ここ最近、毎週何かしらの
来日情報が出てて、情報追うのにも忙しいw
大手の来日はもちろん、中小の来日も増えていて
昨日発表された中ではコレ!
SFTPにPromptsつくとか激アツ!(* ゚∀゚)
SFTPって、どっかの馬鹿がやらかしたけど
その後も、ちょくちょく来日してくれますよねぇ。有難い。
こちらも直近2作はレビューも出したし、
そろそろSFTPも見とかないと、かな。
どうも、トトです。
それでは、今年8枚目の新譜レビューといきましょう。
こうしたブログ上に於いて、
このバンドを取り上げている第一人者は他でもない
このワタシと言っても良いでしょう(ドヤァ←
バンド名のみでググったとしても
前ブログで書いた前作のレビュー記事が
3番目以内にヒットしますからね。
ここ、livedoorに引っ越してから書いた
推薦記事だって1ページ目には出ます。
だからってワケでもありませんが
自分も今作のリリースを心待ちにしていました。
そんな今回取り上げる作品はこちら。
SHREZZERS『SEX & SAX』
01. イントロ
02. Tabidachi (feat. Kaito of Paledusk)
03. 23
04. Gambit (feat. Adam Bentley of Arch Echo)
05. Libertad (feat. Michael Barr of Volumes)
06. Temperatura
07. Demure (feat. Lukas Magyar of Veil of Maya)
08. Hangover
09. Mastophobia
10. PVRNHVB (feat. Slicky D & C$L of Born of Osiris)
11. p7ay3rS
12. Phoenix
13. UVB-76 (feat. Cj McMahon of Thy Art Is Murder)
14. Jealousy
プログレなギターと、他にはないサックスという要素で
広い音楽シーンの中でも唯一無二感のある
ロシアのSHREZZERS
昨今のロシア情勢もあって当初よりも遅れたものの
衝撃のデビュー作だった前作から4年
2枚目となるアルバム『SEX & SAX』が
2/17に遂にリリースとなりました\(^o^)/
日本では来日公演も実現させた中の人が
クラファンを立ち上げたし、自分も早々に支援しました。
そこでのバックとして、フィジカルよりも先行して
ロンTを送っていただきましたが、
CDの方はまだ届いていません。
そうしてリリースされた今作ですが、
来日公演、その際の様子を収めた"Noodles"を最後に
前作でのvo/Samは既に脱退してしまいました。
しかし、今作リリースに当たり
新たにDiegoを新ボーカリストとして迎えています。
そんな新体制でリリースされた今作は
前作の13曲よりも1曲増えた全14曲収録であり
前作同様にゲストも豊富です。
そうして待ちに待った最新作、
白を基調としたおしゃんなアートワークから一転、
今作ではかなりカオスなアートワークになりました。
そんなバンド2枚目の作品
じっくり聴いていくことにしましょう。
イントロ
まずは80秒の"イントロ"から幕を開けます。
これがまた、クソみたいな日本のレーベルから
リリースされてるからではなく、表記はデフォで
「イントロ」というカタカナとなっています。
インストのみの80秒ですが、カタカナ表記もあってか
なんかとても日本的というか…
ある種、PALEDUSK感があるような雰囲気です。
Tabidachi (feat. Kaito of Paledusk)
2曲目はKAITOがゲストにいるから
1曲目はあーゆー感じなのか!なんて思えます。
こちらの曲はイントロでPALEDUSKのDAIKIが参加してるらしく
KAITOも冒頭から叫びまくります。
それでいてタイトルがTabidachi(旅立ち)という日本語。
加工されたような女性コーラスといい、曲の雰囲気といい
かなりPALEDUSKの雰囲気を踏襲していますが
サビでは新vo/Diegoのクリーンが響き、
このバンドならではであるサックスサウンドが来ると
やっぱSHREZZERSだなー(* ゚∀゚)って感じもひとしお。
とはいえ、PALEDUSKもSHREZZERSも、
シーンの中では唯一無二感があるバンド同士
それが上手く引き出された1曲になっています。
23
変わって3曲目はイントロからリズミカルに。
