アルバムまだぁ?!

いつのまにやらシングル乱発バンドになってんぞIsotopes

ここまで来ちゃうと、アルバム出す際は

これまでリリースしたシングル入れんなよ?

って思っちゃうな(。-∀-)

どうも、トトです。



割と深刻なタイミングで新譜不足!w

至急、こうして過去作レビューを書いてるワケですが

どうせ書くんだったら

これまでにそこまで多くのレビューをしてなくて

且つ、新譜リリースが近いバンドを…

ってとこから選んだ1枚。

そんな今年11枚目となる過去作はこちら。




We Came As Romans_Tracing Back Roots
We Came As Romans
『Tracing Back Roots』
01. Tracing Back Roots
02. Fade Away
03. I Survive
04. Ghosts
05. Present, Future, And Past
06. Never Let Me Go
07. Hope
08. Tell Me Now
09. A Moment
10. I Am Free
11. Through The Darkest Dark And Brightest Bright





US産ポスコア/メタルコアのWe Came As Romans

3枚目のアルバムとなるTracing Back Roots

Equal Visionから2013年にリリースされました。

今やもうすっかりSharpToneのイメージですが

この頃はEqual Visionだったなぁそういえば。

Set It Offとレーベルメイトだったんだよね。


そんな今作、レーベルもそうですが

もちろんKyleも存命中の作品です。

Kyle亡きあとはDaveが1人で頑張ってますが

そもそもはKyleDave

この2人によるツインボーカルが映えるバンドでしたからね。

今となっては聴くことのできないKyleのボーカル…

それもふんだんに盛り込まれた作品です。

改めて、聴いていこうと思います。




Tracing Back Roots
今作では1曲目からタイトルトラックがお目見え。
冒頭からDaveが激しく叫び、そこから落とす始まりに。
Why do I feel so a, lone!!
の部分はこちらも一緒に叫びたくなりますね。
何気にこの部分はKyleが叫んでる?
そのあとのブレイクダウンパートがヘヴィなのも良い。
後半はここまでの激しさがウソみたいに転調して、
落ち着いたサウンドになり本格的なKyleパートに。
重さの残るサウンドの中、雰囲気的にはどこか浮遊感あり
ラストサビのおーおーコーラスはシンガロング必須。
前半と後半では別曲のような雰囲気がまるで違う1曲です。





Fade Away
Kyleがタイトルを歌いつつゆっくりフェードインしてくる2曲目。
その後のサウンドはきっちりコア感を出しながらも、
Daveは少しハスキーなクリーンボーカルで歌っています。
サビはKyleに代わり、もちろんKyleもクリーンで。
Bメロ開始もDaveクリーンですが、サウンド面は
少しEDM調なところが面白い。
Bメロのサビでは、ド頭からコーラスと共に展開し
ライブでは会場中が歌うことも想像に難しくない。
これはラストサビも同様なことから、
一大シンガロングが起こる可能性ありなのが良い。
最後の最後にタイトルを歌うとこも含めて。





I Survive
なんか…隙間からネオン輝く夜の路地裏でのシーンに
合うような雰囲気で始まる3曲目。
そんな中でKyleクリーンからスタート。
途中、コーラス的にバッキングが入ってくるのも良い。
サビは初っぱなからコーラス込みで声量多くて上がる。
BメロからはKyleでもDaveでもないクリーンで歌ってる…
と思って調べてみたら、
UnderoathAaronが参加してるんですね。
Bメロ冒頭は、そんなAaronのクリーンですかね。
もしかしてサビのコーラスは、ボーカル3人で?
なんてのも思ってしまいますね。
ラストサビではバックで叫んでたり、
Daveのスクリームに追ってクリーンで歌うのとか
このへんはAaronっぽいですね。
そんな3人の異なるボーカルが楽しめる1曲に。


Ghosts
4曲目は個人的な今作No.1のお気に入りトラック。
CROSSFAITH主催の第1回ACROSS THE FUTUREの際、
これが聴けて本当に良かった\(*≧∀≦)/
代わりにWCARライブ中にケガしたんですけどw
予習してた時、いちばん最初にハマッたのがこの曲でした。

曲の全体的な雰囲気と、Kyleが歌うサビのメロディに惹かれる。
サビへの入りのところがいちばんツボなんですよね。
そのサビではシンガロング必須な
おーおーコーラスが入ってるのも(* ゚∀゚)イィネ!
もちろんDaveのスクリームと、激しく重いサウンドによる
コア感があるのも良いです。
後半はストリングスを取り入れ落ち着いた雰囲気に転調し
そこから再びおーおーコーラスが響く
シンガロング必須のラストサビへなだれ込む展開も良い。
ラストは叫びまくりのブレイクダウンで締めるのも○





Present, Future, And Past
ド頭からDaveの激しいスクリームからの
ブレイクダウンで幕を開ける5曲目。
ここでは後半まで、Daveの咆哮と共に
激しいメタルコアサウンドで展開しています。
時折鳴る、ちょっとホラーっぽいシンセも良い感じです。
後半に差し掛かるとKyle登場で
ストリングスを取り入れた壮大なクリーンパートに。
そして、ラストは再びDaveが咆哮を上げる。
最後の最後にシンガロングパートあるのがまたアツい。
今作で一番メタルコア色濃い曲かもしれません。


