米国国土安全保障省は、アメリカ国内をツアーする外国人アーティストが取得するビザの申請費用を大幅に値上げすることを検討中。Oビザは460ドル(約6千円)から1,615ドル(約20万円)に、Oビザは1,655ドル(約21万円)に。250%以上の値上げ https://t.co/Dor3BGeGPk
— amass (@amass_jp) February 3, 2023
今年、来日公演が復活してきてるのは喜ばしい反面、
日本のバンドがUSツアーするには
金持ちバンドでないと無理くね?みたいなニュース。
USは諦めて、UK/AUSを中心に攻めよう。
でも、実際のところ
昨今、国内のバンドが海外でツアーしたり
フェスに出演するって、欧州のが多いしなぁ。
どうも、トトです。
さてさて、2月最初の金曜日は
残念ながら目ぼしい新譜がなかったので
今年2本目の過去作レビューといきましょう。
過去作のカテゴリに「90s」を入れているものの
なかなかその世代の作品は取り上げ辛い。
そこまで遡ると自分の好み的にもね…
ってのもありつつ、
Green DayとThe Offspringに続き
3本目の90年代作品を取り上げます!

Blink-182『Enema of the State』
01. Dumpweed
02. Don't Leave Me
03. Aliens Exist
04. Going Away To College
05. What's My Age Again?
06. Dysentery Gary
07. Adam's Song
08. All The Small Things
09. The Party Song
10. Mutt
11. Wendy Clear
12. Anthem
13. Dumpweed (Live)
14. What's My Age Again? (Live)
15. All The Small Things (Live)
16. Dammit (Live)
17. Mutt (Live)
18. Aliens Exist (Live)
今作タイトルはウィル・スミス主演の映画
『Enemy of the State』のパロディであるとされる
世界的なPOP PUNKバンドBlink-182の代表作
『Enema of the State』が1999年にリリースされました。
ブリンクの代表作であるのはもちろんのこと、
世界にPOP PUNKを一気に爆発させた作品でもあります。
ロック・シーンにおいて1つの流れを生み出した作品である。ランシドやグリーン・デイなどの作品で知られるパンク界ではヒットメーカーのプロデューサー、ジェリー・フィンと共同制作した同アルバムは、パンクにもかかわらず洗練された音作り、キーボードの使用、複雑なドラムパターンなど、発売当時としては斬新な作風であった。このアルバムはメロコア・ブームが落ち着いた1999年にリリースされ、カットされたシングル3枚が全て米ロックチャートの10位以内に入り込んだ。さらに、アルバム収録曲のPVが裸で街を走り回ったり、ボーイズグループを茶化したパロディとなって大きな反響を呼んだ。音楽だけでなく、ファッション、明るいバカキャラ、下ネタといったことが人気に追い打ちをかける。アルバムはその年だけでオーストラリア、ニュージーランド、イタリアなどでプラチナディスク、アメリカ、イギリスなどではゴールドディスクに認定され、全世界で700万枚の売上を記録した。その結果、後に新世代パンクといわれるポップ・パンクのブームを引き起こす。
wikiにもこう記されている通り。
↑は日本のwikiから引用してきましたが
海外版のwikiを見ると、
USだけで450万枚以上、プラチナ×5
世界では1,500万枚を超える化け物アルバム。
POP PUNK作品としては間違いなくトップクラスの売上で
POP PUNKが好きなら絶対に避けては通れない1枚です。
そんな伝説級の1枚、
早速、レビューしていくことにしましょう。
Dumpweed
昨今こういうイントロも聴かなくなったなー
なんて懐古感すら感じるイントロから始まる1曲目。
もちろんそれは悪い意味ではなく、良い意味で。
序盤はおとなしめの展開ながら、
サビで一気に疾走するのが素敵!ヾ(* ゚∀゚)ノ
もー、このサークルで走るのに適したスピード感、
ダイブもりもり起こりそうな疾走感がたまんねぇです。
Bメロも同じ流れで、サビでガチ上がりする。
Don't Leave Me
2曲目はメロディックパンクを彷彿とさせるような
イントロから良い感じですねヾ(* ゚∀゚)ノ
歌い出しから少しテンポを緩めるも、
サビでは再び疾走感を取り戻し、曲調的にも
もはやメロディックパンクの様相で上がるε=ε=(ノ*≧∀≦)ノ
2分ちょいで終わる尺のスピード感もgood(゚∀゚ *)
Aliens Exist
疾走感のある2曲から少し速度は落としても、
曲の勢いは落ちる気配がない3曲目。
こちらはこちらでアップテンポなPOP PUNKで
聴いてるこっちのテンションを上げてくれます(* ゚∀゚)
1曲目、そしてこの曲もだけど、主にギターの面で
ちょっと初期のSUM 41を彷彿とさせるんだよね。
もちろん、影響を受けてるのはサム側だと思うけど。笑
それとは別に、タイトルに"Alien"が入ってるのを見ると
MGKの"concert for aliens"が浮かんできますね。
Travisプロデュースはそこまで織り込み済みか?笑
Going Away To College
静かに掻き鳴らすギターから始まる4曲目。
ここまでメインで歌っていたTomに代わり、
ここではMarkがメインで歌い、Tomがバックに。
Tomがメインのイメージでもあるけど、
ツインボーカル的でもあるしね、ブリンクってば。
こちらもテンポ感良好、サウンドも明るく前向き、
結果どちらがメインで歌っても
良質POP PUNKに仕上がってるのが良いですね。
What's My Age Again?
