今年は帰省できたこともあり、

既に下書きを終えていた記事ってことで

先にSpotify Wrappedの記事を出しましたが

年末アンケートの結果を、ここで出したいと思います。



今回は投稿してくれた読者様もグッと減ってしまい

非常に寂しい限りです(´・ω・`)

しかし、投稿してくれた読者様たちは

何気にこの企画皆勤賞だったことは非常に有り難い。

そんなお三方による、

BEST ALBUM 2022
~読者様編~


を出していこうと思います。





photoCollageMaker_20230101_003914858

・Earthists. 『Have A Good Cult』
2022年の個人圧倒的1位。前作リリースからかなり間が空いて新作を待ちわびていた。
その間の活動も好感触なものばかりだったのでかなり期待していたけれど、オリ曲も多く、質量共に高く、その期待を軽く超えてくれた。言うなれば「Earthists.」というジャンルをはっきり確立した1枚だと思う。


基本はあくまでメタルコアなので激しさや重さも十分ありながら、シンセやクリーントーン、シャウト、コーラスも交えたメロディックパートがとても心地良い。これにより国外ラジオでも流しやすい作品になってると思うので願わくば世界を主戦場にしていって欲しい。ライブ次第だけど、この音源あれば十分戦えると思う。

お気に入りは04 Skywalker,06 In Remnant (You just tell me now) と08 KAZE~10 Have A Good Cultの流れ


・Ado 『狂言』
喜怒音楽のアンケに書いていいものか1週間くらい悩んだんだけど、めちゃくちゃ回数聴いたし質の高いアルバムだったのでプッシュ。元々「うっせぇわ」がバズってた頃は全く興味がなくて、サビすら聴いたことなかった。後日Spotifyがしつこく薦めてくださるので聴いてみたら久々に「これは…!」って歌声で、1発で好きになった。

このアルバムを聴いて感じたのは、とにかく歌声の引き出しが多い点、感情表現の豊かさ、さらに抜群のリズム感という3つ。勢いのあるミドルクリーン、しっとりしたハイクリーン、シャウト、ダミ声、巻き舌、ラップ調、口語調。ありとあらゆる歌い方で曲を表現している。歌詞が結構詰め込まれてるんだけど、リズム感と滑舌がいいのではっきり聞き取れる。なによりどの曲も本人が楽しそう、嬉しそうに歌ってるのが伝わってくるのが良いし、ミュージシャンにとってそれは1番大事な事だと思う。今売れてるからあえて聴かないとか、年代が違うから合わないだろうとか、そんなくだらん理由で食わず嫌いするな、という教訓を改めて教えてくれた大事な1枚でもある。

お気に入りは後半。09 阿修羅ちゃん,10 心という名の不可解,12 マザーランド,13 過学習,14 夜のピエロ ORIHARA氏作のジャケ写も好き。



Action/Adventure 『Imposer Syndrome』
出たのが11月だから回数は聴けてないけど、とてもいいアルバムだったのでランクイン。

昨年のEP『Pulling Forcus』がとても良かったので、この路線変わらないでと祈りながら、そして期待しながら待っていた。結果としては好きな方向に伸びてくれて大歓喜。Pure Noise Records最高!! バンド全体の重厚な演奏とギターリフ、メロディのかっこ良さはそのままに、攻め曲やライブ映えしそうな曲も多くて大満足。コーラス部分やシンガロング部分もすごく良い。FourYearStrongが好きなら、A/Aも好きでしょう。こういう真っ直ぐでゴツゴツしたPopPunk、とても好きなのでレーベルメイトのFYSをお手本に長ーく続けてほしい。濃い30分をサクッと聴けるのも◎。

お気に入りは02 Save Yourself,04 3818, 07 Levity,08 Carolina Reaper



Set It Off 『Elsewhere』
こういうのを「アルバム」と言うんですよ!!と声を大にしていいたくなる16曲、約50分、最新のSIOがぎっしり詰まった1枚。今作はちょっと原点回帰というか個人的に1番好きな『Duality』に寄っているように感じたので、当然気に入ってヘビーローテーション。Vo.Codyの歌声はもう自分の人生になくてはならない必需品。曲調も色々なので歌モノ好きな人なら長く楽しめるスルメ盤。

