ガイ・リッチー×ステイサムだと

一昨年の『CASH TRUCK』が面白かったからなー

でも、それこそCASH TRUCKの時は

16年ぶりだったのに、それに比べると

CASH TRUCKからは再タッグも早かったですね。笑

何にせよ、新作も日本で公開してくれるかな?

どうも、トトです。



前回『BLUE GIANT』を観た翌日

BLUE GIANTと同日公開だった作品を観に

2日連続で映画館へ。

とはいえ、公開規模の小ささに驚いた。

大規模公開になるとも思ってなかったけど

都内でもたったの3館のみ。

ってことで、その中でもいちばん近い

恵比寿ガーデンシネマに、数年ぶりに足を運びました。

そんな今年8本目の新作映画はこちらの作品。






20230217_180326
いつかの君にもわかること
(原題:Nowhere Special)

窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。





イタリア、ルーマニア、イギリス合作

いつかの君にもわかること

を、公開2日目に鑑賞。

公開規模は小さいながらも、空席もそこそこ。

半分から後ろはほぼ埋まってたけど、

当日でもチラホラ後方ブロックは空いてるほど。

ま、日本だしな

と思いつつ、後ろ取れたからラッキーと思うことにした。


予告編から涙を誘うものだと思い

もちろんそれも観に行く理由にはなってたけど、

残念ながら涙は出なかったなー(。-∀-)

会場では中盤くらいから(´;ω;`)スンスン聞こえてましたが

自分は全く。笑

起伏が少なく、テンションは低めで

めちゃくちゃ淡々と進んでいくからかな。

もちろん泣いてる人の気持ちも理解はできるけど

残念ながら、本作では自分は視界が霞まなかった。


実際にあった出来事から着想を得た

と、エンドロールで出てきて

これ、実話系の作品だったんかと。

ここも淡々とした作りの要因かもしれませんね。


そんな本作の主役の1人

マイケルくん、かわいかったですねー( ´∀` )

Nowhere Special_04

お父さんの腕のタトゥーを見て

自分の腕にも同じように書こうとしてたり

肩車した上からお父さんにアイスをあげようとして

口元にべちゃってなったりw

Nowhere Special_02

赤が好きな為か、お父さんの誕生日ケーキに差す

34本のロウソクをすべて赤色のにしたりとか。笑

微笑ましいわー(*´ω`*)

Nowhere Special_01


そんなマイケルくんも

物語が進んでいく中で、生物の「死」や

「養子」という言葉の意味を知るように。

まだ4歳だし、"死"を教えるには早すぎる

と、ジョンは言ってたけど

キッカケはそのへんにいる昆虫の死でしたからね。



こうして子どもは色んなことを知っていくんだなぁ。

もちろん、親がちゃんと教えられること前提でね。


作中に出てくる里親たちも

やっぱ家庭の数だけ家族の形はあるって感じで

千差万別、見てて面白かったですね。

しかし、最後に出てきた夫婦は

感じ悪かったなー(。-皿-)

そらオメーらは赤ちゃんが欲しかったのかもしらんけど。

にしても取り繕い方がヘタクソすぎだろ。

自分のことしか話してない、てめぇのことしか考えてないやん。

「良い社会奉仕、貢献ができる」とか

ふざけんなヾ(# `Д´)ノ

そもそも第一声が

養子はいらない

って言い切りやがったよ。

旦那さんの方はまだしも、奥様()は気に入らないわー

挙げ句に、マイケルにあげたと思われた

ウサギのぬいぐるみを返せときたよ。

コイツらホンマ…露骨すぎやろ(。-皿-)


という、ここまでに出てきた里親候補が

割とちゃんとしてたというか、

既に実績もちゃんとあったしね。

だからこそ余計に最後のヤツらがクソに見えました。

そこでジョンもようやく気付いたようで

大事なのはどんな親かではなく
マイケルなんだ


と、親云々よりもまず先に、マイケル自身のことが大事。

Nowhere Special_03

観てても思ってたんだよね

ジョンの気持ちもわかるし、

ジョンの生い立ちを考えれば尚のこと理解はするけど

どんな家庭か、どんな親かの方が優先的になってない?と。


終盤、ソーシャルワーカーの人が話していた

「思い出ボックス」に物を詰めるジョン。

車の免許を取った時に読むように

というのをはじめとした手紙の数々

窓拭きワイパーの柄や、

マイケルにもらった"35"本目の赤いロウソク

一緒に写った写真などを積めていく。

手袋に潜ませた写真は母親との唯一の写真かな?


最後の最後に、いざ里親発表!

里親探しの研修スタッフさんかなーと思ったけど

作中、最後にジョン家に来たシングルの女性でしたね。

マイケルも駄々こねずに一緒に来たってことは

お父さんが「死」ぬこと、それにより側にいられなくなること

だからこそ、その女性のとこに「養子」に行くこと

たとえ、理解度100%にはならずとも

マイケルの中で納得した上で、なんでしょう。

でなきゃ、自己中里親の元での経験が無駄になるからね。



これが実話を基にしてるってんだからなぁ。

マイケルの元になった子には

良い人生を送っていて欲しいもんです。

と、残念ながら泣くには到らなかったけど

良い作品でした。

いつかの君にもわかること

の感想でした。





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