割と良いことをまとめてくれてるのは

静岡県民としては嬉しい限りだけど

地震きて死ぬで?

静岡のやべーとこはそれなのよ。

むしろ地震のことがまとめられてないのが

意外すぎた。

どうも、トトです。



それでは今年16枚目の新譜レビューであり、

3枚目となる国内バンドのレビュー

国内も良いペースでリリースがきてますね。

ほれほれ、昨年出してないバンドは

今年に出しておくんなまし。

今回のバンドは、過去に何度もライブを見ていて

前作も前ブログでレビュー済み。

そーいや、その時のリリースライブも行ったんだった。

そんなバンドの最新作を取り上げます。





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FALLING ASLEEP
『HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG』
1. Cue
2. Monodrama
3. Underneath
4. Vertigo
5. HEAVEN'S DOOR
6. VANDALISM (feat.TORIENA)
7. Get me
8. HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG
9. All Angels




長野発のメタルコア、メロディックハードコアの

FALLING ASLEEP

前作から5年ぶり2枚目となるアルバム

HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG』が

3月3日にリリースされました。


確か3年くらい前?にEP出してた気がするけど

曲数少なかったんで取り上げてませんが。

なので5年は長かったですね。

てか、今作リリースにあたり

Billboardに取り上げられてて驚いたんだがΣ(・ω・ノ)ノ



Billboard内で異動があったか、方針が変わったか、

他にもSable Hillsも取り上げてたし

何ならKNOSISなんかも出したりしてて、

何?いきなりどしたBillboard…( ºωº )


ともあれ、Falling Asleepとしては久々の新譜

早速、聴いていこうと思います。





Cue
1曲目は90秒足らずの短いイントロトラック。
ストリングスの導入と共に、
足音、車に乗り込み、エンジンをかけ、走り出す…
という音から始まる様は映画のオープニングのよう。
ストリングスはそのまま鳴り続け、次へと繋がります。


Monodrama
打ち込みを取り入れたイントロから幕を開ける2曲目は
歌い始めがまさかのクリーンボーカルから!
全編叫んでいた前作からは意外な展開です。
バンドサウンドはヘヴィな部分もありつつ、
Aメロはサビまでクリーンで歌い上げます。
Bメロから鍵盤サウンドをバックに
徐々にコアな雰囲気を上げていき、
一瞬のスクラッチを取り入れたブレイクダウンで落とす。
後半、ラストサビ前の静穏パートのギターがおしゃんで素敵。
全体的になかなか良質ポスコアじみてて(* ゚∀゚)イィゾ…!


Underneath
変わって3曲目はイントロから
プログレ系バンドのようなヘヴィなギター&ベースが響く。
こちらも歌い始めはクリーンから。
しかし、こちらはサビ前に早くもシャウトをお披露目。
サビはバックで叫びつつ、やはりクリーンで歌メロ重視に。
Bメロはテンポアップした疾走感と共にシャウトで激しく展開。
そこから低音スクリームと共にブレイクダウンで落とす
こういう流れはやっぱ(* ゚∀゚)イィネ!
こうしてAメロとBメロで展開変えてくるの好きなんだよな。





Vertigo
4曲目は冒頭からリズミカルかつヘヴィに展開。
曲調もアップテンポで、サビに入っても
そのテンポ感が緩まないのはgood(゚∀゚ *)です。
全体的に昨今のモダンロック的ポスコアな雰囲気があり
そういうのも好きなこちらとしては良い変化。
エフェクト加工されたような声のようなコーラスからの
ブレイクダウンも、軽快なものからヘヴィなものに
しっかり切り替えて終わらすのは良いですね。





HEAVEN'S DOOR
EonurTPUUAEcgDe-1
って言いたくなるタイトルの5曲目は
今作屈指のアグレッシブナンバーにして、
サビはエモーショナルなクリーンになるギャップ。
序盤は、なんかEnter Shikariをコアっぽくしたら
こうなるんかな?みたいなサウンドしてて面白い。
シンセ、電子音なんかもありつつ、
バンドの激しい部分が上手く融合してる感。
それゆえにVinも叫んでるシーンが多いのも○
トドメに、低音スクリームから入る
ラストのブレイクダウンも凶悪で良し(* ゚∀゚)b
この曲、交互に叫んでるところがあるけど、
ゲスト表記ないし、Vin以外のメンバーが叫んでんのかな?
そしたら今後、こうしたバッキング的に叫ぶ
or ツインスクリーム的な曲も増える可能性アリ?(* ゚∀゚)

