この記事の下書きを書き始めた12/1

ユーザー、バンド共に

Spotifyユーザーの1年を振り返るお楽しみ企画

Spotify Wrapped

の結果が、SNSでも続々と上がってきています。

これ、自分のはもちろんのこと

他のユーザーやバンド公式のも見るの好きなんですよね( ´∀` )

ただ、毎ッ年!毎ッ年!!

すんなり自分のが見れないのはイライラするな…

TOP 100のプレイリストしか見れんぞクソが…

毎年毎年、最新verにアプデしなきゃいけないのも

地味に腹立つしな(。-皿-)ギリギリ…

早よ見せろや

どうも、トトです。



Spotify Wrappedが出る時期だというのに

まだ11月分のレビューが終わらないワタクシ…

でも、ようやく今回で最後です。

あとは11月分の蔵出しもやって、いざ12月の新譜に。

って、これを書いてるときには

取り上げるような12月の新譜はないけど。

あー…色々とまとめる十分な時間が欲しい…orz

そんな思いを抱きつつ、

今年130枚目となる新譜レビューはこちら。





20221130_085557
Our Mirage『Eclipse』
01. Awakening
02. Black Hole
03. Though The Night
04. Suffocatin
05. Learn to be alone
06. Myself
07. Calling You
08. Vicious Cycle
09. Help Me Out
10. Remedy
11. Eclipse
12. Summertown feat. Breakdown Bro's





1枚目からArising Empireからリリースしていた

ドイツ産ポスコアバンドのOur Mirage

2年ぶり3枚目となるアルバムEclipse

Arising Empireから11/25にリリースされました。


名前も、存在も、しっかり認知はしつつも

今日この時まで取り上げてこなかったので、

ガッツリひと記事使って出すのは初のバンドですね。

ドイツ産ポスコアって時点で

不安要素は限りなくゼロに近い(* ゚∀゚)

そんなバンドの最新作、

早速、聴いていこうと思います。




Awakening
1曲目はイントロのあと、冒頭からラップボーカルへ突入。
ちょっとLinkin Parkっぽいというか…シノダさんっぽい?
叫んでから入るサビでは、そのシャウトをバックに
耳馴染みの良いクリーンボーカルを展開します。
Bメロ頭も軽快なラップボーカルから入るのも○
後半にはタイトルを叫んで入るブレイクダウン。
そこではガッツリ!叫ぶスクリームの見せ場でもあり
クリーンが映えるタイプのサウンドをしつつも
しっかりコアパートも取り入れているのが好感です。
アウトロのピアノがまた良い。


Black Hole
2曲目は静かにクリーンボーカルから始まり、
シンガロング必須なおーおーコーラスを繰り出します。
前曲からラップ要素を取り除き、
Aメロはクリーンを主体に展開し、やはりその歌メロによる
美メロ且つ良メロなところは聴いてて心地良い。
反面、Bメロではシャウトも取り入れたコア感も出し
コアパートとクリーンパートのバランスが○

MVは、3部作となるもののChapter.1
しかし、MVを見てて思ったけど、
ボーカルってクリーン、シャウトの二刀流なんだな!
分業だと思って聴いてたからビックリ。





Though The Night
前曲から間髪入れずに始まるような3曲目も
やはりクリーンボーカルが先行します。
これまで叫んでいたところも、シャウトとクリーンの
中間くらいのボーカルを展開し、
再びクリーンの映えるサビへと突入します。
この曲での個人的に耳が反応したポイントは
終盤のストリングスパートですね(* ゚∀゚)
その前のエモーショナルな鍵盤+クリーン部分から
既に雰囲気バッチリだったことも功を奏したか、
そこから入るストリングス要素がまた良かった。





Suffocatin
旋律的なギターに、遠くから聞こえてくるような
壮大なコーラスのような雰囲気の中、始まる4曲目。
裏声も駆使したクリーンボーカルはより歌もの特化に、
テンポ感もミドルに、歌ものの様相を強めます。
サウンドも大きく強くなっていく中で、
後半には、そこに再びストリングスを加える。
切ないピアノサウンドのあとにはギターソロも。
今作屈指の良メロエモーショナルナンバーな1曲です。


Learn to be alone
小気味良いドラムから始まり、
続くおーおーコーラスから幕を開ける5曲目。
ここではベースが光る(* ゚∀゚)
そうしたベースとクリーンが光るAメロから一転、
シャウトと共に攻めのサウンドが光るBメロ。
こうしたところの対比も良いですね。
終盤もクリーン→コアと切り替わり、
激しいサウンドで締めるのもgood( ´∀` )です。


