少し前に、今さらながらに

このUnplugged盤をちゃんと聴いたんだけど

コレ、良いなぁ(* ゚∀゚)

そもそも最新作よりも『FGBGFM』のが好きだしな。

その曲のUnplugged版というアコギ版だもんね。

自分が気に入ることに違和感はなかった、と。

どうも、トトです。



1999年という、

ギリギリ90年代の過去盤を2枚書いたあとは

一気に飛んで2016年リリース作。

年始記事では、新譜で初めましてのバンドも増え

その新譜が既に2枚目、3枚目とかだったりするので

そんなバンドの過去作もレビューしていけたら

みたいなことを書きました。

そんな過去作の第一弾であり、

今年4本目となる過去作レビューはこちらの作品。




Normandie_Inguz
Normandie『Inguz』
01. Fight
02. Awakening
03. Collide
04. Believe
05. Loop Hole
06. The Deep Cold
07. Calling
08. Starting New
09. The Storm
10. Epilogue





2021年、今のところの最新作である

『Dark & Beautiful Secrets』リリースの際に知った

スウェーデンのポスコアバンドNormandie

デビューアルバムInguzが、2016年にリリースされました。


その年、2021年には、

↑のアルバムもレビューしたし、

いちばん聴いたバンドにもなりましたんでね。

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それほどに良かったし、ハマったバンドなので

近年、"初めまして"だったバンドの過去作ってなると

やっぱNormandieの作品が良いなと思ったんです。

2ndとどっちにしようか迷ったけど、

2枚しかないなら1stだろ

と、こうして記念すべきバンド初のアルバムを選びました。

そんなNormandieのデビューアルバム

期待に胸を膨らませ、聴いていこうと思います(* ゚∀゚)wktk





Fight
クラップ、フットスタンプと共に
コーラスを伴いタイトルを大きく歌い始まる1曲目。
こういうシンガロングしたくなるコーラスは良いな。
ギターをはじめ、サウンド面もポスコアじみてて良い。
Do you fall for nothing?
サビ前の↑ここもシンガロングしたくなる。
Bメロのサビ後、再びクラップ&フットスタンプのあとに
vo/Philipのロングシャウト共にブレイクダウンへ。
こっちをあとで聴くと、ここまでコア感あるのも
なんかすげー新鮮だな(* ゚∀゚)笑


Awakening
2曲目は力強いドラムとシンセが引っ張る幕開け。
徐々にテンボアップしていく展開も良く、
サビでは縦ノリ、バウンス系にも雰囲気にも思える。
Phillipの美麗な裏声から入るラストサビ、
その入りで一瞬ヘヴィに鳴るギターも(* ゚∀゚)イィネ!
要所でストリングス要素が耳を突いてきますが、
そのストリングス要素がなければ、
最新作に入っていてもおかしくない雰囲気を感じます。





Collide
Jamesがメインボーカルになったあとの
初期Deaf Havanaを彷彿とさせるギターから始まる3曲目。
Deaf Havana色濃いところはその冒頭くらいで、
以降はしっかりNormandie色を出してきます。
適度なテンポ感で耳馴染みも良く、
サビに入ると、これまたグッドメロディなんだ(* ゚∀゚)
今作を聴いてて最初にハマった1曲でしたね。
シンセ部分はBMTHってか、個人的にはCold Black的。
サビ終わりに響くおーおーコーラスも良い感じ。
そんなコーラスを響かせたあとに入るラストサビ、
この流れも良いです。

MV見ると、Philipの髪長ぇ!w
もともとイケメンではあると思うけど、
最新作の方を先に見ちゃってるから、おしゃれパーマな
そっちの髪型の方が遥かに良いって思っちゃうな。
バンド垢の方では約24万回の再生回数ですが
InVogue Recordsの方では100万を突破しています。





Believe
鍵盤系にも思えるシンセの音色とストリングスで
ゆっくり歌い出して幕を開ける4曲目。
サビ前にはおーおーコーラス、それに続いて
短いクラップ&フットスタンプを取り入れています。
サビはやはりPhilipのボーカルにグッとくる。
低く切なくその弦を揺らすストリングスに
壮大なおーおーコーラスを伴い、
そこから入るラストサビで上げる展開も○





Loop Hole
アラーム音のようなSEと共に幕を開ける5曲目。
サビ前のギターがロスプロ(Lostprophets)の
"A Town Called Hypocrisy"を彷彿とさせ、
ちょっと懐古心をくすぐられる。
Bメロでは、サビ前のバスドラ高速連打が(* ゚∀゚)イィ!
こういうのが自分のツボを刺激してくれます。
ラストはPhilipのシャウトと共に
ここでもバスドラ高速連打を展開して締めるという
個人的にも上がる終わり方で(* ゚∀゚)イィ…!
そうしてドラムが走るからか、全体的にもアップテンポで
わかりやすく上がる曲調なのが(* ゚∀゚)イィネ!
ちょいちょいcoldrainっぽさもある感じする?


