アルバムの情報がないままシングルが続いている

ドイツの男女ボーカルポスコアVENUESですが

これまでのシングルの中でも、この新曲がいちばん良いな!

こうしてシングルも増えてきたし、

そろそろアルバム情報出してー

どうも、トトです。



Alt-Popみたいに新規を見つけることができる

と、思いきや、

Spotify公式のNu-Metalプレイリストって

ただの老害…否、定番セットみたいなヤツで

その頃のバンドのその頃の曲しか選んでないっていう

新規発掘、新しいバンド発見という意味では

屁の役にも立たないプレイリストなんですよね(。-ω-)-3



公式がこんなんじゃ呆れ返るわ。

ってことで、個人で組んでいたプレイリスト

New Nu Metal 2023」という、名前もまさになプレイリストを発見し

そこから見つけたバンドの新譜になります。

ってことで、5月分に入る前に

4月リリースの今年33枚目の新譜レビューはこちら。





20230504_004511
From Fall to Spring『Rise』
01. BR4INFCK
02. BLACK HEART
03. DRAW THE LINE
04. SUPERNOVA
05. AWAKE
06. RISE
07. LIGHT UP THE SKY
08. BARRIERS
09. BEASTMODE
10. DESTINY
11. THE CURSED ONE





ドイツからの新星ニューメタルバンド

From Fall To SpringのデビューアルバムRise

Arising Empireから4/14にリリースされました。

出身がドイツで、ラウド系のバンドであれば

もはやArising Empireは待ったなしのレーベルですね。笑


前回、蔵出しで言ったように

Alt-Pop方面に危機感を抱いていたけど、

ニューメタル方面も、何気に毎年危ねんだよな(。-∀-)笑

いつも枚数ギリギリだし。

そう思っての、プレイリスト活用から発見したバンドですが

タイミング良く、4月リリースで良かった\(^o^)/

そんなプレイリストはこちら。



これはめっちゃ(* ゚∀゚)イィ!

既に何組かフォローしてるバンドもいたけど

まさに"New" Nu Metalに相応しい選曲で

From Fall To Spring以外にも、

新たにフォローしたバンドもいます。

もちろん、ここに選ばれていた曲が

2023年のバンドを中心に。

今年シングルでも出してれば、

アルバム出す可能性だってあるだろうしね。


そんな中から見つけたFrom Fall To Spring

まずは彼らの新譜を聴いていくことにしましょう。





BR4INFCK
ちゃんと表記するならBrainfuckかな?
と思わせるタイトルのオープニングトラック。
デジタルボイスによるモノローグから
ラップ調のクリーンボーカルで始まる1曲目。
その後、シンセを絡めたヘヴィサウンドが響きます。
中盤に差し掛かると高速ラップパートに(* ゚∀゚)
同時にサウンドもテンポを上げつつ、
シャウト気味なラップ調ボーカルと共にヘヴィサウンド
サビではそのままクリーンボーカルへ。
昨今のポスコア的な雰囲気も感じつつ、
確かなニューメタルも感じさせるラップボーカルと
そこそこに重いヘヴィサウンドが良いですね。





BLACK HEART
2曲目は冒頭からラップボーカルを展開します。
そして前曲よりも遥かに重さを感じるバンドサウンドに
グッとニューメタル感を増した雰囲気に。
Bメロではサビ前にガッツリ叫ぶパートもあり、
より色濃くニューメタル化してきてとても良い(* ゚∀゚)
曲調もミドルテンポで、サビのクリーンも○
シンセの雰囲気もニューメタルらしく、
同時にやっぱどことなくドイツバンドっぽさも感じます。





DRAW THE LINE
このスクラッチを含めたヘヴィサウンドのイントロ
めっちゃ(* ゚∀゚)イィ!と思える3曲目。
ここへ来て王道ニューメタル全開で最高だ!
サビのシャウト気味なクリーンは
Chesterを彷彿とさせる声質だし、
クリーンを追うようにラップを展開させるところとか
スクラッチの入れ方とかを聴いてても
まさに初期Linkin Parkじみてて、めっちゃ良いな(* ゚∀゚)
これこそまさに"あの頃"のニューメタル好きには
ぶっすり刺さる曲だと思います。
全力シャウトから入るブレイクダウンも最高ヾ(* ゚∀゚)ノ
アウトロのヘヴィサウンドとスクラッチの組み合わせも
まさに!すぎて、最初から最後までニューメタルしてて◎

前2曲のMVの中ではギターを弾いてたけど、
こうしてフロントに2人並んで確信めいたものを感じたけど
双子か?!
双子のツインボーカルって見た目的にも良いし、
今後はこのスタイルでいってほしいな。





SUPERNOVA
4曲目はレトロなシンセにクリーンを絡め始まります。
その後のサウンドは重く、クリーンをメインに。
こういうのにシンセ鳴らしてる感じは、
まさしくドイツ産ポスコアだよなぁって思う。
ニューメタルだけじゃなく、そっちの層にもオススメできそう。
後半には声量増しのコーラスが響いたところから
短いギターソロへと流れていきます。
アウトロは昔懐かしのエレクトロコア感。





