カナダのメロディックボップパンク
Fortune Cove(ex. Harbour)がシーンを去る…(´・ω・`)
Harbourの頃に一度来日をし、もちろん現地に行きました。
改名してからリリースしたアルバムはレビューもしたし
そうしたバンドがシーンを去るのは残念以外の何ものでもない。
どうも、トトです。
今回取り上げるバンドの作品、
前作はレビュー済みですが、
そこから割と期間が空いたので
このバンドもようやくこっちのブログで取り上げられました。
自分が知る限り、確か2~3回ほど来日していて、
その内の1回は、自分もライブ会場で彼らの姿を見ています。
そんな今年9枚目となる新譜レビューはこちらです。

Carousel Kings『Untitled Mixtape』
01. Empty Clouds
02. Memory Kitty Chord (feat. AJ Perdomo)
03. Disappear (feat. Sunday Friend)
04. Something in the Water (feat. Paycheck)
05. Eternally Sent (feat. Saxl Rose)
06. Not Settling Yet (feat. AJ Perdomo)
07. Tragic (feat. Rory Rodriguez)
08. Pleasure Weather (feat. Saxl Rose)
09. Forgive and Regret (feat. sadgods)
10. Heart Strings
US産POP PUNKバンドのCarousel Kings
4年ぶり6枚目?7枚目?
というか、そうしたナンバリングとして数えていいのか
最新作の『Untitled Mixtape』が、2/17にリリースされました。
何気に今年で結成15年なんですね。
って考えると、けっこうキャリア長いんだよな。
しかも、明確な休止期間とかもなかった気がするし。
そうして、気付けばベテランの仲間入りしそうなバンド
Carousel Kingsの最新作はミックステープ盤
その中身はどんな感じか
早速、聴いていこうと思います。
Empty Clouds
静かな、しかし確かに耳を突くギターから始まる1曲目。
Davidのボーカルの入りと共にPOP PUNKテイストに。
サビは縦ノリポジティブPOP PUNKで、
聴いてるこちらも飛び跳ねたくなる雰囲気です。
Bメロサビ後に少し雰囲気を落としてからの
後半は一転、小箱ではダイブステダイも期待できる
疾走パートがまたアツいヾ(* ゚∀゚)ノ
そこからラストサビは再び縦ノリPOP PUNKで、
オープニングには相応しいテンションの曲でgood(゚∀゚ *)
Memory Kitty Chord (feat. AJ Perdomo)
2曲目はギターと共にキラキラ系シンセを鳴らす始まり。
そうしたイントロはもちろん、
やはり要所でギターに耳がいきますが
サウンド自体はPOP PUNKしてて良いですね( ´∀` )b
タイトルの一部を繰り返すサビの入りがキャッチーで○
Bメロからは、Davidとは違う声質のボーカル、
The Dangerous SummerのAJが歌います。
前曲よりもエモーショナル寄りな曲調だけど、
アップテンポなPOP PUNKの姿勢は崩してないのが◎
終盤にはおーおーコーラスも取り入れ、
シンガロング感を煽る感じもまた良いです。
Disappear (feat. Sunday Friend)
小さく鳴るギターと共に静かに歌い始まる3曲目。
サウンド、ボーカル共に徐々にバンド感も強まり、
サビではバンドサウンド全開になります。
Bメロに入ると太いベースサウンドが耳を突く。
加えて、Bメロから歌ってるのはゲストのSunday Friendかな?
サビまでに交互に歌い、ツインボーカル的で良い感じ。
Something in the Water (feat. Paycheck)
冒頭から気持ち良い疾走感にまみれる4曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
疾走パートを超えても、アップテンポなままに
POP PUNKサウンドを展開していて(* ゚∀゚)イィ!
