Dannyが久々に叫んでるけど、

中盤以降のコアサウンド回帰的な部分はとても良い。

が、なかなか判断が難しい感じではあるな。

コア方面を望むんだったら、

ガールズメタルコアのConquer Divideのがまだ良い。



この曲自体は、ちょっとメロディ押しな部分もあるけど

全然許容範囲内だな。

現状ならAAよりもCDのが新譜は楽しみって感じ。

どうも、トトです。




それでは今年35枚目の新譜レビュー

そんなAAやCDよりも

ガッツリ!漢のメタルコアしてるバンドを取り上げます。

今回のバンドは、前ブログで前作をレビュー済み

さらにそれ以前、2015年の来日公演にも足を運びました。

その間ずっとリリースも滞ってましたが、

こうして新譜が世に出た為、

引っ越し後のこちらのブログでも

ようやく取り上げることができました。

そんなバンドの最新作はこちら。




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Unearth『The Wretched; The Ruinous』
01. The Wretched; The Ruinous
02. Cremation of the Living
03. Eradicator
04. Mother Betrayal
05. Invictus
06. Call of Existence
07. Dawn of the Militant
08. Aniara
09. Into the Abyss
10. Broken Arrow
11. Theaters of War





US産ベテランメタルコアのUnearth

前作から5年ぶり8枚目となるアルバム

The Wretched; The Ruinous

Century Mediaから5/5にリリースされました。


確か00年代では

メタルコア四天王に数えられていた気がします。

その中で唯一、当ブログ複数回取り上げているUnearth

前作から5年ぶりとはいえ、その5年間では

四天王の中でもいちばん活動的なのではないでしょうか。

そして今年1月には

自分がUnearthのライブに行った2015年から8年ぶりに

SABLE HILLS主催の元、来日を果たしました。



自分は今回見送りましたが、

読者様の中には、ライブに行った人もいるんじゃないでしょうか。

その際には、間違いなく

今作からの曲もプレイしたことでしょう。

そんなUnearthの最新作、

早速、聴いていこうと思います。





The Wretched; The Ruinous
ド頭からTrevorの野性味溢れるスクリームと
激しいメタルコアサウンドで幕を開ける
今作タイトルトラックとなる1曲目。
オープニングとしても相応しいUnearth節全開となる
硬派サウンドのメタルコアで上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
疾走感を感じる勢いがありつつも、その勢いを殺す
ブレイクダウンで落とす感じも漏れなく(* ゚∀゚)イィゾー
ある種、メタルコアのお手本のような感じで、
マイナス面はないに等しいサウンドはやっぱ良い。
終盤、地獄の底から響いてくるようなコーラスも◎

そんなタイトルトラックに
来日公演のLIVE VIDEOを使ってくれるの嬉しいですね。
この1/17のUNIT行った人なら、映ってる人もいるのでは?
5月に入ってもクソほどうるせぇ国内ライブシーンとは違い
1月の時点でこの熱狂的な盛り上がりも素敵すぎる。
何気にAFURIでラーメン食ってるの笑うわw
美味しいよねーAFURI(´∀`)





Cremation of the Living
これは絶対走るヤツ!ヾ(* ゚∀゚)ノ
と、イントロからの期待通りに
疾走サウンドへとなだれこむ2曲目。
(* ゚∀゚)イィヨーイィヨー!メタルコアは走ってナンボよー
っていう疾走感からの転調で叩き落とす
ブレイクダウンがまた正義なのよヾ(* ゚∀゚)ノ
サビでもテンポは落とし、メロディアスになるも
Trevorは叫びっ放しなのがまた良いんだよね。
後半にはメタルバンドらしいギターソロも搭載。
そこからまた、バストラ高速連打がとても良い
疾走サウンドに切り替わるのが○


Eradicator
イヤホンで聴いてると、右に左に、
掛け合いのようなリフから始まるイントロがアツい3曲目。
Trevorの咆哮と共にヘヴィサウンドで幕を開け、
ここから再び走り、そして落とすというお手本感。
そして落としたあとはまた走る!ヾ(* ゚∀゚)ノ
コーラスによる声量多めで叫んでるとこも○
後半に差し掛かる頃には、再びコーラスによる
シンガロング感を携えたブレイクダウンで落とし、
疾走サウンドに乗せたギターソロが響き、
メロディアスなラストサビへと流れていきます。


Mother Betrayal
メロウかつ、ほんの少しダークな雰囲気を漂わせる
ギターから幕を開け、シンフォニックなコーラスと共に
オープニングを飾る4曲目。
そこから再び疾走感のあるサウンドに切り替わり、
スピードに乗ったと思いきや、そのままブレイクダウン。
走って落とす定番展開は、やっぱ(* ゚∀゚)イィネ!
ホント、初期のMiss May Iを聴いてるようだわ。
まぁ、完全にMMIが影響受けてる側ですけどねw
高鳴るギターと共にブレイクダウンで落として締め。





