せっかくArising Empireと契約したのに

シングルばっかだったOf Virtue

9/29にようやくアルバムがリリースされます\(^o^)/

と、1週間前に未だに9/1分の記事をUPしてる

トトです、どうも(。-∀-)ノシ



それでは今年80枚目の新譜レビュー

2019年にはLANDMVRKSと共に初来日、

その後、2020年には2枚目のアルバムをリリース

と、ライブレポも含め

当ブログで取り扱うのも3回目となります。

毎度毎度、作品も良質なものを出してくれるバンドの

最新アルバムはこちらです。




20230901_012121
Polaris『Fatalism』
01. Harbringer
02. Nightmare
03. Parasite
04. Overflow
05. With Regards
06. Inhumane
07. The Crossfire
08. Dissipate
09. Aftertouch
10. Fault Line
11. All In Vain





来日経験もあるオーストラリア産メタルコアPolaris

3枚目のアルバムとなるFatalism

SharpTone Recordsから9/1にリリースされました。

アートワークはペンギン…?

と思ったのは自分だけではないハズ。笑


ペンギンに見えるアートワークは置いといて

1stから3年のリリースペースを守ってるのは

非常に好感ですね。

3年待てば、またリリースしてくれる、また聴ける

という、リスナー的にも安心、期待できますからね。


しかし、今年6月

gt/Ryanが亡くなるという訃報が(´・ω・`)



奇しくもRyanの遺作となってしまいましたね。

そんなPolarisの最新作

早速、聴いていこうと思います。




Harbringer
ゆっくりフェードインして始まる1曲目は、
全体を包み込むようなシンセの中に、
まずJakeのクリーンボーカルから幕を開けます。
そこにドラムとギターが加わり、徐々に盛り上がり
満を持してのJamieが雄叫びを上げる。
再びミドルテンポにJakeパートを挟んで、
ラストはJamieのスクリーム+ブレイクダウンで落とし
余韻を残して幕を下ろします。
アルバム、ライブ、どちらのオープニングとしても
バッチリの雰囲気のある曲ですね。


Nightmare
そこから間髪入れずにスタートする2曲目は、
疾走パートあり、Jamieの力強いスクリーム、
サビではJakeの安定クリーンにブレイクダウン、
まさに現行バンドらしいメタルコアしてると同時に
今作イチ、ストレートにメタルコアしてる曲だと思います。
冒頭の疾走パートのあとには
ヾ(* ≧□≦)ノ Defenceless as a rat in a cage!!
と、シンガロングコーラスがあるのもアツイ。
後半のブレイクダウンもヘヴィに落とす感じ◎
シンプルに今時のメタルコアしてて良いですね。

終末感のあるMVにはRyanの姿も健在。
隕石が降り注ぐ世界各地の映像の中には
富士山っぽいのもありましたね。
アートワークに見るように、発煙筒を持つJamieの姿からも
今作のリードトラックってのを大いに実感できます。





Parasite
冒頭から軽快なリズムで始まる3曲目。
すぐさまヘヴィなギターが加わりますが、
テンポ感の軽快さは継続しています。
Jamieのスクリームと共に進んでいき、
その軽快さは潰すブレイクダウンで早くも落とします。
気付けばJamieが叫びまくっていて、
Jamieに追従するように歌うJakeもシャウトしてて
今作イチのアグレッシブさを露わにする1曲に。
この緩むことのないフルスロットル感(* ゚∀゚)イィゾー


Overflow
流れるようなシンセから耳を突く4曲目。
あれだけ叫びまくったJamieですが、
ここでスタートを切るのはそんなJamieのクリーン。
サビではJakeもクリーンを歌うけど、
彼は少しシャウト気味に歌う部分もあり、
それが遺憾なく発揮されている曲だとも思います。
この曲ではJamieはクリーンにスクリームに
前曲とは違った形で大いに活躍の場は多い。
ブレイクダウン前後ではさすがに主役の活躍。

ってのは、MVを見て気付きましたが
聴いてるだけだとまだJamieJakeどちらのクリーンか
判断付かないなw
Jamieもクリーン歌うようになったのは知ってるけど、
分業っていうイメージがあるから、聴いてるだけだとなかなかね。





With Regards
続く5曲目も、掻き鳴らすギターと共に
クリーンから入りますが、このクリーンはJamieか?
そのあとはガッツリ叫んで幕を開けます。
ここではサビはJakeによる歌メロが際立つ。
Jamieが叫ぶ疾走パートやブレイクダウンとの対比か
サビはテンポも落とし、歌メロが染みる展開に。
ラストサビはもう一段階キーを上げたようなクリーンと
後ろでコーラス的に叫ぶのがgood(゚∀゚ *)