Diegoクリーンから、ds/Markのスクリームへと繋がる。
全体的にはDiegoパートが多いアップテンポな1曲。
要所に挟まるギターやサックスにらしさを感じつつ
後半のサックスソロはやはり聴き惚れる(*´ω`*)
Artyom様サマだなぁ。
Diegoクリーンから流れるアウトロはギターソロを展開し
少し長めに展開しつつ余韻を残して締め。
Gambit (feat. Adam Bentley of Arch Echo)
先行公開された内の1つ、4曲目の"Gambit"
鍵盤サウンドとDiegoのクリーンで綺麗に始まり
うねるようなギターと共に展開していきます。
先行で聴いた時は、サビの雰囲気が
良くも悪くも"らしくねーな。笑"とは思いましたが、
それはアルバムで聴いても、やはり払拭はできず。笑
Bメロサビ前のサックスは言わずもがなの良さ( ´∀` )b
この曲ではArch EchoからAdamが参加し、
彼によるクールなリフから入るブレイクダウンでは
Markの咆哮を惜しげもなくぶち撒けています。
Libertad (feat. Michael Barr of Volumes)
静かに鳴らすギターとDiegoボーカルから始まる5曲目。
その後、ギターが高鳴るイントロを抜け、
Markのスクリームから激しい幕開けとなります。
変わってサビはやはりDiegoのクリーンが響く。と
そこからサックスに繋げるのがとても(* ゚∀゚)イィ…!
そして、この曲でのゲストはVolumesからMichael
そのサックスパートから転調し、
激しいサウンドに乗せた雄叫びを上げています。
こうしてクリーンパートとスクリームパートと
交互に展開していくのもまた良いですね。
Temperatura
冒頭からR&Bな雰囲気増し増しな6曲目。
静かなラップトラック的でもありつつ、
リズム感、テンポ感が聴いてて心地良い。
Earthists.にもこういう雰囲気の曲があった気するけど
昨今、こういう感じの曲かなり好きなんですよね。
こういう曲調で鳴らされるサックスがまた
めっちゃ良いんだよなぁ(*´ω`*)
おしゃんな雰囲気全開で、個人的にも今作上位のお気に入り。
Demure (feat. Lukas Magyar of Veil of Maya)
イントロはギターが先導するような7曲目。
前曲の雰囲気を多少引き継いでる感がありつつ、
こちらはよりバンドサウンドに特化した展開に。
ここではVeil of MayaからLukasが参加。
冒頭のDiegoパートのあと、続いてクリーンを披露。
サックスも早々に登場し、後半のソロパートも文句なし。
ヘヴィなブレイクダウンはスクリームと共にコア感増しに。
そのままLukasと共にMarkも加えたツインスクリームで
徐々にフェードアウトしていきます。
Hangover
つま弾くギターに早くもサックスが鳴るイントロの8曲目。
アルバムも半分を終え、後半突入前の小休止
インタールード的な78秒のインストトラック。
楽器隊はやっぱギターとサックスですからねSHREZZERS
そこが中心のインスト(* ゚∀゚)イィゾー
Mastophobia
イントロからプログレ的な高低ギターが耳を引く9曲目。
スピーカーから話しているようなモノローグを経て、
開幕からMarkによる厳ついスクリームも全開でコア感MAX
サビではやはりDiegoクリーンを展開するものの
前作同様、ゲストが多い今作の曲でも
ゲストなしのSHREZZERSのみで送る曲の中では
今作イチのコア感なのでは?とも思わせる。
後半のシャウトはMarkの声質っぽくないけど、
これ、もしかしてDiegoが叫んでんのかな?
そうしてアグレッシブな展開できておきながら、
サックスパートはムーディーで困る(*´ω`*)
後半から終盤にかけてはArtyomの独壇場ですね。
PVRNHVB (feat. Slicky D & C$L of Born of Osiris)
10曲目のタイトルは… 紳士男性諸君なら
お世話になった人も多いのではないかと思われる
あるサイトが浮かんできてしまうなw
冒頭からラップトラック感ひとしおで
前作にも参加していたSlicky Dが
低速から高速ラップに到るまでのラップを披露。
この曲のもう1人のゲストはC$L
C$L of Born of Osirisとはなっているものの、C$L自体が
BoOのds/Cameronによるラッププロジェクトですからね。
Bメロからの方がCameronのラップかな?