The Deep Cold
深海で聞く潜水艦のレーダー音?ソナー音?ような
シンセが特徴的な6曲目。
って雰囲気からも、特にタイトルの"Deep"を意識できる。
序盤はミドルテンポにしっとり展開しますが、
サビではアップテンポにクールサウンドを展開。
やっぱドラムが走ってると良いな(* ゚∀゚)
ちょこっと差し込まれるシンセ部分も良い。
最新作しか聴いてなかったのもあって、
1曲目同様、こういう展開はなんか新鮮だな。
アウトロは短く、Philipのアカペラで締め。


Calling
7曲目もコーラスと共に声量多めで幕を開けます。
続けてストリングスを取り入れたアッパーなサウンドでスタート。
サビでは、終わりに冒頭と同じ展開を見せる。
Bメロでは、シャウト混じりなボーカルで激しく入り
ヾ(* ≧□≦)ノ Dead in existence!!
のシンガロングフレーズと共にブレイクダウンで落とす。
Bメロの攻め感(* ゚∀゚)イィッスネ!
ラストはストリングスと共にテンポアップして
これまでのサビ同様、Philipがタイトルを歌って締め。


Starting New
掻き鳴らすギターと共に耳触り良い感じで
Philipの歌メロが光る展開でスタートする8曲目。
メロディ、テンポ感共にキャッチーで
聴く人を選ばない感じもひとしおでgood
反面、ややありきたり感があるのも否めないけど、
そこは持ち前のメロディセンスとPhilipがグイッと引っ張る。


The Storm
ポスコアらしいギターを掻き鳴らして始まる9曲目。
こういうのやってんたんだなぁ…と、しみじみ。笑
イントロ後の序盤はしっとり歌いつつ、
サビに向かって徐々にギアを上げていく雰囲気。
サビでは、もはやお馴染みになりつつあるコーラスと
高らかに歌い上げるPhilipのボーカルが映える。
何気にリズムギターの方にも耳がいくし、
後半にはギターソロもあり、5曲目のドラムに対し
けっこうギターが耳を突いてくる1曲でした。


Epilogue
ラスト10曲目は、ラストらしい雰囲気たっぷりの
エモーショナル特化の歌ものナンバー。
序盤からしっとり静かにストリングスが響き、
浮遊感のあるアンビエントな雰囲気もそれを後押しします。
おーおーコーラスも曲調に溶け込むような感じ。
終盤、ピアノの旋律をバックに
Philipのボーカルがフェードアウトしていき
そのまま終わるかと思いきや、コーラスと共に声量を増し
クラップと共にラストサビへ向かいます。
エピローグというには壮大な気もするけど、締めとしてはgood





以上、

Normandie『Inguz

でした。

最新作も素晴らしかったけど、デビューアルバムも

(* ゚∀゚)イィなぁ…

リリース時期的に、BMTH『That's The Spirit』

翌年にリリースされていることもあってか

最新作でも感じたBMTHフォロワー感は、この頃から既に健在。

しかし、この2枚を聴いたことで、

もはやすっかりNormandieサウンドが耳に馴染み、

BMTH云々じゃなしに、Normandieはこういうサウンド

と、Normandie自身の音楽性だと思えるように。

だからこそ、この2016~2021までの5年間で

デビューアルバムから最新作まで音楽性はしっかり継続しつつ

初期は初期で"ポスコア"と呼べるのも納得のサウンド

ってのが、大いにわかりますね。

そうしたコア部分があることで、

最新作よりもこっちのが好きって人もいそうです。

最新作はコア感を減らし、より洗練したというか、

良質オルタナロック、モダンロックの方へ比重が置かれた感。

自分はそこから入ったので、今作も全然好きだし、

むしろ、こうして初期から一貫してる様も見れたことで

Normandieに対しては、より好きな気持ちも増しました。

聴いて良かった1stアルバムヾ(* ゚∀゚)ノ


と、自分がこれまで聴いてきたバンドよりも

聴いた期間は短いけども、

初めましての時より、さらに好きになりました。

Normandie『Inguz

最新作が好きだった人に薦められるのはもちろん、

以下に挙げるようなバンドが好きな人にも

大いに刺さりそうなバンドであり、作品です。

是非ぜひ、ご一聴。





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