今回の作品を観に行ったときに予告で流れた

ザ・メニュー

日本でも公開してくれるのね!(* ゚∀゚)

しかも何気に日米同時公開は嬉しい。

ヴェノム2も、モービウスも、スパイダーマンNWHも、

最近は日米同時はことごとく日本が遅れましたからね。

どうも、トトです。



それでは再び新作映画

実は前回の『THE DEEP HOUSE』を観た翌日に

今回の作品を観に行きました。

こちらも初報のトレーラーから興味を引かれ

公開を待っていました。

そんな今年28本目となる新作映画はこちら。




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LAMB

羊から産まれたのは、羊ではない“何か”——
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア。
ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。
子供を亡くしていた二人は、"アダ"と名付け、その存在を育てることにする。
奇跡がもたらした"アダ"との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく—。





トレーラーから得体の知れない不気味さに大いに惹かれ

あの羊頭の子どもは何者なんだ?

と、それを確かめる為にも

LAMB

観てきました。

しかも本作、公開初日、2日目あたりまでは

行こうとしてた映画館も満席満席満席…

は?何で?( ゚д゚)

っていう状況にビックリ。

自分は知らんけど、テレビででも取り上げられたか?

何なら自分が観に行った公開3日目の日中でも

前線ブロック以外は、ほぼ埋まってるといった具合。

2日目までの状況を考えて、

その2日目にネット予約しといて良かった。


そうして希望の席を確保して観れた本作ですが

なんかこう…イマイチ…(。-ω-)ウーン

ストーリー上の起伏はほぼなく

羊頭の子どもを、天からの授かり物だと信じて止まない

トチ狂った夫婦を眺める作品

っていう感想以外が出てこない。

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それ自体が異常な出来事である為、

それ以上でも以下でもある必要はないんだろうけども。


実は夫婦は過去に何かやらかしてて

それにより産まれてきたアダは

幸福の使者ではなく、悪魔の使者でした

的な、悪魔とか呪いめいたことを

想像してたのも良くなかったか。

悪魔的なのは羊よりどっちかっていうと山羊の方だろうけども。


物語は1~3章に分かれた1話3部構成な感じ。

1章が「起(承)」

2章が「転」

3章が「結」

と、観ててそんな印象を受けました。


偶然なのか、必然なのか

最初は何とも言えない顔をしてた夫婦も

甲斐甲斐しく愛を注ぐように…

恐ぁ…((((;゚Д゚))))

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生まれたての際の泣き声(鳴き声)も

どこか羊と人間のを足したような声で不気味さ倍増。

アダを産んだ母羊は、子の鳴き声を聞き

家の外でずっと鳴いてる(呼んでる)姿が切ない…

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うぜぇな…みたいな顔をしていたマリアによって

最終的に殺され、埋められてしまうのが何とも。

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そんな本作で異彩を放つアダですが

予告を見た段階だと、羊部分は頭だけかと思いきや

頭から首、右上半身にかけて…って感じでした。

右手部分は完全に羊の蹄でしたしね。

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完全に2足歩行ができるようになる2章では

一丁前に「人間」の子どもらしい振る舞いを見せてて

それが不気味。というか、むしろ不快(# -ω-)イラ…

可愛さなんか微塵もないわ。

飼ってたネコと、牧羊犬のボーダーコリーのワンコの方が

数万倍かわいかったね。

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しかも「アダ」って名前も

既に亡くなってる娘からそのまま持ってきてんのかよ

キモすぎる…((((;゚Д゚))))

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2章で、夫婦の元に一時的に住むことになった

イングヴァルの弟ペートゥルおじさん

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この時は、おじさんも正常な"こっち側"の方で

色々とツッコんで場を掻き乱そうとしてくれてたんだけど

3章になったら完全に絆されてやがってw

おじさーーーん!(。>д<)

何で一緒にわちゃわちゃしてんのーーー!

おじさんにはガッカリだよ(´・ω・`)

根っこにはやっぱり正常な部分は残っていて

退場前にチラッと仄めかしたけど。


ラストはちょっと衝撃でした。

まさかの成体羊人間が登場で

マリアと別行動中だったイングヴァルをライフルで殺害

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そしてアダを連れ去っていく…

銃声を聞いて瀕死のイングヴァルの元に駆けつけたマリア

夫と子?を一度に失くした泣き叫ぶマリア…

終わりィ?!Σ(゚Д゚;)

終わり方もイマイチすっきりしねー

最初に出てきた羊の群れは?

意味深に中盤くらいでも出てきてたのに。

額が黒くなってたリーダー格みたいなヤツは何?

マリアに撃たれたアダのホントの親羊でもないんか…

で、結局そのアダって何者よ?

イングヴァルを殺した成体羊人間は?

アイツ、体つきが男だったし

アダを産んだ羊(母親)でもないんだろ?

色々と「?」が解消されないのもあって

もやもやが残ったままなのもスッキリせん…



しかし本作を観てて

昨年観た『Run.』なんかと同じこと思いましたが

自分を正常だと思ってる異常者ほど厄介なものはないよね…

加えて、この気味悪い作風は

『ミッドサマー』なんかも思い起こさせる。

なんか北欧ってトチ狂ったやべぇ連中多くね?w

土着信仰というか、土地柄的な部分もあるんですかね。


とはいえ、それが映画として面白くなるかは別問題。

これなら前回観た『THE DEEP HOUSE』の方が

よっぽど面白かったし、

そっちをもっと公開規模大きくして欲しかったな。

以上、

LAMB

の感想でした。





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