Magnolia Parkの新曲が相変わらず良い。

SNSとかでもちゃんと「POP PUNK」という言葉を使い

押し出しているのがめちゃくちゃ好感なんだよな( ´∀` )

この新曲で共演してる408というバンドは初見でしたが

YouTubeの公式チャンネルで曲をチェックしてみました。

MVになってるのはエモーショナル寄りなのが多かったですが、



その中でも、これは上げ曲じみてて良い。

408も追ってみようかな。

どうも、トトです。



5月のリリース日通りにチェックしていた新譜は

すべて記事にしてきましたが、

ここで1枚、見逃し盤を。

とはいえ、ここ最近の見逃し盤同様

知ってたバンドを見逃していたワケではなく、

知らないバンドの新譜を見つけた時には

既にリリースされたあとだった、ってヤツ。

今回のバンドの作品も、デビュー作ではないけど

リリース枚数自体はまだ全然だった中で見つけたので

それはそれで結果オーライかな、と。

そんな今年41枚目となる新譜レビューはこちら。




20230526_010019
happydaze『Full Free Radical』
1. Faded
2. (Full Free) Radical
3. Cool Blue
4. Day In And Out
5. Thinkinofu
6. Heaven You Felt
7. Same To Me





UKのPOP PUNK/POP ROCKバンドのhappydaze

2枚目のEPとなるFull Free Radical

Thriller Recordsから5/12にリリースされました。


例によってSpotifyの「おすすめ」から見つけたバンドで

リリース日から少し遅れましたが、

前回取り上げたWSTRの新譜リリースと共に

このバンド、この作品を知りました。

そこからバンドのページに行く→関連バンド見る→

あー、これはフツーに聴けるヤツ

となって、今に到ります。


相変わらず精度高めなSpotifyのおすすめから知った今作

早速、聴いていこうと思います。




Faded
イントロからシンセが耳を突いてくる1曲目。
そこにボーカルとバンドサウンドが展開することで
シンセを使ったPOP ROCK感ひとしおに。
パッと聴いたときの印象としては、サウンドのベースは
しっかりPOP ROCK/POP PUNKしてるけど、
こういうシンセ要素、取り入れ方みたいなのは
他のPOP ROCK/POP PUNKにはあまり見ない感じがします。
それでも、やはり基盤となるサウンドのポップさ、
キャッチーさ、それに付随する耳触りの良さは○です。





(Full Free) Radical
2曲目はイントロから耳馴染みの良いテンポ感で
Blink-182"Stay Together for The Kids"が浮かぶ。
そんな今作のタイトルトラックは、
サビに入ると少しテンポを上げつつ、
ほんのりエモーショナルな雰囲気を漂わせ、
キャッチーなグッドメロディを展開します。
そういうところも、やはりタイトルトラックゆえか
試聴1周目から、他の曲よりも耳に残りました。

映像的にも少しノイズが乗る古ぼけた感じで
アートワークがそのままMVになったような雰囲気、
アニメーションは、さすがのタイトルトラック。





Cool Blue
どこかポタロビが浮かんでくるようなシンセと、
ギターを織り交ぜながら幕を開ける3曲目。
こちらも耳触りの良いキャッチーさは健在で、
そこにシンセも後押しをするPOP ROCK/POP PUNK感。
サウンド面はそこそこなテンポ感、バンド感はあるけど、
逆にボーカルは少しまったりするようなチルい雰囲気に。
タイトルを歌って始まるサビは、
そこから一緒に歌いたくなる衝動に駆られますね。





Day In And Out
続く4曲目も、ほんのりエモーショナルな雰囲気が漂う
どこか夏に聴きたくなるようなノスタルジック感。
前曲同様、バンドサウンドはしっかりしてるけど
それでいて落ち着いた雰囲気を感じられるし、
どことなくLo-Fiっぽいチルい感じがあるような気も。
前から思ってたけど、Lo-Fiとエモーショナルって
同居するし、できる要素ですよね。





Thinkinofu
最近こうした全てが繋がったタイトルよく見るなぁ
っていうタイトルの5曲目。
U=You になるのはお馴染みなので、Thinkin of Youかな。
先ほどはブリンクを彷彿とさせる曲がありましたが、
こちらはしっかり10年代以降のPOP PUNKの雰囲気。
最近のPOP PUNKをよく聴いてる人なら、
こっちの曲の方が耳馴染みは良いかもしれませんね。
他の曲よりもシンセは目立たないけど、いるはいるので
そういうのを絡めたPOP ROCK/POP PUNKとして
Grayscaleあたりが好きな人にはウケそうです。





Heaven You Felt
ここまでの曲も決してローテンポではなかったものの
イントロから今作イチのテンポ感を繰り出す6曲目。
ここまでPOP ROCK/POP PUNKと併記してましたが
明確にPOP PUNKと言えるほどに
アップテンポになったところが(* ゚∀゚)イィネ!
そりゃ、その方が自分のアンテナも良好に反応する!
これで疾走パートなんてあれば最高だったけど、
そもそもの話、このバンド、この音楽性であれば
むしろ疾走パートは違和感があるのでなくて正解ですが。笑
まぁ、あったらあったで上がるとは思いますがw





Same To Me
ラスト7曲目は、これまでの6曲の総まとめ的な感じ。
ベースのバンドサウンドによるPOP PUNK感に、
エレクトロ系シンセに、Lo-Fiっぽい雰囲気も。
特に、ここまでにもふんだんに使われていたシンセは
近年のBring Me The Horizonを彷彿とさせる感じに。
少しGrimesっぽさもあるような気がします。
そういやBMTHの曲にGrimesがゲストとして参加した
"nihilist blues"なんて曲もありましたね。
とはいえ、nihilist bluesっぽくはないけども。
でも、女性ボーカルのコーラス入れてるとこはそれっぽい。
終盤はテンション低めにローテンションで歌うボーカル、
アウトロは鍵盤サウンドで静かに締めます。







以上、

happydaze『Full Free Radical

でした。

(* ゚∀゚)さすがSpotify!

ってことで、今回もアタリでした。

ベースのバンドサウンドはPOP ROCK/POP PUNK

そこに他のバンドには見ないシンセの感じや

Lo-Fi感のある雰囲気は、聴いてて新鮮でした。

Blink-182
Porter Robinson
Grayscale
Bring Me The Horizon
Grimes


と、レビュー中に挙げた名前を見ても

これだけで多岐に渡るってのは一目瞭然だと思います。

それほどに、ただのPOP ROCK/POP PUNKではない

と、感じるようなサウンド、作風でした。


まぁ、POP PUNK好きなこちらとしては

もう少しテンポアップさせたものが欲しかったし、

それとほぼイコールなことですが、

もっとPOP PUNKに寄って欲しかった

って思いはありますね。

とはいえ、その要素がゼロでないのは間違いないので

自分もこうして聴けて、記事にできたワケですけどね。


と、カテゴリ的には迷いつつも

とりあえずは「POP PUNK」に入れはしましたが

「POP ROCK」でも全然アリだと思うし、

何なら年末ランキングを出す際、

POP ROCK勢が少なかったら、

そっちに選出するのもやぶさかてまはありません。

…って、今作がEPなのを忘れてたw

happydaze『Full Free Radical

Set It OffWaterparksとは違うPOP ROCKのカタチ、

Young CultureのようなPOP PUNKと並列できるような

POP ROCK/POP PUNKを鳴らすバンドです。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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