GWも今日も含めてあと2日

早ぇ…もっと休みくれ…(´Д⊂)

なんならずっと休みにしてくれ←

そしたら色々"追われる"ことなく

記事だって余裕で書いていけるのに(´Д⊂)

どうも、トトです。



それでは4月分の蔵出しといきましょう。

今回は見逃し新発見も含めて

5枚

の作品を取り上げます。

しかし、今回の5枚は5枚ともすべて

今年ほど来日が爆発しておらず

レビューに割ける時間が多かった昨年なら

どれも本記事で書いてたかもしれないくらい

良作揃いの5枚でした。

そんな中から、まずはこの作品からいきましょう。




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Enter Shikari『A Kiss For The Whole World』
01. A Kiss For The Whole World x
02. (Pls) Set Me On Fire
03. It Hurts
04. Leap Into The Lightning
05. Feed Yøur Søul
06. Dead Wood
07. Jailbreak
08. Bloodshot
09. Bloodshot (Coda)
10. Goldfĭsh ~
11. Giant Pacific Octopus (I Don't Know You Anymore)
12. Giant Pacific Octopus Swirling Off Into Infinity...





今なおベースの音楽性は崩すことなく活動を続ける
Enter Shikariの7枚目となるアルバム
A Kiss For The Whole WorldSO Recordings
自主レーベルのAmbush Realityから4/21にリリースされました。

まず1曲目のタイトルトラックから、引きの強い曲でした。
快活な金管サウンドから始まり、曲調も上げ調子、
賑やかな女性コーラスもあり、
何ならちょっとEASYCORE感があるのもgood(゚∀゚ *)

M4. Leap Into The Lightning
この手のエレクトロ系ミュージックと
バンドサウンドが上手く組み合わさった
とてもEnter Shikariらしさを感じる楽曲でした。
しかし、これまでにないポップさキャッチーさが新鮮。

終始鳴る劇場的なストリングスが耳を突くM6. Dead Wood
ラストサビはバンドサウンドと共に壮大なストリングスが○
ストリングスで言えば、インタールード的な
M9. Bloodshot (Coda)は、ショートトラックでありつつ
オケ感のある77秒は圧巻でした。

ポップナンバーであるM7. Jailbreak
さながらEnter Shikari式POP PUNK/POP ROCK的だし、
M10. Goldfĭsh ~はナイトシティで流したくなるような
ラップ要素あり、ポップな要素あり、シンセもさながら
サイバーパンクな雰囲気がとても良いヾ(* ゚∀゚)ノ

と、簡易的でもこれだけ挙げられるくらいには
個人的にもけっこうな良作でした。
2つ前の5枚目は(; ゚Д゚)えぇ…って感じの作風でしたが
前作あたりから"らしさ"が戻ってきた感ありますね。
そして、インタビューを読むにコロナの影響もありそう。
そうしたところもリスナーも感じた結果か、
今作はなんと、全英1位を獲得しました。
シカリ聴いてたけど、最近はめっきり…って人には
まずオススメしたい新譜でした。







20230421_002840
Ailiph Doepa『ブレイン E.P.』
1. That's a 脳脳
2. えんぱいあ!
3. Edo Word
4. DEUS EX MACHINA
5. The Record of Johnny
6. Wenkamuy
7. RUSSIAN ROULETTE -cover-
8. Cuban Pete -cover-




カオスな音楽性が唯一無二の存在感を放ちまくる
Ailiph Doepaの新譜『ブレイン E.P.』が
4月21日にリリースされました。
今作のタイトルにちなんでの右脳左脳的なことなのか
Spotifyでは「Left Side」「Right Side」と
4曲ずつ分けて、別々に配信されています。
面倒臭いからプレイリストで1枚にまとめて聴いたけどw

こんなもんレビューできるか!w
と言いたくなるレベルで、良い意味でとっ散らかった
本当の意味でジャンルに囚われない音楽性の広さ、
他に類を見ない唯一無二感は顕在です。

vo/アイガーゴイルのボーカルバリエーションの広さも
ホント、聴いてて飽きないのはひとしおだし、
楽器隊もよくもまぁこんなに転調しまくる曲の数々を
プレイできるもんだなぁと驚きます。
そこは歌詞にも同じことが言えるけどもw
MVを見てるとその歌詞のカオスっぷりもよくわかるw
いや、歌詞の意味はわからんけどw

