また素敵ラインナップすぎるフェスが発表されましたね。

こういうの見たときに、いつもウチで取り合げてきたバンドが

どれくらいいるかなーって数えたりしてるんですが、

各日、各ステージには、確実に1バンド以上いる

多いとこでは1ステージに5~6バンドいますw

世界にはそれだけ多くのバンドがいるし、

その中から、自分もそれだけのバンドのことを

ブログで取り上げてきているんだなぁ、と。

何ならこのラインナップにPOP PUNKは1つもいない

と考えれば、それ以上にって部分もありますしね。

継続は力なりです。

どうも、音楽ネタブログ13年目のトトです。



5月に入り、既に2週目の金曜日を迎えたところで

ようやく5月リリースの新譜レビューを取り上げます。

まぁ、SUM 41が解散発表なんてするし…

そうでなくてもライブもあったしね。

てか、前回の新譜レビューで

ニューメタル盤の少なさに危機感を覚え、

From Fall to Springを見つけ、記事にしたのに

5月最初の金曜にニューメタル盤が出るというね…笑

タイミングが良いんだか悪いんだか(。-∀-)-3

そんな今年34枚目の新譜レビューは

↑のBlue Ridge Fesにも出演が決まったバンドの最新作。





20230505_112656
Dropout Kings『Riot Music』
01. Hit Like This
02. Dark Energy
03. Fighter Jet
04. Pull Up
05. Demons
06. Lights Out ft. DED
07. Riot Music
08. Tofu
09. No Notoriety
10. Been G.O.A.T.
11. Vacuum Cleaner
12. Tell Me
13. Hey Uh





当ブログで初めて取り上げた前作EPから3年

US産ニューメタル、ラップメタルバンドの

Dropout Kings2枚目のアルバムとなるRiot Music』が

Suburban Noize Recordsから5/5にリリースされました。


この3年の間、シングルリリースバンドになってたし

何なら他者の曲へ参加していたりって感じで

アルバム出すなんて思ってなかったのもあって

嬉しいサプライズとなりました。

そんなDropout Kingsの最新アルバム

3年の月日はバンドの音楽性を変えたか変えなかったか

早速、聴いていこうと思います。





Hit Like This
冒頭からダークな雰囲気の中、ラップから始まる1曲目。
サビに入ると、ボーカルとのコール&レスポンス的に
ヾ(* ≧□≦)ノ Hit Like This!!
と、タイトルをシンガロングするとこが
暗い曲調に反して、どキャッチーで非常に耳に残ります。
ニューメタルというよりも、ラップトラックな面が強く
サビ以外はバンドサウンドも控えめです。


Dark Energy
2曲目も始まりはタイトル通りのダークな雰囲気。
しかし、あくまでラップメインだったような前曲から一転
プログレ系のような重さ際立つサウンドが響く。
特に、ぶっとい弦使ってそうなベースの重低音(* ゚∀゚)イィネ!
とはいえ、前曲ほどでないにせよ
ボーカルのほとんどはラップで展開しています。
後半の捲し立てるような、息継ぎなしの限界に挑むような
ひと呼吸でいけるとこまでいくようなラップはすげー


Fighter Jet
3曲目は再びラップトラック的な展開を見せます。
中盤以降はバンドサウンドも加わり、
音そのものよりも、雰囲気がズーンと重苦しい感じに。
テンポが遅いところも、その雰囲気を後押ししてるか。
それと同時にクリーンボーカルで歌う部分も。
アウトロにわずかに鳴るストリングス要素は○


Pull Up
こちらもラップトラック的な始まりとなる4曲目。
サビからはシャウトと共に
ヘヴィなバンドサウンドも展開して勢いに乗る。
ミドルテンポに低音で攻める展開や良し。
後半、単語をひとつひとつ叫んでいくところは
こちらもシンガロング衝動を煽られます。


Demons
タイトル通り、ダークで悪魔的な展開かと思いきや、
悪魔ってより、天使側の雰囲気に近い気がする5曲目。
アンビエントな浮遊感ある静かなサウンドの中、
ラップボーカルによる言葉が紡がれていきます。
サビのファルセットの感じも悪魔って感じはないなぁ。笑
という、タイトルと相反する雰囲気がおもしろい曲でした。


Lights Out ft. DED
ニューメタルバンドDEDをゲストに迎え
ここでミドルテンポなグルーヴ感とラップボーカル、
シャウトとヘヴィサウンドが上手くマッチした
ストレートなニューメタル感ひとしおとなった6曲目。
ミドルテンポな曲調も後押ししてか、
2枚目あたりのLinkin Parkを感じさせるし、
歌ってる時、叫んでる時もChesterを彷彿とさせます。
後半のクリーンパートもちょっとそれっぽく聞こえる。
ベースがラップトラック強めでもいいんだけど、
こういうの聴くと、やっぱこっちのが良いってなるな。
トラップじゃなくて、ラップメタルじゃなくて、
ニューメタルが聴きたいんよなと。





