DEATH BELOW - 3.24.2023
— August Burns Red (@augustburnsred) November 1, 2022
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ABRの新譜リリース情報キタ━━(゚∀゚)━━!!
来年のリリース日決定はABRが一番乗りかな?
日付まで出ているバンドはまだ少ないけど、
アナウンスされてるバンドはいますからね。
来年もブログ面では嬉しい苦労が続きそうで何より。笑
どうも、トトです。
来年の前に、まだ今年の新譜も山盛りです。
というか、10月分がまだ終わってない時点でね…(。-∀-)
しかし、今回取り上げる作品は
個人的にもけっこう待望系の作品です。
何なら下半期のメタルコア盤の中では
割と期待値も高め。
そんな今年119枚目の新譜レビューは
こちらのバンドの最新作

Fit For A King『The Hell We Create』
01. The Hell We Create
02. End (The Other Side)
03. Falling Through the Sky
04. Sink Below
05. Reaper
06. Times Like This (feat. Jonathan Vigil)
07. Eyes Roll Back
08. Fracture
09. Reaching Out
10. What You Left Behind
US産メタルコアバンドのFit For A King
通算7枚目となるアルバム『The Hell We Create』が
Solid State Recordsから10/28にリリースされました。
TRUE NORTH FESでの来日をキッカケに『Deathgrip』を聴き
次作『Dark Skies』からレビューし始め、続き『The Path』
そして、ウチで取り扱うのは今作で3枚目になります。
都度都度、良いなぁと思ってきたバンドなんですよね。
遅かれ早かれ、聴くことになったかもしれないけど
やはり呼んでくれたCrystal Lakeには感謝だな<(_ _)>多謝
そんなバンドの最新作
先行曲の時点でも、かなり期待値は上がっています。
それでは待ちに待ったアルバム
早速、聴いていこうと思います。
The Hell We Create
徐々にフェードインしてきて、
ヘヴィサウンドと共に、おーおーコーラス…からの
This is the Hell we creeeaaate!!
と、タイトルを叫ぶRyanのブチギレスクリームで幕を開ける
今作のタイトルトラックである1曲目。
そのまま勢いに乗ってテンション高めに
FFAKらしいメタルコアを展開していきますヾ(* ゚∀゚)ノ
サビではクリーンボーカルになるも、
サウンド自体はそのままなので緩さは微塵もなし!
サビ終わりでも冒頭と同じフレーズを叫ぶ。
こういうのはこっちも一緒に叫びたくなるな(* ゚∀゚)
Bメロに入っても勢いは全く落ちず、
we're burning down at both!! ends!!
から落とすブレイクダウンも最高だな。
そのブレイクダウンを最後に、長めのアウトロも
ブレイクダウンからの勢いを緩めずに終わります。
オープニングとしては申し分ない1曲ですね。
End (The Other Side)
The other!! Sァァァアアide!!!
と、初っぱなからタイトルを叫んで始まる2曲目。
そして前曲同様、この冒頭から勢いを落とすことなく
FFAK式メタルコアを展開していきます。
サビはクリーンボーカルに切り替わり、歌メロを響かせる。
Bメロは頭からサークルが捗る疾走パートへ突入し
サビではやはりクリーンで歌メロを際立たせる。
しかし、その後はツキハギのように音を紡ぎ、
そこから落とすブレイクダウンが最高(* ゚∀゚)
低音スクリームのロングトーンも良いです。
で、最後の最後のアウトロを担うインストパートが
個人的に超!ツボなんですよね。
Falling Through the Sky
3曲目は打って変わって、
クリーンボーカルをメインに進むメロディアス展開。
ここまで来るとポスコア的な雰囲気もありつつ、
サウンド面を聴いてるとやっぱメタルな部分を感じられる。
そういうとこがメタルコアとポスコアの差なのかな?と改めて。
スクリームと共にきっちりブレイクダウンを入れてくれるのもね。
アウトロもヘヴィサウンドで叫び散らして締めるの○
Sink Below
メロディアス展開な曲のあとはしっかり攻める!
ってのが伺い知れる4曲目。
冒頭からクリーンで始まるも、そのあとは
しっかりヘヴィサウンドでズンズン進むメタルコアに。
重さを保ちながら疾走感を出してくるのも良い。
サビでは再びクリーンになるけど、
サウンドはアップテンポで聴きやすく、
それでいてギターはしっかりメタルしてる。
Sink below to the fire!!
と、Ryanの咆哮から落としにくる後半のブレイクダウンも
セオリー通りで非常に良い。
その勢いのままラストサビに突入し、
攻め感あるサウンドのまま終わる締めや良し。
Reaper
時計の針音でスタートする5曲目。
タイトルからして、それが死のカウントダウンにも聞こえる。
そんなこの曲は、冒頭からテンション高く攻め立てる。
ここまであったクリーンボーカルも鳴りを潜め、
ストイックにスクリームと激しいサウンドを展開。
(* ゚∀゚)イィゾー こういうのが聴きたかったんだよ!
