公開開始から1週間経った

先週の金曜日

DSC_0044

THE MORE FUN STUFF VERSION観れた\(^o^)/

追加シーンもバッチリ把握。

ほとんど序盤に集約されてたけど

終盤のスパイダーマントークに追加あって良かった。

まさかポストクレジットにまで追加があるとは。笑

しかし、その追加ポストクレジット含め

学校シーンの追加は確かに蛇足感あったなぁ。

カットして正解だったかも。笑

ただ、追加シーンがあったとはいえ、

自宅でBDで1回、初見時に感想は書いているし

何だかんだ年内に同じ作品を計3回も見た実写映画は

たぶんこれまでにない、個人的にも初体験な気が…

どうも、トトです。



と、追加シーンがあっても

既に記事にはしてる作品なので

今回は別の新作映画の感想記事です。

そんなスパイダーマン同様、非常に公開規模は小さく

都内でも2~3館でしか上映してない。

その中で、近場で1館やってたから良かったものの

それでも朝イチと夜イチの2本のみとかいう

極端すぎる上映時間に何とも複雑な気分。

昨日観てきた、そんな不遇な今年26本目の作品はこちら。




20220919_175036
クリーン
ある殺し屋の献身
(原題:CLEAN)

孤独な清掃員クリーンには気になる存在があった。隣人の、ディアンダという少女だ。ある時、ディアンダは麻薬ギャングたちに目をつけられ誘拐されてしまう。ディアンダを救い出すため、クリーンはチンピラたちを半殺にするが、その中にギャングのボスであるマイケルの息子がいた。復讐のため、マイケルは組織を総動員してクリーンを追う。クリーンはたった1人で反撃を挑んでゆくが……。




本作の主演だけでなく、

製作、脚本、音楽も手掛けたという

エイドリアン・ブロディまみれの1本

クリーン
ある殺し屋の献身


を観てきました。


ウェス・アンダーソン監督作品では

お馴染みのエイドリアン・ブロディですが、

そういや、ウェス・アンダーソン作品以外で

何なら主演作なんて初めて観るな。

そんな本作を観た感想ですが

中盤くらいまでは

ストーリー的な動きも少なくて睡魔が…(。-ω-)zZ

オマケに内容的にも、画的にも

かなり暗い

CLEAN_4

そういう部分もあって、

前半は睡魔との戦いでした。


そして、中盤

死んでしまった娘の影を重ねていたからか、

CLEAN_1

序盤からずっと気にかけていたディアンダを救う為

チンピラ共の元に、レンチ持って殴り込み!

ってところから物語が動き出す。

ボコボコにした連中の1人が

ギャングのボスの息子だったからさぁ大変!

ディアンダとその祖母を連れて

3人で逃避行しながら追われていく…

…って、何か色んなとこで見た設定(。-∀-)笑

何ならブロディが演じるクリーンも元殺し屋という

このへんはもう擦られまくってる設定よな。笑

オマケに殺し屋にしろ、特殊部隊にしろ、軍人にしろ、

洋画における"元○○○"の最強感よw

現役時代が凄い!

ってのを描いた作品の方が少ない気さえしてくるw


そんなあるあるではあっても

そこからの方が動きが出てきたことで

エンジンかかってきて面白くなってきます。

迫りくる刺客もクリーンはバッタバッタと薙ぎ倒す。

レンチの次はドライバーを使って殺すとか

環境利用闘法はジョン・ウィックみたいだw


拉致が開かなくなったところで

クリーンは殺し屋に回帰。

CLEAN_6

ゴミ捨て場から色んなジャンク品を拾い、直し、

序盤から売りに行っていた質屋に

今度は逆に、モノを"買い"に訪れるクリーンさん。

これなら熊だって殺せる

と、店主お墨付きのショットガンを入手し

魔改造!w

ジャンク品を直してたフラグがここで活きましたね。

しかし、この魔改造シーンも

ほとんど真っ暗で詳細が見えないのがもどかしいw

でも、改造しつつ

しきりにリロードの違和感をないか確かめるクリーンが

カッコイィんだよなぁ(*´ω`*)

そして最後にBURN…とカメラに向けた銃は

CLEAN_3

めちゃくちゃ大口径になってる!

なんかもう一種のロマン武器だなw


魔改造ショットガン完成のあと

殴り込みの準備をするクリーンの姿がまたカッコイィ。

てか、ブロディめっちゃ良い身体してんな!(* ゚∀゚)

CLEAN_5

画像だとこんなに明るいけど

ここも例によって暗かったです。笑

しかし、僅かに灯りがあるおかげで

肉体の陰影がハッキリしてて、これはまたこれで良い。

熱湯に浸したタオルで身体を拭き、

真っ黒整髪料で髪をオールバックに整え、

防弾ベストを装着、拳銃、ナイフを装備

最後にバーナーで煙草に火をつける…

ブロディめっちゃカッコイィな(* ゚∀゚)

オレ、こんなカッコいいブロディ知らないw

てか、作中ずっと低っくいトーンで話してたけど

ブロディってこんなにドス効いた低い声出るんだな。

それはさておき、このショットガン購入から、

殴り込みの準備完了までのシーンが

本作の中で最高にクールなシーンでしたね。

突撃する車が、普段使いのゴミ収集車ってのもアツイ。


で、ギャング宅へ収集車で壁をぶち抜き

ダイナミック訪問!

オマケに仕掛けた爆薬で電気系統を潰すので

やっぱり戦場は真っ暗だw

しかし、死神と言われた元殺し屋のクリーンさん

そんなのお構い無しに、魔改造ショットガンで

ガンガン撃ち抜いていく様は爽快ヾ(* ゚∀゚)ノ

CLEAN_2

てか、銃口にビン?ペットボトル?付いてて

これ、何気にサプレッサーの役割を果たしてるのか

と、感心。

てか、そんなのがサプレッサーになるって初めて知った。

しかし、それがなくなったらなくなったで

映画的な演出もあったにせよ、さすがの大口径

音でけぇ!w

でも、このでけぇ銃声も迫力ありましたねぇ。


結末としては、もちろんクリーン勝利。

でも、ボスにトドメを刺したのは

クリーンに顔を潰された息子というね。

何とも皮肉めいた結果になりました。

まぁ、反抗期まっしぐらでしたもんね。

弾切れで難を逃れたクリーンは、運も味方したか。


エンディングは

クリーンにもらった自転車に乗るディアンダ

見つめる先には、いつものゴミ収集車がうっすらと…

ってのも良い幕引きでした。



前半はけっこうツラい部分はあったにせよ

なかなかにシブい作品だったような気もします。

ウェス・アンダーソンの作品では

豪華キャストが揃い踏みするのもあって

ここまでブロディを長く見たこともありませんでしたが

こうして観終わってみると

ブロディにまみれた良作だったな、と。

↑でも書いた通り、

武器入手からの一連の流れがカッコ良すぎた。


今回、邦題も

よく作品を表しているとは思いましたが

献身相手のディアンダは

舞台装置としての役割が大きいような気もするし

そう考えたら、やっぱり原題の

CLEAN_poster
20220919_175121
CLEAN

と、クリーンのみを表したシンプルさのが良い気もします。


以上、

クリーン
ある殺し屋の献身


の感想でした。





関連記事