新曲も溜まってきたAnnisokay

そろそろ新譜かな?と思ったら

9/22にEP『ABYSS PT.1』をリリース予定。

EPでナンバリングしてる時点で

アルバムじゃないのが確定したのは残念(´・ω・`)

せめて収録曲は5曲以上だといいな。

どうも、トトです。



2本のライブを挟んだため、

レビューが遅れましたが

キリの良い今年70枚目の新譜レビュー

8月リリース分の中では待望の作品です。

今作の中から最初に先行公開された曲は昨年11月

そこからずっと楽しみにしてました。

前作は、年間ランキングポスコア部門で

Holding Absenceと熾烈なトップ争いを繰り広げた

グッドメロディが映えるポスコアバンドの最新作。




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Caskets『Reflections』
01. Believe
02. More Than Misery (feat Telle Smith)
03. In The Silence
04. Too Late
05. By The Sound
06. Six Feet Down
07. Silhouettes
08. Guiding Light
09. Hate Me
10. Better Way Out





UKポスコアバンドのCaskets

2枚目のアルバムとなるReflections

SharpTone Recordsから8/11にリリースされました。

前作も8月リリースだった為、

ほぼほぼピッタリ2年でのリリースとなりました。


待ってました\(^o^)/

と、言いたくなるほど待望の作品って

音楽、映画、ゲームに限らず

年間に一体何本あるんだろうな…

なんて、ふと思ってしまいましたが。

Casketsは間違いなく"待望"系のバンドです。


デビューアルバムであった前作の時点で

個人的にもかなり良く、大いにハマりましたが

今作は果たして

そいつをこれから確かめていこうと思います。




Believe
初っぱなからシャウト気味なMattのボーカルが炸裂する
オープニングの火付け役には十分なアッパートラック。
サビのテンポ感も耳馴染み良く、
そのテンポ感をキープしたままBメロへなだれ込みます。
サビの歌メロがまたキャッチーで聴きやすい。
コア感がそこまであるワケではないってのも
広く聴く人を選ばない感じは前作から継続しています。
シンセを鳴らしてラストに向け上げていき、
ラストサビの前に一旦、ブレイクで転調して落とす。
そして満を持してのラストサビで曲調を上げると。
ラストのあーあーコーラスパートはシンガロング必須か。
1曲目から聴いてるこちらも上がる良トラック。





More Than Misery (feat. Telle Smith)
2曲目は今作試聴時、最初に気に入った曲に。
先行公開の時点でかなり気に入ってはいましたが
やはり他の曲と共にアルバムで聴いたからこそ、
その良さ、好きな感じがより引き立ちました。
サビに向かって上がっていく展開がまたツボで。
サビでシャウト気味なボーカルを披露するMattも○
少しコア感のあるようなサウンドはゲストの影響か。
この曲ではThe Word AliveTelleがゲストに選ばれ、
後半のブレイクダウンではコア感ある咆哮を響かせます。
そのままラストサビでもバッキングコーラス的に
叫んでくれているのも良いですね。
CasketsTelle(TWA)という選出も大いにgood(゚∀゚ *)





In The Silence
2曲目の勢いをそのまま引き継ぐように
最初からアップテンポにスタートする3曲目。
シンセの雰囲気に加え、
この曲ではMattのボーカルも
ほんのりBMTHを彷彿とさせつつ、
イントロの小気味良いドラムなんかも
"Avalanche"を彷彿とさせます。
サビにはおーおーコーラスが後ろに響きます。
元からあまりコア感が色濃くないバンドですが
そうしてコア感の薄いバンドであることと、
1曲通してのアップテンポな展開は今作イチであり
そのテンポ感による耳馴染みの良さ、
おーおーコーラスのあるキャッチーさは
広く聴く人を選ばないような曲調だと思います。


Too Late
コーラスと共に声量多めにはじまる4曲目。
そのあとに来るイントロのギターはコア感あるリフに。
反面、Mattによるクリーンボーカルが映える
歌メロが引き立つサビもgood( ´∀` )
イントロからのギターのフラグを回収するように
後半にはヘヴィなギターを掻き鳴らし、
そのままブレイクダウンへ突入します。
アウトロはコーラスに加えストリングスを取り入れ
壮大でアンセミックな展開で締めます。


By The Sound
冒頭から耳を突くシンセを纏って始まる5曲目。
ボーカルパートに入り、静かに歌ったあとは
テンポアップしてほんのり疾走感を伴いながら
タイトルを叫んで始まるサビへ。
これもまたなかなかに良メロで(* ゚∀゚)イィゾー
When you wake up, when you wake up...
と、静かに同じフレーズを繰り返してから
やはりタイトルを高らかに叫んでのラストサビへ。
ここでは先程の繰り返すフレーズが
バックコーラス的に流れるのもgood(゚∀゚ *)です。
シンセの要素や のボーカルの雰囲気からも
昨今のDayseekerを彷彿とさせるのもあってか
M2. More Than Miseryに次いでの個人的お気に入りに。