Bメロはレゲエ的なリズムに切り替わり、
ゲストであるPaycheckのボーカルもレゲエラップ的。
そして、後半も絶えず走るヾ(* ゚∀゚)ノ
疾走感と爽快感がまみれる一方で
Paycheckパートのユルさがまた映える良曲です。
シンガロングパートを挟み
ラストサビの疾走パートへ突入する流れもgood(゚∀゚ *)
Eternally Sent (feat. Saxl Rose)
打って変わって、まったりしっとりモードの5曲目。
ゆったりしながらも、その曲調に合わせた
クラップ的なサウンドと共に進んでいきます。
Davidの裏声ボーカルも曲調に合って映える。
こうした曲調だからこそ、ゲストのSaxl Roseによる
サックスがまたムーディでたまらん(*´ω`*)
しかし、SHREZZERSほどグッと前に出てこない
そうした音作りはちと残念だなぁ、とも。
Not Settling Yet (feat. AJ Perdomo)
こちらも歌もの系の始まりを見せる6曲目。
冒頭からストリングスも取り入れています。
曲の進行と共に徐々にバンド感を強め、
サビに入ると縦ノリ感のあるエモーショナルPOP PUNKに。
この飛び跳ねたくなるリズム感は
間違いなくPOP PUNKのそれで(* ゚∀゚)イィネ!
今作2度目の登場となるAJは、再びBメロから。
冒頭に鳴っていたストリングスは何気に終始あり、
後半のストリングスパートから入るラストサビの流れも○
Tragic (feat. Rory Rodriguez)
ごんぶとなベースが響くイントロから始まり
クラップと共に展開していく7曲目。
ベースが先行するゆえか、リズミカルな曲調が良い。
サビでは耳馴染みの良いPOP PUNKサウンドに。
Bメロからは、まさかのDayseekerからRoryが参加。
こういう曲調でのRoryボーカルは新鮮だなぁ( ´∀` )
これまでのゲストとか、ライブの対バンとかもだけど
Carousel Kingsの交友関係って意外と幅広いよな。
後半の声を張るRoryパートはやっぱ良ぇなぁ(*´ω`*)
そこまではあんまり自分の知るRory感はないけど、
こうして声張ると知ってるRoryが出てくる。
Pleasure Weather (feat. Saxl Rose)
どこかで聴き覚えのあるような始まりを見せる8曲目。
ボーカルの雰囲気がThe Summer Setみてぇ。
しかし、その冒頭を抜けるとリズミカルな感じが良い。
ポップなダンスナンバー感ひとしおです。
AJに続き、2度目の登場となるSaxl Roseの出番は
Bメロサビ前にバックで軽く鳴っています。
そしてサビ後はソロタイムでその音色を響かせる。
もっと!前に!全面に!出てきて!
小さいよー!サックスの音小さいよー!ヾ(* ゚Д゚)ノ
と、SHREZZERSを聴いたあとだと思っちゃうな。笑
Forgive and Regret (feat. sadgods)
フェードインしてくる9曲目は
本格的なイントロの入りからPOP PUNKテイスト\(^o^)/
イントロだけでなく、しっかり全体的に
アッパーなPOP PUNKサウンドを展開していて、
今作中盤で不足したPOP PUNK成分を
ここでガッツリ!補充できますヾ(* ゚∀゚)ノ
ここでもゲストであるsadgodsの登場はBメロから?
こうしたPOP PUNKサウンドにも合うボーカルで○
何だかんだ、やっぱこれくらい上がるPOP PUNKが良いよなぁ
と、改めて( ´∀` )
Heart Strings
ラスト10曲目はラップトラック的な静かな始まり。
歌もの系で締めるのかなーと思ってると、
ギターが耳を突いてくるサビで、その印象を覆される。
サビの最後にはおーおーコーラスも搭載。
そうしたラップトラック的な部分と、サビの上がる部分と
ギャップと転調が楽しめる1曲で今作を締めます。
以上、
Carousel Kings『Untitled Mixtape』
でした。
POP PUNKをベースにしつつ、
色々やってて面白いですね( ´∀` )b
そうした多彩な音楽性は、
ゲストの多彩さにも表れている気がします。
現時点ではMVがないのは残念ですが
前作の時点では、プログレ系バンド御用達でもある
ヘッドレスギターを使っているのがMVで確認でき、
それは今作でも継続しているのか、
要所でギターに耳を持ってかれる部分も少なくない。
リリースペースはそこまで早くはないものの、
着実にキャリアを重ねてきた15年が、
こうして多彩な色を放つ作品になったと思えば
それはそれでまた良しと思えます。
それでいてPOP PUNKな部分も崩してませんしね。
そこがまた嬉しいところであり、
好感が持てるところでもあります。
そんなバンドの最新作であった
Carousel Kings『Untitled Mixtape』
POP PUNKを基盤として
それだけじゃない部分を大いに実感できる作品です。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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