Invictus
流れるようなギターと疾走サウンドから始まる5曲目。
そのままサークルよろしくな疾走感を保ったまま、
やっぱりブレイクダウンで落としてくれるヾ(* ゚∀゚)ノ
Trevorさんブレイク中も叫びまくり、
ライブでは間違いなくモッシュが捗るだろうなぁ。
ヾ(* ≧□≦)ノ Witness the Apocalypse!
ヾ(* ≧□≦)ノ Witness the Apocalypse!!
ヾ(* ≧□≦)ノ Witness the Apocalypse!!!
Looooooost!!!!
と来るシンガロングパートは間違いなく上がるな!
そこから終盤へ向かって走り、
ラストはダウンテンポに落としにかかる締めも最高だヾ(* ゚∀゚)ノ


Call of Existence
ヾ(* ≧□≦)ノ Call!! ヾ(* ≧□≦)ノ Call!!
ヾ(* ≧□≦)ノ Call!! ヾ(* ≧□≦)ノ Call!!
6曲目では初っぱなから4発、タイトルの一部を叫ぶ
アツいシンガロングパートから始まります。
この間、どんどん絡み合ってくイントロのギターがクール。
イントロを抜けると早くもブレイクで落とし、
そこからアップテンポにメロディックメタルコアを展開。
ここでもやはりセオリー通りに
上がるサウンドと落とすサウンドを交互に展開していきます。
その中でも、ギターはかなり耳を引きますね。
ギターソロもしっかり搭載してますし。


Dawn of the Militant
そんなギターから耳を突く展開で始まる7曲目は
徐々に掻き鳴らす方にシフトしていき、
ツインギターと共に勢いづいていく流れで
アツいシンガロングパートを挟みながら
疾走メタルコアへとなだれ込んでいきます。
そしてシンガロングは健在なままブレイクダウンで落とす。
一瞬のモノローグを挟んでからは
ブラストからのブレイクダウンで叩き落としにくる。
間に基準信号みたいな音声が鳴るのも面白い。





Aniara
8曲目は今作唯一のインストナンバー。
ここまでの勢いとテンションの高さを
一旦、落ち着かせるような、
ここまでとは全く違うギターの音色を響かせる
わずか57秒の静穏ショートトラック。


Into the Abyss
続く9曲目はイントロからギターに引かれる。
その後は安定の熱い男のメタルコアを展開していきます。
走って落とすはもはや様式美!
そして、イントロからギターに引かれてましたが
この曲のギターソロかっけーな!(* ゚∀゚)
ドラム効果もあるかもしれないし、
ギターソロに関しては、カッコ良いも悪いも
あんまり思ったことないけど、これはカッコイィ!
後半、一時の静穏パートを挟んだあとは
クリーンによるコーラスと共にミドルテンポに。

なんかブラボで見たような刻印?あるな
と思った、ストーリー性のあるモノクロのMV
演奏シーンは額縁の中で映されているのがgood





Broken Arrow
10曲目に入っても、頭から全力シャウトのTrevor
ここでも叫びながら走り回れそうな
シンガロングを交えながらの疾走メタルコアを展開。
クリーン…というか、クリーンコーラスが前に出るとこがあり、
クリーンなしで叫びまくるのがUnearthの強みでもあるので
これは少し意外な展開でもあります。
しかし前に出るとはいえ、あくまでコーラス感は抜けないので
明確にクリーンボーカル導入感がないので、
全然受け入れられる要素ですね。


Theaters of War
FACTの"Shadow of Envy"を彷彿とさせるイントロで
なんか…とても懐かしい気持ちになったラスト11曲目。
一瞬、静止したあとはTrevorの咆哮と共に
ヘヴィサウンドを叩きつけてきます。
疾走感はなくとも、頭振りたくなるグルーヴ感と
シンガロングパートは健在なのがアツい。
サビのギターがまたメロディアスなのも良い。
当然ブレイクダウンもあるワケですが、
ラストにくるブレイクダウンがダウンテンポで
"落とす"雰囲気増し増しの凶悪感あって(* ゚∀゚)イィネ!
そこに高鳴るギターとTrevorの咆哮を加え、
激しさを保ちながら終幕へと向かいます。





以上、

Unearth『The Wretched; The Ruinous

でした。

(* ゚∀゚) 良いねぇ

熱量高め、テンション高めで送る

硬派サウンドのメタルコアやっぱえぇわぁ(*´ω`*)

Unearthは自分がメタルコアを"メタルコア"と認識して

割と最初の方に聴いたバンドでもあるし、

その時期にライブ行ったバンドってのもあって、

メタルコア名乗るならクリーンなんて極力なくてもいい

っていう思いは、今もあります。

良いクリーンはポスコアの方に期待してるのでね。

その点、やっぱりUnearthは期待通りというかね。

元々、ハードコア気質なところもあるバンドだし

そういうところも輪をかけて硬派感を引き出してる。

そこにメタル特有のクサメロギターもあるし、

疾走感は文句なし、重さ的にも十分、

ボーカルも基本はTrevorの咆哮のみで展開し、

そして、否応なしに上がるアツいシンガロングパート

これぞ"漢"のメタルコア

ってのが、ずっと継続しているのはとても良い。


と、こうして聴いてみれば

作風同様にこちらのテンションも上がる

Unearth『The Wretched; The Ruinous

硬派メタルコアを聴きたい人には

これ以上なくオススメな1枚です。

是非ぜひ、ご一聴。





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