心疾患か…

最近の著名人の訃報でもよく見るような

自死を選んだんじゃなくて何より。

もちろん亡くなってしまったこと自体は残念だけどね(´;ω;`)

どうも、トトです。



それでは今年16本目の新作映画

続編である今作ですが、

前作は既に視聴済み。

前作は非常に楽しめましたが、

内容的に続編を作ったとしても

前作より面白くなるなんてあるか…?

と、思ったのも事実です。

そうしたところにも注目しつつ、

映画館へ足を運びました。

そんな今回観に行った作品はこちら。




20230415_000944
search 2 / #サーチ2
(原題:missing)

ロサンゼルスから遠く離れた場所で行方不明になった母を探す<デジタルネイティブ世代>の高校生の娘ジューン。
検索サイト、代行サービス、SNS…使い慣れたサイトやアプリを駆使し、捜索を試みる。
スマホの位置情報、監視カメラ、銀行の出入金記録──
人々の行動・生活がデジタルで記録される時代、母は簡単にみつかるはずだった──
事故なのか事件なのか? 不可解な出来事はSNSで拡散され、国境を越えて大きなトレンドになっていく──
BUZZに翻弄される中、真相に迫ろうともがくジューン──
そこは“秘密”と“嘘”にまみれた深い深い闇への入り口だった──。





全編スマホやPCの画面の中で繰り広げられることで

大いに話題となったサスペンススリラー作品

search 2

まさかの続編が公開されました。

一発屋…って言うと言葉悪いけど

アイデア勝負の内容ではあるので

それの続編ってどうなの?

とは思いますが、前作を楽しめたのは確かなので

前作超えがないにしても

楽しめることは確定してるだろ

と思って、今作の情報が出た時点で

観に行こうとは決めていました。

前作は上映終了後に知ったので

自宅でBDでの鑑賞となってしまった為、

これを映画館で観れるという楽しみもありましたしね。

そうして観終わったあとの感想としては

さすがだ!(* ゚∀゚)

と、やっぱスゴいなぁとは思いました。

前作超えだ!

なんて安易に言いたくないし、言わないけど、

前作同様、観てる間に何度も何度も裏切られ

あーでもないこーでもないと思いながら

非常に楽しく観れたのは言うまでもありません。


そして、PCデスクトップの乱雑さも健在w

やっぱこのウインドウ出しすぎ感は

見ててイヤだわー(。-∀-)w

殊更、今作では

付箋出しすぎィ!

サクッとメモるには便利な機能だけど

あんだけ出てるとどれがどれかわからんくなるわw



と、前作は行方不明になった子を"探す"父親の物語でしたが

今作では出先で原因不明の"失踪"した母親を見つける子の物語。

前作原題はserching、今作原題はMissing

そこが原題の違いってことになるのかな。

お母さんはある意味、存在すらしなかったことにもなってるからね。



主役は高校生の女の子ジューン

大好きだったお父さんには先立たれ、

そのせいか過保護がゆえに口うるさくなった母親…

と、年頃だから親のことなんてこう思っちゃうよね。

ってことすらも、

フラグにしてしまうのがこの作品だからこそ面白い!


そんなお母さんは、新しい恋人を作り

コロンビアへ泊まりがけの旅行へ。

親が数日間いなくなるなんて、

高校生にとってはパラダイスだぜ!ヾ(* ゚∀゚)ノ

親からはお小遣いももらったし

友だち呼んでパーティ(°∀° )人(。ŏ_ŏ)人((・x・))人(⋈・◡・)パーティ



その中の1人が、スマートウォッチをなくしたから

もしジューン宅にあったら…なんて連絡もきますが

このスマートウォッチすらも…!

で、帰国日には空港にお母さんを迎えに……

お母さん来ないぞ…?

ってとこからが本番。


前作同様、あの手この手を使って

失踪したお母さんの行方を追っていきます。

国内でも連日ニュースに。

友だちからも心配のメッセージが次々と送られてくる中

その中の1人、ジューンのことを気にかけつつも

ところで僕のスマートウォッチあった?

思わず笑ってしまったw

このスマートウォッチも重要アイテムになるんだから

ホント、フラグの立て方、回収の仕方が秀逸というかね。


そして、スクリーンに映される映像は

PCのデスクトップ、スマホのデスクトップ、

ネットのニュース映像、メッセンジャーツール、

通話アプリの通話画面などなど、

すべてがPC、もしくはスマホで見ているままの映像で展開。

これも改めてすごいなぁって思って観てました。

徹底してる感じは見てるだけでわかりますもんね。




そんなアプリケーションやネットの情報を見ていて

やはり色々と布石は散りばめられていきます。

お母さんの新恋人のケヴィンは前科者?!

