CTEもようやく新譜のリリースが決定!

これまでにリリースされた先行シングルも収録されるようで

その先行曲はどれも良かったですからね。

4月末が待ち遠しいぜ。

どうも、トトです。



それでは、

今年11枚目の新譜レビューといきましょう。

今回のバンド、いつぞやに冒頭ネタで出して

ガッツリひと記事使って取り上げるのは初となります。

その時に良いなと思い、バンドの動向を追い

晴れて新譜リリースに立ち会えました。

そんな今回の作品はこちら。





Afterdusk_FATALIZE
Afterdusk『FATALIZE』
01. Unholy Ghosts
02. ​stateofmind//stateofmine
03. Become of Me
04. Think Outside Your Head
05. Love Is Dead
06. Dreamscapes
07. Stare At The Sun
08. Glory
09. Mundane
10. Plastic Memories
11. Fleeting Faith
12. Tangled Roots 





US産プログレッシブメタルコアの新星Afterdusk

記念すべきデビューアルバムとなるFATALIZE

2/17にリリースされました。


各SNSのフォロワーも、多くて2,000そこそこ

今作リリースがあったからか、

Spotifyでは月間リスナー数が12,000を超えていました。

それほどに、人気や知名度はまだまだな新人バンド。

しかし、デビューアルバムは12曲収録と

アルバムとしては十分なボリューム。

たった1曲聴いてフォローを決めたバンドですが

アルバムとしてはどんな作風になっているのか。

早速、聴いていこうと思います。




Unholy Ghosts
ゆっくり静かに、フェードインして始まる1曲目。
ヘヴィサウンドとシャウトと同時にスタートを切ります。
サビに入るとテンポを落とし、クリーンボーカルを展開。
高音のシャウト気味な叫びから、Bメロサビ前には
低音スクリームな咆哮も繰り出します。
プログレッシブな部分は、複雑怪奇なリフってより
むしろ重さの面でっていう気もするような
重低音が響くメタルコアで○


stateofmind//stateofmine
2曲目はギターが先行して始まり、
すぐさまボーカルのシャウトとヘヴィサウンドで迎え撃つ。
そのままうねるようなリフと共に重低音を叩きつけます。
Bメロでは若干走り出すドラムにより勢い付き、
アップテンポに攻め感が出てくるのが良いな。
重低音の中に高音のリフを混ぜてくるのはプログレ的。
ラストは重く落とすブレイクダウンとシャウトで
アグレッシブに締めます。


Become of Me
3曲目はド頭からドラムが走るヾ(* ゚∀゚)ノ
それに呼応する形でサウンドの勢いも上々。
サビに入ると重低音の中に、どこか浮遊感あるサウンド。
Bメロは高低スクリームを使い分け、より攻め感を顕著に。
そして迎えるサビは…Aメロからなーんか
聴き覚えあると思ったら、Architectsっぽいんだな。
ボーカルも地声をいかすシャウト気味だからこそ、
そういうところもArchitectsSamっぽい。
しかし、昨今のArchitectsよりも
メタルコアとして型はこっちのがあると思いますが。
ラストは、ここまで通りのヘヴィサウンドに
浮遊感のあるコーラスが加わり、雰囲気や良し。





Think Outside Your Head
再び、フェードインしてヘヴィサウンドを叩きつける
そんな始まり方を見せる4曲目。
テンポ感とベースによるグルーヴ感は、
どこかニューメタルも感じさせる序盤の展開。
そんな序盤から背後にいる女性のようなコーラスは
神聖さもありつつ、悲壮感もあるような
これまた惹かれるコーラスでgood(゚∀゚ *)です。
反面、サウンドもブレイクダウンもヘヴィで素晴らしい。
所々にプログレバンドらしいリフが垣間見えるのも○


Love Is Dead
通して聴いてた時は転調しただけかと思って、
前曲から切り替わってるのに気付かなかったくらい
間髪入れずにスタートした5曲目。
始まりこそ一瞬の静けさがありつつも、
すぐにヘヴィサウンドで幕を開けます。
冒頭はその一瞬の静けさに戻ったクリーンパートを挟み
今作唯一の疾走パート突入で上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
そのまま入るサビでは、コーラスを交えたおかげで
シャウトとクリーンの中間くらいの声質で展開。
激しく重いBメロでは、再び静穏パートへと繋がり、
そこから続く部分が再びArchitectsを感じさせる。
ラストは叩きつけるブレイクダウンに、
壮大かつ神聖なコーラスと共に締め。