ゲストありきとはいえ、全編ラップボーカルで送る
SHREZZERS初のラップトラックなのが良いですね。
もちろんサックスは忘れてないのもgood(゚∀゚ *)
p7ay3rS
続くゲストなしの曲で、らしいサウンド全開になる11曲目。
イントロからツインギターが耳を突いてきます。
ボーカルはDiegoのクリーンを皮切りに、
Markのスクリームがバッキング的に響きます。
Diegoはそこそこ高音パートも歌ってますが、
高音に関しては、前任のSamに軍配が上がるかなぁ。
この曲でのサックスはソロで前に出る面あり、
バンド隊と共にバックで鳴る場面あり。
後半のブレイクダウンでは安定のMarkスクリーム
と、もう1人、少し高めのシャウトしてるのいない?
やっぱDiegoが叫んでるんかな?
高音はSamに劣りつつ、Samになかったシャウト要素が
Diegoはできるんだったら(* ゚∀゚)イィじゃないか!
Phoenix
12曲目は、Diego加入後に初めてお目見えした記念すべき曲。
これを聴いて、新ボーカル(* ゚∀゚)イィジャン!って思ったもんです。
Markのスクリームパートも多く、ギターソロもあり、
もちろんサックスは言わずもがなであり、
新体制でもちゃんとSHREZZERSしてる!と安心しました。
ブレイクダウンでのDjent/プログレリフもcool(* ゚∀゚)b
MVはSlaycとMarkのごたごたゲームシーンに笑うし
Slaycの大仰なギターにも笑うw
ベッドでそれを撫でつつ横に沿う姿でもうダメだw
せっかくArtyomのサックスシーンなのに!w
と思ったらArtyomも添い寝してギター撫でてるしw
こういうビデオ出すし、今のところMVはこれ一本ですが、
早いとこ他の曲のMVも見たいですね。
UVB-76 (feat. Cj McMahon of Thy Art Is Murder)
こちらもだいぶ早い段階で先行公開されていた13曲目。
怪しく、ダークな雰囲気ではじまるこの曲では
デスコアThy Art Is MurderからCJが参加し
今作屈指のアグレッシブナンバーとなっています。
BメロのCJはより低く、厳つく唸る様も○
ここにプログレ的なリフが加わるとこも良いし、
攻め感たっぷりなボーカルから一転、
サウンドの攻勢はそのままに、Diegoボーカルに切り替わる。
そこからのサックスパートがまた(* ゚∀゚)イィ!
なんかAnimals As Leadersにサックスが加わってる
みたいな雰囲気なのがめっちゃ良いな。
Jealousy
今作ラストを飾る14曲目は
サックスと共にフェードインするように始まり、
Diegoのボーカルが入ってくると同時に、
オルタナポップ×エモラップを組み合わせたような感じ。
CVLTEっぽい雰囲気も醸し出しつつ、エモーショナルながらも
静かにタイトルを繰り返すキャッチャーさもあります。
今作のアウトロ的にも思える静かな曲調であり、
締めの雰囲気にも合ってるのもgoodです。
以上、
SHREZZERS『SEX & SAX』
でした。
ボーカルの入れ替えという大きな出来事を乗り越え
新体制初のアルバムとなった今作ですが
ボーカルが変わってもしっかりSHREZZERSしてて
やっぱ良いな!(* ゚∀゚)
と、思える作品で何よりです。
ベースはプログレッシブポスコア的なサウンドに
他のバンドにはないプロ奏者Artyomによるサックス
やはりこのサックス要素に惹き付けられます。
そうしたサックスをはじめとして、
単なるプログレッシブポスコアにとどまらない
色んな要素が垣間見える広い音楽性も魅力です。
だからこそ、レビューのカテゴリも
迷いなく「GENRELESS」にしたんですけどね。
新ボーカルのDiegoも、前任のSamの声質と
そこまでかけ離れることのないとこも幸いしましたね。
ボーカルはバンドの"フロントマン"と言われるほど
どんなバンドであっても、顔となる部分ですからね。
そこに関しては、後任はDiegoで良かったと思えます。
今作も良作には違いないし、
年末のアルバムランキングにも
ほぼ間違いなく顔は出す作品だとは思いますが
個人的な好みで言えば、前作のが若干上かな。
全体的に高水準なのは前作同様ですが、
前作でいう"Delight"に比肩するような
キラーチューンを見出だせなかったのは事実です。
ただ、SHREZZERSを人に薦めるにあたって
前作と今作、どちらから薦めることはできるし、
そうした部分での差異はほぼありません。
あくまで"自分の好みでは"ってだけで。
こうして2枚目もかなりの良作!
