Blessthefall復帰第一弾シングル

(* ゚∀゚)イィゾー

かなり久しぶりの新曲となりましたが、

完全にBTFすぎて(* ゚∀゚)イィゾーコレ

しかし、BTFが戻ってきたってことは



High Windはお休みになるんです?笑

どうも、トトです。



それでは今年39枚目の新譜レビュー

5月第3週リリース分のレビューはこの1枚のみ…

記事ストックなくてピーンチ!w

今回のバンドはキャリアも長く、

日本での人気、知名度も一定数獲得していて

自分もライブ行きましたし、

何ならlivedoorに引っ越してきてからも

過去作1枚、新譜1枚、レビューもしてます。

何なら他の記事でも取り上げたことはあるし

お馴染みっちゃお馴染みなバンドかもしれません。

そんなバンドの最新作はこちら。





20230519_021438
The Used『Toxic Positivity』
01. Worst I've Ever Been
02. Numb
03. I Hate Everybody
04. Pinky Swear
05. Headspace
06. Cherry
07. Dopamine
08. Dancing With A Brick Wall
09. Top Of The World
10. House Of Sand
11. Giving Up





US産スクリーモ、ポスコアバンドのThe Used

3年ぶり9枚目となるアルバムToxic Positivity

Big Noiseから5/19にリリースされました。

最近、アートワークが良さげな新譜が続くなぁ。

数年前までは、アートワークといいマーチといい

トレンドだった「バラ」を終止符を打つように、

髑髏がバラを食い散らかしてるようなのが良い。

そして背景黒で、バンドのロゴとアルバムタイトルが

蛍光グリーンで綴られてるのも良いな(* ゚∀゚)


今作では、vo/Bertが薬物とうつ病に悩まされ、

そのことを歌詞に綴ったものもあるようです。

そーいや、今年に入って新曲リリースして



Lyric Videoも出してたけど、

あくまでシングルとして出しただけで

今作にこれは入ってないのな。

そうした歌詞とかからくる作風的に

この曲は今作には入れないって選択したのかね。


そんなThe Usedもキャリア20年を超え、

その間、2~3年の周期でアルバムを出し

止まらずに活動を続けてきた末の最新作

早速、聴いていこうと思います。





Worst I've Ever Been
イントロからヘヴィサウンドで幕を開ける1曲目。
イントロと同時にBertのシャウトも炸裂します。
しかし、全体的な曲調自体は割と耳触りの良いサウンドに。
そういうとこ昔からThe Usedって得意よね。
バッキングコーラスを従えながらも、
サビの縦ノリ感とかもキャッチーですしね。
冒頭と同じようなシャウトをバッキングに使用し、
ブレイクダウンを入れてくるところはコア感バッチリ。
コア感とキャッチーさのバランスがgood(゚∀゚ *)です。
アウトロは叫んで締めるのも○


Numb
低く旋律を奏でる鍵盤サウンドと共に始まる2曲目。
そのまま静かでダークな雰囲気のまま進み、
Bertの大きなシャウトが出たと思いきや、
軽快なテンポ感と早口パートがWaterparksのよう。
サビに入り、タイトルを歌う部分はシンガロング衝動を煽る。
後半のコーラスで参加してる女性ボーカルは誰だ?
っほどのフレーズを歌ってはいないので
別段、そこまで気にする要素ではないかもですが。
そこから冒頭同様の低音鍵盤サウンドを挟んでラストサビ
アウトロはこれまたイントロ同様の重さで余韻持たせて締め。


I Hate Everybody
変わって3曲目はシンセを鳴らしてスタート。
そのイントロから鳴るフィンガースナップ的要素は
この曲の全編通して、要所で聞こえてきます。
曲調的にはユルいラップトラック感があります。
ヾ(* ≧□≦)ノ I Hate!
ヾ(* ≧□≦)ノ I Hate!
ヾ(* ≧□≦)ノ I Hate Everybody!!
と、コーラスと共にタイトルを繰り返すとこは
シンガロング衝動に駆られるキャッチーさも。
波打つBertのビブラートがちょっと面白いな。笑
ラストはバッキングにシャウトを置き、
シンガロング感のあるタイトルの繰り返しで締めます。


Pinky Swear
変わって再びヘヴィサウンドから始まる4曲目。
しかし、Bertのボーカルが入ってくるとThe Used感増し増し。
ヾ(* ≧□≦)ノ I can’t!! do it alone!!
ヾ(* ≧□≦)ノ I can’t!! do it alone!!
と、サビ前のシンガロング必須なコーラスのあと
サビに入ると縦ノリ感のあるポップサウンドを展開。
とはいえ、そこそこ重いブレイクダウンもあるし、
The Usedらしいスクリーモ、ポスコアであるものの、
サビのポップ感がまた良い感じにギャップを生む。
ラストのブレイクダウンとかも重くて(* ゚∀゚)イィゾー


Headspace
掻き鳴らすギターに続き
Bertのシャウト一閃!スタートする5曲目。
聴きやすさという面でのキャッチーさはあっても
曲調的なポップな要素は前曲よりも薄れ、
The Usedらしいエモーショナルなロックサウンドに。
タイトルを大きく歌って入るサビでは、
やはりそのタイトルパートは一緒に歌いたくなる。
ラストサビ前にBert小さく含み笑いをするような部分と
それに連なる小さなシアトリカル感がツボる。
ラストはやはりタイトルを含めた大きなコーラスで
みんなでタイトルを歌って締める雰囲気○