Riot Music
冒頭からシンガロング感あるコーラスと共に始まる
今作タイトルトラックの7曲目。
ここまでの割とまったりした感じも払拭し、
そうしたシンガロング感も含め、そこそこのテンポ感もあり
今作前半よりも、だいぶ勢いある感じに聴こえます。
ラップパート自体も、シャウト気味なところが
サウンド面と相まって曲に勢いをつけています。

「暴動の音楽」はまだいい…w
野球用はダメだったwwwww
タイトルトラックらしく、アートワークさながら
歌詞を日本語で表示していく面白MV
歌詞じゃなくて、こう見ると単語の羅列なんだよなw
野球用 その中の 爪
この意味不なパワーワード感やべぇなw





Tofu
豆腐?東風?と目を疑ったタイトルの8曲目は、
再びラップトラックなスタートを切ります。
しかし、すぐに低音ベースが響いてきます。
今作に於けるベースの雰囲気良いなぁ(* ゚∀゚)
良い意味でバンドサウンドがガシャガシャしてなくて
ラップトラック寄りだからか、バンド感は薄く、
ベースの音が割としっかり聞こえるのが大きいのかも。


No Notoriety
そんなベースがまたイントロから発揮する
重さとグルーヴ感が気持ち良い9曲目。
ラップボーカルで進み、サビではハスキーなクリーンに
ラップを後を追うようやボーカルスタイルで展開。
同時にサビはバンドサウンドを展開しているので、
ここでもLPを彷彿とさせるような雰囲気が○
ちょっと汚いクリーンはChesterっぽくはないけど、
こういうのもどっかで聴いた気がするな誰だったか…


Been G.O.A.T.
10曲目も怪しい雰囲気のサウンドと
冒頭からラップボーカルでスタートします。
と思ってると、重低音なサウンドが響いてきます。
その中で、バックに鳴るストリングスや打ち込みが
少しダークでシアトリカルな雰囲気を醸し出すのが(* ゚∀゚)イィネ!
個人的にダークな部分とシアトリカルは結び付くし
むしろ、結び付けたいからね!


Vacuum Cleaner
11曲目も怪しくダークな雰囲気はそのままに
激しいシャウト混じりなラップから幕を開けます。
そんな冒頭からベースの重低音も良い感じ(* ゚∀゚)
後半の掛け合いのような、ラップバトルのような
シャウト混じりのラップの応酬も良いですね。
てか、これもタイトルちょっと面白いな。笑
ちょっとホラー的な雰囲気と考えれば、
思い浮かべるのは「ゴーストバスターズ」かなw


Tell Me
つま弾く静かなギターとラップから始まる12曲目。
エモーショナルな歌メロクリーンパートもあり、
エモラップをベースとした歌ものな雰囲気増し増し。
間違いなく今作で最もメロディアスであり、
エモーショナルな雰囲気を持つ1曲です。


Hey Uh
オルゴール…ではないけど、似たような音が
静かなホラー感を醸し出して始まるラスト13曲目。
先月記事にしたVRゲー『Switchback VR』に合いそう。
その後すぐにヘヴィサウンドを叩きつけ、
さらに、ここでもコール&レスポンス的に
ヾ(* ≧□≦)ノ hey!! uh!!
と、1曲目同様のタイトルシンガロングパートがあり
こういうので最初と最後を務める曲順、構成(* ゚∀゚)スキー
途中に入る、たどたどしく女の子が喋るとこかわいいな。笑
それを遮ってヘヴィサウンドと激しいラップを展開し、
そのままラストまで持っていきます。







以上、

Dropout Kings『Riot Music

でした。

今作、全体的にけっこうダークな雰囲気でしたね。

それ故に、聴いてて楽しくなるとか

笑顔になるとかってのはないけども。

しかし、同時によりラップの方を強調させている感じで

トラップ的、ラップメタル的な要素がより強く出た感じ。

こんなにラップ要素強めな作品をレビューできたなら

これ系のラッパーとか他作品もレビューできんじゃね?

なんて思えてしまうほど。笑

そんな中で、ストレートにニューメタルしてる

DEDを迎えたM6. Lights Outの存在が、個人的にかなり際立つ。

それにタイトルとは真逆な雰囲気のM5. Demonであったり

歌メロ特化なM12. Tell Meなんかも。

こういうのがあるからこそアルバムの中で変化が生まれ

いい感じに味変してくれるのが良いですね。


とはいえ、デビューアルバムとしては良盤。

アルバム1枚の曲数も減少傾向にある中、

13曲というボリューム感も十分です。

Dropout Kings『Riot Music

期待の新人ニューメタルのデビューアルバム

是非ぜひ、チェックしてみてください。





関連記事