クラファンを立ち上げた@shrezzersjapanの中の人も
彼らの2度目の来日を実現させようとしてくれています。
それが叶うように祈りつつ、バンドの最新作
SHREZZERS『SEX & SAX』
これを聴いて待ちましょう。
そして、晴れて来日が決まった際には
みんなでSHREZZERSに会いに行こうぜ\(^o^)/
その為に今作をじっくり聴き込み、
バンドにも感謝と希望を伝えましょう!
是非ぜひ、must checkで!
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参加ゲストのバンド
来日情報が出てて、情報追うのにも忙しいw
大手の来日はもちろん、中小の来日も増えていて
昨日発表された中ではコレ!
🇯🇵BIG NEWS🇯🇵
— PROMPTS【3/12 TOUR FINAL】 (@promptsofficial) February 21, 2023
PROMPTS presents
" STRAY FROM THE PATH "
JAPAN TOUR 2023
SFTP待望のジャパンツアーが決定!!!
5/12(金) at 赤羽RENY alpha
5/13(土) at 渋谷CYCLONE
上記2公演にPROMPTS帯同します🔥
両公演出演バンド・チケット等詳細は続報をお待ちください!!!https://t.co/Nm2Jzks6kn pic.twitter.com/SpkY1nI6Qb
SFTPにPromptsつくとか激アツ!(* ゚∀゚)
SFTPって、どっかの馬鹿がやらかしたけど
その後も、ちょくちょく来日してくれますよねぇ。有難い。
こちらも直近2作はレビューも出したし、
そろそろSFTPも見とかないと、かな。
どうも、トトです。
それでは、今年8枚目の新譜レビューといきましょう。
こうしたブログ上に於いて、
このバンドを取り上げている第一人者は他でもない
このワタシと言っても良いでしょう(ドヤァ←
バンド名のみでググったとしても
前ブログで書いた前作のレビュー記事が
3番目以内にヒットしますからね。
ここ、livedoorに引っ越してから書いた
推薦記事だって1ページ目には出ます。
だからってワケでもありませんが
自分も今作のリリースを心待ちにしていました。
そんな今回取り上げる作品はこちら。
SHREZZERS『SEX & SAX』
01. イントロ
02. Tabidachi (feat. Kaito of Paledusk)
03. 23
04. Gambit (feat. Adam Bentley of Arch Echo)
05. Libertad (feat. Michael Barr of Volumes)
06. Temperatura
07. Demure (feat. Lukas Magyar of Veil of Maya)
08. Hangover
09. Mastophobia
10. PVRNHVB (feat. Slicky D & C$L of Born of Osiris)
11. p7ay3rS
12. Phoenix
13. UVB-76 (feat. Cj McMahon of Thy Art Is Murder)
14. Jealousy
Slaycからのメッセージです! pic.twitter.com/i3xguzZFeR
— shrezzersjapan (@shrezzersjapan) February 17, 2023
プログレなギターと、他にはないサックスという要素で
広い音楽シーンの中でも唯一無二感のある
ロシアのSHREZZERS
昨今のロシア情勢もあって当初よりも遅れたものの
衝撃のデビュー作だった前作から4年
2枚目となるアルバム『SEX & SAX』が
2/17に遂にリリースとなりました\(^o^)/
日本では来日公演も実現させた中の人が
クラファンを立ち上げたし、自分も早々に支援しました。
【第2回目開始!】
