昨年、新曲を出して以降

音沙汰がなかったVersus Meが新たな新曲を発表。

やっぱ(* ゚∀゚)イィネ!

お前さんらもアルバム早よ!

どうも、トトです。



それでは今年110枚目の新譜レビュー

気付けばこのバンド作品をレビューするのも

前ブログから数えて3枚目ですね。

それも絶えず活動しているバンドだからこそ。

コロナ前には来日もありましたからね。

そんなバンドの最新作はコチラ。




20221014_011910
Boston Manor『Datura』
1. Datura (Dusk)
2. Floodlights on the square
3. Foxglove
4. Passenger
5. Crocus
6. Shelter from the rain
7. Inertia





今やすっかりオルタナ路線が定着した

UKのBoston Manorの最新作Datura

これまで所属していたPure Noiseから心機一転、

SharpTone Recordsから10/14にリリースされました。

このままPure Noiseの異色枠でいくのかと思いきや

SharpToneに行くとは、まさかの移籍劇∑(・ω・ノ)ノ


移籍はしても、

アルバムのリリースペースとしては

1stからずっと2年周期できているという

コロナも関係なしの素晴らしいキャリア。


先行曲を聴く限り、音楽性は継続してる感じ。

そんな最新作を聴いていこうと思います。




Datura (Dusk)
今作のイントロであり、オープニング的でもある
雰囲気たっぷりのシンセで始まる1曲目はタイトルトラック。
約150秒と短い曲だけど、ボーカルも収録されています。
終盤のノイズみたいなサウンドが
また少し不安、不穏な雰囲気を醸し出しつつ、
そのまま次の曲へと繋がります。


Floodlights on the square
続いて始まる2曲目は、遠くで鳴るようなギターから
一気にバンド感が強くなりスタートします。
やはり冒頭の雰囲気がフラグか、
ギターが前に出て、かなり耳を突いてくる展開に。
そんな中でも、やや裏声を使うvo/Henryの歌声も
しっかりとこの曲を印象付けるものとなっています。
改めて、POP PUNKしてた頃とはもはや別バンドですね。


Foxglove
よりロック色の濃くなった感のある3曲目。
冒頭からHenryのボーカルと、
クラップのSE?があるキャッチーな幕開けに。
サビもしっかりロックしつつも、どこか縦ノリ感。
ラストサビ前雄叫びを上げるように
叫ぶHenryのボーカルがアツいです。
こうしてシンセを大々的に取り入れてからは
近いとこだとやっぱBring Me The Horizonが浮かぶし
もっとシャウト入れてもいい気がするなぁ。





Passenger
ギターからボーカルへ、そしてクラップパートへ
そうした始まりを見せる4曲目。
今作の中でいちばんアップテンポで、リズム感も優れている為
今作の中で最もライブ向けであり、ライブでプレイした際の
オーディエンスの盛り上がりも容易に想像できる。
クラップパートもそうした盛り上がりの一部になるし、
これは聴いてても上がりますねヾ(* ゚∀゚)ノ





Crocus
低ぅーく響くベースが特徴的なスタートを切る5曲目。
そして、エッジの効いたギターも入ってきて、
サビではここまで鳴っていたシンセもそのままに
やはりギターが耳を引く展開に。
いいね、つい最近上げた
「サイバーパンク」プレイリストに入れようか(* ゚∀゚)
終盤に入って鳴る低音の鍵盤サウンドも○





Shelter from the rain
6曲目はインストナンバーながらも、しっかり3分ある1曲。
タイトル通り、雨音が良い雰囲気を醸し出します。
ちょっとサイバーパンク感もあるかな?
現在、ゲームの方で『Cyberpunk 2077』やってるので
サウンド面はそっち系に対するアンテナが
かなり敏感になってる気がします。笑
ナイトシティもよく雨降るからな( ´∀` )
これもプレイリストに入れておこうか。
プレイリストの大半を占める騒がしい曲ではないけど
こういう曲の雰囲気もまたサイバーパンクっぽいです。


Inertia
ラスト7曲目は、今作最長の6分超えトラック。
歌ものらしくHenryのボーカルに引き込まれる1曲で、
終盤のギターソロも聞き所だと思います。
そうしてボーカル入りの部分は約4分で一旦、幕を閉じ
そこから30秒ほどの無音を挟んだあと、
宇宙的な、スペーシーなシンセやサンプリング音声が流れる。
何か起こる…!って思ったら、
鳥のさえずりが聞こえてきて、何だ夢か…的な
夢オチで朝を迎えたような雰囲気で終幕。





以上、

Boston Manor『Datura

でした。

どこか影があるような、しっとりしたようなサウンドは

とてもUKのバンドらしい。

本格的にガラッと変わったのは

2枚目の『Welcome to the Neighbourhood』

そして続く『GLUE』ときて、

もはやこっちの路線としても3枚目となるだけに

このシンセを取り入れたオルタナロック路線も

安定感が出てきた気もしますね。

今作からSharpToneですもんね。

今の音楽性的にも、ちょっと意外な移籍でした。

まぁ、自分はPOP PUNKしてくれた方が嬉しいですが。笑


しかし、これ…

カテゴリとしては「アルバム」なのか…

インスト曲だってあるのに、それで全7曲の作品が

「アルバム」かぁ…(´・ω・`)-3

今年は収録曲数が多い作品も決して少なくないし、

今作の倍以上の曲数を収録した作品もリリースされてるのに

そういうのと同列に扱うのはちょっとな…

ってのは、やっぱ思っちゃいますね。

今作程度のボリュームなら「ミニアルバム」

「(フル)アルバム」って言うなら

最低2桁、やっぱ10曲は欲しいなぁ。


と、曲数が少ないからこそ

こうして早めに記事を仕上げることもできたんですが。

Boston Manor『Datura

『Welcome to the Neighbourhood』以降のBMが好きな人は

今作も漏れなく気に入ると思います。

是非ぜひ、チェックしてみてください。





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