Inhumane
イントロのベースから超クールな6曲目(* ゚∀゚)
これはBメロ冒頭、ラストサビ前と、
各セクション毎に必ずあるのがまた良いな。
やはりこのベースの影響もあるのか、グルーヴ感満点。
ヾ(* ≧□≦)ノ One more for the reaper!!
と、シンガロングパートから入るサビも○
ほんのりプログレメタルコア感があるように思う。
後半にはギターソロ、そのあとにイントロ同様のベース
小さくも壮大さのあるコーラスを経て
Jamieの咆哮と共にブレイクダウンで落とします。





The Crossfire
7曲目はまずギターが先行してスタート。
あとを追うようにクリーンボーカルが入ってきて、
Jamieのエコー感あるスクリームから、
アップテンポに疾走感のあるサウンドに。
その次に来るアグレッシブパートのギターが良い。
てか、この曲自体、全体的にギターが主役感ある。
それでいて、力強いJakeのクリーンも耳に残る。
後半のブレイクダウンではドラムが荒ぶり、
再び疾走感のある展開を見せるラストサビへ。
聴き終わってみると、
どこか今のWhile She Sleepsっぽさのある曲で、
だからこそこの曲のギター良いと思ったのかな、と。


Dissipate
8曲目でもギターから始まりますが、
そのあとのドラムがまたツボる(* ゚∀゚)
前曲の主役がギター、さらにその前がベースとなると
この曲はドラムが主役になり得る曲かもしれません。
ツインボーカルと共に静動を切り替えるボーカルも良い。
しかし、要所に差し込まれるブレイクダウンでも
そのツボるドラミングを聴かせてくれます。
ヾ(* ≧□≦)ノ that's in my side!!
のシンガロングから入る最後のブレイクもgood(゚∀゚ *)


Aftertouch
変わって9曲目はスローテンポに落とし、
Jakeのクリーンが映える歌ものトラックに。
しかし、Jakeもただ単にクリーンを歌うだけでなく
力入れて叫ぶように歌うパートもあり、
実際にほぼシャウトしてるように歌う力強さもあり、
しんみりした歌ものにならないのは好感。
Jakeはこういうとこあるから好きなのよね。
そしてラスト前にはJamieのスクリームから
ヘヴィに叩き落とすブレイクダウンが待ち受けます。
しっかりコア感も出した、聴かせるメタルコア。
ラストもブレイクダウンで締めるのが◎


Fault Line
今作最長、唯一5分を超える10曲目は
浮遊系のシンセとちいさな鍵盤から始まり、
ヘヴィなイントロでガラッと雰囲気を変えます。
コーラスを従えてJamieが叫びながら進み、
Jakeのクリーンと共に少しテンポアップする様も見せ
サビでは歌メロ引き立つメロディアスパートに。
そしてすぐさまJamieが叫ぶコアパートへと
非常にPolarisらしい曲展開がgood( ´∀` )です。
Black hooole!!
と叫んで入る、ブレイクダウンも忘れていません。


All In Vain
今作ラストを飾る11曲目は、
遠くから聴こえるようなエコー感あるボーカルと
いかにも"始まり"の感じがする雰囲気で始まります。
75秒という長いイントロを抜けて、
Jamieのスクリームと共に本格的なスタートを切ります。
そのままテンポを上げていき、Jakeが歌うサビでも
アップテンポなまま展開します。
Bメロも続けてJamieが叫び散らかしていき、
そのテンションのままブレイクダウンへ突入。
静穏クリーンパートに入り、徐々に上げていき、
ラストサビを経て、ラストはブレイクダウンで締め。





以上、

Polaris『Fatalism

でした。

なかなか良さげ(* ゚∀゚)

3枚目に来ても、堅実に"Polaris"してて好感です。

アルバム後半の、ギター / ベース / ドラムと

それぞれのパートが光る曲もあり、

JamieJakeのツインボーカルスタイルも相変わらず○

ただ、Polarisってこの通り優等生だし

これまでの3枚が3枚とも良作なのは間違いないけど

他を圧倒するようなものがないというか…

これといった欠点もないけど、

小綺麗にまとまりすぎてる感があるのは否めない。

良作には違いないんだけど、

年間ベストに選ぶかって言ったら…みたいな。

次点には入るんだけどねー、的な。

ライブも一度見てるから、

そのクオリティも知ってるし、

2度目の来日が叶うなら、ライブにだって行くでしょう。

ただ…っていうところが、自分の中でも抜け出せない。

まぁ、堅実なバンドは好きだし、

音楽性をあらぬ方向に変化させて微妙になるよりかは

今のまま、自分たちの強みをいかしたまま、

着実に、堅実に、キャリアを重ねていってくれればと思います。


と、安定したリリースペースを考慮しても

現行メタルコア勢の優等生だと思います。

Polaris『Fatalism

1st、2ndが好きな人なら

今作も漏れなく気に入ると思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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