7/28~30の3日間で帰省してましたが

気温自体はそんなに差はないのに

やっぱ東京のが遥かに暑く感じるな…( ノД`)

やっぱコンクリートジャングルはアカンわ(# ´Д⊂)

でも、地元へ帰る新幹線で1枚、

実家にいる間に1枚、東京戻りの新幹線で1枚

3日で3枚の新譜レビュー書けたのは良かった\(^o^)/

時間さえありゃ1日1枚だって可能なんですよ

時間さえあればね…(。-ω-)-3

その3枚の内、翌日からまた仕事嫌だなぁ…と思いながら

東京戻りの新幹線で書けた

最後の1枚を今回は取り上げます。

どうも、トトです。



それでは今年65枚目の新譜レビュー

読者様に教えていただいたDark Signalから

偶然にもオルタナメタル、ニューメタルの作品が続きます。

自分の遅咲きゆえと、レスポンスの悪さゆえ、

取り上げるのがクソほど遅くなりましたが、

前作はDeluxe盤をレビューしたことで

初めてひと記事使って取り上げたバンドの最新作。

こういうバンドの過去作も取り上げていかないとな…

と思いつつ、今回の新譜を聴いて記事にしました。

そんな今回の作品はこちら。





20230728_003130
Sevendust『Truth Killer』
01. I Might Let the Devil Win
02. Truth Killer
03. Won't Stop the Bleeding
04. Everything
05. No Revolution
06. Sick Mouth
07. Holy Water
08. Leave Hell Behind
09. Superficial Drug
10. Messenger
11. Love and Hate
12. Fence





来年で結成30年を迎える

ベテランオルタナメタルバンドSevendust

14枚目のアルバムとなるTruth Killer

オーストラリアのNapalm Recordsから

7/28にリリースされました。


30年ってすげー(* ゚д゚)

それでいて、その30年

止まることなく活動してるんですもんね。

だからこそ、キャリアの約半数にもなる

アルバムをリリースできている、と。

こういうバンドを取り上げる度にいつも思うのが

結成10年以下のバンドで

ここまで続けられる、リリースしていけるバンドは

今の時代、果たしているんだろうかね…


そうして着実に、堅実にキャリアを重ねてきた

ベテランバンドの最新作

早速、聴いていこうと思います。




I Might Let the Devil Win
オープニングとは思えないくらい静かな始まりの1曲目。
vo/Lajonの太くも繊細な歌声が響きます。
同じフレーズを繰り返し歌うことで耳馴染み良く、
僅かに響く鍵盤の旋律も曲の雰囲気にベストマッチ。
後半にいくにつれて徐々にサウンドも大きく、
Lajonのボーカルにも力が入っていきます。
タイトルを小さく囁き、
バンドサウンドが全開になるラストサビで最高潮に。
そこでLajonのボーカルも音に合わせた力強さを発揮。


Truth Killer
2曲目は今作のタイトルトラック。
今作の本格的なスタートはここからですね。
冒頭からそれは大いに実感でき、
ヘヴィサウンドを展開しつつも、どこか聴きやすい。
こういうとこが、影響を受けたcoldrainが
目指す到達点の1つだと考えればそれも納得です。
らしさ溢れるオルタナメタルなサウンド全開。
後半、囁きボーカルと激しいバンドサウンドの掛け合い
からのブレイクダウンの流れとか(* ゚∀゚)イィネ!
タイトルトラックたる訴求力、牽引力バッチリの1曲です。


Won't Stop the Bleeding
冒頭は小さくシンセを使い、
そのあとすぐにヘヴィサウンドで幕を開ける3曲目。
そうして重く攻め感のある展開から
徐々にメロディアスになっていき、
サビは縦ノリ感のあるキャッチーなサウンドに。
ギターソロは何か不思議な聴こえ方するな。
クリアなんだけどクリアじゃない、的な?
最後にタイトルを力強く歌って締めます。


Everything
4曲目はギターが引っ張るイントロから
ミドルテンポに良質オルタナメタルを鳴らします。
自然と頭を振りたくなる適度な重さとリズム感○
サビではタイトルを含んだボーカルフレーズが
けっこう耳に残るキャッチーさを醸しています。
やっぱ同じ黒人系ボーカリスト、歌メロの良さと
音楽性も同系統のTommy Vextとか浮かんでくる。
SevendustTommyのやるバンドとは
フツーに親和性もあるでしょうしね。





No Revolution
5曲目はイントロから少しテンポアップして
重く刻まれるリフがカッコいい展開に(* ゚∀゚)
Lajonはクリーンだけど、そもそもの歌声が
黒人ボーカルゆえの太さ、力強さのある
ソウルフルな歌声をしてるので、
クリーンも全然アリなのも今さらな話です。
にしても、サウンド面の攻め感が良いなぁ。
それを象徴としているギターに関しても、
後半のギターソロも疾走感があって(* ゚∀゚)イィネ!


