今回のバンドのMVのリンクを貼る為にYouTube見てて
その際に、広告として出てきたSet For Tomorrowというバンド。
今時っぽさ溢れるメタルコア/ポスコア感で
メインボーカルがクリーンを歌っているだけでなく
ヘッドレスギターを使うギターもクリーンを歌う
ツインクリーン体勢ってのも面白い。
良いなって思って、とりあえずインスタを探してみたら
既にフォローしてましたw
どうも、トトです。
それでは今年95枚目の新譜レビューといきましょう。
前作からのリリース間隔も長かったので
だいぶ久しぶりに取り上げる気がしますね。
そのせいもあってか、
来日もそこまで頻繁にあるバンドでもないですし。
ようやくのリリースは嬉しいものの、
前作のことがあるのでちょっと不安もありますが…
そんな今回取り上げる作品はこちらです。
Miss May I『Curse Of Existence』
01. A Smile That Does Not Exist
02. Earth Shaker
03. Bleed Together
04. Into Oblivion
05. Hollow Vessel
06. Free Fall
07. Born Destroyers
08. Unconquered
09. Savior To Self
10. Bloodshed
US産メタルコアバンドのMiss May I
5年ぶり7枚目のアルバムとなる『Curse Of Existence』
SharpTone Recordsから9/2にリリースされました。
従来通り、アートワークには
バンドのアイコンであるライオンを使用したデザインに。
こうして初期から貫いているとこがあるのは好感。
ようやくきたか!
と、前作がイマイチ消化不良な1枚だったので
むしろ5年より遥かに長く待ってた感…( ノД`)
しかし、今作"も"先行曲はかなり良かったんだよな…
だからこそ、今作も少し構えてしまう…
そんなことにはならないよう、期待は抑えつつ
期待と不安、半々くらいの気持ちで
今作を聴いていこうと思います。
A Smile That Does Not Exist
フェードインしてくるギターからすぐ
vo/Leviの咆哮とブラストビートから幕を開ける
初っぱなから熱量MAXな始まりを見せる1曲目。
そのまま疾走パートへなだれこみ、Leviのスクリーム
サウンド共にアグレッシブさを増していきます。
サビはもちろん、ba/Ryanのクリーンを展開。
メタルコアにクリーンてアリなんだな
ってのを最初に思わせてくれたのがMMIなので
何だかんだでこの激しいパートとのコントラストは良い。
Defeatist!!
と、コーラスを交えたLeviの咆哮でシンガロング感を煽り
そこから落とすブレイクダウンがセオリー通りで良い。
そのままラストはRyanとLeviが交互に歌い、叫び、
終幕へと向かっていきます。
Earth Shaker
2曲目もイントロはやや控えめに"溜め"を作る感じが
こちらとしてもワク(* ゚∀゚)ワクしてくる始まりに。
ヾ(* ≧□≦)ノ Living in mayhem!!
と、最初からシンガロングを誘う部分もあり、
モッシュやヘドバンが映えるアグレッシブなパートへ。
Ryanの叫ぶようなコーラスも要所に挟みつつ、
そこから短いブラスト、疾走パートへと繋がるとこや、
Bメロサビ前の神聖なコーラスなんかも良いです。
ラストはまさにタイトル通り、
地球を揺るがすブレイクダウンで締めます。
Bleed Together
ヾ(* ≧□≦)ノ No!!
ド頭からシンガロング必須なパートを繰り返し
サークルが映える短い疾走パートへ突入する3曲目。
この曲も攻め感と歌メロパートはきっちり分かれ、
それでも他の曲よりもRyanのクリーンパートが光るか。
しかし、個人的にも待ち遠しかったのは
冒頭と同様のNo!! シンガロングパートから落とす
ブレイクダウンよねヾ(* ゚∀゚)ノ
こうした攻めるところも多分にあるからこそ、
Ryanのクリーンがまた映えるとも言えます。
Into Oblivion
最近だとSABLE HILLSに見たような鋼鉄なリフ
そんなギターからスタートする4曲目。
Leviのスクリームから早くもブレイクダウンに入り
Into Oblivion!!
と、タイトルを叫ぶシンガロング必須な部分はコーラスも含め
LeviとRyanが同時に展開しているのも良いですね。
そして疾走パートがまた上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
割と声量多めでコーラス多めな展開が見られますが
Into Oblivion!!
と、何回も出てくるここがやはりハイライトか。
その度にこちらも叫びたくなるもんな。ライブ向き。
ギターソロという見せ所もあるのがまたライブで映えそう。
ラストはヘヴィなブレイクダウンで締めるのも○
Hollow Vessel
5曲目もメタリックなリフからの疾走始まりで
初っぱなからサークルダッシュよろしくで上がるヾ(* ゚∀゚)ノ
終始アップテンポなままなのも良い。
サビはもちろんRyanがメインですが、
それだけに留まらないコーラスの多さもあって、
シンガロング感満点なのも非常に良い。
そしてこの曲にもギターソロを取り入れており、
そのあとはLeviの咆哮と共に溜めを作りつつ
Down!! for the count!!