ラウドに、メタルに、ポップまであるのはもちろん
パンク的な疾走感もあり、当然ブレイクダウンもあり、
ファンク、スカのようなリズム感、壮大なシンフォニック感、
牧歌的なカントリー・アイリッシュ要素があったり
ストリングスや流麗な鍵盤の旋律であったり …etc
これだけ挙げても足りないほどの様々な要素、
ジェットコースターと、おばけ屋敷と、
メリーゴーランドをまとめて合体させたような
闇鍋的でカオスなのが聴いてて飽きないんだよな。
墾田永年私財法ォウ…
からブレイクダウン入れるバンドなんて
このバンド以外にいるワケないわw



良くも悪くもこの"何でもあり"な楽曲スタイルで
こんなの、ライブでもよう実現できるもんだと思います。
間違えたりせんのかねw
こうした曲ばかりだと、逆に間違えようが
別アレンジとして成立してしまいそうな気さえするけどなw

今作ラストの"Cuban Pete"のカバーでは
やっぱ映画の「マスク」や
「リトルマーメイド」が浮かんできちゃうなw
まぁ、この曲を世に知らしめたのが「マスク」と思えば
ドーパがカバーするのにこれ以上ない曲だと思えますねw
マスクとドーパのカオス感が絶妙にマッチしますw

と、ちゃんとしたレビューができる気はしませんが
M1. That's a 脳脳
M4. DEUS EX MACHINA
M5. The Record of Johnny
の3曲が、今作の中での個人的なお気に入りです。







ここからは、リピーターの読者様には

さして興味ないと思われる、笑

Spotify公式のプレイリストAlt.Pop.から発見した3組。



せっかく部門を設けたのに、

このままだとAlt Pop部門のベストアルバム出せなくなる

という、危機感に駆られ

久々にプレイリストを聴いてみての発見でした。

当ブログで取り上げている他のジャンルのように、

放っといてもリリース情報が次々と流れてくるほど

こっち方面はまだまだ無知だし

知ってるバンド、シンガーも知らないですからね。




20230501_231719
Anna of the North『Crazy Life (Deluxe)』
01. Bird Sing
02. I Do You
03. Nobody
04. Listen
05. Living Life Right
06. Red Light
07. No Good Without U
08. Dandelion
09. Meteorite feat. Gus Dapperton
10. 60 Seconds
11. Let Go
12. Swirl
13. Ridin
14. Try My Best




ノルウェーのドリームポップ/シンセポップユニット
シンガーソングライターAnna Lotterudのソロプロジェクトである
Anna of the North
昨年11月にリリースされた3枚目Crazy Life
Deluxe盤が4/28にリリースされました。

プレイリストに入っていた中から
M2. I Do YouM3. Nobodyの2曲がハマり、
今作、そしてAnna of the Northを知りました。
アルバムとしてもちゃんと自分好みではあったけど
やはり"I Do You"
聴いてて気持ち良いサビのメロディが刺さりすぎました。

M5. Living Life Rightでは
まさにドリームポップ感ひとしお。

リズミカルで静かなダンシングナンバー
M7. No Good Without U
終盤にはサックスが鳴るのも(* ゚∀゚)イィネ!

M8. Dandelionはベースが気持ち良い。
今作の中ではアップテンポな曲調で、
ポップでキャッチーなメロが非常に耳触り良い。

今作唯一のゲストGus Dappertonが参加している
M9. Meteoriteは、口笛のような音色が耳に残る。
Gus Dappertonとの男女ボーカル感もgood(゚∀゚ *)

12曲目からのDeluxe盤の追加3曲も
どれも甲乙つけ難しの良曲でしたが、
個人的にはM13. Ridinが良かったかなー( ´∀` )

Annaもだし、昨年出したAuroraもノルウェー
同じく昨年のTove Loはスウェーデン
何ならAnnaの歌声はCHVRCHESLaurenっぽさも。
この手のジャンルの新規を開拓するには
北欧方面を見ておくのが吉なんでしょうかね。








images
lozeak『Gut Feeling』
01. Gut Feelings
02. U Should Be Mine
03. Drag Me To Hell
04. XO
05. Dry Eyes
06. Used To You
07. Cutthroat
08. Seasick
09. Fingerprints
10. Red Flag




