Dead By Aprilもシングル重ねてきてますけど
そろそろ今年あたりアルバム出しませんかねぇ…(。-ω-)-3
これまでに出してるシングルがまた良さげなのも
アルバムはよ!
と、思ってやまない。
どうも、トトです。
既に4月最初の金曜を迎えましたが
こちとらまだまだ3月の新譜です。
しかし、一応今回で3月分は終わりの予定。
そんな今回のバンドは
何だかんだでウチで取り上げるのも4枚目
気付けばそんなに書いてたんだなぁ、と改めて。
そんな今年25枚目となる新譜レビューはこちらの作品。

Bury Tomorrow『The Seventh Sun』
01. The Seventh Sun
02. Abandon Us
03. Begin Again
04. Forced Divide
05. Boltcutter
06. Wrath
07. Majesty
08. Heretic (feat. Loz Taylor)
09. Recovery?
10. Care
11. The Carcass King (feat. Cody Frost)
UKメタルコアのBury Tomorrow
3年ぶり7枚目となるアルバム『The Seventh Sun』が
Sony Music傘下のMusic For Nationsから
3/31にリリースされました。
7枚目でこのタイトルはわかりやすくて良いですね。
バンド通算7枚目ではありますが、
当ブログ的には4th『Earthbound』から始まり、
取り上げるのは今回で4枚目となります。
ってくらい、定期的にしっかりアルバムをリリースし
そうした活動ペースも良く、着実にキャリアを重ねていくなは
非常に良いと思えるし、こちらとしてもありがたい。
2021年、これまでクリーンボーカルを担当していた
gt/Jasonの脱退がありましたが、その年内に
新たにTomを迎えて、クリーンボーカルを担っています。
こうしたメンバーの交代劇がありながらも、
活動ペースを緩めないのはめちゃくちゃ好感です。
そんな新体制となったBury Tomorrow
今のメンバーになって初のアルバムとなります。
早速、聴いていきましょう。
The Seventh Sun
今作は1曲目からタイトルトラックがお目見え。
開始からDanielの特徴ある声質のスクリームと共に
ヘヴィなサウンドを展開していきます。
Bury Tomorrowらしい安定感あるメタルコアで
1曲目から聴いてて安心するなぁ( ´∀` )
そして注目はJasonに代わって加入した
Tomのクリーンボーカル
これがまたバンドにけっこう馴染んでて違和感はなし。
やはりクリーンを取り入れているコア系バンドは
そのクリーンが良くも悪くもけっこう影響してきますが
マイナスな影響を感じさせることのないボーカルで
これは良き新ボーカルを見つけてきましたね(* ゚∀゚)b
しかし、この曲ではTomの出番はそこまで多くなく、
Danielを中心に、これまでのBury Tomorrow感を見せ
リスナーを安心させるようなメタルコアな感じがしますね。
Abandon Us
前曲がゆっくりフェードアウトするか…と思われた流れを
断ち切る形で冒頭からアグレッシブに始まる2曲目。
この攻め感は非常に心地良いけど、
How could they "do that to us?" の部分が
ドゥーアッドゥーアッ!
って聞こえるDanielパートが耳に残るなぁw
変わって、Tomパートになると一気にメロディアスに。
反面、Danielの叫びと共にフラグ通りに落とす
ブレイクダウンへの流れがまた(* ゚∀゚)イィネ!
"叫ぶ"と"歌う"で、サウンドもそこに追従し、
セオリー通りのメロディックメタルコアを展開していて
非常によろしいですね。
昨年10月、今作で最初のMVとなりましたが、
これを見て、聴いた時点で安心しましたね。
新クリーン良いじゃん(* ゚∀゚)
と、素直に思えましたもん。
Begin Again
静かに鳴るギターから始まる3曲目は
冒頭からツインボーカルが同時に展開します。
浮遊感がありつつ、アップテンポな感じのTomクリーン
そこからDanielスクリームパートに切り替わる。
前2曲よりも攻め感は減退していますが、
ツインボーカルをしっかり際立たせ、
冒頭と同じように同時に展開するところもあり、
メタルコアとしてのアグレッシブさよりも、
ボーカル2人に焦点を当てたような雰囲気を感じます。
と考えると、"Begin Again (再び始める)"というタイトルも
Bury Tomorrowの新体制としても意味合いも感じられて○
Forced Divide
フェードインしてくるギターで始まる4曲目は
そのまま激しい疾走パートへなだれ込む上がる展開ヾ(* ゚∀゚)ノ
サビではTomクリーンに切り替わるものの、
疾走感が損なわれないのは良いな。
それがそのままBメロの疾走パートへ繋がるのもアツい。
叫び散らしながら走るのキチガイじみてて良いなw
そうして終始、疾走感を感じるメタルコアしつつ、
Watch!! me!! faaaall!!
の、Danielのスクリームから落としにかかる
ブレイクダウンとかも素敵ですね(* ゚∀゚)
Boltcutter
タイトル一発!Danielの咆哮から始まる5曲目。
そのあとはTomクリーンによる歌メロパートに。
ヾ(* ≧□≦)ノ Break free!!!
