーンで幕を開ける5曲目。
その後の冒頭の展開が少しリズミカルで
最初に聴いた時、これまでのアニスっぽくないけど
…これは(* ゚∀゚)イィゾ
ってのを、試聴1周目から思いました。
サビに入るとアニスらしいけど、サビまでの展開
特にAメロ冒頭の雰囲気は新鮮さがありましたね。
最近のR&B系ポスコアっぽくてgood(゚∀゚ *)
安心安定なバンドが新しい要素を取り入れ、
かつ、それがこちらも気に入ると耳に残りますね。
今作最初のお気に入りトラックとなりました。
そんなオサレなだけでは終わらない、従来通りに
Rudiの咆哮と共に落とすブレイクダウンもバッチリ。





Time
ラスト6曲目はイントロから適度にアップテンポで、
バンドサウンドを邪魔しないシンセ要素に
ChristphのクリーンメインのTHE Annisokayなポスコアナンバー
こういうのを聴けば聴いたで安心するもんです。笑
Rudiはほとんどバッキングでの活躍に徹しています。
Christphのクリーンはその声質ゆえの透明感や、
言葉通りのクリーンさもあるけど、それだけじゃなく
ややハスキーな感じもあるとこが良いんだよな。
ただクリーンでハイトーンなだけじゃなくてね。
声質もだけど、そういうとこが他のポスコアと差別化できてる。
そんな今作ラストの曲の締めは、タイトル通り
時計の針音で締めるのも○です。







以上、

Annisokay『Abyss Pt.1

でした。

相変わらずのAnnisokayっぷりで満足ヾ(* ゚∀゚)ノ

惜しむらくは、これがEPってことくらいか。

Pt.1 なので、次に来るのもEPがほぼ確だと思うので

そこだけは少し残念(´・ω・`)

しかし、作風自体は安定のアニス節全開で

Christphのクリーンをメインにグイグイ引っ張ってく。

このクリーンは間違いなくバンドの核でしょうしね。

そんな中で、M5. Calamityで見せた

これまでのアニスにはあまり印象になかった

R&B系ポスコア的な要素。

これ良かったー(* ゚∀゚)スキー

今後はこういう路線も少し入れてみて欲しいですね。

何なら『Pt.2』にも是非!


そんな二部作的な作品になるであろう第一弾

Annisokay『Abyss Pt.1

これまでのアニスが好きなら今作も大丈夫。

これを聴いて、続く第2弾も楽しみに待ちましょう。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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