と、叫ぶシンガロングと共にラストにブレイクダウンで締め。
Free Fall
タイトルからして
ブレイクダウンでたくさん落として欲しい6曲目。
落とすよりも先に、まずはサークルダッシュよろしくな
疾走パートから始まるアツい展開ですヾ(* ゚∀゚)ノ
メロディアスなパートでLeviとRyanが共に歌い、
早くも疾走パートが繰り返されるところは
"Our Kings"あたりの曲を思い出すな(* ゚∀゚)
結果、ブレイクダウンは少なかったけど
その分、疾走感が強く、それこそ原点回帰的で良い。
最後にタイトル叫ぶシンガロングで終わるのがまた◎
Born Destroyers
ミドルテンポでヘヴィにメタルなギターから幕を開ける7曲目。
歌メロ系の曲かな?と思いきや
走って始まるテンションに歓喜ヾ(* ゚∀゚)ノ
その後もシンガロングパートを挟みながら走り続けるので
やっぱMiss May Iはこうでないとな!
と、改めて強く思いましたね。
そしてブレイクで落とすと共にLeviが叫び、
Ryanもがなるようなクリーンが聴けてgood( ´∀` )
後半の疾走のあとのベースが響くとこも良いな。
ストリングスを取り入れ、旋律的なギターで締める
アウトロの雰囲気も良いです。
Unconquered
今作からは最初のシングルとして公開された8曲目。
浮遊系のシンセが鳴るというMMIには新鮮な始まりで
しかし、ヘヴィサウンドと共にすぐにLeviが叫ぶ。
そして、コーラスもりもりの
ヾ(* ≧□≦)ノ Unconpqered!!
は、これまたシンガロング感満点で激アツ。
そのままアップテンポに良メタルコアを轟かせ、
サビはRyanクリーンでの歌メロ安定。
ストレートにMMI式メタルコアしてる気がします。
後半もタイトルを叫ぶシンガロングからの
フラグ通りに叩き落とすブレイクダウン最高ォウヾ(* ゚∀゚)ノ
今作のMV、Visualizer含め、
アートワークに描かれたライオンの像周辺を近影で映し
どうなっているかがわかるような感じが良いですね。
そこに加えて、MVはちょっとしたドラマ性がある感じ。
Savior To Self
9曲目は縦ノリ感あるサウンドと
高鳴るギターが耳を突いて始まります。
冒頭から包み込む壮大なコーラスがまた良い感じ。
序盤を過ぎると従来のメタルコアですが、
サビはコーラス声量の賑やかさと、壮大さを纏い、
そこはかとなくダークな雰囲気が漂います。
ある種、Ice Nine Kills的というかね。
Savior of self!!
と、タイトルを叫んで入るラストのブレイクダウンも
シンガロング衝動に駆られるのはもちろんのこと、
要所で出てた壮大なコーラスも纏いつつ、
これまたMMIにしては新たな一面が垣間見えた感覚。
Bloodshed
ラスト10曲目はヘヴィに掻き鳴らすギターから幕開け。
前曲のコーラスが継続してる雰囲気で始まり、
ドラムが勢いと速度を高め、そのまま疾走するか
と思いきやしなくてちょっとガッカリ。笑
しかし、その分ずっしり重いサウンドになっています。
サビはRyanだけでなく、Leviも交互に叫び、
声量多めなコーラスでシンガロング感満点なのが○
ラストもそんなシンガロング増し増しで
ヾ(* ≧□≦)ノ Farewell!!
と、繰り返し叫んでいくのがまた良い。
ここでは再び壮大かつ神聖なコーラスが響き、
それを纏いつつ終幕していく流れも、良き締めです。
以上、
Miss May I『Curse Of Existence』
でした。
めっちゃ良いじゃん!(* ゚∀゚)
リリース間隔が割と空いてはいるものの、
『Rise Of Lion』あたりから続く直近数枚の中では
間違いなくいちばん良い!ヾ(* ゚∀゚)ノ
前作『Shadows Inside』みたいに
先行曲の良さに騙されるような、
先行だけが良い作品ではなかったのは非常に好感。
サークルで走りたくなる疾走感
こちらも叫びたくなるシンガロング感
メタリックなリフにヘヴィサウンド
初期を思わせる熱量あるメタルコアしてて
めちゃくちゃ良かった\(^o^)/
何だよ!こういうの作れんじゃん!(* ゚∀゚)
なんて思ってしまいました。笑
こういうの待ってたんだよー
直近の作品に消化不良感あったのも影響してか
今作はこのバンドに求めてたもの全部入りくらいの勢いで
満足度めっちゃ高いです(* ゚∀゚)b
これならしばらくMMIの過去作は取り上げなくていいかな。笑
そんな原点回帰的な雰囲気もありつつ、
新鮮さを感じるような部分があったのも良かった。
自分たちのサウンドはしっかり地に足つけつつ、
そこに新しい要素を取り入れるのが良いんだよね。
全体をガラッと刷新するんじゃなくてね。
ここへきて今年のメタルコアの新譜群に
殴り込みをかける良盤が出てきました。
Miss May I『Curse Of Existence』
自分と同じように、
直近の作品でちょっと満足いかなかった人は
この1枚で挽回できると思います。
是非ぜひ、ご一聴。
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