— shrezzersjapan (@shrezzersjapan) December 16, 2022
SHREZZERSニューアルバムの売上の一部をウクライナ難民支援活動へ寄付するためのクラウドファンディングです。
前回終了後にプロジェクトを知った方達からのご要望で 2回目を実施します。
クラファン限定グッズですので、ぜひご支援お願いします!https://t.co/HODPLMjrgh pic.twitter.com/zr5vztKzDi
そこでのバックとして、フィジカルよりも先行して
ロンTを送っていただきましたが、
CDの方はまだ届いていません。
そうしてリリースされた今作ですが、
来日公演、その際の様子を収めた"Noodles"を最後に
前作でのvo/Samは既に脱退してしまいました。
しかし、今作リリースに当たり
新たにDiegoを新ボーカリストとして迎えています。
そんな新体制でリリースされた今作は
前作の13曲よりも1曲増えた全14曲収録であり
前作同様にゲストも豊富です。
そうして待ちに待った最新作、
白を基調としたおしゃんなアートワークから一転、
今作ではかなりカオスなアートワークになりました。
そんなバンド2枚目の作品
じっくり聴いていくことにしましょう。
イントロ
まずは80秒の"イントロ"から幕を開けます。
これがまた、クソみたいな日本のレーベルから
リリースされてるからではなく、表記はデフォで
「イントロ」というカタカナとなっています。
インストのみの80秒ですが、カタカナ表記もあってか
なんかとても日本的というか…
ある種、PALEDUSK感があるような雰囲気です。
Tabidachi (feat. Kaito of Paledusk)
2曲目はKAITOがゲストにいるから
1曲目はあーゆー感じなのか!なんて思えます。
こちらの曲はイントロでPALEDUSKのDAIKIが参加してるらしく
KAITOも冒頭から叫びまくります。
それでいてタイトルがTabidachi(旅立ち)という日本語。
加工されたような女性コーラスといい、曲の雰囲気といい
かなりPALEDUSKの雰囲気を踏襲していますが
サビでは新vo/Diegoのクリーンが響き、
このバンドならではであるサックスサウンドが来ると
やっぱSHREZZERSだなー(* ゚∀゚)って感じもひとしお。
とはいえ、PALEDUSKもSHREZZERSも、
シーンの中では唯一無二感があるバンド同士
それが上手く引き出された1曲になっています。
23
変わって3曲目はイントロからリズミカルに。
Diegoクリーンから、ds/Markのスクリームへと繋がる。
全体的にはDiegoパートが多いアップテンポな1曲。
要所に挟まるギターやサックスにらしさを感じつつ
後半のサックスソロはやはり聴き惚れる(*´ω`*)
Artyom様サマだなぁ。
Diegoクリーンから流れるアウトロはギターソロを展開し
少し長めに展開しつつ余韻を残して締め。
Gambit (feat. Adam Bentley of Arch Echo)
先行公開された内の1つ、4曲目の"Gambit"
鍵盤サウンドとDiegoのクリーンで綺麗に始まり
うねるようなギターと共に展開していきます。
先行で聴いた時は、サビの雰囲気が
良くも悪くも"らしくねーな。笑"とは思いましたが、
それはアルバムで聴いても、やはり払拭はできず。笑
Bメロサビ前のサックスは言わずもがなの良さ( ´∀` )b
この曲ではArch EchoからAdamが参加し、
彼によるクールなリフから入るブレイクダウンでは
Markの咆哮を惜しげもなくぶち撒けています。
Libertad (feat. Michael Barr of Volumes)
静かに鳴らすギターとDiegoボーカルから始まる5曲目。
その後、ギターが高鳴るイントロを抜け、
Markのスクリームから激しい幕開けとなります。
変わってサビはやはりDiegoのクリーンが響く。と
そこからサックスに繋げるのがとても(* ゚∀゚)イィ…!
