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即soldするなんて思ってないし、

故に外れる気すらしてなかったけど、

昨日、その通りにチケットは無事確保。

あとはUNITなんてさしてデカくない箱

いきなり国内盤を出したからっつって

果たしてどこまで客が入るやら…

心配なのはそこなんだよな(´・ω・`)

どうも、トトです。



という心配はとりあえず置いといて、

今年73枚目の新譜レビュー

そんな初来日が決まったバンドの

デビューアルバム!

これがちゃんと日本でも認知され、

チケットも売れることを願うのみ。

その一助になれば…なんて思うより前から

ワタシは彼らの音源をレビューしてきてますんで。

だからこそ待ってたこの「アルバム」

漏れなく取り上げていこうと思います。




Hot Milk_A Call To The Void
Hot Milk『A Call To The Void』
01. Welcome To The…
02. Horror Show
03. Boodstream
04. Party On My Deathbed
05. Alice Cooper's Pool House
06. Zoned Out
07. Over Your Dead Body
08. Migraine
09. Breathing Underwater
10. Amphetamine (feat. Julian Comeau)
11. Forget Me Not
12. Glass Spiders - 2023 Mix
13. Candy Coated Lie$





vo/Hannahgt,vo/JimによるUKのロックユニット

Hot Milk待望のデビューアルバムであり、

日本デビューとなるA Call To The Void

8/25にリリースされました。


今作リリースにあたり、リリース当日に

Spotifyでバンド公式、リリース最新情報共に

今作が全然出てきてなくて、何かと思ったんですが

バンド公式ページに行って、

ディスコグラフィーを見たらフツーにあったんですよね。

で、よくよく見てみるとリリース"年"が

2019&2023」になってて、

表記が先にきてる2019の方が適応されてる感じ。

あー、ボートラに過去曲入れてるから

こんなことになってんのか(。-ω-)-3

日本のソニーがやらかしてくれたんだな、と。

日本版Spotifyには、

このボートラ入りのヤツしか配信されてないし、

アートワークも国内盤のヤツになってますしね。

皆さん注意して!
Spotifyにもちゃんとアルバムきてるよ!

と、危うくリリースを見逃すところでした。

カタカナ表記になってないだけマシですが、

ホント、ちゃんとしてくれ(。-ω-)-3


と、一言いいたくなるような出来事はありつつ

Hot Milkのアルバムは心待ちにしてました。

2021年の2nd EPから毎年リリースを重ね、

同時に当ブログでも取り上げてきました。

そして待望のアルバムとなった今作

早速、聴いていこうと思います。




Welcome To The…
長く伸びるサイレンのようなシンセが鳴り響く
そのままライブの登場SEに使えそうな1曲目。
まずはJimが歌い、そこにHanが加わり、
2人の伸びのあるボーカルで同じフレーズを繰り返す
76秒のショートトラック。


Horror Show
本格的に今作の幕を開けるのはこの2曲から。
前曲からそのまま繋がり、
クールなリフを鳴らすイントロから耳を突きます。
時折挟まるコーラスには、しっかりホラー感を演出し
アップテンポなロックサウンドを掻き鳴らしながら
AメロはHanがメイン、BメロはJimがメイン、
サビでは2人のツインボーカルが映える展開に。
後半のギターソロからの
ツインボーカルを展開するのもcool(゚∀゚ *)
そこからラストサビへ向かっていきます。
アウトロはイントロ同様のクールなリフに
Welcome to the show!!
と、1曲目のタイトルを補完するワードを叫ぶ
Hanのボーカルで締める、開幕にはピッタリの上げ曲。
MVはしっかりホラー要素もある内容でgoodです。





Boodstream
開口一番、タイトルを含めた歌詞を歌い
イントロから縦ノリのキャッチーさを展開する3曲目。
この抜群に耳触りの良いPOP ROCK感は良いですね(* ゚∀゚)
それを後押しするシンセ要素があるからこそ
なおポップな雰囲気を醸し出しています。
ライブでも容易に盛り上がる様が想像できます。





Party On My Deathbed
イントロからギターが耳を突く4曲目。
冒頭はJimがシャウトを交えながら進んでいきます。
しかし、サビでHanが歌い出すと
途端にキャッチーになる感じがまた良いですね。
ギターはヘヴィだし、BメロでのJimパートは
ラップからのシャウトを繰り出し、
Hanもハイトーンに勢いあるボーカルで攻め立てます。
が、やはりサビではキャッチーなメロに早変わり。
一旦、鍵盤が鳴る静かなメロディアスパートに落とし
そこからラストサビで再び上げてきます。





Alice Cooper's Pool House
ここではJimが先行する5曲目。
そのあとのイントロからして既に耳馴染み良く、
ノリ自体はPOP ROCK的で非常に聴きやすいです。
ここでもそこそこにギターは重く鳴るものの、
全体的にはやはり人を選ばないキャッチーさが◎
それでいて軽くブレイクダウンも入れるから良いよね。
アウトロはAlice Cooper本人からの電話があり
この曲の内容に関連して、Jimと他愛ない会話を。
てか、これマジでAlice Cooperなのかな?笑
ゲストとされてはないけど、本人ならクソ大物やんw