お気に入りは02 Projector,03 Cut Off,05 Why Do I,06 As Good As It Gets,08 Taste Of The Good Life,10 Dangerous,15 Catch A Break



Nevrness 『Reorient』
かっこいい、の一言。昔からMarcus Millerが好きでベーシストのアルバムは普段から聴くけれど、国内アーティストが、自分の好きなシーンから、こんなクールな作品を出してくれるとは!!日本のラウドロックシーンから出すには、お金的にも楽器の認知度的にも敷居が高いかなと思っていたので、喜怒音楽で出会った時に凄く嬉しかった1枚。ベーシストのアルバムだからそのテクに目が行きがちだけど、それプラス作曲、編曲、総合的なプロデュース力を惜しみなく自然に使って自分が表現したいことをしっかり表現できているなと感じた。SBTWが特に好きって訳では無かったけど、少なくともこの作品でBa.Bitokuファンにはなった。このプロジェクト続けて欲しいし、続けるならこれからもサポートしたい。

お気に入りは01 Unorthodox,02 Alphametic,04 Afterwit,06 Labyrinth,10 Skyline,16 Waterfall



BEST SONG
R&B色が強く転調がかっこいい。歌詞も聴いて考えることが多かった。



BEST MV
『Kings of the New Age』のMVは大体バカやってて好きなんだけど、特にこれ!見どころはスマホ出演のBen!何回観ても笑っちゃうw



BEST ARTWORK
Dance Gavin Dance 『Jackpot Juicer』 
パッと見て色彩豊か且つカオスなのがいい

20220808_163650


今年1年を振り返って…
2021年も喜怒音楽に楽しい時間をもらって、それを楽しみの一つとしてなんとか乗り切れました。一年間お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

一番嬉しかったのはやっぱりトトさんが今年もライブに行けたこと!さらにそのライブとライブレポートがいいものだったこと!!これは一読者としてほんとに嬉しかったです。忙しいとは思いますが、また楽しみにしています。

そして新譜レビューの数!これはもう誰にでも自慢していい数だと思いますw そこらへんのただのレビューじゃない。130枚以上ちゃんと聴いてアルバム全部一曲一曲レビューするって日本でやってる人いないんじゃないでしょうか??さらに蔵出し入れたら1.5~2倍くらい?ご本人は謙遜なさると思いますが、偉業だと思います。すごい。

個人的には結構しんどい年でしたが、やっぱり音楽や好きなことが力になってなんとか前向きに終えることができました。いつもきっかけをくれる音楽シーン、そして喜怒音楽に感謝です。2023年も健康に気をつけながら実りのある年にしたいです。





photoCollageMaker_20230101_004431357

・Billy Talent『Crisis of Faith』
・Ryan Oakes『Burnout』
・State Champs『Kings of the New Age』
・In Her Own Words『Distance Or Decay』
・Ryan Oakes&Loveless『HEAVYWEIGHT』

アルバムっていうかシングルですみません


BEST SONG



BEST MV
2021年の曲だけど、MV見たのは2022年だったことと、Taylor Hawkinsの追悼の意味で。



BEST ARTWORK
Ryan Oakes『Burnout』
20221228_154058


今年1年を振り返って…
いつもトトさんのレビュー楽しみにしてます。すごい量聴いてて脱帽。個人的にはサマソニ行けて良かったです。パンスプも楽しみ。




photoCollageMaker_20230101_004740467

Earthists.『Have A Good Cult』
東京のプログレッシヴ・メタルコアの3rdアルバムから。良質な歌メロが際立つモダンメタルコアに留まらない、楽曲を構成する要素の引き出しの多彩さに驚愕した1枚でした。Vo.YUIの感情込もったメロシャウト、Gt/Vo.Yutoのクリーンとの交錯も綺麗で好きです。因みに、聴いた回数もライブ見る機会もダントツで多かったです。

