日本より先に皮切りとなった『マリオ』

そのロケットスタートっぷりに

日本の各メディアもこぞってニュースに…

(ノ◇≦。)ヤメテクレー!! 

こちとら初報から注目してんのに

バレたら埋まって良いとこで観れなくなるー(ノ◇≦。)

しかも、日本はGW時期なんだよな公開…

GW中に観れるでしょうかね…

どうも、トトです。



3月も多かったけど、

4月もそこそこチェックしてる新作はある。

もちろん第1週からの公開作の中でも

そんな作品もあるワケで。

主演のブレンダン・フレイザーが絶賛されている

『ザ・ホエール』もチェックしてはいるけど、

個人的にはそっちよりもまずこちらを観たかった。

そんな今年15本目の新作映画はこの作品。




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AIR

1984年、人気がなく業績不振のナイキのバスケットボール・シューズ。ソニーは、CEOのフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられる。競合ブランドたちが圧倒的シェアを占める中で苦戦するソニーが目をつけたのは、後に世界的スターとなる選手マイケル・ジョーダン――当時はまだド新人でNBAの試合に出たこともなく、しかも他社ブランドのファンだった。そんな不利な状況にもかかわらず、ソニーは驚くべき情熱と独創性である秘策を持ちかける。負け犬だった男たちが、すべてを賭けて仕掛ける一発逆転の取引とは…!?




『ザ・ホエール』より優先したのは

本作が実話に基づく作品であったから

そんな「AIR JORDAN」誕生に基づく実話

AIR

を、今週頭に鑑賞。


『ザ・ホエール』なんてけっこう前から

映画館での予告編も見てたけど、

本作はむしろ先月か先々月くらいから

割と公開近々になって予告編が出始めた印象です。

でも、その予告編を見た段階で

自分の中では『ザ・ホエール』よりも優先順位が上になるくらい

興味を惹かれた作品になりました。


で、観終わったあとの率直な感想としては

やっぱ実話系作品は良いなぁと( ´∀` )

エア・ジョーダン誕生の裏には

こういう出来事があったんだなと、よくわかりました。

37年間生きてきた人生の中で、

マイケル・ジョーダン

って言葉が出るたび、こんなにワクワクした瞬間は

今回を於いて他にありませんでしたね(* ゚∀゚)

それくらい、ソニーがジョーダンを見つけてから

お宅突撃しに行く中盤くらいまでは

ワクワク感ハンパなかったです。

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てか、80年代当時は

adidasはまだしも、

ConverseがバッシュシェアNo.1だったとは知らなんだ。

てか、バッシュ出してたんだな

と、ワタシが無知なだけですがw

部活とかでもバスケはやってなかったけど

物心ついた頃からエアジョーダンはあったし

ジョーダン以外の"エア"シリーズもあったし、

フツーにファッションスニーカーとして

NIKEは確立された存在になってたからなぁ。

という世代の人間なので。

それこそ20歳前後は、スニーカーならNIKE買う

ってくらい、NIKEスニーカーにご執心だったので。

本作でNIKEの企業理念をはじめとして、

ランニングシューズとしてはトップでも、

バッシュ界隈ではあまり良い業績ではない、なんてのも

そうだったの?!Σ(・ω・ノ)ノ って思ったし、

なんて、本作のメインである情報を含め

NIKEの小さなうんちくも出てきて

(* ゚∀゚)へぇ~そうなんだぁ

と、映画を観ていて軽く雑学を知れるのは面白かったです。

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本作の根幹であり、AIR JORDANなんてのが出てるのに