Dreamscapes
冒頭から重厚なピアノサウンドが響く6曲目。
そのあとのイントロはヘヴィサウンドになるものの
折り返し地点となるここは、歌もの寄りな展開に。
こういう曲でも、エモーショナルな曲調に合うように
叫んでいても、それすらエモーショナルに聞こえる。
ブレイクダウンは凶悪だけども、
こうしたコーラスを取り入れたエモーショナルな
聞かせるメタルコアはArchitectsはもちろんですが
Earthists.的な部分も感じさせますね。





Stare At The Sun
自分とバンドとの出会いの1曲であり
タイトルを叫んで始まる7曲目は、
しかし、冒頭はクリーンボーカルから始まり
少し軽快なテンポで進んでいきます。
サビではやはりコーラスと共に展開。
ひとしきり叫び倒してから落とすブレイクダウンでは
低音スクリームでも叫び、コア感MAXに。
そのままラストも同様の展開を見せ
アグレッシブに攻め倒して終わります。





Glory
8曲目の始まりは、エコー増し増しなコーラスと
海の中にいるような雰囲気を感じさせます。
こだまするコーラスがまたその雰囲気を高め、
ヘヴィサウンドと激しいシャウトは鳴りを潜めた
他の曲よりも短めのインタールード的トラック。
MVでは海どころか、森的な場所でしたけどねw





Mundane
小さく鳴るギターから、ドラムの入りと共に
叫びまくりでアグレッシブに展開する9曲目。
再びコーラスと共にサビに入ったかと思えば、
すぐさま攻勢に転じ、アグレッシブに攻め立てます。
極めつけには、低音スクリームと共に
一気にダウンテンポに落とすブレイクダウン(* ゚∀゚)イィネ!


Plastic Memories
ここまでにない打ち込みで始まる10曲目ですが、
ど頭は前曲からの繋がりのようにも感じさせます。
早々にクリーンボーカルも取り入れていて、
サビもそのままクリーンで入る、少しポスコアじみた展開。
しかし、ギターを中心とした重さはそのままに、
ボーカルは歌メロをいかすような雰囲気を感じます。
後半はお待ちかね、こちらもフラグ通りに
ヘヴィなブレイクダウンをぶち込む。
からのラストサビは声量多めなコーラスと共に
壮大なサウンドで締めます。
アウトロの切ない鍵盤サウンドが良いですね。





Fleeting Faith
間髪入れずに開口一番、シャウトから始まる11曲目。
そのままヘヴィサウンドで攻勢に出る。
サビはメロディアスかつ、壮大な展開に。
BメロはAメロ同様に激しいサウンドで攻めまくる。
そうしてサビでまたメロディアスな感じを聴くと
ここではちょっとPeripheryっぽさを感じますね。
しかし、やはり凶悪さのある
ブレイクダウンで締めるのは(* ゚∀゚)イィネ!





Tangled Roots 
ラスト12曲目はイントロからギターが耳を突いてきます。
すぐに静穏パートへと入り、クリーンボーカルに。
そこからイントロ同様のヘヴィサウンドに切り替わり
サビでは再びクリーンでのメロディアス展開。
Bメロサビ前にはブレイクダウンを叩き込むことで、
メロディアスのサビとの対比が、より映える。
後半は静穏パートから、
壮大なバンドサウンドに切り替わるラストサビ。
余韻たっぷりのアウトロは、静かに打ち付ける鍵盤サウンドに
クリーンボーカルで静かに歌って幕を閉じます。







以上、

Afterdusk『FATALIZE

でした。

なかなか良いじゃないか(* ゚∀゚)

"Stare At The Sun"から出会い、

動きを追ってきたのは正解と思える。

いくつかの曲に関してはArchitectsが頭を過るくらい

Architectsフォロワーなのかなってのが窺えますが

重低音とギターに関してはプログレ的な部分もあり

ただのArchitectsフォロワーなだけでないのもわかりました。

デビュー作としては十分なクオリティだし、

このまま突き進めば、

新たなプログレッシブメタルコアの担い手として

十分な可能性を秘めたバンド、作品だと思います。

以下に挙げるバンド、作品が好きな人には

大いにオススメできる1枚です。

Afterdusk『FATALIZE

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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