前回、Boston ManorのMVのリンクを貼るときに
広告で出てきたDownswingというバンド
以前、OAAの記事の冒頭にも貼りましたが
やっぱ良いなこのバンド(* ゚∀゚)
やっぱテンション高いバンドのが良いわ。
どうも、トトです。
100を超えてからの110が遠いと思いつつも
気付けば今回で111枚目の新譜レビュー
10/14リリース分、
1つUPすれば1つ仕上げ、1つUPすれば1つ仕上げ…
完全にいたちごっこで
ヒマも余裕もあったもんじゃない(。-∀-)-3
1枚、手こずるのも許されない状況ツラい( ノД`)
と、思いつつも
無事に書けているので、今回も上げていきます(`・ω・´)

She Must Burn『Umbra Mortis』
01. Nine
02. The Rats in the Walls
03. Of Blood And Bone
04. Umbra Mortis
05. Eulogy
06. Misery Eternal
07. A Truer Hell
08. Incantation
09. Souls Asunder
10. The Serpent
UKのデスメタル+メタルコアを鳴らすShe Must Burn
メンバーが変わり、新体制初となるアルバムであり
5年ぶり2枚目のアルバム『Umbra Mortis』が
Grey Rock Recordsから10/14にリリースされました。
前作は今は無きArtery Recordingsからでしたね。
そうかと思えばボーカルが交代になり、
3年前に新曲を発表していました。
そこからさらに2年が経ち、
ようやくのアルバムリリースとなりました。
その新曲を聴いたときは
正直ちょっとイマイチ感が拭えず…
しかし、今作は果たしてどうなのか?
そいつを、聴いて確かめていこうと思います。
Nine
オープニングは1'21"のショートトラック。
key/Valisがピアノ弾き語りのように歌い、
しかし、そのへんのバンドのような
エモーショナル弾き語りとは全く違うダークさとホラー感
このバンドならではの雰囲気というか、
オペラのような雰囲気を纏います。
まさにオープニングにピッタリの1曲目。
The Rats in the Walls
そのまま繋がる2曲目は開幕から新vo/Kyleが
タフなスクリームと高く汚い(褒め言葉)シャウトとを織り混ぜて
ヘヴィサウンドと共にスタートを切ります。
コーラス、ストリングスを取り入れたシンフォニック感と
とにかく打数が多いドラムのスピード感が(* ゚∀゚)イィゾー
サビに入るとValisがクリーンで歌い、
Kyleも掛け合いのように咆哮を入れてくる。
Bメロに入っても攻めの姿勢は止むことなく
走り、叫び、ブレイクダウンにと
全く攻めの手を緩めないのがめちゃくちゃ良いヾ(* ゚∀゚)ノ
ギターソロからのラストは
バッキングコーラスもシンフォニックで壮大なのが印象的。
そして、低音で唸るKyleで締めます。
Of Blood And Bone
3曲目もヘヴィなギターが冒頭から心地良いぞ(* ゚∀゚)
冒頭を抜けるとシアトリカルなストリングスが鳴り
シアトリカル好きなワタシはさらに歓喜ヾ(* ゚∀゚)ノ
シアトリカルには必須な鐘の音も鳴るとこ、わかってるな!
サビの入り方もけっこう好きです。
Bメロでもストリングスによるシアトリカル感に加え
ピアノを取り入れて、さらに"らしく"なります。
この曲にも、漏れなくギターソロが取り入れられ、
終盤はコーラスを交えて速度を上げ、
Valisがハイトーンに歌い上げて幕を閉じます。
Umbra Mortis
4曲目のタイトルトラックは
イントロ、サビとブラストが光りまくるヾ(* ゚∀゚)ノ
シンフォニック且つ、力強いストリングスも良い
そしてサークルが映えるスピード感の疾走パート、
サビでもValisのボーカルの裏でブラスト鳴ってるよー(* ゚∀゚)w
そのおかげで、ドラムの打数がとにかく多く感じるw
Kyleの早口で捲し立てるようなパートもあるのがまた○
少し変拍子にも思える不規則なリズムパートがまた良い。
終盤のシンフォニックな神聖コーラスをバックに
ピアノと共に終幕へ向かっていく流れも良いです。
Eulogy
低く小さくピアノが鳴る中、
バンドサウンドで一気にヘヴィに始まる5曲目。
イントロはどこかメロディアスで
そんな展開になるのかな?と思いきや
やはりそんな気はなさそうだw
でも、他の曲よりは幾分メロディアスだし、
他の曲ほどのスピード感はないように思います。
とはいえ、ズーンと落とすブレイクダウンあったり
相変わらずKyleは高低スクリームを使い分けて叫びまくり
攻めるところは手加減なく攻めてますけどね。
メロディが映えるのはValisパートだけなのは変わりませんでしたw
って考えたら、他の曲よりValisパート多めなのは確か。
流れるようなギターソロを挟み、
ヘヴィサウンドの中、Valisが高らかに歌い、