と、冒頭でささやくように言っていたフレーズを
サビでは軒並みシンガロングに変換していて、
そのシンガロングと共にDanielが叫ぶ。
こういう繰り返しシンガロングを巻き起こせるとこは
聴いてても、ライブでやっても、激アツなのは間違いなし。
そうした意味では、今作イチのシンガロング曲ですね。
Wrath
6曲目の冒頭を担うのはTom
そこからヘヴィなイントロに載せてDanielが叫び、
疾走メタルコアへ繋がりますヾ(* ゚∀゚)ノ
一旦落としてから入るサビではTomクリーンでも
サウンド面は走ってるのがまた(* ゚∀゚)イィゾー
Bメロサビ終わりでは劇場的なストリングスが鳴り、
バックにコーラスも響き渡ります。
Danielスクリームパートを抜けると、
ヘヴィサウンドに再びストリングス乗ります。
アウトロは余韻ある雰囲気で少し長めで、
ゆっくりフェードアウトしていく感じで締めます。
その中でストリングスソロ的なのを取り入れてるのもgood(゚∀゚ *)
Majesty
頭から低く響く鍵盤サウンドが耳を突く7曲目。
Tomがメインの歌ものトラックに。
ここからDanielが叫ぶか?みたいな雰囲気はあっても
後半、ストリングスを取り入れた壮大な部分までは
一貫してTomが歌います。
壮大なとこからDanielも参加して叫んでるけど、
やはりメインはTomが歌う方で、
Danielはバッキング的な立ち位置に見えますね。
アウトロは徐々に速くなっていくサウンドで
それがイントロ的に次の曲への繋がりに。
Heretic (feat. Loz Taylor)
そうして間髪入れずにスタートする8曲目。
落としたあとは、やっぱ上げてこないとな!(* ゚∀゚)
そこをしっかり守ったアグレッシブメタルコアに回帰。
やっぱこういうのが良いのよ。
そして、ここではWhile She SleepsからLozが参加。
Bメロからその咆哮を響かせています。
どちらもそこそこキャリアのあるUKメタルコア同士、
意外とありそうでなかったよね、この組み合わせ。
Danielが叫び、Lozが叫び、Tomが歌う。
Lozの出番は決して多くはないけど、
トリプルボーカル的な編成になるのがまたアツい。
ブレイクダウンでは、Danielもより低音で叫び
ギターソロを経て、仕上げのラストサビでは
ドラムの疾走感が光る展開に上がりますヾ(* ゚∀゚)ノ
Recovery?
Tomのクリーンから、また歌ものか?と思わせつつ
そのあとのイントロのギターが超クールな9曲目。
そこから刻む方に方向転換し、Danielが叫ぶ。
テンポを上げつつ、メロディックメタルコアの様相。
サビに入るとTomの出番、それと共に響くコーラスも○
静穏パートから徐々にドスを効かせ、軽く落としたあとに
Danielのスクリームと共に再びテンポアップ、
Tomの歌声が映えるラストサビへなだれ込みます。
Care
Danielの咆哮と共に始まるこの感じ、サウンド、
かなりヾ(* ゚∀゚)ノ スキ───!!!!! な10曲目。
このオープニングでグッと引き込まれるな!
そこがトップギアすぎて、個人的にも好きすぎて、
そのあとがちと物足りないと感じてしまったけど、
そこはBT、しっかり要所で攻めてくれて、
それでいてクリーンが活きる展開もあってgood(゚∀゚ *)
ブレイクダウンもヘヴィでとてもよろしい。
アウトロはイントロと同じ展開でまた上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
トップギアで挟むこの流れは(* ゚∀゚)イィゾー
The Carcass King (feat. Cody Frost)
Crystal Lakeみたいな、
叙情的なギターから始まるラスト11曲目。
そんな雰囲気の中、叫ぶDanielのスクリームも
どこかエモーショナルに聴こえる不思議。
こうした雰囲気だからこそ、サビのTomは本領発揮。
そして、Bメロから聴こえてくる女性ボーカルは
タトゥーアーティストでありミュージシャンのCody Frost
この曲調だからこそ、女性のクリーンも合います。
BメロサビはTomとCodyの男女ツイン感が良い。
そこからコア感を引き出すDanielスクリームに繋がる。
ラストもCodyと共に男女のツインボーカルが光り、
ヘヴィなスクリームとブレイクダウンで叩き落とします。
ラストはストリングスを響かせ、Tomが静かに歌う
少し長めのアウトロで締めます。
以上、
Bury Tomorrow『The Seventh Sun』
でした。
毎回毎回、良いアルバム出すなぁ( ´∀` )
少なくとも、自分が取り上げて以降の作品に
ハズレは1枚もありません。
活動ペース、リリースペース、音楽性と
このへんに安定感のあるメタルコアバンドとなると
自分の中ではFit For A KingとBury Tomorrowの二本柱ですね。
Bury Tomorrowに関しては、今作リリースにあたり
クリーンボーカルの変更という出来事があった中で
この安心安定のクオリティはさすがでした。
それを感じられるのも、新たなクリーンボーカル担当
Tomが良かったことにも裏付けられます。
Tomの歌がメインの曲もありましたしね。
Jason脱退が非常に残念なことに変わりないですが、
Tomがこれだけやってくれるなら、
これからのBury Tomorrowも追う気になる。
これであとは来日さえそこそこしてくれたらなぁ…
自分が知る限り、2010/2015の2度しかないので。
その内の2015のOUTBURNで初見したけど、
もうOUTBURNもやってねーしなー( ノД`)
とはいえ、Bury Tomorrowって
今の日本でどれくらいの需要があるんでしょうね…
2015の時でも、暴れるには十分なくらい
フロアにはスペースがあったんよねぇ…(´・ω・`)
来てもチケットが売れなきゃ来日なんて…ねぇ…(。-ω-)-3
とまぁ、まだありもしない話を妄想して
勝手に落ちててもしょうがないので。
新体制発となった作品でしたが、やはり今作も良盤!
Bury Tomorrow『The Seventh Sun』
これまでの作品が好きな人ならもちろんのこと、
今作から入るでも全然アリだと思います。
安心安定のBury Tomorrowクオリティ
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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