ブリンクにTomが復帰&新譜

さらにはそれを引っさげてのWolrd Tour発表!(日本はなし…orz)

したかと思えば、



早くも発表された来年のWWWY FESのラインナップが

今年に負けず劣らずの激アツラインナップなのに加え、



来年、復活を果たすパンスプも

ここで発表されたラインナップだけでも

行かない選択肢がない!(* ゚∀゚)

この5組が見れりゃ、

あとは国内バンドで固めてくれても文句は言わんわ。

この5組に全精力を捧げられるしなヾ(* ゚∀゚)ノ

と、この手のジャンルが好きな人たちには

嬉しい情報が立て続けに出て何よりです。

どうも、トトです。



取り上げられそうな新譜が全くなかった先週金曜日

でも、今週はまた一気にドドッと出るんだよな…

毎度毎度のことではあるけど

バランス!w(。>д<)

もうちょい散りばめてくれ…orz

って中で、今回は見逃し盤

とは言え、そもそもリリースを知らなかったんだから

見逃しもクソもない、初見なんですが。

そんな今回も例によって

Spotifyからのおすすめで知った作品になります。

遅ばせながらも取り上げる

今年107枚目の新譜レビューはこちら。





20221009_010615
girlfriends『(e)motion sickness』
01. Toothbrush
02. I Thought About You While I Was Taking a Shower
03. Told You So
04. High Again
05. Pretty Mouth
06. Last Summer
07. Toaster For a Swim
08. Maniac (feat. Lindsey Stirling)
09. Scared
10. Missing You
11. Therapist
12. (e)motion sickness
13. Break Me
14. Can You Hear Me Now?





シンガーソングライター、ラッパーの顔を持つTravis Mills

今作のリリース元となるレーベル

Big Noise Recordsの経営者でもあるNick Gross

この2人から成るUS産POP PUNKデュオのgirlfriends

2020年に1stであるセルフタイトル作をリリースし

以来、2年ぶり2枚目となるアルバム

(e)motion sicknessを6/17にリリースしました。


国内外合わせ、

Spotifyフォローしてるバンド、シンガー、作曲家…etc

おそらく1,000を超えてはいないだろうけど、

前に数えた時は700overはしてたので、

現状800前後くらいいそうですが、それでも未だに

こんなんいたんや( 。゚Д゚。)

ってのがあるから、新しい出会いがあるたびに

音楽世界の広さを思い知ります。

Spotifyのトップに出る「あなたにおすすめ」は

割と打率も高く、ハズレることのが少ないので

今回、こうして聴いてみました。





Toothbrush
最初は小さく始まるボーカルから、
バンドサウンドが響くイントロに入ると
そこはかとないPOP PUNK感のある1曲目。
印象としてはそのイントロからの方が正解で
1曲目から良質POP PUNKを展開してくれますヾ(* ゚∀゚)ノ
そのサウンドもどこかMGK気質というか、
昨今のTravis Barker組のPOP PUNKテイストに感じる。


I Thought About You While I Was Taking a Shower
今作最長タイトルとなる2曲目も、
1曲目とは違うPOP PUNKを展開。
早くもクラップパートに入り、
サビのナーナーパートはシンガロングしたくなる。
テンポ感もこちらの方がアップテンポで耳馴染み良し。
POP PUNK感もあるっちゃあるけど、曲調的には
POP ROCKのアッパートラックって雰囲気。

MVは2人を含めた男女のシャワーシーンw
惜しげもなく裸体を晒しているのは
シチュエーションこそ違えど、ブリンクオマージュか?笑





Told You So
前2曲とは違い、冒頭はミドルテンポに始まる3曲目。
サビに入るとアップテンポにPOP PUNK色が濃くなります。
そのサビのボーカルの雰囲気がYUNGBLUDっぽいな。
ちょっと掠れる感じというかね。
全体的にもエモーショナルな雰囲気を絡めつつ、
POP PUNKの印象も薄れないサウンドで○


High Again
4曲目はアコギでの弾き語り感もひとしお、
エモーショナル特化の歌ものに。
大きなおーおーらーらーコーラスは
この曲イチのハイライトでもあると思うし、
だからこそシンガロング衝動にも駆られますね。
歌ものでもこういうのがあるとないとじゃ
印象も全然変わってきますからね。

曲調とMVの内容が合ってないのは気のせいか?w
トカゲ人間も面白かったけど、
女性のおっ●いに2人の顔がはめこまれてるとこでダメだったw





Pretty Mouth
5曲目は、それこそMGKやYUNGBLUDな雰囲気が
冒頭からひしひしと感じられます。
POP PUNKリバイバルは嬉しいけども、
そのリバイバルの先頭を走ってるのが
こういう感じのPOP PUNKなのもあって、
やっぱそれを追うのが多い感じなのかなー、とも。
もちろん、全然イヤではないんだけど
後追いするのがこういうので溢れすぎると…ね
なんて思わないこともない(。-ω-)フクザツ