ENOX『Euphoria』
アメリカニュージャージー州のプログレッシヴ・メタルコアのデビューアルバムから。武骨なメタルコアをバックボーンに持ち、プログレッシヴとテクニカルな要素、ニューメタルコアやラップメタルも取り入れていく貪欲さ。そして、それを可能にする技量とセンスにひたすら脱帽する1枚でした。耳に残るフレーズしかないです。


Chiffre『Wastelands』
ドイツのモダンメタルコアのデビューアルバムから。ノスタルジックな雰囲気を醸し出すお洒落な歌メロが非常に強く、壮大な展開美も得意としてる器用でセンス溢れる1枚でした。重心の低いアプローチにブレンドされたラップパートやシンセ装飾によるモダンな味付けや、幅広いボーカルワークも強みかなと。


Lorna Shore『Pain Remains』
アメリカニュージャージー州のブラッケンド・デスコアの4thアルバムから。最初から最後まで納得感ある構成、人間離れしたテクニック、そして稀有なる才能と技術を披露しまくるVo. Willの強烈なボーカルワーク。これらを支え包み込むオペラやオーケストラによる装飾の妙。聴く者全てを感動の渦に巻き込むパワーある名盤でした。


・Mori Calliope『SHINIGAMI NOTE』
ホロライブ所属「holoMyth」のメンバーである森カリオペのメジャー1st EPから。メジャーシーンでもお構いなしに攻撃的で、彼女らしい世界観も整っていた渾身の1枚でした。自身が手掛けた楽曲テーマと歌詞に映し出された彼女の内面には共感できる部分も多々。英語だけでなく、日本語ならではの言葉遊びも交えたラップが本当にカッコイイです。


BEST SONG
ライブユニオン所属のVSingerの9枚目シングル。Spotifyまとめで再生回数ぶっちぎり1位になる位には好きです。



BEST MV
EPリリースを記念したミドグラ初のバーチャルライブ。冒頭無料パートだけでもステキな楽曲世界を堪能できます。円盤化が望まれる…。



BEST ARTWORK
Islet 『ASTER』
手掛けたのはajimita氏、作品の美しい透明感を見事に表現してます。
20221230_113452


今年1年を振り返って…
今年は国内外問わず豊作で最高でした。5枚選ぶのも大変なので、ジャンルを分けてみた次第です。海外のリリースに関しては、パンデミックや戦争下で制作された事が窺える作品はやはり多かった様に思います。バンドが思い思いの楽曲を制作してくれたお蔭で色んな角度から視た時の現状と、そこから描こうとする未来が浮かび上がってきて、ただ聴くだけじゃない音楽体験が間違いなくありました。
また、昨年ハマったVTuber界隈を更に追求できた事も個人的には大きな収穫でした。オリ曲リリースペースも早く、ライブ演出に関しても本当に可能性しかない面白い界隈でVTuberと共に過ごす日々でした。
現地ライブはメタルコアからVTuberまで色々参加して、頻度的にはコロナ禍以前にかなり戻ってて嬉しい限りでした。
今年も素敵な記事、企画をありがとうございました。コメントした作品をレビューしてくださって嬉しかったです!また来年もよろしくお願いいたします。






以上、

BEST ALBUM 2022
~読者様編~


でした。

今回、投稿していただいた

しんやさん
カヲルさん
こーへーさん

お疲れさまでした&ありがとうございました<(_ _)>

おかげさまで、今回も記事にすることができました。


しかし、自分も国内版では1位にしましたが

読者様の中でも真っ先に挙げる方が出るとは。

やっぱ良かったっスよね?Earthists.



それを自分だけでなく、

読者様にも同じように思う人がいて何より。

これは是非とも大きくなってほしいし

大きくなれる可能性を秘めた作品でもありました。


ってことで、今回はこのへんで。

今年も続々と新譜はリリースされます。

見逃すことなくチェックをば!





関連記事