こっちのMVでは叫んでるの確認できないけど
"Vertigo"の方では、ベースかな?叫んでるのは
ってのが確認できますね。





VANDALISM (feat.TORIENA)
警報音のようなSEと激しいバンドサウンドから始まる6曲目。
イントロのあとはラップ調ボーカルから幕を開けます。
しかし、そのあとからはVinも叫びまくりで
サウンド面もコア感増しで、イントロ同様に
サビは警報音のようなサウンドと共に
ヘヴィに叩きつけるサビもgood(゚∀゚ *)です。
前曲とこの曲で
今作のアグレッシブナンバーの2大巨頭ですね。
ラストのブレイクもアッパーでPALEDUSK感あり
バッキングによるシンガロング感もあって○
BメロからはゲストのTORIENA
しかし、こんなPCでいくらでも作れそうなボーカルでの
参加は、ちょっともったいないのでは?と思っちゃうな。
無加工な上、はっきり歌うパートのが良かった気も。
せっかくの女性ボーカルなんだしね。





Get me
エフェクトがかったボーカルから
イントロはグッドメロディなポスコア感ひとしお。
と思ったら、次に展開したのはラップ調ボーカルで
CVLTE的な雰囲気もありつつ、サビはクリーンボーカルで
イントロで感じたグッドメロディな雰囲気で○
Bメロは後ろでわずかに鍵盤が鳴ってるのも良い。
そうした良メロな展開を打ち出してきておいて、
ブレイクパートはリズミカルかつ、ハードに叫ぶ。
そのあとのギターパートはcoldrainみたい。
そうしたコア感のあるギャップがあるのも良いですね。


HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG
8曲目のタイトルトラックは、次の曲のイントロ的であり
インタールード的な78秒のショートトラック。
思えば、前作のタイトルトラックも似た感じだったし、
Falling Asleepのアルバムに於けるタイトルトラックは
そうした役割にしてるのかもしれませんね。


All Angels
「魂がある天国」からの「すべての天使」という
タイトルへ繋がるラスト9曲目。
その繋がりを感じるような曲調であり、
全編クリーンボーカルで送る感バラード調の1曲。
心が洗われるようなクリーンな光属性の雰囲気満点。
今作を聴けば納得だけど、前作だけ聴いてたら
まさかこんな曲を作るとは!と驚きもありますね。
モノローグ的に、ゆっくりフェードアウトしていくのも
良い締め感があってgood( ´∀` )です。





以上、

FALLING ASLEEP
HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG


でした。

想像してる以上に良かった(* ゚∀゚)

前作のハードな作品から、ガラッと変わって

何この良質な現行ポスコア感。

良いじゃないかヾ(* ゚∀゚)ノ

けっこう振り幅大きく変えてきた感じですが

個人的には全然アリですね。

中でも中盤から後半にかけての

M5~7の3曲が特に良かった。

アグレッシブナンバーを2曲続けたあとの

クリーンの歌メロ映える現行ポスコア感のある曲。

その7曲目が案外、いちばん気に入ってたりするんですよね。

割と国内のコア系バンドのクリーンってへなちょこ

もとい、あまり自分が気に入るようなのっていないんですが

Vinのクリーンも特別気に入ったワケではないけど

今作の音楽性もあって、全然アリだし、聴けるクリーンでした。

でも、5曲目6曲目も今作の攻め曲の2強であり

ズギャッ!ていう、Djentじみたリフがあるのも良かった。


ただ、残念なのはやっぱ曲数の少なさよね。

サクッと聴けるのはいいけど、

アルバムなのに10曲ないのはやっぱなぁ…

加えて2曲がインストのショートトラックだしね。

それを2曲入れるなら、最低12曲欲しい。

したら、インスト抜いても10曲になるワケだし。

今作は全9曲、しかもその内の3曲は

1~2年も前にシングルでリリースされてる。

それでインストも抜けば、実質オリジナルの新曲は

たったの3曲しかないのはちょっと…ねぇ…

って思っちゃうな。


とはいえ、作品自体はかなり好きです。

FALLING ASLEEP
HEAVEN'S WHERE OUR SOULS BELONG


5年ぶりに出た新作で大きな変化を遂げつつ

前作の激しさも感じる作品でした。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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