Last Summer
アンビエントな浮遊系のSEが鳴ったと思いきや
そのあとすぐにボーカルが入ってきて、
昨今のエモラップ的な雰囲気がある6曲目。
非常にまったりした展開をしていく中、
後半からは終盤にかけてテンポアップし
良質なPOP PUNKノリに切り替わるとこはgood(゚∀゚ *)


Toaster For a Swim
7曲目は、イントロのギターの感じからして、
昨今のPOP PUNKっぽい感じはあるけど、
全体的には00年代後期あたりのエモメロ系な雰囲気。
エモーショナルさを前面に押し出さず、
テンポ感も良い感じで、キャッチーで耳触り良いメロディ
やっぱどこか懐かしい感じのするPOP PUNK/POP ROCKナンバー。


Maniac (feat. Lindsey Stirling)
イントロからストリングスが鳴り響く8曲目。
そのストリングスこそ、ゲストのLindsey Stirling
こういう感じの曲にバイオリン要素があると
本家Seanのプレイスタイルとは当然異なるものの
やっぱYellowcardを彷彿とせずにはいられませんね。
しかし、そのLindseyのバイオリンあってこそ
他の曲との差別化に成功し、良い意味で異彩を放っています。
ほんのりエモーショナルな雰囲気もYCを浮かべる要因ですが
テンポ感はアッパーで、しっかりPOP PUNKしてるのが良い。

そんなLindsey Stirling
ユニバーサルから国内盤も出てるせいか
検索してみるとフツーに日本のサイトもチラホラ出てくるし
Billboard Japanでも取り上げられていました。
何気に注目度高めの人?いつかは来日もある?wk(* ゚∀゚)tk





Scared
9曲目は、心地良いテンポ感で始まるも
サウンド自体はとても落ち着いた雰囲気。
そこにクラップみたいなSEが入り、
サビではしっかりバンドサウンドでエモーショナルに。
全体的にはそのまま進んでいきますが、
ラストサビではテンポアップして
POP PUNKの様相を露わにするとこがgood( ´∀` )です。


Missing You
タイトルからしても、そうした歌ものになるのも
予想に難しくない10曲目は
ストリングスを加えた歌ものエモーショナルナンバー。
終盤にかけて、ストリングスは壮大かつ
エモーショナルをな雰囲気をグッと引き立て
歌ものに良い感じのオケ感を付与してくれています。


Therapist
リズム隊がリズムを刻む中、
そこまますぐにボーカルが入って幕を開ける11曲目。
この冒頭のボーカル、ここまでメイン張ってきた
Travisっぽくないけど、ここはNickが歌ってるのかな?
Bメロに入ると女声コーラスなのか、
はたまた裏声を使ってるTravisなのかが、
バッキングで歌ってるのが良いですね。


(e)motion sickness
アルバム後半、12曲目にきて今作のタイトルトラック。
始まりこそ落ち着いた雰囲気ですが、
その時点で確かに感じるPOP PUNKテイスト。
テンポアップしてバンドサウンド全開になると
それこそ良質POP PUNKな様を顕わにします。
カッコ付ではあるけど、タイトル通りに
エモーショナルさも乗せたPOP PUNKで
聴いてるこちらとしても非常に耳馴染み良し。


Break Me
優しく、少し切ないギターの音色から始まる13曲目。
こちらも序盤からラップ調のボーカルで始まり、
エモラップ的な展開を見せます。
サウンド面はおとなしく、落ち着いた雰囲気で、
Warterparksあたりを彷彿とさせるし、
Warterparksにもこんな曲あったなぁ、なんて思えます。
ラストはちょっと荒々しいギターが耳を突く。


Can You Hear Me Now?
ラスト14曲目はギターと優しいピアノからスタート。
そんなエモーショナルな雰囲気のまま突き進み、
しかし、サウンド面はきっちりバンド感があります。
ラストに相応しいロックバラードな雰囲気から一転、
ラストはまたテンポアップしてPOP PUNKらしくなるのが
非常に良いですね(* ゚∀゚)b
そして余韻を残すように、ゆっくりフェードアウトして
終幕していくのも○です。





以上、

girlfriends『(e)motion sickness

でした。

おすすめに出てきたアルバムとしては

確かにオススメされて悪い印象を受ける作品ではなかった。

しっかり今時のPOP PUNKリバイバルに乗った

今時のPOP PUNKサウンドを鳴らしていて

耳馴染みも良かったです。

ただ、レビュー中にも書いた通り

こうしてリバイバルに乗ったようなPOP PUNK

他ジャンルからのPOP PUNK転校組は

やはりどれもTravis Barkerが手掛けたPOP PUNK

そこに近いサウンドばかりなのは、やや食傷気味(。-ω-)-3


と思ったら、やっぱ過去に

feat. Travis Barkerの曲あるでやんの。笑

タイトルはWWWY FESからか?笑




今作に関しては、割とエモーショナルな面も強いのが

個人的にはガッツリのめり込むほどの作品ではなかった。

あるメディアでのショートインタビューも見つけたので

関連記事の下に和訳したものを載せておきますが、

そのインタビューでの回答の一部で

デビューアルバムにはスローな曲やミドルテンポの曲があまりなかったことに気づいて、自分たちの作曲や創造性を広げて、新しいレーンに挑戦したいと思ったんだ。

ってのがあって

余計なことを…(。-∀-)

