20代から管理職なんてやりたいのいるの?

個人的には頼まれたって嫌だわ。

とは言いつつ、現在(中間)管理職だけど

死ぬほど嫌

ヒラに戻りたい

何なら正社員じゃなくて契約でもいいわ。

どうも、トトです。



今回取り上げるのは

10年代のポスコアにも数えられるバンドなので

今年の過去作リストにも入っているものの

これまでに既に3枚もレビューしているので

リストの中でも優先度は低めになってます。

こうしてアルバムを出してくれるから尚のこと。

そんな今年112枚目の新譜レビューであり、

このバンドの作品を

ウチで取り上げる4枚目となる作品はこちらです。





20221014_011447
Outline In Color『Coast is Clear』
01. Coast Is Clear
02. Super Ego
03. Bitter
04. Tear Me Down
05. Fight Fair
06. Do Your Worst (Ft. Loveless)
07. Quicksand (Ft. Michael Swank)
08. Bite My Tongue
09. Get Free
10. Stay Away (Ft. AVOID)
11. Toss The Match (Ft. Chris Roetter)
12. Bury My Thoughts
13. Ghost Of You





USのポスコアバンドOutline In Color

現体制初となるアルバムで、

通算6枚目となるアルバムCoast is Clear

Thriller Recordsから10/14にリリースされました。


現体制になってからシングルとEP2枚

活動が止まらないのは嬉しい限りでしたが

ここへ来てようやく!待望の!

アルバムリリース\(^o^)/

前作から1年おきにEPをリリースし、

今年はこうしてアルバムをリリース。

って考えると、2019年から新作が途絶えてない。

バンドのキャリアで、今がいちばん活動的なのでは?

そうしてメンバーの脱退があっても

止まらず活動を続け、リリースされた今作。

早速、聴いていこうと思います。





Coast Is Clear
冒頭からクラップのようなSEで幕を開ける1曲目は
初っぱなからタイトルトラックとなります。
エフェクトをかけて、マシンボイスのようになってる
ボーカルは、これまたサイバーパンク感があります。
これはSkaggsの方なのかな?
サビは安定のJonathanクリーンを展開。
適度にアップテンポなので耳馴染みも良く、
エフェクトなしで叫び散らすSkaggsの咆哮から入る
ブレイクダウンも安心安定。
その最中にもマシンボイスが取り入れられています。
これまでのOICにもありそうでなかった雰囲気で、
1曲目らしくテンション高めなのも良かった。


Super Ego
変わってこちらは落ち着いた雰囲気で始まる2曲目。
ちょっとハスキーな感じでクリーンを歌うのは、
Jonathanじゃなくて、もしかしてSkaggsの方かな?
と、ツインクリーンと思われるボーカルワークで
昨今のモダンロック的ポスコアな雰囲気増し増し。
もちろん、叫ぶパートもあるけど、
全体を通して、やはりクリーンがメインだし、
こういう感じのOICは何か新鮮で良いですね。


Bitter
民族調?の打楽器っぽい雰囲気で幕を開ける3曲目。
ボーカルは静かなラップ調から始まり、
サビではシンセの雰囲気がBMTHっぽさがある。
ヾ(* ≧□≦)ノ ア"ァ"ーイ"
と、濁点が付くようなシンガロングパート良いな。笑
最初の民族調っぽいとこから囚われてしまったか、
悪い意味ではなく、なんか不思議な雰囲気の曲だけど
ヘヴィなブレイクダウンは裏切らない。
そのブレイクダウン自体も、曲調とマッチした
ちょっと変わり種みたいな雰囲気はありますけどね。

民族調に感じたのもあながち間違いじゃなかったのか
それはMVの方で何となく確認できました。
ちょっとホラー感ある感じのダークな内容も良い。





Tear Me Down
4曲目は再び、現行バンドっぽい雰囲気に。
サビで響くJonathanの裏声が心地良い。
加えて、声量多めのコーラスによる
シンガロング感があるのもgood(゚∀゚ *)
ズクズクザクザク刻むリフから落とすブレイクダウン○
さらに、そこで叫ぶボーカルにもエフェクトをかけ、
人ならざるものの感じに聞こえるのも良いですね。


Fight Fair
何気にイントロのリフが良い感じの5曲目。
タイトル通りに勢いがある曲だけど、
サビのJonathanの歌メロがまた良い。
このグッドメロディがOICの持ち味よねー(* ゚∀゚)
イントロのリフに、クラップしたくなるリズム、
クリーンからのスクリーム、からのーって入る
ブレイクダウンの入り方も申し分なし。
ブレイクダウンの最後に鳴るストリングスが(* ゚∀゚)イィゾ!
その一瞬の力強いストリングスが
この曲の締め担ってるところも上がりますヾ(* ゚∀゚)ノ





Do Your Worst (Ft. Loveless)
冒頭からシンセサウンドが耳を突く6曲目。
スクリームは控えめ、クリーンメインで展開していきます。
この曲では、先月の蔵出しで挙げたLovelssがゲストに。
Bメロからその歌声を響かせています。
そうしたゲストの影響もあるのか、どこかオルタナ寄りで
ボーカルも曲の9割はクリーンで展開していることもあり
耳触りの良いメロディになっています。