Cherry
アコギ?で静かにスタートする6曲目。
Bertのボーカルと同時に鍵盤サウンドも加わり、
打ち込み部分はほんのりシアトリカル感を醸します。
サビにはストリングスを取り入れているのも良い。
Bメロからはバンド感を露わになり、
徐々に勢いを増していきます。
その集大成は後半、Bertのシャウトと共に落とす
ブレイクダウンで発揮されます。
そのあと、歌メロ映える部分を経て、
最後の最後にまた勢いづいてから幕を下ろします。


Dopamine
7曲目は、オープニングのコーラスから壮大で
Bertのボーカルと同時にシアトリカル感MAX(* ゚∀゚)
2曲前から少しずつ顔を覗かせていたシアトリカル感が
ここで一気に全開になります。
過去のThe Usedに見たこのシアトリカル感(* ゚∀゚)イィゾー
攻め曲ではないけど、ダークで喜劇的な雰囲気が良い。
と思ってると、一瞬の疾走サウンドとBertのシャウトで
この曲の瞬間最大風速を記録します。
個人的にシアトリカルの様式美と思っている
高笑いパートもしっかり取り入れてるとこも◎
ラストサビはここまで同様、らしさあるエモーショナルさに
最後に一発、2度目の瞬間最大風速で締めます。


Dancing With A Brick Wall
オープニングにシアトリカルの残り香を感じつつ、
始まってしまえば、アッパーなロックサウンドを鳴らす8曲目。
Dancingとタイトルに入っているのも納得する、
リズミカルで軽快なテンポ感がgood( ´∀` )
Bメロはクラップと共に
リズムを刻むベースも(* ゚∀゚)イィゾー
残り香からか、サビ前には再び高笑いパートが。
後半のストリングスやオルゴールっぽいシンセとかは
確かなシアトリカル要素を感じるのが良いですね。


Top Of The World
9曲目はイントロからヘヴィにアップテンポに。
重さを取っ払い、軽快なテンポで進みつつ、
サビでシンセ盛り盛りの展開に移行します。
タイトルを繰り返すキャッチーさが○です。
前曲同様にノリやすさがありつつも、
当然、前曲とは違う雰囲気のアッパーソング。


House Of Sand
10曲目は今作最短、わずか2分のショートトラック。
アルバム後半の勢いを落ち着かせるように、
優しいアコギの音色を掻き鳴らします。
Bメロからバンド感もひとしおになり、
Aメロからのポップな雰囲気を引き継ぎます。
ラスト前の小休憩的な癒しタイム。


Giving Up
Numbといい、Giving Upといい、
Linkin Parkを彷彿とさせるタイトルが2曲もあるな。笑
しかし、そんな今作ラストの11曲目は
LPの影など微塵も感じないばかりか、
軽快なテンポでの、まさかのPOP PUNK/POP ROCK感(* ゚∀゚)
小休憩なポップナンバーは布石だったのか?
とはいえ、本来はこっち系のが得意で好きな自分としては
割と上がるクローザーで(* ゚∀゚)イィゾー
The Usedもこんな曲できるんやんね!
それならそれで、あと1~2曲入れてくれても…
と思うくらいには、自分も気に入った曲でした。





以上、

The Used『Toxic Positivity

でした。

いつぞやのアルバムの作風には困惑しましたが

前作、今作に於いてはフツーに良盤続きで何より。

初期とまでは言わないけど、

以前のThe Usedの雰囲気に少し戻りつつあるというか。

前作はアートワークからしてそうだったけど、

今作は今作で、その延長線上のような感じ。

だからこそ、こちらも良盤認定できる作品になっています。

個人的には、シアトリカルな雰囲気が出てくる

後半の流れが良いなぁ( ´∀` )

それでラストにPOP PUNK/POP ROCKだからね(* ゚∀゚)


ただ、こんなの言うのも今さらだけど

もはやThe Usedもスクリーモ、ポスコアってより

良質ロックバンドって感じするなぁ。

もちろんスクリーモ、ポスコアっぽい部分もあるけど

そういったバンドが属していたジャンルを

上手く取り入れつつも、そこに囚われすぎない感じ。

今なお、このバンドを追って聴いてる人なら

自分と同じようなこと思ってるかもですし、

スクリーモだ、ポスコアだ、そこから離れられない人は

今のThe Usedをそこまで熱心に聴いてない気もしますしね。


それとは別として、

1曲1曲の短さは今時って感じしますね。

3分台なのはM5. HeadspaceM11. Giving Upのみで

残りはすべて2分台、アルバム総尺30分

今時の傾向ってのを意識しすぎてても嫌だけど

サクッと聴ける1枚になっているのは確かです。


と、なんだかんだ言っても

20年を超えるキャリアの中で

目立つ休止もなく走り続けてきたバンドだからこそ

安定感、安心感のある作品だとも思います。

The Used『Toxic Positivity

昔ほどのヤンチャ感はないものの

それでも今のThe Usedらしい作品だと思います。

是非ぜひ、ご一聴。





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