AWAKERISE
まずはシンセから口火を切って始まる5曲目は
わずか35秒のインタールードに。
最後に少し遠くで叫ぶようなシャウトから2秒静穏、
そして6曲目のタイトルトラックへと繋がります。
こちらも静かなシンセと共にクリーンからスタート。
そのあとはバンドサウンドと共にラップパートへ。
サビではこれまたややシャウト気味に、
これまでよりもハイトーンなクリーンを展開します。
Bメロも同様、上がるラップパートは
シャウト+ラップな雰囲気もあって(* ゚∀゚)イィネ!
終盤の展開はこれまた、まさになドイツ産ポスコアに。

逃げ道のない水上シーンがいちばん怖いわ…
という、ホラーめいたMVも良いけど、
車のナンバーがFFTSでちょっと笑うわw





LIGHT UP THE SKY
Yellowcard正式に復活してんなら日本来いよー( ノД`)
と、そんなYCを真っ先に浮かべる同タイトルの7曲目。
しかし、YCとは全く違うヘヴィサウンドから始まり、
掛け合うようにラップボーカルを展開していきます。
Bメロも同様、やっぱグルーヴ感あるヘヴィサウンドと
ラップの組み合わせは良いなぁ(* ゚∀゚)
後半、ラップから入るブレイクダウンも良い。
ブレイクダウン中には全力シャウトがくるのもgood(゚∀゚ *)
ラストはクリーンの裏でラップを展開するアウトロで締め。





BARRIERS
8曲目はクリーンによるラップ調からスタート。
サビではバンドサウンドと共に同様のボーカルスタイル。
Bメロの方はよりラップ感を強調しつつ、
昨今のエモラップ的な雰囲気があって良いですね。
てか、後半にいくにつれラップ要素強くなるな(* ゚∀゚)
さながらFFTS式のエモラップトラックって感じ。
ラストはコーラス増し増しになるのも○





BEASTMODE
裏コード!ザ・ビースト!と言いたくなるw、
そんなタイトルの9曲目は、そんな破壊的なモードより
軽快なラップトラックとして幕を開けます。
こちらも前曲と同じようにラップ要素は強く、
それでいて、けっこうキャッチーなのが良い。
しかしサウンド面はエモーショナル要素を取っ払い
ヘヴィサウンドがニューメタル、ラップメタル感ひとしお。
ブレイクダウンではスクラッチと同時展開するのも(* ゚∀゚)イィネ!
前曲と比較してしまうのもあれだけど、
こういうの聴くと、やっぱこっちのが好きだなーってなるな。





DESTINY
10曲目もラップボーカルから幕を開けます。
すぐにハイテンポなクラップも飛び出し、
イントロのバンドサウンドはまた
ガッツリ!ニューメタルしてるサウンドで良い。
Bメロではコーラスにシンガロング感が生まれ、
それと一緒にラップボーカル展開してるのが激アツ!
そしてここでも、全力シャウトから入るブレイクが◎
アウトロはグルーヴ感のあるヘヴィサウンドに
スクラッチを絡めてるのがまた最高の締めに。





THE CURSED ONE
今作ラストを務める11曲目こそが
「New Nu Metal」に選曲され、知るキッカケとなった曲です。
少しスローで静かなラップボーカルから始まり、
ラップはサビに向かうに連れてペースを速め、
サビではそのままヘヴィなバンドサウンドを展開。
Bメロのサビのがクリーンは映えている気がしますね。
2'25"と少し短めな曲でしたが、静かに締めるという意味では
アルバムのクローザーとして適任だったんじゃないかと思います。

この曲のMVはリリース日にUPされていますが、
他のMVの公開日と照らし合わせても、
ギターを手放し、双子のツインボーカルで
フロントを務めるようになったのは、ここ1年以内っぽいですね。







以上、

From Fall To Spring『Rise

でした。

MVの多さ、てか全曲あるところを見るに

プレイリストから知ったバンド、作品で良かった…

って思いはひとしおだったものの

良いなぁ…(* ゚∀゚)

と、聴き終わったあとにじんわり良さを実感する。

ドイツらしいシンセ要素のあるポスコアを

良い感じにニューメタルに昇華させてる感じ。

そして、今作を聴いて改めて思ったのは

スクラッチ音の重要性ね。

ラップ、ヘヴィサウンド、ミドルテンポにグルーヴ感

このへんの要素がしっかりしてる

昨今のニューメタルバンドは多いけど、

スクラッチ要素まで入れてるバンドはそこまで多くない。

このへんやっぱり、パイオニア的な存在である

Linkin ParkLimp Bizkitが「DJ」メンバーを取り入れ

より"ラップ"色を強めていたことが大きいと思いますが

FFTSには、これがあるのは非常に良かったです。

それによりニューメタル感がグッと強くなる。

やっぱヘヴィサウンドにスクラッチ鳴ってて欲しいのよ

なんて思っちゃいましたからね。笑


そうした部分も、

ニューメタル全盛期を通ってきた人にはオススメできる

From Fall To Spring『Rise

新しいニューメタルバンドの中でも、

より当時のニューメタルに近いバンドかもしれません。

是非ぜひ、ご一聴。





関連記事