そして、この曲でのゲストはVolumesからMichael
そのサックスパートから転調し、
激しいサウンドに乗せた雄叫びを上げています。
こうしてクリーンパートとスクリームパートと
交互に展開していくのもまた良いですね。
Temperatura
冒頭からR&Bな雰囲気増し増しな6曲目。
静かなラップトラック的でもありつつ、
リズム感、テンポ感が聴いてて心地良い。
Earthists.にもこういう雰囲気の曲があった気するけど
昨今、こういう感じの曲かなり好きなんですよね。
こういう曲調で鳴らされるサックスがまた
めっちゃ良いんだよなぁ(*´ω`*)
おしゃんな雰囲気全開で、個人的にも今作上位のお気に入り。
Demure (feat. Lukas Magyar of Veil of Maya)
イントロはギターが先導するような7曲目。
前曲の雰囲気を多少引き継いでる感がありつつ、
こちらはよりバンドサウンドに特化した展開に。
ここではVeil of MayaからLukasが参加。
冒頭のDiegoパートのあと、続いてクリーンを披露。
サックスも早々に登場し、後半のソロパートも文句なし。
ヘヴィなブレイクダウンはスクリームと共にコア感増しに。
そのままLukasと共にMarkも加えたツインスクリームで
徐々にフェードアウトしていきます。
Hangover
つま弾くギターに早くもサックスが鳴るイントロの8曲目。
アルバムも半分を終え、後半突入前の小休止
インタールード的な78秒のインストトラック。
楽器隊はやっぱギターとサックスですからねSHREZZERS
そこが中心のインスト(* ゚∀゚)イィゾー
Mastophobia
イントロからプログレ的な高低ギターが耳を引く9曲目。
スピーカーから話しているようなモノローグを経て、
開幕からMarkによる厳ついスクリームも全開でコア感MAX
サビではやはりDiegoクリーンを展開するものの
前作同様、ゲストが多い今作の曲でも
ゲストなしのSHREZZERSのみで送る曲の中では
今作イチのコア感なのでは?とも思わせる。
後半のシャウトはMarkの声質っぽくないけど、
これ、もしかしてDiegoが叫んでんのかな?
そうしてアグレッシブな展開できておきながら、
サックスパートはムーディーで困る(*´ω`*)
後半から終盤にかけてはArtyomの独壇場ですね。
PVRNHVB (feat. Slicky D & C$L of Born of Osiris)
10曲目のタイトルは… 紳士男性諸君なら
お世話になった人も多いのではないかと思われる
あるサイトが浮かんできてしまうなw
冒頭からラップトラック感ひとしおで
前作にも参加していたSlicky Dが
低速から高速ラップに到るまでのラップを披露。
この曲のもう1人のゲストはC$L
C$L of Born of Osirisとはなっているものの、C$L自体が
BoOのds/Cameronによるラッププロジェクトですからね。
Bメロからの方がCameronのラップかな?
ゲストありきとはいえ、全編ラップボーカルで送る
SHREZZERS初のラップトラックなのが良いですね。
もちろんサックスは忘れてないのもgood(゚∀゚ *)
p7ay3rS
続くゲストなしの曲で、らしいサウンド全開になる11曲目。
イントロからツインギターが耳を突いてきます。
ボーカルはDiegoのクリーンを皮切りに、
Markのスクリームがバッキング的に響きます。
Diegoはそこそこ高音パートも歌ってますが、
高音に関しては、前任のSamに軍配が上がるかなぁ。
この曲でのサックスはソロで前に出る面あり、
バンド隊と共にバックで鳴る場面あり。
後半のブレイクダウンでは安定のMarkスクリーム
と、もう1人、少し高めのシャウトしてるのいない?
やっぱDiegoが叫んでるんかな?
高音はSamに劣りつつ、Samになかったシャウト要素が
Diegoはできるんだったら(* ゚∀゚)イィじゃないか!
