YouTubeの広告で出てきたPOP PUNKバンド

お、なかなか良いぞ(* ゚∀゚)

と思い、バンドのことを調べてみると

まさかのドイツ産Σ(・ω・ノ)ノ

昨年レビューしたHolly Would Surrenderもだけど

最近、ドイツ産POP PUNKを知る機会が増えてきて

(* ゚∀゚)いいぞ…

と、楽しくなってきました。

どうも、トトです。



今回の新譜レビューは

そんなGrandma's BoysやHWSと同じ

ドイツ産のバンドを取り上げます。

ウチで扱うバンドの中でもかなりキャリアは長く

まだやってたの?

なんて言われそうなバンドでもあります。

てめぇが情報追ってなかっただけのくせに

バンドが活動終えたかのような↑みたいなこと言うヤツ

自分は死ぬほど嫌いですがね(# ゚Д゚)凸

そんなバンドでも、当ブログでは

いつぞやに過去作レビューでも取り上げましたね。

先月書いた『ドイツ産オススメバンド』の中にも

もちろん取り上げているバンドです。

そんな今年7枚目となる新譜レビューはこちらの作品。





20230210_003754
Donots『Heut ist ein guter Tag』
01. Heut ist ein guter Tag
02. Auf sie mit Gebrüll
03. Augen sehen
04. 9 Leben
05. Längst noch nicht vorbei
06. 1.21 Gigawatt
07. Hunde los
08. Kometen
09. Traurige Roboter
10. Apokalypse Stehplatz Innenraum
11. Es tut nur weh, wenn ich lache
12. Radikale Passivisten
13. Solange wir uns haben
14. Hey Ralph
15. Endlich irgendwo





今年で結成30周年を迎える

ドイツを代表するPUNK ROCKバンドのDonots

通算12枚目となるスタジオアルバムであり

自国チャートでも1位を獲得した最新作

Heut ist ein guter Tag

Solitary Man Recordsから2/3にリリースされました。


キャリア30年は素晴らしいですね。

アルバム枚数も12枚ってのも十分。

バンドも止まらずに活動してきた証明だと思います。

ここ2年を見ると、年末の収録曲数ランキングには

最低限となる15曲収録というボリュームも嬉しいね。

そうして30年、絶えず活動を続けてきた

ベテランバンドの最新作、早速聴いていこうと思います。





Heut ist ein guter Tag
 → Auf sie mit Gebrüll
女の子が話す、僅か11秒の"Heut ist ein guter Tag"を経て
2曲目から本格的なスタートを切ります。
タイトルからして察しますが、今作の歌詞は
Donotsの母国であるドイツ語で綴られています。
そんな馴染みのないドイツ語であっても、
曲調としては勢いあるロックサウンドで、
合間にはいるヾ(* ≧□≦)ノ Ho!!!の部分が
シンガロング必須すぎる。
と思ってると、声量多めのおーおーコーラスを撒き散らす
サビではさらなるシンガロングに駆られます。
ダンサブルなリズム感で緩モッシュが捗りそうなのも良い。
おーおー!のあとに続くシンガロングはタイトルかな?
蓋を開けてみれば、やっぱりDonots節全開で
言語なんて関係なく、クソ盛り上がる1曲でしたヾ(*≧∀≦)ノ

サムネからして激アツぶりが容易にわかるMVは
やはり会場がクソ盛り上がっているライブビデオに!
おそらく母国での公演なんだろうけど
会場もかなり大きい箱だし、このレベルの箱を埋められて
これだけ湧かせられるバンドなんだなって改めて実感しますね。





Augen sehen
続く3曲目は、冒頭からアップテンポで展開し
疾走感のある、よりPUNKに寄った曲に。
これはこれでやっぱり(* ゚∀゚)イィ!
ギターソロはあっても、大きな転調もなく
サクッと2分以下で駆け抜ける速曲感もgoodです。

14曲目の"Hey Ralph"とセットになっているMV
Guidoメインで歌う、先行するこちらの曲は
モノクロで送るLyric Video的に。





9 Leben
打って変わって4曲目は、たまーに出てくる
Donotsらしくはない1曲。
そういうぽくはない曲でいうと
『The Long Way Home』"Calling"とかもだけど
そういうのでも意外と良かったりするんですよね。
この曲も、曲自体は少しらしさから外れるけど
コーラスやシンガロング感はまさにDonots
意外と悪くないかもって思えてしまう。


Längst noch nicht vorbei
そんな曲から変わっての5曲目は
イントロから耳馴染み良いサウンドで幕開け。
ドイツらしくビール片手に陽気な雰囲気。
個人的には酒は好きでもビール嫌いですがねw
そんな陽気な雰囲気で、かつDonotsらしい
叫ぶようなコーラスも力強くてとても良い。
歌詞は変わらずドイツ語ではあるけど、
後半にラップ調ボーカル的な展開があるのも○

MVは、セサミストリートのようなメンバーのパペットで。
パペットもメンバーの特徴をよく捉えていて良いですね(´∀`)
それぞれのパペットとのやりとりも面白い。
パペットが大口開けてコーラス歌うのがまた素敵だ。笑
最後のカットがアートワークになっているのもgood