Never Let Me Go
テンポ感良く始まる6曲目は、
すぐに静かで落ち着いたパートでKyleが歌う。
そのままサビへ入り、Daveもクリーンで参加。
アップテンポかつ、少しエモーショナルさも含んだ
メロディ重視なポスコア感。
後半にはしっかりブレイクダウンを叩き込み、
同時にシンガロングパートも展開しています。
ラストサビ、最後の最後に鳴り出すストリングスが
シアトリカルな雰囲気を出してるのがめっちゃ(* ゚∀゚)イィネ!


Hope
続く7曲目は、頭から鳴る鍵盤サウンドが印象的。
そのままDaveが叫び、Kyleのクリーンに切り替わり、
バッキング的にDaveの叫びも継続しています。
サビはKyleがメインを張りつつ、
ここでもおーおーコーラスがあり、
シンガロング衝動に駆られます。
Bメロサビでは冒頭からシンガロング感満点なのがgood
そしてDaveのスクリームパートからブレイクダウンで落とし
ブレイクダウンの最中にもDaveが叫ぶ。
ラストサビはやっぱり声量多めの上がる展開に。

そして、MVの再生回数がこの曲だけ突出してる。
その数なんと1,700万回超え!
むしろWCARのMVの中でもトップなのでは?





Tell Me Now
8曲目はイントロからストリングスが響き、
Kyleパートに入っても、どこかシアトリカルなSEが鳴り
序盤からこちらのテンションを上げてくれるヾ(* ゚∀゚)ノ
Daveのスクリームから入るサビもアップテンポで、
ここで鳴るストリングスもまた良い感じ。
Bメロに入るとサビ前にはピアノサウンドも響き、
シアトリカルな雰囲気を底上げしてくれます。
やはり全体的に鳴るストリングスの影響もあって、
今作の中でのシアトリカルコア度はかなり高め。
ラストサビ前には声量多めのシンガロング感もある。
個人的には今作の隠れた名曲です。


A Moment
変わって、歌もの的な雰囲気で始まる9曲目。
しかしサビに入ると少しテンポアップしてから、
ブレイクしながらもDaveのクリーンが展開します。
そうしてクリーンメインで展開している為、
コア感は薄めだけど0ではありません。
持ち前のコーラスによるシンガロング感はあるし、
ライブでやればしっかり盛り上がれる曲だと思います。


I Am Free
10曲目はイントロからクールでヘヴィなギターでお出迎え。
ここではボーカルもDaveのクリーンからスタート。
サビ前からKyleにバトンタッチし、そのままサビも。
アップテンポなサウンドの裏で鳴る浮遊系のシンセが良い感じ。
Bメロもその体制は変わらず、ツインボーカルが
2人ともクリーンで歌うのも良い感じだし、
それでいてサウンドはちゃんとポスコアしてるのも良い。


Through The Darkest Dark And Brightest Bright
ラスト11曲目は、今作でもダントツに長いタイトルに。
イントロからややシアトリカルを感じるシンセが鳴り響き、
激しいメタルコアなサウンドとDaveの咆哮からスタート。
おーおーコーラスから始まるサビでは
もちろんKyleのクリーンボーカルで歌う。
Bメロはさらにエレクトロシンセを鳴らしながら
Daveのアグレッシブパートを展開します。
Daveが叫びながらの後半のブレイクダウンでは、
壮大なストリングスが鳴り響くのはとても良い。
ラストも同様、激しく叫ぶブレイクダウンの裏で
シアトリカルなサウンドが鳴っての締めはとても(* ゚∀゚)イィ!
やっぱこういう部分は、この時代ゆえな気もします。





以上、

We Came As Romans
Tracing Back Roots


でした。

いやー、懐かしい( ´∀` )

レビュー中にも言ったACROSS THE FUTUREでの来日の際

予習で今作たくさん聴いてましたからね。

改めて聴いても、やはり良い。

しかし、"多少"レベルでは認識もしてたけど

それを凌ぐ勢いで

こんなにストリングス使ってたっけか?とか

ここまでシアトリカル要素入れてたっけ?とか

当時、そこまではわからなかった、意識してなかったことを

改めて再発見できたのも良かった。

やっぱこの頃って、シアトリカルな部分は

少しトレンドになってた気もしますしね。

むしろシアトリカル好きな自分からしてみれば大歓迎で

それもあって今作も好きですからね。

ってのも、今回選出した理由の1つでもあり。


そんなバンドは、Kyleの死を乗り越え

前作からおよそ5年ぶりとなる新譜をリリースします。

その前にまずは、過去作もチェックしてみてはいかがでしょう?

We Came As Romans
Tracing Back Roots


Kyleパートもガッツリ入っています。

バンドのこれまでの作品の中でも、

最もヒットしたのは今作ではないでしょうか。

新譜の前に是非ぜひ、ご一聴。





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