MyselfCalling You
浮遊感のあるサウンドから始まり、
モノローグも入る6曲目をイントロ的に
続く7曲目の方から本編開始となります。
ギターと共にクリーンボーカルから幕を開け、
ここで再び登場するラップボーカルは、
クリーンとの掛け合いのような展開を経てサビに。
サビではこれまたストリングスを取り入れた壮大さの中
クリーンボーカルでの歌メロが映える。
Bメロではサビ前にブレイクにクリーン、ラップの
掛け合い的なパートを織り混ぜるとこがツボる。
そのあとはシャウトに任せた攻めパート、
ラストはストリングスを取り入れたクリーンをメインに
バックでシャウトさせる展開も良いです。





Vicious Cycle
優しい打ち込みサウンドから幕を開けるも
それを切り裂くシャウトから始まる8曲目。
その後もまずはシャウトがメインを飾り、
ここへ来て叫ぶ方が先行する展開は今作初ですね。
後半のブレイクダウンも攻め感あって良し。
サビではもちろん、クリーンが良い歌メロを。
この曲でも、冒頭からストリングス要素があり
ちょっとしたシアトリカルコア的にも思えるし、これまた良し。


Help Me Out
エコー増し増しなクリーンボーカルから始まる9曲目。
そのあとのイントロはシンセを絡めつつ、
しっかり重さを感じるサウンドからスタート。
そうしたヘヴィパートではスクリームもしていて
コア感バッチリな感じも好感です。
サビではタイトルを繰り返すキャッチーさもあるけど、
この曲ではむしろ、ヘヴィなコア感の方が耳に残ります。

"Black Hole"から続くMVはChapter.2
異世界?死後の世界?に飛ばされた博士と助手
果たして、続きはどうなるのか。





Remedy
旋律的なギターと共に静かに歌い出す10曲目。
おとなしい曲調の為、ベースが際立ちますね。
曲調は静かなまま、少しリズミカルな展開を経て
適度なテンポ感で送るサビへ。
ブレイクダウンと共に叫ぶパートはあるものの
全体的にはクリーンがメインを占める曲に。
ブレイクダウン中のストリングス、
終盤のけん盤サウンドの要素も○です。





Eclipse
アルバム終盤に来ての11曲目のタイトルトラックは
1周目から耳に残る、グッドメロディな曲でした。
グッドメロディなのはここまでの9曲でも、
十分に感じましたが、耳に残るメロディなのは大きい。
歌い出しのボーカルからグッとくる感じで、
Aメロ、Bメロ共に冒頭の静かなアップテンポ感、
バッキングにシャウトを入れたややヘヴィなパートから
歌メロが光るサビがやっぱり良い。
そんな曲でもブレイクダウンは忘れないのもgood
ここでのブレイクダウンでは、低音スクリームもあり
よりコア感が増すような展開も(* ゚∀゚)イィネ!
余韻たっぷりのアウトロも◎

3部作のラストを飾るMV
胸に光る力?未来から来た自分?によって
過去に戻って博士救った?!
何にせよ、バッドエンドにはならない結末で何より。





Summertown feat. Breakdown Bro's
イントロからアップテンポなロック調なラスト12曲目。
冒頭からおーおーコーラスも響き、
アップテンポなのも後押しして、非常に耳馴染み良し。
Bメロから出てくるのがゲストのBreakdown Bro'sかな?
名前だけ見るとブレイクダウン特化のユニットかと思うけど
ここでもフツーにクリーンボーカルでの参加だし、
そういう感じではなさそうですね。笑
ってのもあって、アップテンポではあるけど
ゲストを含めて全体的にクリーンがメインなので
耳触り良く、聴く人を選ばない感じがひとしおです。





以上、

Our Mirage『Eclipse

でした。

やっぱこの手のクリーンを押し出したような

ポスコアって良いですねぇ( ´∀` )

加えて、何気にドイツ産のこういうバンドって

クリーンが良いのはもちろんだけど

しっかりポス"コア"してるとこが良いんですよね。

耳触りの良い歌メロと

激しいコア要素がしっかりマッチした

これぞポスト・ハードコア!的なサウンドが

とても良い。

そこにストリングスを加えている曲も多く、

次いで鍵盤サウンドもそうだけど、

そういうのが好きな自分には、そこも高ポイント。

そんな中でも、今作はタイトルトラックが

しっかりタイトルトラックたる役割を果たしているというか

個人的には、文句なしに今作No.1の曲でした。


名前も存在も知りつつ、

何だかんだで、ウチで取り上げるのが初となりましたが

Our Mirage『Eclipse

自分の好みにしっかり合うポスコアでした。

以下に挙げるバンドが好きな人たちにもオススメ。

是非ぜひ、ご一聴。





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