そしてこのアルバムといったらこの曲!なのが5曲目。
楽しく、ポジティブなサウンドながら、どこか緩い。
それによるキャッチーさはPOP ROCK的でもあるけど、
やっぱりストレートなPOP PUNKでもある。
ブリンクを代表するPOP PUNKナンバーなのは言うまでもなく
この曲に関しては、曲自体よりもMVのインパクトよなw
何ッ回見ても、バカすぎて笑えてくるw
改めて、コレを見るとTravisのタトゥーの少なさに逆に驚く。
あと、Clean Versionっていう別バージョンもあるけど、
画質以外に違いがわからんなw
しかし、リンクを貼った↓だけでも再生回数9,000万over
Clean Versionも2,700万回を超えており、2つ合わせると
1億回を超えるのがまた驚愕!
Dysentery Gary
少し緩めな曲を経ての6曲目は
ガンガン掻き鳴らす勢いあるサウンドが回帰。
緩いPOP PUNKも好きだけど、
やっぱ勢いあるPOP PUNKの方が
聴いても、ライブでも、遥かに上がるよねヾ(* ゚∀゚)ノ
おとなしくなる部分と激しく勢いのある部分、
そうしてメリハリをつけてるのもまた良い。
Adam's Song
7曲目はミドルテンポに展開する、
今作唯一の歌もの寄りエモーショナルナンバー。
しかし、POP PUNK感はしっかり残っているのが○
完全な歌もの、泣きメロみたいにならないのは好感。
サビは完全にエモーショナルPOP PUNKですもんね。
ラスト前のピアノサウンドが何気に良く、
ラストサビ前にはピアノ×Travis(ドラム)の展開が◎
そんな曲にもMVがあり、曲調共々
内容もエモーショナルな感じで、こちらはこちらで
1.4億回を突破する再生回数がまたすごい。
All The Small Things
8曲目もイントロからしっかりPOP PUNK
コーラスを絡めたTomのボーカルも良い感じで
知名度と人気を加味すれば、今作でもこの曲が
いちばんキャッチーであり、シンガロングが起こりそうな
ヾ(* ≧∀≦)ノ ナナーナナーナナーナナーナーナー♪
の、サビはデカイ声で歌いたくなりますね。
ラストサビ前の徐々に上がってくるドラムも○で、
そこからラストサビで再びシンガロングで締め
ってのも、楽しく終われる感じがとても良い。
ダメだw このMVも笑うwww
そんなPOP PUNKらしさ溢れるバカバカしいMVが
3.3億回を超える再生回数なのがいちばんビックリ!