Phoenix
12曲目は、Diego加入後に初めてお目見えした記念すべき曲。
これを聴いて、新ボーカル(* ゚∀゚)イィジャン!って思ったもんです。
Markのスクリームパートも多く、ギターソロもあり、
もちろんサックスは言わずもがなであり、
新体制でもちゃんとSHREZZERSしてる!と安心しました。
ブレイクダウンでのDjent/プログレリフもcool(* ゚∀゚)b
MVはSlaycとMarkのごたごたゲームシーンに笑うし
Slaycの大仰なギターにも笑うw
ベッドでそれを撫でつつ横に沿う姿でもうダメだw
せっかくArtyomのサックスシーンなのに!w
と思ったらArtyomも添い寝してギター撫でてるしw
こういうビデオ出すし、今のところMVはこれ一本ですが、
早いとこ他の曲のMVも見たいですね。
UVB-76 (feat. Cj McMahon of Thy Art Is Murder)
こちらもだいぶ早い段階で先行公開されていた13曲目。
怪しく、ダークな雰囲気ではじまるこの曲では
デスコアThy Art Is MurderからCJが参加し
今作屈指のアグレッシブナンバーとなっています。
BメロのCJはより低く、厳つく唸る様も○
ここにプログレ的なリフが加わるとこも良いし、
攻め感たっぷりなボーカルから一転、
サウンドの攻勢はそのままに、Diegoボーカルに切り替わる。
そこからのサックスパートがまた(* ゚∀゚)イィ!
なんかAnimals As Leadersにサックスが加わってる
みたいな雰囲気なのがめっちゃ良いな。
Jealousy
今作ラストを飾る14曲目は
サックスと共にフェードインするように始まり、
Diegoのボーカルが入ってくると同時に、
オルタナポップ×エモラップを組み合わせたような感じ。
CVLTEっぽい雰囲気も醸し出しつつ、エモーショナルながらも
静かにタイトルを繰り返すキャッチャーさもあります。
今作のアウトロ的にも思える静かな曲調であり、
締めの雰囲気にも合ってるのもgoodです。
以上、
SHREZZERS『SEX & SAX』
でした。
ボーカルの入れ替えという大きな出来事を乗り越え
新体制初のアルバムとなった今作ですが
ボーカルが変わってもしっかりSHREZZERSしてて
やっぱ良いな!(* ゚∀゚)
と、思える作品で何よりです。
ベースはプログレッシブポスコア的なサウンドに
他のバンドにはないプロ奏者Artyomによるサックス
やはりこのサックス要素に惹き付けられます。
そうしたサックスをはじめとして、
単なるプログレッシブポスコアにとどまらない
色んな要素が垣間見える広い音楽性も魅力です。
だからこそ、レビューのカテゴリも
迷いなく「GENRELESS」にしたんですけどね。
新ボーカルのDiegoも、前任のSamの声質と
そこまでかけ離れることのないとこも幸いしましたね。
ボーカルはバンドの"フロントマン"と言われるほど
どんなバンドであっても、顔となる部分ですからね。
そこに関しては、後任はDiegoで良かったと思えます。
今作も良作には違いないし、
年末のアルバムランキングにも
ほぼ間違いなく顔は出す作品だとは思いますが
個人的な好みで言えば、前作のが若干上かな。
全体的に高水準なのは前作同様ですが、
前作でいう"Delight"に比肩するような
キラーチューンを見出だせなかったのは事実です。
ただ、SHREZZERSを人に薦めるにあたって
前作と今作、どちらから薦めることはできるし、
そうした部分での差異はほぼありません。
あくまで"自分の好みでは"ってだけで。
こうして2枚目もかなりの良作!
クラファンを立ち上げた@shrezzersjapanの中の人も
彼らの2度目の来日を実現させようとしてくれています。
それが叶うように祈りつつ、バンドの最新作
SHREZZERS『SEX & SAX』
これを聴いて待ちましょう。
そして、晴れて来日が決まった際には
みんなでSHREZZERSに会いに行こうぜ\(^o^)/
その為に今作をじっくり聴き込み、
バンドにも感謝と希望を伝えましょう!
是非ぜひ、must checkで!
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