サマソニ第一弾アーティスト発表✨
— SUMMER SONIC (@summer_sonic) January 27, 2023
BLUR、KENDRICK LAMARに加え、
LIAM GALLAGHER、FALL OUT BOY、EVANESCENCE、NIALL HORAN、Official髭男dism、THUNDERCAT、YOASOBI等が決定⚡
チケットは2/1(水)より先行スタート🎫
今後の発表もお楽しみに🎉https://t.co/4VhQq9nAr3#summersonic #サマソニ pic.twitter.com/TSrhDfUpWT
既に先行も始まってますが
このラインナップだけ見ても
今年もチケットは早々にsoldしそうな感じしますね。
やっぱこの2年、3年の海外組の来日不足も相まって
いつぞやの記事で言った通り、
行く気がある人は早々に取りにいかないとダメそうってのも
大いに現実味を帯びてきている気がします。
こうした大手の来日だけじゃなく、中小もです。
マジで今年はどかどか来日が決まってきてる。
自分の好きなバンドの情報は見逃すことなかれ。
どうも、トトです。
それではライブを一本挟みつつ
1月の新譜レビューの続きをば。
とは言え、1月分は今回で最後になりますが。
そんな今回取り上げるバンドは
推薦記事等で名前を出したことはあっても
ひと記事使って取り上げるのは初です。
そんなバンドの最新作、
今年5本目となる新譜レビューはこちら。

Emarosa『Sting』
01. Preach
02. Attention
03. Stay
04. Cinnamon
05. Forgiveness
06. Inla
07. Again
08. Woman
09. Rush
10. Danger
USのポスコアバンドEmarosa
これまでよりもガラッと音楽性が変わった前作から4年
6枚目となるアルバム『Sting』
レーベルもHopelessからOut Of Line Musicに移り
1/27にリリースされました。
音楽性の変化もですが、もはやバンド体制でもなく
正式メンバーはvo/Bradleyとgt/ERによるデュオに。
今の音楽性を考えれば、バンドではなく
デュオでも全然問題なさそうですしね。
そんなEmarosaの最新作、聴いていこうと思います。
Preach
軽快なドラムから一転、Bradleyの
アウッ!
という、短いシャウトから幕を開けます。
こういうの聴くとMichael Jacksonが浮かんでくるな。笑
しかし、それはボーカルだけでなく、この曲自体にも
ある種のMJっぽさはあるように感じます。
どこか懐かしさのあるポップソングというかね。
最近、80s/90sリバイバルみたいな雰囲気も
音楽シーンの中には少しありますもんね。
それを実感するには十分な1曲だと思います。
目立ちはしないけど、ベースラインも(* ゚∀゚)イィゾー
タイトルを何度も繰り返し歌うサビもキャッチーで◎
モノクロで踊るMVもオサレ感あって良いですね。
Attention
前曲から変わってローテンションに始まる2曲目。
しかし、だからこそボーカルが際立つ。
裏声を含めたBradleyのボーカルワークが光ります。
序盤からフィンガースナップは取り入れられていましたが
Bメロのサビ後にはフットスタンプとクラップが。
そこに徐々に勢いを増すコーラスが加わり、
そのコーラスは終わりへ向かっていく中で
タイトルを大きく歌うようになります。
それこそ前曲のMVに出てたバックコーラス隊による
さながらゴスペルのような雰囲気を纏って終わるのが○
そうしたコーラスを含め、やっぱボーカルワークが良好な1曲。
Stay
3曲目も始まりは静かなものの、
リズム感、テンポ感が聴いてて心地良いですね。
薄暗く、ネオン輝く街並みの雰囲気に合いそうな感じ。
ってのがあったからこそ
『サイバーパンク』のプレイリストに入れたんですけどね。
サビはサウンド共々、ボーカルも力強くなります。
Bメロでは小さく掻き鳴らされるギターが良い。
そして、ラストではサックスが存在感を示します。
このサックスパート良いなぁ(*´ω`*)
良いんだけど、ちょっと短いのが残念。
獣じみた特殊メイクは何かと思うMVだけどw、
それこそ歌い出しの振りなんかもMJみたいですよね。
Cinnamon
2曲続けて少しローテンションな曲でしたが、
4曲目は曲調も少し上向きかな?