Six Feet Down
冒頭から叫びヘヴィサウンドで幕を開ける6曲目は
曲調もミドルテンポに歌もの感強めに。
しかし、Bメロサビ前は少しコア寄りサウンドを見せる。
ボーカルが歌もの的である反面、サウンド面はコア感あり。
後半、たっぷりフリを溜めたあとはブレイクダウンに。
そしてラストサビは少しテンポアップします。
アウトロはブレイクダウンで締めるという、
あまりCasketsにはイメージのない終わり方が少し新鮮。


Silhouettes
アンビエントな浮遊系シンセと共に
スローテンポにゆったり進んでいく7曲目は
前曲よりも遥かに歌もの感の強い展開に。
こういうの聴いてもマイナスイメージが出てこないのは
個人的にも割と刺さるMattのボーカル、
歌メロの良さによる影響もあるでしょうね。
アウトロも余韻を残しつつゆっくり幕を下ろしていきます。


Guiding Light
今作3つめのお気に入り…というか、
ここまでに挙げた2つに加え、
最初に耳に残った曲の中の1つとなった8曲目。
歌もの感のあった2曲から変わり、
がっつりバンドサウンドで始まり、ベースがgood
Bメロサビ後、そしてラストを担う
Help me, I keep drowning I need a saviour
から始まる歌メロパートが何気にツボで、
耳に残るんですよねぇ( ´∀` )
前曲同様、アウトロは長めに余韻残して終わる感じも○です。





Hate Me
Mattのボーカルに反して、
後ろで鳴るギターが何気にヘヴィで、
そのままイントロもややヘヴィサウンドで幕を開ける9曲目。
そこからボーカルを押し出す展開に切り替わり、
サビでは再びバンドサウンド全開になり、
ほんのりコア感のあるサウンドの中、
そのコア感に反するMattのボーカルがgood(゚∀゚ *)
伸びのあるボーカルで歌いきったあとは、
劇場的なストリングスがアウトロを担うのも(* ゚∀゚)イィネ!


Better Way Out
ラスト10曲目はイントロを待たず、
Mattのボーカルが先行して始まる展開に。
ラストを務めるに相応し、Mattボーカルが映える
力強いミドルバラードな曲調であり、見所はラスト。
前曲同様、アウトロにはストリングスを取り入れ、
ボーカル、コーラスのエコー感も相まって
壮大かつエモーショナルな雰囲気で
最後の最後のギターの音が小さく鳴るまで
ゆっくりフェードアウトしていきながら締めるという
グッドエンディング感ひとしおな終わり方が最高ですヾ(* ゚∀゚)ノ

曲自体はグッドエンディング感があるものの、
歌詞から見る内容は胸を締め付けられるようなもので
それに沿ったようなMVは少し重い内容に…
それでも自死は留まり、生きてくれたことは
こちらもグッドエンディングで締めてくれて何より(´;ω;`)







以上、

Caskets『Reflections

でした。

やはり最初に聴いたアルバムの印象って強いもんで

今作も試聴1周目は、良作なのは違いないけど

前作ほどのインパクトは感じられませんでしたが、

周回を重ねる内に、どんどんハマってきた(* ゚∀゚)

結果、今作も

とても良いな!ヾ(* ゚∀゚)ノ

と、思えるほどになりました。

ブログで音源レビュー記事を書き始めた当初は

1周目の新鮮な感想を、という思いがあり

1周聴いた時点でレビューをしていましたが、

そのやり方では今回のようには感想に到らないので

やっぱり何周も聴くことは必要だなと改めて。


今作も前作からそこまで大きな路線変更はなく

時にヘヴィなポスコア感を出しつつ、

やはりメインはグッドメロディで押していく

ってところが非常に強いバンドであることを再確認。

前作よりも少しシンセ要素が前に出たかな?

と思うくらいにはシンセが耳に入りましたが、

それが曲の良さを殺すことにはならないし、

むしろそれがあることで良くなってる部分もあるので

従来の強みを存分にいかしつつ、

良い感じに成長したのを見せてくれた感があります。

なので、Dayseekerのことが浮かんだり

Holding Absenceとも良きライバル関係でいれそうで

そう思える部分もプラスにはたらきます。



結果、

前作に負けず劣らずの良盤なのは間違いなし!

Caskets『Reflections

前作を気に入った人は今作も気に入るだろうし、

逆に今作から聴いて前作を聴いてない人でも

前作も同様に気に入るような作風だと思います。

是非ぜひ、ご一聴。





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