Zoned Out
イントロなしでHanのボーカルから幕を開ける6曲目。
そのあとすぐにJimのボーカルパートもありつつ、
派手なシンセと共にサビでぶち上げる展開に。
一旦、落としたあとの静穏パートで鳴る
エフェクトかけた声はポタロビみたい。
そう考えると、確かにシンセ要素も盛り盛りで
エレクトロミュージック的なノリのPOP ROCKに。
ラスト15秒のアウトロは本編の楽しい雰囲気から
一気に重苦しく落ちる不穏なサウンドで締めます。


Over Your Dead Body
そんな前曲のアウトロから間髪入れずに
ヘヴィでクールなベースから始まる7曲目。
少しダークな雰囲気もそのまま継続しています。
そんな要素がありつつも、サビはやはりキャッチー。
ヾ(* ≧□≦)ノ dead!! dead!!
の大きなシンガロングパートがそれを象徴しています。
からのストリングスがグッと前に出てきて
そんなストリングスと共に落とすブレイクダウンが○
このストリングスはラストまで存在感を露わにし、
冒頭から続くダークなホラー感に拍車をかけます。
アウトロも劇場的に壮大なストリングスで締めます。


Migraine
8曲目はシンセと共にHanのボーカル始まります。
EDMみたいな展開で上げていき、
サビ前にはHanJim共に
早口で捲し立てるようなシャウトボーカルが耳を突く。
ブレイクパートのシンセも少しEDM的。
そんなEDMほどのチャラさ感じる雰囲気や
代わり映えしないような展開はせず、
POP ROCKに上手く絡むエレクトロ要素
って感じに留まっているのがgood(゚∀゚ *)


Breathing Underwater
9曲目は先行公開曲のひとつであり、
今作の中で数少ない歌ものトラックとなっています。
MVもタイトルに合ったような
雨のように降りしきる大量の水の中で歌うのも印象的。
2人のボーカルも、サビで展開するバンドサウンドも
ミドルテンポながら力強いエモーショナルトラックに。





Amphetamine (feat. Julian Comeau)
再びHanのボーカルから始まる10曲目。
こちらも漏れなくエモーショナルトラックですが
こっちのがテンポ感は上で、ロック感強め。
サビはライブでもフツーに上がりそうな雰囲気です。
ここではLovelessJulianがゲストとして参加しており
後半に、そのクリーンボイスが響かせているところは
エモーショナルな雰囲気にも拍車をかけます。


Forget Me Not
本来はこの曲でラストとなる11曲目。
ここではJimのボーカルからスタートします。
サウンドが大きくなると共にHanが歌い始め、
旋律的なピアノサウンドと共に再びJimが静かに、
今度はシンセと共にHanが歌う、と
お互いが交互に歌っていく展開が良いですね。
終盤、シンセがかなり大きくなる部分はあっても
全体的には静かで落ち着いた曲調に。
アウトロもゆっくりフェードアウトしていくのが
締めの1曲としての終わり方もgood( ´∀` )です。


Glass Spiders - 2023 Mix
ここから2曲は国内盤のボートラになります。
そんな国内盤12曲目は2020年にリリースされた
シングルの2023年版Mixだそうで。
冒頭から歌うHanの裏で鳴る鍵盤サウンドが良い。
その後、ラップトラック的なサウンドに乗せて
Jimが歌うパートも○
どちらかといえばこの曲もエモーショナル寄りだけど
冒頭の鍵盤なり、Bメロで鳴るストリングス、
全体的に鳴るシンセは初期のCFやNBを彷彿とさせる。
ラストは締めに相応しいストリングスもgood





Candy Coated Lie$
ボートラ2曲目、国内盤ラスト13曲目を飾るのは
1st EP『Are You Feeling Alive?』に収録された
Hot Milkを代表する楽曲が選出されています。
MVの再生回数が140万を突破していて、
今なお、バンドのMVのトップをキープしています。
思えばこの頃からPOP ROCK的な部分はあるし、
音楽性は大きく変化してないことも窺えます。
サビ前のクラップパートはライブでも必須、
サビでのタイトルを歌うところはシンガロング必須です。
この鉄板曲が入ってるのは良い選曲だと思うけど
今作が2019年になってるのはこれの影響でしょうね(。-ω-)-3

今、改めてこのMVを見ると
この頃に比べ、2人ともちゃんと垢ぬけた感あるな。笑







以上、

Hot Milk『A Call To The Void

でした。

待望の1stアルバム、

良いじゃないか!(* ゚∀゚)

2年前のEPを取り上げてきていますが、

その頃から、特定の音楽性の型にハマることなく

ロックを軸に、幅広い音楽性なところが魅力でした。

それはアルバムとなった今作も同様で安心。

てか、アルバムとなり曲数が増えたことで

M9. Breathing Underwater

M11. Forget Me Notのような歌ものも

作品の中で振れ幅を大きくすることに役立っています。

アッパーな曲はアッパーな曲で漏れなく上がるし、

元から備わっているキャッチーさを強みに、

ライブでもしっかり盛り上がりそうなのもgood(゚∀゚ *)

初来日に向けて、これ以上ない作品じゃないでしょうか。


こうして国内盤デビューも飾り、

作風的にも申し分なし!

あとは来日するのを待つだけです。

Hot Milk『A Call To The Void

音源はEPを含めて、そこまで多くもない。

初来日に向けて過去作もしっかり聴き込み、

バンド初の来日公演が良きものになるよう、

バンドも満足してくれるよう予習をし、

ライブを盛り上げましょう\(^o^)/





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