例年よりも少し早めではありますが
待っていても、もう出ないだろうし
今年はもう出してしまおうと思います。
ってことで、今年もまずは国内の方から!
ベストアルバム2022
国内編
近年「アルバム」リリースが減っていましたが
今年は自分が追ってるバンドのほとんどが
アルバムをリリースしてくれましたヾ(* ゚∀゚)ノ
なので、大手を振ってこの記事を書くことができます!
今年はEP部門を作るなんて小細工もしません。
選出した作品にはEPもありますが、
アルバムとEPも分けることなく、10枚まとめて
純粋に自分が良いと思った作品を挙げていこうと思います。
もちろん、1位からね!
おそらく、今後数年は
こんなアルバムが充実する年はないでしょう。
そんな2022年のトップ10はこちらです!

Earthits.『Have a Good Cult』
薦曲:Lost Grace / Skywalker / In Remnant (You Just Tell Me Now)
今年の国内編1位はEarthists.\(^o^)/
1stから取り上げてきましたが、3枚目で見事1位獲得!
海外レーベルから抜け、メンバーが抜けても
止まらずに活動を続け、メタルコアの枠に留まらない
今作が個人的にもいちばん良かった!
これまでの2枚と作風はだいぶ変わりましたが、
前作の2枚目で既に片鱗は見せていて、
前作から今作までのシングルで方向性を固め、
そうして完成した今作は、これまでになかったコーラスや
歌メロの良さみたいなものが大いに増え、
しかし、コアな部分もちゃんとある良盤に。
この路線で進むも良し、コアに戻っても良し、
今後、どちらに転んでも良いような音楽性の広さ、
振れ幅の大きさが魅力的な1枚でした。

宇多田ヒカル『BADモード』
薦曲:BADモード / 君に夢中 / One Last Kiss / Find Love
惜しくも破れた2位は宇多田ヒカルパイセンの最新作。
敗北した理由は、新鮮さに欠ける、そこのみです。
収録された曲の8~9割は、今作のリリース前に
どこかで聴ける聴いたものばかりなのが痛かった…
アルバム発のオリジナルの新曲がせめて半分、
5割を占めていれば、結果は変わっていたかもしれません。
しかし、それでも2位に選ぶくらいは良かったし
前作から今作までの活動の集大成、と考えれば
そうした既存曲を聴いてない人からしてみれば、
今作も十分、良盤と言える作品だと思えます。
1つ1つの楽曲の良さ、耳触りの良いメロディ、歌声は
やはり唯一無二だと思います。
曲が良かったのはもちろん、Spotify限定で公開された
"Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー"の
水族館のシーパラを舞台にしたMVもとても良かったです。

SABLE HILLS『DUALITY』
薦曲:Crisis / Snake In The Grass / The Eternal
3位は国内メタルコアで、今いちばん勢いのある
SABLE HILLS2枚目のアルバム!
コロナにより1年延期となったWackenを皮切りに
EU諸国を回り、本格的に海外活動へ乗り出した今年。
海外にバンドを示すにも、十分な1枚だと思います。
早くもクリーンボーカル導入は賛否あると思いますが、
それでもまだまだ、アツく熱量のあるサウンドと
激しい疾走感、シンガロングにブレイクダウンと
メタルコアとしてのクオリティは申し分なし!
このまま国内メタルコアの先頭に立って、
今後も引っ張っていってほしいですね\(^o^)/

tacica『singularity』
薦曲:Dignity / BROWN / デッドエンド / ダンス
惜しくもトップ3圏外に漏れ、4位となったのは
自分の単独ライブ参戦数トップのtacica最新作。
今年唯一行ったライブもtacicaのライブでした。
その時のライブレポにも書きましたが、
tacicaはいつも"tacica"してる作品を出してくれて
安心安定感は他に類を見ないほどにバツグンなんですが
そうしたこれまでのアルバムと比べて、
上位にくるほどハマらなかった、ってのが
今年は4位という順位の表れだと思います。
しかし、ex.チャットモンチーの橋本絵莉子こと
えっちゃんを嫁にもつ猪狩さん、まさかえっちゃん参加の
"ダンス"はめちゃくちゃ良かったし、
今作の中で間違いなくいちばん聴きました。
詳細は未定なものの、来年もツアーは決定してるし
来年もtacicaには楽しませてもらおうと思います( ´∀` )