1.21 Gigawatt
こちらもこちらで、ドイツだしビールであって欲しいけど
そうではない液体を注ぐサンプリング音声から
疾走サウンドへ切り替わる6曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
サークルが捗るくらいの速度感が(* ゚∀゚)イィゾー
少しテンポを落としたところで入るバッキングも
バカみたいに叫ぶ感じ好きよw


Hunde los
良いグルーヴ感を放つベースから始まる7曲目。
ベースから始まったからか、やっぱリズム感良好。
緩いけど体揺らしてノりたくなるような
少しレゲエっぽさ?も感じるリズム感が心地良い。
コーラスによるシンガロング感は、らしさキープで○です。





Kometen
冒頭からIngoのボーカルメインで始まる8曲目。
前曲から変わって、こっちは緩くではなく
しっかりノれる楽しい1曲に。
アップテンポなことも後押しして、殊更楽しく
ポジティブなエネルギーを感じます( ´∀` )b
少し長めのアウトロはガラッと転調し、
浮遊感のあるシンセとアコギを掻き鳴らして終わります。


Traurige Roboter
スッとフェードインしてくる展開で始まる9曲目は
適度なテンポ感に、ほんのりエモーショナルな雰囲気で
耳に残るメロディのロックナンバーに。
メインボーカルのIngoと、Guidoによるツインボーカル感は
ここまででいちばん良いかもしれない。
バッキングによるコーラスもDonotsらしくてgood


Apokalypse Stehplatz Innenraum
続く10曲目も、冒頭かららしさ溢れる
コーラス盛り盛りで賑やか賑やかヾ(*≧∀≦)ノ
曲調もアップテンポなのがまた後押しする。
何なら今作唯一、1曲通してシンガロング感満点で
それだけで聴いてて楽しくなるし、
一緒に声を張り上げて歌いたくなりますね。
ドイツ語全くわかんねーけどw





Es tut nur weh, wenn ich lache
再び、ド頭から走る11曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
スピード感に乗るPUNKナンバー(* ゚∀゚)イィゾー
でかい会場でサークル回りてぇ!ヾ(* ゚∀゚)ノ
コーラスによるシンガロング感はもちろん搭載で
叫びながら走り回りたいっすねぇ。
曲尺も約2分、スピードを緩めず走りきる疾走感と
爽快感がvery good(゚∀゚ *)です。


Radikale Passivisten
レトロなシンセと、こちらも冒頭から響くコーラスの
声量の多い賑やかさから幕を開ける12曲目。
軽快なテンポで縦ノリ感があり、
軽くジャンプしながら声を張り上げたくなりますねヾ(* ≧∀≦)ノ


Solange wir uns haben
13曲目はアップテンポに勢いに乗る展開に上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
ドイツ語である馴染みのなさはあっても、
ほんのりエモーショナルさを含んでいるところは
日本人の耳にも大いに馴染むんじゃないかと思います。
エモーショナルさがあってもアップテンポであり、
PUNK ROCKしてるならオレだって好きだ(* ゚∀゚)b


Hey Ralph
変わって、緩いリズム感で始まる14曲目。
どこかラップトラック的なテンポ感にも思えます。
ヾ(* ≧∀≦)ノ Hey Ralph!!
と、コーラスと共にタイトルを歌って入るサビは
これまた一緒に歌いたくなる感じひとしおの声量に。
エモーショナル寄りな曲調ではあっても、
このコーラスによるシンガロング感はやっぱ良いなぁ。
ラストにピッタリの雰囲気でもあるけど、
もう1曲あるのよね。笑

先行した3曲目の"Augen sehen"に続くこちらの曲は
モノクロからカラーに変わり、1'53"からスタート。
変わってこっちは、曲調さながらエモーショナルな内容となっています。





Endlich irgendwo
カモメの泣く波打ち際の音に入ってくるギターで
さながら南国の雰囲気ひとしおな始まりの15曲目。
ドラムの導入と共にテンポアップし、
サウンド面もそのまま勢いに乗ります。
前曲よりもロック感、バンド感は遥かに強いけど
こっちはこっちでラストに合う雰囲気でgood(゚∀゚ *)
後半~終盤にかけてのあーあーおーおーコーラス部分は
会場からの大合唱で最高の締めになること間違いなし!
良いなぁそんな景色を見てみたいよ(*´ω`*)





以上、

Donots『Heut ist ein guter Tag

でした。

こうして最新作を聴いていても

英語からドイツ語になったという取っつきにくさはあるものの

曲調、サウンド自体は安定のDonotsであり

賑やかコーラスによるシンガロング感

最高だなヾ(* ゚∀゚)ノ

と、言える作風なのはとても良かったです。

やっぱここまでキャリアを重ねたPUNK ROCKバンドは

その安定感こそ最大の強みになりますね。

多くを語らずとも

いいから黙って聴け!

で、済ませそうな作品で何よりです。笑


キャリア30周年は伊達じゃありません。

Donots『Heut ist ein guter Tag

長く活動を続けたゆえの安心安定感

バンドの過去作を1枚でも聴いている人なら

今作もきっと気に入る1枚になると思います。

知ってる人も、知らなかった人も、

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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