じゃあコイツが犯人か?!

と思いきや、ガチ恋だったり。

お母さんの知り合いの弁護士ヘザーも怪しいな…

犯人コイツか?

と思ったら、殺されるし。

え、そもそもお母さん自身がやべーヤツなのでは…

ってのは当たらずも遠からずだったけど、

それはそれで、全部ジューンの為だった…

ってシーンは少し泣きそうになりました(。´Д⊂)

嘘をつき、名前までも変えていたのは

すべてジューンを守るためであったと。

その片棒を担いでいたのはヘザーではあったけど

ヘザーはDV夫に悩むお母さんの味方でした。

と、怪しいフラグを色んなヤツが立てつつも、

その「点」だった情報が「線」になっていく感じ、

こういうのはやっぱ観てて気持ちいい瞬間ですよね。

今作ではそれがまたどんでん返しというか、

そういうことだったの?!

っていう、良い意味で予想を裏切る形だったのが良かった。


そして、真犯人は心優しい教会の人…に扮していた

死んだと思われていた父親

工エエェェ(゚Д゚;)ェェエエ工工

クソ親父やんけ!

やべーヤツは親父の方だった、と。


オチはめでたしめでたしで終わるけど

それまでの出来事はドラマでしたー

みたいなオチも、前作を踏襲。

前作も今作も、物語で描かれてきたことは事実として

それをドラマ化しましたよー、ってことなのか

そもそも物語自体がドラマでしたよー、なのか

どっちなのかね。

少なくとも、オープニングで出てた前作は

リアル父親とドラマ父親の見た目比較

みたいなことしてたページも出てたし、前者なんだろうけど。

ってことは、今作もそうかな。



とはいえ、前作のお父さんもスゴいとは思ったけど

ジューンの対応力もすごかったな。

お母さんたちが滞在したホテルに連絡し、

相手はスペイン語しか話せない状況で

スペイン語とっとけばなー(。>д<)

とは言いつつも、翻訳ツール使って

カタコトでも会話できててスゴいな。

相手の言葉は、実際にジューンが聞き取って打ち込んでるか

PC上でだし、音声入力にしてれば

相手が話すだけで自動で検知してくれるだろうけど

こっちから発する言葉はジューンが話すしかないからね。

こういうのも海外ならではかなー

日本語しか聞けない話せない日本人じゃ無理ゲーかな。


お母さんが撃たれて瀕死となってる際も、

家に帰れたらいいこになるから…
Siriを上手く使えないこともバカにしないよ…


ってとこから

監視ツールで見られていた自分のMacBookと繋がってる

監視カメラの映像も、音も、自分のMacBookに筒抜け

スマホはMacBookの目の前にある…

…Hey Siri

なんて、あの極限状態でよく気付くもんよね、と。


で、そうした対応力もそうだけど

ジューンはもちろん、

デジタルネイティブ世代どストライクの内容ながら

同じことが起きたとして、

ジューンと同じことできるデジタル世代なんて

ほんの一握りしかいないような気がしますよね(。-∀-)

与えられたものを脳死で使ってるヤツなんざ、

そのツールを"使う"ことはできても、

"活用"することなんて到底ムリでしょうし。

加えて、小さなキッカケや手がかりから

あれは?これは?と思える頭の回転の速さ、

発想力や思考力も備わってないと駄目ですね。

どうしよどうしよ(•ω•`; ≡ ;´•ω•)どうすればいいのー

なんて、あたふたしてるだけだったら

お母さんが殺されて、父親に奴隷にされるのがオチだわw


なんてことは思いつつも、

やはり作品としては抜群に面白かった!

パンフレットも買いましたが、

このパンフレットの作りも

今作ならではの感じなのは良かったですね。

内容としては、キャスト、監督のコメントも

文字数少なかったのはちと残念でしたが。

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とはいえ、前作がかなり面白く

今作も負けず劣らずに面白かった。

今作の前に、

同じ監督で製作された『Run』も面白かったし。

ウィル・メリック
ニック・ジョンソン

彼らの作る作品は、今作含めた3作とも面白かったし

個人的にも合う作品でした。

今後も要注目の監督になるかな?

そんな監督たちが製作した最新作

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の感想でした。

前作を見た人は漏れなく楽しめるだろうし、

今作が初見の人は是非、前作も見てほしいですね。





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