Bradleyのボーカルも比較的高音域で、
サビでは裏声を使う軽やかな雰囲気も良い。
チャラ臭いクラブには微塵も行きたくはないけど、
こういう曲が流れるクラブなら行ってみたくもある。
何にせよ夜に聴きたくなる曲よね。
Forgiveness
フィンガースナップとBradleyのボーカルから始まる5曲目。
これもサイバーパンクに合いそうなシンセの雰囲気で、
サイバーパンクってよりかは…夜のドライブかな。
コレをかけてCyberpunk 2077のナイトシティを走りたいぜ。
体も揺らしたくなる緩いダンスチューン的な感じも○
Inla
重く鍵盤サウンドを鳴らして始まる6曲目。
アンビエントで、幻想的なサウンドが響く中、
Bradleyのボーカルが優しくこだまします。
後半にはERによる泣きのギターソロも。
ラストサビでBradleyが声を張るところなんかは
MakariでのAndyを彷彿とさせるよう。
Again
変わって7曲目はスタートからテンポアップし、
一気に耳馴染みの良いキャッチーさを展開します。
上がる曲調に比例するように、ボーカルも上げ調子。
テンポ感、リズム感共に、聴いてて気持ち良い。
そこに乗るボーカルによる歌メロもgood(゚∀゚ *)です。
Woman
イントロから耳を引くシンセが特徴的な8曲目。
スローってほどでもないまったりミドルテンポが良い。
コーラスを伴うサビの雰囲気が良いなぁ( ´∀` )b
耳馴染みの良さはもはや言うことなしで、
シンセによるサウンド面、コーラスを含めたボーカル面、
どちらも良いメロディを展開しています。
ある種、POP ROCKとしてもけっこう良いかも。
Rush
シンセとBradleyのボーカルがほぼ同時に繰り出され
スタートする9曲目。
コーラス的に、バッキング的に、
I want to rush somebody♪
と、Bradleyに続く部分が良いですね。
フレーズというか、ノリというか、リズム感というか。
シンガロングとは違う意味で、こちらも口ずさみたくなる。
曲自体もそうしたリズム感が良く、体を揺らしたくなる。
Danger
ラスト10曲目は、作品のアウトロとしても合うような
静かに、落ち着いたチル感のある雰囲気に。
Bradleyの優しいボーカルも、その雰囲気を後押しします。
サビ前に入る、アニメで宇宙船が飛ぶようなSEってか、
ラムちゃんが飛んでる時みたいなSEが面白いな。笑
アウトロはコーラスに乗せて、再びサックス登場。
そのままゆっくりフェードアウトしていく
締め方もgood(゚∀゚ *)ですね。
以上、
Emarosa『Sting』
でした。
きっちり前作から継続したような音楽性で
けっこう良いんじゃないですか(* ゚∀゚)
初期から追ってる人は
既に前作で脱落してそうな気もするし、
そんな前作からちゃんとEmarosaを聴いた自分としては
今作もかなり好きですね。
Dayseekerの新譜が好きな人や
それこそDayseekerのメンバーによるサイドプロジェクト
Hurtwaveが好きな人にもストライク取れそう。
そうした今作でも
かなり中心的要素のシンセを伴ったサウンドは
80s/90sリバイバル的でもありつつ、
現代らしいモダンな雰囲気も併せ持ってる気もします。
そこに乗るBradleyのボーカルも良い。
1曲目のアウッ!をはじめとして、
そこかしこに感じるMichael Jacksonイズム。
そこもまたレトロとモダンを感じるには
十分な要素であると思います。
作品自体は好きだし、良かったんだけど
またレビューのカテゴリ分けに悩む…
そもそものEmarosaの出自であるポスコアにしようか
でもPOP ROCKとしても良い気はするし、
Indie/Alt-Popでも良さそうだし…っていう。
と、悩んだ末に
原点である「POST-HARDCORE」にしたものの
年末ランキングでは別ジャンルで出すんだろうなw
と、音楽性変更前と比べると
ポップの極みみたいな音楽性になりましたが、
こっち路線の前作が好きな人、聴ける人、
受け入れられた人なら、今作も気に入るのでは?
Emarosa『Sting』
シンセをいかした良質ポップミュージックです。
是非ぜひ、ご一聴。
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