coldrain『Nonnegative』
薦曲:CALLING / Before I Go / Don't Speak / From Today
5位はこちらも安定感のある
メジャーに行ってもバンドの姿勢を貫くことが非常に好感な
国内ラウドロック代表coldrain
新機軸を打ち出した前作、安定のcoldrain節に戻ったような今作
それはバンドの15周年を迎えたからってのもあるかもしれない。
加えて、2年続いたコロナへの鬱憤をぶち撒けるように
コーラス、シンガロングパート大増量の作品となりました。
そうした意味では、アルバムが"完成"するのは
まだ先かもしれないけど、15周年を飾るには
申し分のない1枚になっていると思います。

Nevrness『Reorient』
薦曲:Hexerei / Vengeance / Paralogism / Waterfall
6位にはSailing Before The Windのba/Bitokuの
インストベースプロジェクトNevrnessの
デビューアルバムがランクイン!
ベースとドラムだけというリズム隊のみで構成されつつ
海外勢を含めてもトップの全20曲というボリュームは
聞き応えバッチリです。
それでいて30分ほどで完走できる手軽さもgood
ベースインストという、ギターやドラムとは違い、
世間的にもあまり目にしないところも良かったし、
ベースの魅力が詰まった1枚だと思います。
バンドミュージックが好きな人で、特にリズム隊、
なんならベースが好きな人には必聴の作品です。

Prompts『Fracture』
薦曲:Face Me / Möbius / No Land for an Old Dog
7位はメキメキと頭角を現す日韓混成メタルコア
海外のModern Empire Musicとも契約を果たした
Promptsのデビューアルバムです。
やはり強靭なブレイクダウンを中心として、
vo/PKのスクリームも高水準で、攻め感はかなりのもの。
今作では新機軸となる曲もあったりして、
作品自体はかなり良かったものの、この順位の理由は
単に曲数の少なさに依るものです。
アルバムと称するなら、やはり最低10曲は欲しい。
そのラインさえクリアしてれば、
Sableの上を狙えたのでは?なんて個人的にも思います。
それくらい、ボリューム不足なことだけがもったいない
非常に良い現代メタルコアらしい作品でした。

ulma sound junction『Reignition』
薦曲:Modern Bleed / Rotten Apple / Elem-5/6/7
8位のulma sound junctionも、理由としてはほぼ同じ。
メジャー1発目にも関わらずミニアルバムな上、
収録曲の大半が既存曲だっていうのが非常に惜しい。
音楽性自体はかなり好きだし、Prompts同様
曲数が多く、かつ新曲が多ければ、上位を狙えています。
エマージェンザで勝ち、ドイツまで行き、
現地の客の支持だって得たほどにポテンシャルは高く
十分な実力を持ちつつ、長年のアングラ活動の末、
ようやくのメジャーデビューとなったからには、
制作ペース上げて、フルアルバム作ってもろて!
是非ぜひ、頑張っていただきたい。

Nito『Awakening』
薦曲:Awakening / Nothing is lost / Insomnia
9位は今年唯一のEPを選出しました。
界隈ではむしろ、海外での人気や知名度の方が
高いんじゃねーの?と思われる国内有数のギタリスト
ichikaによるソロプロジェクトのEPです。
これがまた良かったんですよねぇ( ´∀` )
ichikaに限らず、この手のサウンドのギターを聴くたびに
ギターなんてまだまだ可能性の塊だなって思ってしまう。
だからこそトップ10に入るなと思ったんですよね。