終盤にも針音パートがあり、そこから落とす
極悪ブレイクダウンがたまらんですね。
死神の名に相応しい。魂持ってかれそうな感じ(* ゚∀゚)イィネ!
落としにくるけど、聴いてるこっちは(* ゚∀゚)アガルー!
Times Like This (feat. Jonathan Vigil)
イントロからギターの音色と、Ryanの
Let's goooo!!!
の咆哮、おーおーコーラスが耳を突いて始まる6曲目。
そこからヘヴィな疾走パートへ突入するという熱い展開。
サビはクリーンになるものの、サウンドの勢いはそこまで落ちず。
この曲ではThe Ghost InsideからJonathanが参加。
今年はIHOWの曲に参加という意外すぎる起用がありましたが
FFAKに付くなら、どストライクなゲストですね。
後半、フラグ通りに落とすブレイクダウンで姿を現し、
ダウンテンポなブレイクにタフな咆哮を上げる様はさすが。
ラストも勢い止まらずヘヴィサウンドの中での
おーおーコーラスはこちらも声を張り上げたくなるヾ(* ≧□≦)ノ
Eyes Roll Back
ど頭からRyanのロングスクリームと
ヘヴィサウンドで幕を開ける7曲目。
冒頭はプログレッシブメタルコア的な展開を見せ、
そのまま勢いを落とさず、ブラストをぶち込み、
さらに低音のスクリームと激しいドラミングが冴え渡る。
こうした曲でブレイクダウンがヘタるワケもなく、
申し分ない破壊力で落としにきます。
M5同様、近年の作品でも珍しくクリーンの一切を排除し
スクリームのみで展開する男らしさ!
守りなんてクソ喰らえ!攻めに振り切ったような
アグレッシブさは間違いなく今作イチです
このM5 - M7の中盤の流れは今作ベストだなぁ(* ゚∀゚)
Fracture
そんな攻めに攻めまくった中盤を抜けると、
一気にメロディ重視なクリーンから始まる8曲目。
さっきまでの雰囲気が嘘みたいな流れ。
サビではバンドサウンドも本格化、
スクリームも混ぜつつも、やはりメインはクリーン。
バックに鳴る浮遊系のSEもクリーンな雰囲気を底上げする。
と思ってるとブレイクダウンで叩き落とされます。
こういうとこは徹底してて良いですねぇ( ´∀` )
そのおかげで、歌もの感が強い曲であっても
歌ものメタルコアって感じがして好感。
Reaching Out
そうしたメアルコアな部分を
さらに削ぎ落とした感のある9曲目は
より歌メロの方を押し出したような展開に。
冒頭から癒しのRyanクリーンから歌い始めます。
それもすぐにヘヴィサウンドへと切り替わります。
そして壮大な雰囲気を纏うサビは、
大きな会場でこそ真価を発揮しそうな様相に。
後半は、エモーショナルな雰囲気の中でRyanが叫び、
そのままブレイクダウンへなだれ込みます。
ラストは再び壮大な雰囲気を纏ったクリーンで締め。
What You Left Behind
前2曲の雰囲気を取っ払うかのように
重戦車に搭載された機関銃みたいな
激しいドラムで幕を開けるラスト10曲目。
そのあとはクリーンで歌うものの、
以降はしっかりメアルコアな面を打ち出し、
壮大さを感じる部分や、ストリングス、
シアトリカルな雰囲気のある鐘の音は
前作の作風に通じるところがあるように感じます。
そして終盤にはきっちりブレイクダウンもあり、
良いバランス感でメロディックメタルコア化しています。
以上、
Fit For A King『The Hell We Create』
でした。
FFAKは裏切らんね(* ゚∀゚)
確かにクリーンの比率は増えたと思う。
しかし前作、前々作にもクリーンはあったし、
何ならRyanのクリーンに嫌悪感は全くないので
多少クリーンが増えたところで、
今作程度なら全然受け入れられる範疇です。
しかし、好みで言えば攻めてる方が良い。
だからこそ、今作中盤のM5 - M7の流れを
個人的には今作ベストだと言ったワケだし、
歌ものが続く後半よりも、
攻め感のある前半の方が好きなのは変わりません。
しかし、その歌ものでも
しっかりメタルコアらしい部分はちゃんとあるし、
そう思えるメインの要素である
ブレイクダウンがあることはかなり大きいです。
それによって、エモーショナルに歌い上げるだけでなく
しっかり攻める部分を残していることで、
単なる歌ものになるのを回避できているのがまた好感。
とはいえ、やはりそうした曲があることで
幅は広がっても、コア感減退は否めないし、
メタルコアの前に"メロディック"と付けたくなる作風ではあります。
なので、アルバムとしての個人的な好みとしては
前作、前々作に軍配が上がるものの、
今年リリースされ、レビューしてきたメタルコア盤の中では
上位に好きであることもまた事実です。
と、いう感じの作品でしたが
今作もしっかり良作
Fit For A King『The Hell We Create』
メロディアスになってもFFAKはちゃんとFFAKしてる
そう思える作品でした。
是非ぜひ、チェックしてみてください。
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