年々、病院の診察券が増えていくのを見ると
もう終わりだよこの身体…
って思っちゃうな。
そんなワタシが最近増えた診察券は
眼科です。
どうも、トトです。
それでは今回から7月最終週リリース分
今回のバンドは、既にウチでは何度も取り上げてるし
だからこそ活動も止まらないバンドでもあります。
気付けばこのバンドの作品をレビューするのも
今回で3回目ですしね。
反面、自分の記憶が確かなら
来日は1回しかなく、その時のラインナップがね…
ってことで、貴重な1回を棒に振ったので
ライブ見れてないんですが( ノД`)
とはいえ、レビューするのは3枚目
そんな今年64枚目の新譜レビューはこちら。

From Ashes To New『Blackout』
01. Heartache
02. Nightmare
03. Hate Me Too
04. Hope Youre Happy
05. Barely Breathing
06. Dead To Me
07. Monster In Me
08. Echoes
09. Armageddon
10. Legacy
11. Until We Break (feat. Matty Mullins)
12. Broken By Design
US産ニューメタルバンドFrom Ashes To New
4枚目となるアルバム『Blackout』が
Better Noise Musicから7/28にリリースされました。
1stのみレビューしていませんが、
3枚も取り上げていれば、ブログ的には十分常連バンドです。
しかもこうして活動が止まることなく、
安定して新譜をリリースしてくれるのも好感。
当ブログでは貴重なニューメタル枠ってのもありがたいです。
まぁ、そもそもニューメタル自体
今や少数派ジャンルではあると思いますが。
そんなFATNの新譜、
早速、聴いていこうと思います。
Heartache
おーおーコーラスから静かに幕を開ける1曲目。
その後、まずはラップボーカルからスタート。
ストリングスを加えながらダークな雰囲気を纏い、
サビではクリーンボーカルと共にバンドサウンド全開
お馴染みのニューメタルサウンドを展開します。
アルバムも4枚目、もはや安定感すらありますね。
Bメロはシャウトと共にシンガロングパートもあり。
サビでも掛け合いのようなラップ、クリーンパートは
どちらも共に叫びたくなりますね。
ブレイクパートのあとは再びおーおーコーラス、
そして一瞬の静穏パートを挟んでラストサビへ。
およそ1年前にUPされているとはいえ、
女性のストリングス奏者が気になるこの曲のMVは
再生回数300万を優に超えているのは
確かな人気、知名度のある証だと思います。
ウチで取り上げているバンドの内、どれだけのバンドが
1年で300万を超えるのかってのを考えると
やはり人気も知名度も安定して高いことが窺えます。
Nightmare
シンセを纏ったヘヴィサウンドで始まる2曲目。
こちらはクリーンボーカルから幕を開けますが、
その後はしっかりラップパートも取り入れつつ、
合間にシャウトも挟み、サビはクリーンながら
シャウト気味でもあるのが良いですね。
サビのラストにタイトルを叫ぶところは
こちらもシンガロングしたくなるところです。
後半のブレイクダウンでは重さも十分、
ガッツリ叫びまくる攻め感もgood(゚∀゚ *)
こっちはこっちで、仮面のギタリストが気になるMV
およそ5ヶ月での再生回数は160万回を超えます。
100万超えをポンポン出してるってのは
やっぱ人気が安定してる気がしますね。
Hate Me Too
3曲目はアコギと共にクリーンボーカルで幕開け。
そのままクリーンボーカルからスタートします。
サビ前のボーカルが、ちょっとBMTHのOliっぽいな。
ラップもシャウトもなく、クリーンメインの曲ですが
そこそこにアップテンポ、リズム感も良好で
サビにはおーおーコーラスがあり、
ラストサビ前にはクラップパートもある。
そうしたキャッチーさ底上げする要素もあり
耳馴染みはとても良いです。
アウトロはイントロと同じくアコギ+クリーンで
そこにクラップを加えて締めます。
真面目な演奏MVが続いたあとに
バルーンビ●チ人形が出てくる遊び心満点のMVに笑うw
MVが進むにつれて扱いが悪くなり、
最終的に包丁で刺され、臓物出てくるのわろたw
MV自体もコメディ寄りでイィゾーw
Hope Youre Happy
4曲目も静かに歌うクリーンから始まります。
ミドルテンポで歌もの的な雰囲気もありつつ、
ここではサビ前にラップパートが回帰。
エモーショナルなクリーントラックですが、
後半はガツンとヘヴィに落とすブレイクダウンで
ここまでの雰囲気を一変させます。
ラストサビはここまでと同様、バックに一部
おーおーコーラスを従え、歌メロ映える展開で締め。
Barely Breathing
こちらもクリーンから始まり、
そのままボーカルに入り、イントロなしの5曲目。
バックには浮遊感のある小さなシンセが○
ラップパートを挟んで、バンドサウンド全開のサビへ。
歌メロの感じは、前曲よりこっちのが好きだな。
ラストサビ前のアコギとコーラスを展開するとこも良いな。
やはり良歌メロのラストサビ、アウトロもなしで締めます。
Dead To Me
6曲目はしっかりイントロもあり。
そのイントロからヘヴィサウンドを叩きつけてきます。
冒頭、クリーンパートに差し込まれるベースが良い。
そのあとラップを入れ、サビは再びクリーンに。
ここでもサビの最後にタイトルを叫ぶのはわかりやすく
こちらのシンガロングしたくなるところです。
後半、ボリュームを絞って囁くように歌ったあとに
ブレイクダウンで落とす展開もフラグ通りで○
そこからなだれ込むラストサビでも
最後はタイトルを共に叫びつつ、ヘヴィサウンドで締めます。
Monster In Me
イントロからダークな雰囲気増し増しの7曲目。
タイトルからしてダークな面は伺えますしね。
そして、まずはキレのあるラップパートから幕開け。
ラップ継続時間はここまででいちばん長く、
今作の中で最もラップトラックじみています。
バンドサウンド全開のところでもシャウトと同時に
ラップも展開しているところもgood(゚∀゚ *)
基本はニューメタルしてるバンドとは言え、
こういうラップ特化の曲が1~2曲あると良いな。
Echoes
8曲目はシンセを取り入れたエモーショナルトラック。
クリーンとラップの組み合わせにより、
エモラップ感もありつつ、サビではバンドサウンドで
ニューメタル、オルタナメタル感ひとしおに。
アルバムだからこそこういうのがあっても良いし、
ニューメタル、オルタナメタルな音楽性だからこそ
こういう曲も良いなと思えます。
アルバムの構成、曲順的にも、ここにこの曲は○
Armageddon
今作にタイトルトラックは収録されてないけど
アートワークの雰囲気的には、これがそれに当たるか?