Mili『Key Ingredient』
薦曲:world.execute(me); / Birthday Kid / Ga1ahad and Scientific Witchery / Summoning 101
トップ10の最後を飾るのは
知られざる音楽ユニットMiliの10周年記念盤。
昨今のMiliの音楽性をいかした、ほぼほぼ全曲
ピアノアレンジ版となっている1枚で、
昨年からMiliを知った自分としては楽しく聴けた1枚でした。
そうした自分みたいな人にはいいんだろうけど、
すべてが既存曲のアレンジ版だったので、
上位になることなく、でも今年はよく聴いた1枚だったので
2022年の10枚に選んでも問題なし!ってことでの選出でした。
まさか国内ベストアルバムで次点を出せるなんて…
ってことで、惜しくもトップ10に入らなかったのは
The Cards I Play『RETROGRADE』
Eve『廻人』
あたりが候補としてあり、次点となりました。
これだけアルバムが充実したのは
ホント、何年ぶりでしょうかね(*´ω`*)
ってのもあって、
今年は大してシングル聴いてないんですよね。
最近だと、それまでに出したシングルをまとめただけの
ある種、手抜きとも思われる作品を出すバンドもいるので
余計にシングルをチェックする気が失せた
ってのも理由としてはありますが(。-ω-)-3
なのでシングルランキングは今年やりませんが
そんな中でもよく聴いてたのは、やっぱMiliかなぁ。
両A面シングルで、どちらも良かったけど
個人的にはこっちが良かった"bento box bivouac"
Mili - bento box bivouac
英詞ではありますが、内容はまさに日本の弁当です。
そこがまた日本人として馴染みやすいというかね。
弁当のことをこんなに切なく、キレイな音で奏でる人は
今までにいなかったんじゃないだろうか…w
あと、よく聴いたってワケではないけど
ひっさびさに聴いたきゃりーの新曲が意外と良かったくらい。
きゃりーぱみゅぱみゅ - Maybe Baby
って感じで、
個人的に気になったシングルを挙げました。
続いてアートワーク
…と思いましたが、アルバムはたくさん出たけど
国内の方は、惹かれるアートワークが
大してなかったんですよねぇ…(。-ω-)
そんな状況でムリヤリ選んでもねぇ。
強いて挙げるとすれば、
見出し画像に入れるのを忘れてしまった、笑
通常盤は地球のように見え、インスト盤は月のように見える
Mili『Key Ingredient』かな。