余韻あるアウトロでゆっくり締めます。
Misery Eternal
え?無音?と頭の2~3秒で戸惑ったのも束の間
高速ブラストで幕を開け、そのまま疾走
そしてブラストとさらにスピード感に乗る6曲目。
前曲が前曲だったので、
本来の攻め感とスピード感が戻ってきた感じひとしお。
テンポを落とし、Valisの歌うパートは
やはり激しいKyleとの対比が引き立ちますね。
この曲にも漏れなくコーラスは入ってますが、
シンフォニックなコーラスって女性がやりがちだけど
ここでは男性のコーラスが響くこともあって
それがまた女性とは違うダークな雰囲気を醸し出します。
ダウンテンポに落とすブレイクダウンがまたそれを助長する。
A Truer Hell
大いに攻めた曲のあとの7曲目は
ピアノの旋律からゆっくり幕を開けます。
激しさで滾った身体と耳を落ち着かせるように
ピアノのみで送る2分弱のショートトラック。
しかし、やはりダークな雰囲気はそのままに、
静かに怪しく進む140秒。
Incantation
インタールード的な前曲を挟んだあと、
ド頭からシンフォニックなストリングスが響く8曲目。
Kyleの切り裂くようなシャウトから幕を開け、
疾走パートとヘヴィサウンドを織り混ぜながら進む。
そしてサビはブラストと共にValisのボーカルが響く。
Bメロも壮大に、走り、ブレイクで落としていく展開。
マシンガンのようなドラムをバックに
KyleとValis2人が同時に歌うとこは(* ゚∀゚)イィネ!
そこからシンフォニックなコーラスをバックに走り、叫び
ラストも勢いを緩めることなく攻めまくり、
ストリングスで締めるアウトロがgood( ´∀` )です。
Souls Asunder
9曲目はアナログスピーカーから音が出ているような
ゴシックでシアトリカル感あるピアノサウンドから。
すぐさまリズミカルなギターに乗せてドラムはバカスカ
疾走サウンドと共にKyleが叫びまくりで突き進みます。
サビは安定のValisで、やはり対比が光る。
改めて、こういう雰囲気でこういった女性ボーカルは
EvanescenceのAmyを彷彿とさせます。
Evanescenceの方が遥かにテンポは遅いし、
こんなに叫んではいないんだけどね。笑
とはいえ、低い唸り声と共に落とすブレイクダウンとか
やっぱ上がりますけどね(* ゚∀゚)
The Serpent
ラスト10曲目は冒頭から激重サウンドを叩きつけてきます。
重さの面では今作No.1か?と思えるほど。
サウンドはもちろん、スクリームに関しても
低音で唸るようなパートの方が多い気がします。
それだけでなく、これまで通りの疾走パートもあり。
しかし、サビではValisもコーラスを従え、
何層にもなるような厚みがあるようなボーカルは◎
そこからブラストを交えての疾走感も良い。
さらに捲し立てるように叫ぶKyleの咆哮も(* ゚∀゚)イィヨー
終盤は疾走感の中でのギターソロが耳を突き、
からの激重ブレイクダウン落として締めます。
以上、
She Must Burn『Umbra Mortis』
でした。
ボーカルが交代し、最初に出した曲が
Of Blood And Boneだったと思うんですが、
そのときは正直、没個性化したな…なんて思ったんですが
アルバムに組み込まれた状態で同じ曲を聴いたら
手のひら返しましたwヾ(* ゚∀゚)ノ
やっぱシングルってダメだわw
その曲のMVの詳細欄を見ると
本来、アルバムは2020年に出る予定だったことが伺えますが
遅れたのはコロナのせいかな?
ボーカル交代前は
確かにスラッシーな切り裂くようなボーカルが特徴で
デスメタル由来の激しさと疾走感に
シアトリカル感、シンフォニック感のある壮大さ
みたいな感じが大いに気に入りましたが
そうしたバンドの音楽性はバッチリ継続。
それどころか、新ボーカルのKyleは
高低スクリームを使い分け、
それこそ切り裂くようなシャウトはもちろん
低く唸るようなスクリームもあることで、
速さだけじゃなく、重さの方にも順応しています。
ボーカルはクリーンを担当していたkeyまで代わり
アンクリーン共々交代したワケですが
こちらもValisのオペラを聴いてるようなボーカルも
壮大さのあるサウンドに大いにマッチしています。
音楽性は継続し、重さをプラスし
そこに合った新たなボーカル2人の加入
新生She Must Burn良いじゃん(* ゚∀゚)
と、今作を聴いて素直に思いましたね。
そうしてメンバーの交代も上手くいった
デスメタル+メタルコア…というか
デスコアに片足突っ込んでるかもしれない
She Must Burn『Umbra Mortis』
シアトリカルでシンフォニックな
壮大さも大きな魅力です。
メンバー変更前の前作を聴いてない人は
是非ぜひ、併せてチェックしてみてください。
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