マイケル・ジョーダン本人は当初、

NIKEに見向きもしてなかったってのも驚いたΣ(・ω・ノ)ノ


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そんな本作で主演のソニーを演じたマット・デイモン

昨今、良い人なんだけど

どこか抜けてたり、頼りにならなかったり…

みたいな役柄が多かった気がするマット・デイモンですが

本作のソニーは、そこまでの人物ではなかったですね。

ちょっとお腹の出た中年ではありましたがw

エンディングでNIKEシューズを履いて、

トラックを走り出したはいいものの、

速攻で「こりゃ無理だ」と諦めてたのは笑ったw

そのあとずーっとブツブツ何か言いながら

トラックを去っていくのがまたw

しかし、そのソニーは

NIKEとマイケル・ジョーダンとの契約の立役者ですからね。

ソニーの攻めの姿勢バリバリの行動を

NIKEの企業理念を提示しながら映し出していく

ソニーが結果を出したのは

それこそ結果論とはいえ、

企業理念に則した行動があったから

ってのも、説得力を持たせる感じで○


ただ、ダメだと言われていた直電はせずとも、

直接、ジョーダンに会いに行くという荒業を見せたあと

代理人のフォークにクソミソに罵倒されてて笑ったw

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というか、罵倒してる際のワードチョイスよw

ひっでーこと言ってるわw

地上波なら規制音入りまくりの内容だぞw


いざ、ジョーダン親子を目の前にしての

ソニーの即興プレゼンスピーチは

ジョーダンの今後を見据えたものに。

それを踏まえて、事実として起こってきた出来事を

見せていく演出は良かったですね。

お父さんは殺されちゃったのか…(。´Д⊂)

家族の実権を握る母に比べて、

気さくで良い人っぽかったのにな(´・ω・`)

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しかし、この母親がいたからこそ

今のジョーダンがあり、エア・ジョーダンが生まれ、

エア・ジョーダンのビジネスモデルが生まれたワケですからね。

何もNIKE側だけで世界を変えたワケでないのは

本作を観ていれば一目瞭然だと思います。

エンドロールでのジョーダンのスピーチでも

母がいたからこそ

って言ってましたからね。

彼女は本作でも影の主役感半端なし。


劇中に出てくるジョーダンも

絶妙に顔を見せないカメラワークが

良い意味でやきもきさせましたw

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そして、この80年代アメリカを描いたからこそ

冒頭で出てきた当時の出来事はもちろんのこと、

本編も少し粗さのある映像にしてたのも良かったですね。

近年、こうした80年代や90年代を描く作品が

ちょこちょこ映画として出てきますが、

その時代のような画質で映し出される映像ってのも

定番になってきましたよね。

でも、やっぱそれはそれでその低画質な"粗さ"ひとつで

それを一目見ただけで、その時代にトリップすることができるし

むしろ、こういうのは良い手法だと思いますね。


そして劇中を彩る音楽も。

リアルタイムに聴いてた世代の音楽じゃないにせよ

やはりどこかで聴いたことある音楽があると

(* ゚д゚)ハッとするものはありますね。

本作の中だと、"Time After Time"がそれでした。

自分の中では、Quietdriveが出してたってイメージだけど



その後、ちゃんと原曲はCyndi Lauperだと知りました。

もちろん、本作で流れたのは原曲の方。

そうした80年代の曲がバンバン流れるのも、

この世代の人にとっては懐かしく思える要素かも。





そうした時代背景は、

パンフレットにも載せてくれていました。

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主演のマット・デイモン、

NIKEのCEOフィルを演じただけでなく

ディレクター、プロデューサーも兼務した

ベン・アフレックの短いインタビューと

ジョーダンを取り巻く相関図、

当時のNBAやシューズメーカーの状況、

80年代の音楽やファッション、カルチャーのコラム

さらにはマット×ベンのこれまでの軌跡と、

マジで買って損はない内容で素晴らしかった。

こういうのが「パンフレット」よね。

買って損するような

形だけのクソみてーなパンフレット出してるとこは

見習って欲しいね( ゚Д゚)、ペッ



と、物語本編が面白かったのは言うまでもなく

そうした本編を彩る映像、音楽、パンフレットに至るまで

満足のいく内容で素晴らしかった。

AIR

の感想でした。





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