Sick Mouth
6曲目もサウンド面はヘヴィに攻め感アリ。
しかし、やはりLajonのボーカルでグイッと引っ張ると
途端にメロディが際立つんですよねぇ。
この曲は何気にテンポ感も耳馴染み良く、
他メンバーによるバッキングボーカル、コーラスも
Lajonと掛け合うように展開していてgood(゚∀゚ *)です。
徐々に強面になり、シャウトから入るブレイクも○


Holy Water
続く7曲目はゆっくりフェードインして始まり、
イントロはやはりギターが牽引するサウンドがcool
Lajonのボーカルは鍵盤のようなサウンドと共に。
そこにかき鳴らすギターが加わり、
メロディアスに歌うLajonの歌メロに反して
よりギターが強力になっていきます。
何なら時折、Djentのようなリフが聴こえてくる
サビに入ればテンポ感も適度にアップテンポで
非常に耳馴染みに良く(* ゚∀゚)イィネ!と思える雰囲気に。
リピートしてく内に、どんどん好きになっていった曲に。





Leave Hell Behind
冒頭から鍵盤サウンドが耳を引く8曲目。
Lajonのボーカルの入りからして、歌もの感を想像させる。
しかし、こうした歌メロの光るオルタナメタルやらせたら
Sevendustは強いよなぁ、と改めて感じます。
メインボーカルたるLajonのボーカルが良いのはもちろん
ここではds/Morgangt/Clintらによるコーラス
Lajonと切り替わりメインを歌ったり叫んだり、
そうした部分も含めたボーカルワークが映えますね。
他の曲でもバッキングで、コーラスでと
活躍している場面は決して少なくないけど、
この曲ではLajon以外がメインで歌う場面も多く、
Lajonだけの良さで成り立ってないことを証明するかのよう。


Superficial Drug
勢いを落として、落ち着いた雰囲気で始まる9曲目。
リリース直前にはMVも公開されました。
冒頭ではベースのグルーヴ感が良く、
そのあとは前に出てくるギターが耳を突く。
それと共にリズミカルなボーカルもgood
サビはこれまた耳触り良いLajonのボーカルが響く。
タイトルを歌う伸びのあるボーカルは
こちらも一緒に歌いたくなりますね。





Messenger
10曲目は始まりと同時にLajonが歌い出します。
バンドサウンドは徐々に勢いをつけていくものの、
サビではボーカルに合わせてメロディアスに。
テンポ感もだいぶスローにし、より歌メロが際立ちます。
後半では低くかき鳴らす方と、高音を鳴らす方と
リズムギターとリードギターの組み合わせに
Lajonのボーカルが差し込まれる流れも○です。


Love and Hate
11曲目はイントロから叩くようなリフが特徴的で
冒頭からヘヴィなアグレッシブさが良い(* ゚∀゚)
サウンド面のアグレッシブさ、ハードなグルーヴ感
それに反してLajonの歌メロが良いなぁ。
加えて、ここでもバッキングボーカルの存在感も○
後半のブレイクダウンでもヘヴィにガッツリ落とし
この曲いちばんの攻め感を見せます。
そこから静かに鍵盤の旋律を奏でてからラストサビへ。
少し長めのアウトロは先程の旋律的な鍵盤を展開し、
しっとりゆっくり締めていきます。


Fence
ラスト12曲目もイントロから上がる展開ヾ(* ゚∀゚)ノ
ラスト2曲の攻め感(* ゚∀゚)イィゾー
中でもこちらの曲の方は、間違いなく
今作イチとなるアグレッシブさを誇っています。
ここまでの11曲が嘘みたいにアップテンポで、
聴くだけで上がるのはもちろん、
ライブではモッシュピットが歓喜の渦に包まれることが
想像に難しくないくらいにライブでも上がる曲だと思います。
やっぱこういう曲のが上がるなぁヾ(* ゚∀゚)ノ
オープニングがしっとりしていた分、
ラストで爆上げする曲で締めてくれるのは良いですね。

そんな曲のMVがクレイアニメってのも凝ってて良い。
他がシンプルに演奏してるMVなのもあって、
それに対するギャップもあって尚良いですね。
クレイアニメでゾンビものってのも面白いわ。
メンバーがそれぞれの特性をいかしてゾンビを倒していくも
最終的に全員がゾンビになっちゃうのもあるあるで良いw







以上、

Sevendust『Truth Killer

でした。

キャリアの長さに裏付けられる安定感はさすが。

アルバム1枚、全12曲という収録数

その12曲の曲順をはじめとした構成力

攻める曲、歌メロが映える曲とのバランス感

メインボーカルのLajonが引っ張るのは言わずもがな

そこにプラスされる他メンバーのバッキング、コーラス

ギター、ベース、ドラムにと、それぞれが映える曲もあり

なんかもうバンドとしての総合力が高いですよね。

それは30年にも及ぶキャリアで培ってきた

ってのがあるのは当然としても。

10年も続かず止めてしまう今の若手バンド、

例え10年近く続けていても、リリースしている作品

曲の数がかなり少ないようなバンドには

たどり着けない境地なようにも感じてしまいます。

それだけ続けていても、良作と思えるアルバム出すんだし

そりゃバンドとしての総合力が高くて当たり前よね。

素直にスゴい、素晴らしいと思います。

MVで見るメンバーもシブくてカッコイィおっさんばっかなんだよな。


そんなバンドの熟練感ひとしおな作品

Sevendust『Truth Killer

ヘヴィミュージックが好きで、

良質な歌メロ感あるバンドを求める人には

これ以上ない作品だと思います。

是非ぜひ、ご一聴。





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