The Party Song
ミドルテンポな曲が続いたのを払拭するようなタイトルと
それに連なった疾走ナンバーで初っぱなから走るヾ(* ゚∀゚)ノ
曲調も相まった2分弱で駆け抜ける疾走感が最高です。
その短い中にも山あり谷ありを繰り返し、
起伏をつけてる感じがまた良い。
ダッシュと休憩なんて、一種のシャトルラン的だけどもw
ラストサビにはこちらにもナーナーコーラスがあり、
これまたシンガロング必須なのも上がります。
Mutt
少し長めに感じるイントロもキャッチーであり
Tomのボーカルと共にストレートなPOP PUNKに。
3ピースバンドならではのサウンドのシンプルさも際立ち
Markとのコーラスを含めたボーカルワークもgood( ´∀` )
3分ちょいという尺もベストであり、雑じり気なしな
シンプル&ストレートなPOP PUNKはとても良いです。
Wendy Clear
エモーショナルPOP PUNKなイントロの11曲目。
しかし、そんな雰囲気はイントロくらいで、
本編はアップテンポな楽しいポジティブPOP PUNK\(^o^)/
前曲に比べれば疾走感を感じるくらいアッパーであり
ライブでプレイしても上がる感じもひとしお。
ライブでやって楽しいと容易に想像できるヤツが、
聴いてて楽しくないワケないんだよなヾ(* ゚∀゚)ノ
Anthem
掻き鳴らすギターイントロがクールなラスト12曲目。
と思ったら、いきなりサークルよろしくなスピード感で
疾走サウンドに入る展開が○ヾ(* ゚∀゚)ノ
中盤の疾走パートではバッキングコーラスもあり
叫びながら円を描いて走りたくなるねε=ε=ε=ヘ(*`Д´)ノ
キャッチーな縦ノリ感と、ダッシュする疾走感を交互に
シンガロングしやすいボーカルメロディも良い。
終盤はダッシュの疾走パートで終わるところが
最高の締めであると言わざるを得ない。
Dumpweed (Live)
What's My Age Again? (Live)
All The Small Things (Live)
Dammit (Live)
Mutt (Live)
Aliens Exist (Live)
国内盤のボートラは6曲ものライブ音源。
曲前の軽いMC、オーディエンスの歓声も入っていて
そのライブの雰囲気を存分に味わえる、
かなり良さげなボートラ、ライブ音源だと思います。
大半が今作からの曲だけど、今作以外のとこから1曲
"Dammit"を選んでるのも良い(* ゚∀゚)b
以上、
Blink-182『Enema of the State』
でした。
2023年の今、聴いても
そのへんのPOP PUNKバンド、POP PUNK盤は
蹴散らせるくらいには良いな!(* ゚∀゚)
さすがはPOP PUNKのパイオニアというか、
すべてのPOP PUNKの原点(原典)とも言えるような作品。
言葉通り、PUNKでありつつPOPなキャッチーさもあわせ持つ。
この1枚から世界にPOP PUNKをしらしめ、
多くのPOP PUNKバンドを生むキッカケとなったアルバム
それを改めて、大いに実感しますね。
明るく前向きな、ポジティブサウンドでありつつ
MVに見るバカさ加減がまた最高すぎるw
最近のバンドはカッコつけすぎなんだよ←
真っ裸で街中走れとは言わないけどもw、
POP PUNKやるなら明るく楽しく上がるサウンドはもちろん
こういった"バカさ"も出してくれないとねぇ(。-∀-)
そうでなくても、ストリーミングでの再生回数はまだしも
YouTubeでのMVの再生回数に於いて
ここ10年以内、そしてこれから先
1億を超えるPOP PUNKバンド、
POP PUNKな曲なんて出る可能性低っくいだろうな…
今回この作品を取り上げたのには
POP PUNK好きを名乗りつつも
この作品のことを書いてなかったのはもちろん、
数年の間、バンドを離れていたTomが復帰
回帰祝い的なシングルをリリースし、
今年はこの3人でのアルバムも出る!
それなら、この3人が世界に叩きつけたこの作品を
取り上げておかねば!
って思いに駆られたからですね。
これで自分も心残りなく、ブリンクの新譜を待てる\(^o^)/
惜しむらくは、やはり飛行機事故により
Travisは飛行機に乗ることができなくなり、
来日の可能性は壊滅的ってことですね(´・ω・`)
日本でも待ち望んでいるPOP PUNKリスナーは
絶対に多いと思うけど、こればっかりはね…
そんなPOP PUNK好きにはmustすぎる作品であり
世界中を虜にし、世界にPOP PUNKを広めた作品
Blink-182『Enema of the State』
ブリンクを知るならこれを聴け!
POP PUNKが好きなら絶対に聴け!
そして来る新譜を待ちましょう\(^o^)/
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