変わってこちらはUKからのlozeakのデビューアルバムであり
デビューミックステープでもあるGut Feeling
3/31にリリースされました。
TikTok Starなんて書かれている記事もあり、
まさに現代っ子なAlt-Popシンガーであると言えます。

そんな彼女のアルバムからプレイリストに選出された
M4. XOが良いなと思って、存在を知ることに。

M2. U Should Be Mineでは
テンポ感良好、シンセ要素もある女性ボーカルの
POP ROCK/POP PUNK感あって(* ゚∀゚)イィゾー

冒頭、サビに到るまで声量多めのコーラスが響く
M6. Used To Youも、その賑やかな感じが○

声量の賑やかさで言えば、
M9. Fingerprintsも決して負けていません。

TikTok Starって言う割に、そっちでバズりそうなのは
それこそM2くらいじゃね?とは思ったけど、
TikTokやってもないヤツの言うことなんてねw
と、Anna of the Northほどハマらなかったけど
10曲もあれば良いなと思える曲も出てくるし、
10曲27分のサクッと感はまさに現代ならでは。






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Joesef『Permanent Damage』
01. Permanent Damage
02. It's Been a Little Heavy Lately
03. East End Coast
04. Just Come Home with Me Tonight
05. Borderline
06. Didn't Know How (to Love You)
07. Apt 22
08. Shower
09. Joe
10. Blue Car
11. Moment
12. Last Orders
13. All Good




スコットランドのソウルシンガーJoesef
デビューアルバムPermanent Damage
1/13にリリースされました。
この手のジャンルで男性ソロシンガーって
なかなか珍しいのでは?と思いますが、
このシーンが得意な人からするとそうでもないのかな?

しかし、音楽性的には
シンセを使用しつつ、全体的にはやや陰性、
それでいてポップでキャッチーなメロディと
このプレイリストにもバッチリ!ハマる感じでした。
それは序盤のM2. It's Been a Little Heavy Lately
M3. East End Coastからも大いに実感。

続くM4. Just Come Home with Me Tonight
浮遊感増し増しで耳心地最高で
寝る前に聴けば、気持ち良く落ちれそう(。-ω-)zZ

そうしたサウンドにストリングスを加えた
M7. Apt 22もとても耳触り良く、
Joesefの優しいボーカルも素敵です。

M8. ShowerM9. Joeにはコーラスも加わり、
そのコーラス要素がまた良さを引き立てます。

M7、M8、M11、M12あたりの曲には
僅かにホーンサウンドも聴こえてきて、
ソウル感やジャズ感を感じられるのも良かったです。

そんな今作の中で、彼を知ったキッカケとしては
プレイリストに選出されていたM11. Moment
今作1枚を聴いてみて分かったことですが、
この曲のみが軽快なテンポ感で展開していて、
クラップパートによるキャッチーさもあり、
近年のEmarosaを彷彿とさせる曲調なのも良かった。
プレイリストにコレが選ばれてなければ、
自分のアンテナには引っ掛からなかったと思いますね。





そしてlozeakはUK、Joesefはスコットランド、

やっぱりこっち方面でした。

少なくともこういう音楽ってUSはあまり出ないし、

むしろUSだとオルタナよりインディーのイメージ。

北欧でなくても、UKだとちょこちょこって感じ。

どっちかっていうと陰性音楽だし、US向きではないんでしょう。笑

確かに3組が3組とも、USっぽさみたいのはないんだよな。

まぁ、もともとUK方面の音楽って湿っぽいのが特徴だし

そういう面では日本とも合う部分は多い気がするんですよね。

日本なんて"ド"が付くレベルのエモ文化だし、神格化甚だしいし。笑

とは言っても、ドーパみたいなバンドもいるワケだしw

傾向みたいなのはあっても、

良い意味で雑多でごった煮感あるのは日本の良さだと思います。





と、余談も挟んだところで

見逃し新発見盤も含めた

4月の蔵出しレビューでした。

こうして蔵出しまで挙げてみると

4月はハズレ盤少なかったですね。

良き新年度のスタートだったのでは?と思います。

って、そうこうしてる間に

5月最初の金曜日を向かえ、

今月最初のライブであるStray From The Pathまで

1週間を切っているというね。

予習もラストスパートでしっかりしつつ、

新譜もチェックしていこうと思います。

それでは、今回はここまで。