読者様に教えてもらったClosseums

良いですね(* ゚∀゚)

この感じ、AttilaとかPALEDUSKを彷彿とさせる。

まだまだ若手っぽいので

これからの活動にも要注目ですね。

どうも、トトです。



映画の方では早々に2023年がスタートしましたが

当ブログのメインコンテンツである音楽も

ようやく今年1本目となる新譜レビュー\(^o^)/

1/1にリリースされた新譜もあったんですがね…

本記事では書けなかったので( ノД`)

ってことで、

そんな2023年のスタートを切る最初の新譜は

こちらの作品。




20230113_002526
ten56.『Downer Part.2』
1. Yenta
2. Traumadoll
3. RLS
4. Saiko
5. Intruder
6. Masque
7. Ender





ex. Betraying the MartyrsAaron Matts率いる新バンド

ten56.の2作目であり、前作と同名の続編となるEP

Downer Part.2が、Out of Line Musicから

1/13にリリースされました。


2年前にリリースされた前作Part. 1

ウチでも取り上げてはいるんですが

年末の慌ただしさにより、蔵出しだったんですよね。

しかし、今回は

確実に時間的な余裕は確保される年始リリース!

オマケに、同日リリースの作品では

今作以外にレビューするような作品もなかったので

じっくり落ち着いて聴くことができました。


それでは早速、

今作をレビューしていくことにしましょう。




Yenta
ド頭から、どヘヴィなリフから幕を開ける1曲目。
ここまで重低音だと、もはや打楽器だなw
当然のことながら、Aaron Mattsの咆哮も申し分なし。
リズミカルなサウンドに低く呻くようなボーカルを挟み
ブレイクダウンで落としにかかる。
さらに続けてブレイクダウンで畳み掛けてくる。
守ることなんて考えてない攻め感素敵だな(* ゚∀゚)
そうして終わりか…と数秒の沈黙のあと、Aaronの咆哮と共に
激重ブレイクダウンをさらに叩きつけてきます。

黄色の証明が映えるMVも良いけど、
ワンカットで回すライブビデオも良いですね。






Traumadoll
Aaronのかな?ひと呼吸をおいてから
再びガッツリ!ヘヴィサウンドから始まる2曲目。
Aaronは叫びながらもラップを披露します。
こうなってくるとAttilaみたいな雰囲気あるな。
そして、疾走パートと静止パートを交互に繰り返す。
全体的にラップパートも多く、シャウト気味なのと
クリーンでするのと、ラップにも変化をつけてるのが○
てか、クリーンの方はAaronじゃないっぽいな?
後半のブレイクダウンでは、落とすサウンドと
ン"ーーー!と低く呻くものを交互に。
ン"ーーー!でちょっと笑ってしまったw


RLS
前2曲の重く激しい様から一転、
前曲のアウトロからそのまま繋がるように
スローなエモラップ的な展開を見せる3曲目。
激しいサウンドと共に繰り出すラップトラックのあと
こうした真逆の雰囲気というか、ダークであっても
サウンド面は控えめな、まさにラップトラックと言える
そんな曲調にしてきたのは新鮮で良いですね。
それだけで他の曲、これまでのten56.の作風とも
差別化ができているのは◎です。
MVは前曲の"Traumadoll"とセットになっていますね。





Saiko
このタイトルは…最高?なんて思ってしまう4曲目。
静かな、しかし"これから攻めるぞ"感が伝わる
冒頭のラップから、
shut the fxxk up!!
と、Aaronの咆哮一閃で幕を開けます。
Aaronのラップや、ちょこちょこ入るスクラッチ音と
これまでよりHip-Hop的アプローチが強化され
しかし従来らしい重戦車のような重量感も健在。
後半のテンポアップしていく展開も、聴いてて上がる。
と思ってると、ブレイクダウンで叩き落とされる。
ブレイクダウンは、入る前までの展開との差があるほど
"転調"って言葉通りに切り替わるほど映えるよね。





Intruder
次の曲へのイントロ的でもある5曲目は
そのタイトル通り、わずか47秒のショートトラック。
荒廃した年のような雰囲気で、
途中に鳴るパトカーか救急車のようなサイレンがまた
そうした雰囲気をより彷彿とさせる。
後半は静かにラップパートを展開し、次へ繋げます。


Masque
前曲ラストのフレーズを思いっきり叫んで始まる6曲目。
ここまでのラップ要素もかなり薄くなり、
従来のAaron Mattsらしい厳ついスクリーム主体で
重低音で攻め立てる展開が(* ゚∀゚)イィゾー
激走パートと短いブラストの合わせ技も◎
後半はもはやブレイクダウン祭りだなw
落として、落として、落としまくる!
そんな中でのドラムが個人的には光るなぁ。
そしてゆっくりフェードアウトしていく…


Ender
と思いきや、落ちきる前に
ヘヴィサウンドで迎えるラスト7曲目。
冒頭からAaronのロングスクリームが映える。
ラップの影響も少なからずあったか、
ここまでは割とテンポ感も良く進んできたけど
ここではテンポ感すらも全体的にミドル~スローになり
ズーンとくる、より重量感を感じるような展開に。
さっきは転調によるブレイクダウンも良いと言ったけど
こうした重い展開からさらに重く落とすブレイクダウンも良い。笑
すぐに手のひら返すような感じアレですがw





以上、

ten56.『Downer Part.2

でした。

良いですねーこの重っ苦しい感じ(* ゚∀゚)

最近はメタルコアであってもクリーン入るのが常だし

それに比べたら今作は

サウンド面もボーカル面もアグレッシブの極み!

ラップ以外は叫びまくりの攻め感あるのは気持ちが良い。

清々しさすら感じますね。

むしろここまでくるとメタルコアよりも

デスコア寄りになってるとは思いますがw

普段、デスコアは聴かないし

であれば当然レビューもしていないのでカテゴリもなく

今作は「METALCORE」に入れたものの

それすらもヌルいと言えるアグレッシブさはさすが。


個人的にもそこまでデスコアは得意じゃないけど、

過去、ラップ要素とMVで見る面白さがあって

Attilaは聴けるし、最新作はレビューもした。


そして、こんなに厳ついスクリームを出せるにも関わらず

その手のボーカルの中でも

個人的には不思議と聴きやすさのあるAaron Matts

もちろん最初はBetraying the Martyrsから入ったけど

Aaron的にはten56.のが本領発揮って気もする。


サウンド面の重量感や攻め感はむしろ望むところだし

重さに関してはAlpha Wolfとか、

昨年ならAnimals As Leadersとか、chaosbayとか。

しかし、そのサウンドの重さに

さらなる重さを追加するのはやっぱボーカルか。

って考えると、Alpha Wolfchaosbay

ten56.には及ばないって思っちゃうもんな。


そうしたデスコア寄りなサウンドでも

Attilaのようなラップ要素と、Aaronによるボーカル、

ここまで攻めに振り切ったのを最近聴いてなかった欲求不満。笑

それらが上手く合わさったことにより

こうしてレビュー記事出せるくらいには気に入りました。

まぁ、本来は前作から書けてた気もするけどw


そんな前作に続き、Part. 2となった作品

ten56.『Downer Part.2

自分みたくデスコアが得意でない人でも

もしかしたら聴けるかも?

是非ぜひ、ご一聴。





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