9曲目は静かなシンセから始まり、
しっかりバンドサウンドを打ち出すイントロに。
バンドサウンドを鳴りを潜める冒頭は
ラップパートからスクラッチ音を取り入れていて○
そこにヘヴィなサウンドが加わることで
良質ニューメタル、ラップメタル感ひとしおでgood(゚∀゚ *)
後半にはブレイクダウンもあり、
その中でもシャウトとラップを繰り出す展開や良し。
Legacy
ゆっくりフェードインして始まる10曲目。
バンドサウンドは最初からヘヴィで、
そのあと、まずはラップボーカルから始まり、
続きシャウトへと移行します。
サビはクリーン、合間にラップを挟む感じで
ストレートなニューメタルトラックで(* ゚∀゚)イィネ!
後半のブレイクでは叫びまくりの攻め感も○
アウトロまでグルーヴ満点のサウンドで
こういうので良いんだよ感ひとしおでgood(゚∀゚ *)
Until We Break (feat. Matty Mullins)
11曲目はMemphis May FireのMattyをゲストに迎えた1曲。
Chester亡きあとのLinkin Parkの後任ボーカルとして
ファンからも名前が挙がっていたのを目にしたのも
あながちミスチョイスでもないと思えるくらいには
クリーンもスクリームもイケるボーカリストですしね。
こちらも漏れなくヘヴィサウンドが映える
ニューメタル、オルタナメタルな曲調の中、
BメロからMattyがまずはクリーンボーカルで参加。
そして後半のブレイクダウンに入ると、
強靭なスクリームをかましてくれています。
元からメンバーだったかと思うくらい、
違和感なくFATNのサウンドにマッチしていて、
そうしたゲストのチョイスもgood( ´∀` )ですね。
Broken By Design
ラスト12曲目は、イントロからデジタルサウンド。
そこからギターを先行させるサウンドへ。
冒頭からアップテンポで耳馴染みも良く、
シャウトもしてるけど、クリーンのが比率は多め。
タイトルを叫ぶところは相変わらずわかりやすく
シンガロングを煽る部分でもあるように思います。
ブレイクダウンに入る前にもギターが鳴る感じ、
やっぱギターがけっこう耳を突いてくるイメージ。
これまでのニューメタル、オルタナメタルってより
最近のメタルコア、ポスコア的な感じもあり、
無難に仕上げてきてるのはさすがだなぁと思いつつ、
なんかこう…どこか最近のCFがやりそうな雰囲気。笑
近年のCFに良いイメージがない為、それもあってか
可もなく不可もなくに収まってしまった感じ(。-∀-)
以上、
From Ashes To New『Blackout』
でした。
今作も安定して良かったですね( ´∀` )b
1曲目のレビューから「安定感」という言葉を使いましたが
個人的にFATNがポストLP第一候補だと思っていて、
しかし、LPと違うのは
1枚ごとに、あまり大きく作風を変えてこないこと。
ここで4枚目となる今作でも、安定感を感じる所以かなと。
クリーンがメインを占める曲もあるけど、
しっかりニューメタルしてる曲だって未だに健在だし
ラップ特化の曲だってあるしで、
ニューメタル盤、オルタナメタル盤としても
フツーに良作だと思います。
ただ、そうして安定感に入ってしまうと
良くも悪くも大きくハネない
ってのが悩ましいところでもありますが。
現行のニューメタルバンドとしてなら
人気も知名度も上位のバンドではあると思いますけどもね。
まぁ、活動も音楽性も
安定してるならしてるで、何よりな証でもあります。
From Ashes To New『Blackout』
一時期はリバイバル的な風潮もありましたが、
今やすっかり落ち着いた現行ニューメタルバンドの中でも
今なお、ちゃんとニューメタルしつつ
良質なアルバムを定期的にリリースしてるバンドです。
是非ぜひ、ご一聴。
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