Quicksand (Ft. Michael Swank)
そんな前曲の雰囲気をひっくり返すように
7曲目はSkaggsのスクリームから幕を開けます。
そんなスクリームに比例してサウンドも重く攻め感あり。
Bメロに入ってもその攻めの姿勢はそのままに、
反して、サビはやはり安定のJonathanクリーン。
そんなクリーンパートにはex. Myka Relocateであり
現在はFoxeraで活動する
ハイトーンボーカリストのMichaelがゲストに。
持ち前のハイトーンなクリーンだけでなく、
ラストのブレイクダウンではSkaggsと共に叫ぶ姿も。





Bite My Tongue
8曲目はヘヴィなイントロのあと、
軽快にラップ調のボーカルからスタートします。
そしてスクリーム+ヘヴィサウンドで進む。
Bメロではプログレッシブメタルコア的で(* ゚∀゚)イィ!
もちろんJonathanのクリーンは健在だけど、
今作の中で最もメタルコア的というか、
プログレメタルコア的というか…そこがまたcool


Get Free
どこかハードロック感漂うイントロから始まる9曲目。
てか、そのまま聴き続けても
古き良きハードロックの雰囲気は消えず、
なんかそういった意味では面白い曲に聴こえてくる。
これが2分弱しかないってのも含めて。
しかし、スクリームから入るブレイクダウンは
完全に現代のそれなんだよな。笑


Stay Away (Ft. AVOID)
10曲目はヘヴィなバンドサウンドと
それに反するような浮遊感あるシンセと共に幕開け。
ボーカルはそうしたシンセとJonathanクリーンから
静かに落ち着いた雰囲気でスタート。
そこに入ってくる低音のベースが耳を突く。
Bメロ以降に聴こえてくるSkaggsとは違う、
渇いた咆哮がゲストのAvoidかな?
後半のブレイクダウンからはガッツリ叫んでますね。
ラストサビはまた歌メロ光る展開で締め。


Toss The Match (Ft. Chris Roetter)
イントロからニューメタル感が漂う11曲目。
そのあとのラップボーカルでそれがさらに引き立ちます。
そのあとはスクリームとラップを織り混ぜ、
サビはミドルテンポにクリーンボーカルを展開。
この曲のゲストはex. Emarosaであり
現在はLike Moths To Flamesでフロントマンを務めるChris Roetter
後半でシャウトかましてるのがそうかな?
Chris在籍時のEmarosaも、LMTFもちゃんと追えてないので
正直、まだ全然Chrisのボーカルに馴染みがないゆえに
判別がし辛いんだよね(。-∀-)笑


Bury My Thoughts
静かにギターを鳴らしたあとは、
一気にヘヴィなバンドサウンドで始まる12曲目。
冒頭は再び静かで落ち着いたサウンドの中
Jonathanが歌い、徐々にサウンドがバンドじみてくる。
サビはしっかりバンドサウンドを展開しながらも
Jonathanクリーンは継続。
Bメロのサビ終わりでSkaggsのガッツリ!スクリームパートに。
バンドサウンドはヘヴィで勢いもあるけど、
メインはクリーンボーカルで展開する1曲。


Ghost Of You
タイトルトラックは1曲目に既にありますが、
ラスト13曲目のタイトルを見ると、
今作のアートワークにある幽霊っぽいのが浮かびます。
そんな今作ラストは、Skaggsがタイトルを叫んで始まり
全体的にはJonathanのクリーンが光る
グッドメロディトラックとなっています。
ラップ調ボーカルもあり、Skaggsの咆哮は
曲のスパイス程度に抑えられつつも、
Jonathanのバックでクリーンを歌う様も確認できます。
ラストサビはテンポアップする展開も良い。
最後にグッドメロディな曲ってのも良き締めです。







以上、

Outline In Color『Coast is Clear

でした。

なんか…イィじゃん(* ゚∀゚)

来日時のスクリーマーだったTrevorが抜け、

今の新体制になってからは、二部作的なEP2枚と

シングルをリリースしていましたが、

その中にはないオリジナル楽曲で固めた

現体制待望のアルバムがリリースされた。

その内訳は、OICらしいポスコアあり、

現行バンドに寄せたモダンロック的ポスコアあり、

(プログレッシブ)メタルコアに寄せたような曲あり、

ニューメタルっぽい曲あり、

ハードロックあり、ラップもあり、ゲスト参加曲も4つあり

10年代のポスコアってことを忘れるくらい

バラエティ豊かな作風で、聴いてて楽しかった。

それでいて、Jonathanのクリーンという

バンド最大のストロングポイントはしっかり健在だしね。

新しいことやろうとしてるのはEPの時点で感じましたが

それをしっかりアルバムでも表現できていて

新体制初のアルバムとしては申し分ない作品なのでは?

ってのは素直に思いますね(* ゚∀゚)b

こういう作風だと、関連記事出すの難しいなぁ。笑


と、良い意味で悩ませることはありつつも

現体制初のアルバムは大いに満足!

Outline In Color『Coast is Clear

これまでのOICを知ってる人も、

ここからOICを知る人も、必聴かもしれません。

是非ぜひ、ご一聴。





関連記事





参加ゲストのバンド