と思ってしまった。笑

自分は今作からgirlfriendsを知り、聴いたので

まだ1stは聴いてないけど、これを見る限り

個人的には1stのが気に入りそう。笑

さらには今作のテーマが

失恋のサウンドトラックだよ。絶望的なロマンチストの世代に向けたアンセミックなラブレターだ。

こんなこと言われてる時点で

自分がガッツリ気に入る作品ではないんだな

ってのも納得、理解しました。


という感じの作品ではありましたが

また新たなPOP PUNKユニットとして見れば

もちろん収穫はありました。

girlfriends『(e)motion sickness

昨今のPOP PUNKリバイバルに沿ったサウンドなのは

間違いないと思います。

そのリバイバルの立役者であり、中心でもあるような

Travis Barker関連作品、直近のMGKが好きな人には

是非ぜひ、オススメ。





関連記事









アルバムタイトルの(e)motion sicknessにはどんな意味があるのでしょうか?

Travis Mills:この2年間、僕が感じていたことを完璧に表現しているんだ。考えすぎたり、過剰に反応したり、過小評価したり、厳しいコントラストで世界を見なければならないような感情の二面性に苦しんでいる。ドラマチックになりがちな自分を揶揄してるんだよ。僕の罪の意識は自己表現であり、自分自身に "わかったよ、君は悲しいんだね "と言っているようなものなんだ。


このアルバムの全体的なテーマは何ですか?また、このアルバムからどのような印象をファンに持ってもらいたいですか?

Travis:失恋のサウンドトラックだよ。絶望的なロマンチストの世代に向けたアンセミックなラブレターだ。


このアルバムでは、曲によって喚起される感情に大きなコントラストがありますね。その浮き沈みのバランスを取りながら、アルバム全体としてまとまりを持たせるには、どうすればいいのでしょうか?

Nick Gross:このアルバムの目標は、間違いなくそこにあったと思う。デビューアルバムにはスローな曲やミドルテンポの曲があまりなかったことに気づいて、自分たちの作曲や創造性を広げて、新しいレーンに挑戦したいと思ったんだ。このアルバムの流れや、ある曲が互いに溶け合い、最初から最後まで連続したリスニング体験ができるような構成についてよく考えたんだ。1stアルバムでは、今作ほどそういったことは考えていなかったんだ。私は、自分たちが作るレコードと、その曲がライブ環境にどう反映されるかの両方で、音楽を通して体験を作ることが大好きなんだよ。このアルバムのプロダクションは間違いなく向上しているし、ファンや新しいファンに聴いてもらうのがとても楽しみだよ。
アルバムが完全にまとまるように計画するのは難しい場合もあるけど、より多くの楽曲に取り組んでいると、ある曲がアルバムの中で他の曲とどう調和するかが自然に見えてくるんだ。楽曲の数が多ければ多いほど、適切な組み合わせを見つけるのが簡単になるよ。今回のアルバムでは、作品全体としてどのように調和するかを考えて選曲したんだ。私はいつもアルバムを組み立てていくのが好きで、パズルのようにハマっていくんだ。また、ハイテンポな曲が多いので、スローな曲を書く必要があると早い段階から認識していたよ。John Feldmannの家でコーヒーを飲みすぎたときによく起こる問題だけど...。



このコラボレーションはどのようにして実現したのでしょうか?また、その制作において、それぞれ具体的な役割があったのでしょうか?

Nick:Travisは歌詞とメロディーの達人で、僕は音楽に恵まれているから、多くのトラックを組み立てて、アルバムで聴くことのできるほとんどの楽器を演奏している。girlfriendsに関して本当に素晴らしい陰と陽の関係で、音楽制作のプロセスをかなりシームレスにすることができるんだ。


アルバムの中で好きな曲と、その理由は何ですか?

Nick:アルバムの中で一番好きなのは、リードオフ・トラックの「Toothbrush」かな。曲のエネルギーが別次元で、曲の各パーツがとにかくかっこいいんだ。この曲をライブで演奏するのがとても楽しみだよ。2番目に好きな曲は「Pretty Mouth」かな、あの曲は歌詞がいいから。あの日のTravisは本当に釘付けになったよ...。


他に付け加えることはありますか?

Nick:girlfriendsのライブに是非来てね!