と、アルバムが豊富だったことの弊害?か
シングルとアートワークは奮いませんでしたが
こちらは今年もやります。
年々、部門が増えていった海外版だけ先に出しましたが
国内はしっかりここで!
◆BEST MV◆
coldrain - CALLING
MV部門1位はcoldrainの新譜から
リードトラックの"CALLING"
これまでの活動を振り返るような
15周年を飾るに相応しい内容と、
気付けば今作のアートワークデザインに仕上がる
というオチも素晴らしかったです。
Prompts - Face Me
2位にはPromptsの新譜からのリードトラック
レビューの中でも言いましたが
得体の知れないキラーの存在感が素晴らしく、
激烈なサウンドとダークな面が噛み合った合ったような
曲と映像のシンクロ率高めなのが良いです。
この2曲は、見た瞬間にBEST MV候補でした。
それくらい、国内の中では突出したMVでした。
SABLE HILLS - The Eternal
3位はSable Hills
今年の活動を振り替えるようなツアーMV形式に。
海外でのライブも収められてるのがまた良い。
こういう海外でのライブ映像が増えることも
今後、バンドに期待したいところです。
Eve - 暴徒
4位はこの曲、このMVを見てリリースを知ったEve
アニメ作品の曲ではなく、アニメーションMVとして
今年見た中でも、他のアニメMVより良かったことが選出理由です。
手描き、CG、描写に合わせた歌詞の出方消え方、
ゲームのような一人称視点のシーン、などなど見てて面白い。
そして最近は微妙なのも増えてはきたものの、やっぱりまだまだ
アニメは日本が海外に勝る数少ないものの1つだと思えますね。
amazarashi - 1.0 feat. チ。
5位にはamazarashi
ここ数年、話題となっている漫画「チ。」とのコラボMV
最近こういうのも増えてきましたよね。
チ。アニメ化の際は、そのままamazarashiが主題歌か?
なんてパターンもありますからね。
feat. チ。はもうひとつ「カシオペア係留所」もありますが
画的にも、内容的にもこっちのが好きだな。
そんなアニメ部門も、もちろんやります。
基本的に自分が見た作品から毎年選んでますが
今年はぶっ飛んでるキワモノ系というか…w
そういうのを見てなかっただけかもしれませんが、
割とタイアップ系のが良かった1年でした。
そんなアニソン部門トップ5はこちら。
◆アニソン◆
『リコリス・リコイル』
ED:さユり「花の塔」
1位は『リコリコ』のエンディング
アニメ自体も面白かったし、この曲がまた良かった。
下半期のアニソンの中では、
いちばん聴いてたのは間違いなくこの曲です。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
OP:YOASOBI「祝福」
同じく、下半期にグッと再生数を伸ばしたのは
2位に輝いた『水星』のオープニング
YOASOBIが主題歌を務めるアニメは初めて見てますが
YOASOBI良いですねー
『平家物語』
OP:羊文学「光るとき」
3位には年明けのアニメから『平家物語』のオープニング
名前は知っていても、曲は初めて聴いた羊文学
なんかちょっとtacicaと親和性を感じたところが
自分にも刺さったのかもしれません。
『パリピ孔明』
ED:「気分上々↑↑」
4位はパリピ公明のエンディング
オリジナル曲ではなく、mihimaru GTのカバーですが
まさかこの時代にこの曲を再び聴くことになるとはw
自分と同世代にはかなり懐かしいのでは?
『異世界おじさん』
OP:前島麻由「story」
5位は延期を経て今期、改めてイチから放送してる
『異世界おじさん』のオープニング
曲も良かったのはもちろん、映像がこれまた
歴代のSEGAゲーをオマージュしまくった内容にw
てか、おじさんが自分より年下なのがつらい…orz
以上が今年のアニソンベストですが、
1曲だけ特別枠を。
今年のSpotify Wrappedの結果によると
この曲をいちばん聴いてたようなのでw
『Vivy -Fluorite Eye's Song-』
6話 劇中歌
グレイス(Vo.小玉ひかり)「Sing My Pleasure(Grace Ver.)」
アニメのOA自体は昨年ですが、
自分は今年に入ってdアニで一気見した作品からの1曲。
ボカロ×NieR:Automata×デトロイト
って感じの、タイムリープ/ループもののSF作。
主役をボーカルAIとしてる為か、音楽に力が入っていて
それもそのハズ、今作で音楽を手掛けている神前 暁氏は
ニーアシリーズの音楽を手掛ける"世界の岡部"、笑
岡部啓一氏が代表を務めるMONACA所属であり、
壮大なストリングスやコーラスなど
どっかで聴いた感じ、耳馴染みの良さは
なるほどと納得しました。
その中で6話の劇中歌であるSing My Pleasure(Grace Ver.)は
オリジナルのVivy verよりも遥かに良くて、
6話自体も良く、この曲の流れるシーンがまた良く、
リピートした結果が年間トップの再生数だった、とw
ニーアシリーズの音楽が好きな人は、
この劇中歌盤なり、サントラなりを、是非聴いて欲しい。
以上、
ベストアルバム2022 -国内編-
でした。
いやー、今年は今や数年に1回となるレベルの
アルバム豊作年でした\(^o^)/
とはいえ、ほぼ上半期で終わってましたけどねw
だとしても、毎年これくらいアルバムが出れば良いんですが
自分が追ってる国内シーンだとなかなか、ね(。-ω-)-3
逆に今年こんだけ出ちゃうと
来年こそ記事出せねんじゃーかと不安になりますがw
ま、それならそれで
海外版の方に組み込んで「国内部門」として出しますわw
あとは、音源だけでなく
ようやく日本でも徐々に戻ってきつつあるライブ
これがね、いい加減
マスクなし消毒なし声出しOK
とかになれば文句なしです。
と、まぁ
今年は国内もアルバムたくさん出たので
別段、お小言いうこともほとんどないので。笑
このへんで締めようと思います。
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