昨年はLo-Fiコンピを出したPure Noise Records

変わって今年は、カバーコンピ\(^o^)/

以前、FYSによるGreen Dayカバーを上げましたが




ステチャンのブリンクカバーが公開されました。

FYSもステチャンも良質カバー、MVもめっちゃ良い。

何よりPure Noiseは、こうして定期的に

レーベル所属のバンドを集めて

コンピ作ってくれるのが良いですよね( ´∀` )b

どうも、トトです。



それでは、前回の過去作レビューで言った通り

8月最後の金曜日は、レビューできそうな音源が

まさかの1枚!w

ってことで、その1枚を取り上げようと思います。

昨年末に過去作レビューを上げ、

そこから1年も立たずに

2枚も新譜レビューを書けるとは思わなかった。

そういった意味では、

過去作レビューを上げたタイミングはベストだったのかも?

そんなバンドの最新作であり、

今年93枚目となる新譜レビューはこちらの作品。




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No Trigger『Dr. Album』
01. Antifantasy
02. Take Your Time
03. Acid Lord
04. Coffee from a Microwave (feat. Little Low)
05. Too High to Die
06. No Tattoos
07. Brainwashed
08. Water By The Beer Can
09. Foggy Mountain Bus Stop
10. Northern Corner
11. Euro Coke
12. Best Friend Stuff
13. Totally Digital





US産メロディックハードコア/POP PUNKのNo Trigger

今年の5月に、5年ぶりとなる

新作EPをリリースしたことも記憶に新しい中、

2012年リリースの2nd『Tycoon』以来

実に10年ぶりとなる3枚目のアルバムDr. Album

Red Scare Industriesから8/26にリリースしました。


活動していなかった期間も長かったけど、

動き出したら出したで、

EPとアルバムをそれぞれ1枚ずつ出すとは

嬉しい驚きΣ(゚∀゚ノ)ノ

そんな今作もコロナで世界が止まっている間に制作されたそう。

昨年か今年か、どこで書いたかは忘れましたが、

以前、こんだけリリースが頻発したり

止まっているバンドが動き出したりするんだったら

コロナで良いこともあるんだなと思えます。


ただ、今作に関しては

その前作EPからの曲も収録されているので

そのEPのレビューでがっつり書いている曲は

サクッと簡易的に書くとして、

今作のみのオリジナルの新曲は

いつも通りにレビューしていこうと思います。





Antifantasy
今作1曲目は早速、前作EPから。
色んなSEが入ってて面白いのと、
前作でも2曲目に入っている通り、
序盤を飾るには持ってこいな上げ曲です。





Take Your Time
イントロから歌い出すまでの展開は、
まさにハードコアからの影響を感じさせる2曲目。
何も疾走して叫ぶだけがメロディックハードコアではない。
そんなハードコアなテイストも感じられるPOP PUNKで
こちらも曲調的には、明るく楽しい上がる曲ですヾ(* ゚∀゚)ノ
良い意味で粗さのあるようなヘヴィでザラついたギターが良い。
アウトロをそんなギターで締めるのもgoodです。


Acid Lord
走って叫んでアツいシンガロングをかます
メロディックハードコアがこの3曲目。
前作タイトルトラックであり1曲目に流れるので
短くサクッと上がる雰囲気もひとしお。





Coffee from a Microwave (feat. Little Low)
4曲目もキャッチーなサウンドなPOP PUNKな展開。
Aメロのサビから後ろで聴こえてくる女性ボーカル…
Spotifyに表記はないけど、この女性ボーカルは誰か?
トラックリストを調べたサイトを見ると
feat. Little Low とあり、女性ボーカルの正体はこれか。
肝心のLittile Lowが、ググると慣用句が出てきて
自分が知りたいLittle Lowになかなか辿り着きませんでしたが
インスタで発見。そのLittile Lowvo/Christine
この曲に参加していることが判明しました。
やっぱこの手のサウンドの女性ボーカルは良いですね( ´∀` )b
女性ボーカルってだけでキャッチーさがグッと増す。
それでいてアツいシンガロングパートもあるのがめっちゃ良い!


Too High to Die
目覚ましのアラームが鳴って始まるような5曲目。
冒頭こそ静かにギターを掻き鳴らす弾き語り感ですが
本格的にスタートすれば、ここでもシンセが鳴る
耳馴染みの良いPOP PUNK/POP ROCKなサウンドに。
ヾ(* ≧□≦)ノ Die!! Die!! ヾ(≧□≦ *)ノ
ヾ(* ≧□≦)ノ Die!! Die!! ヾ(≧□≦ *)ノ
と、後半にあるコール&レスポンス的な
激しく叫ぶシンガロングパートもgood(゚∀゚ *)


No Tattoos
6曲目はスタートからアップテンポに始まり、
そのまま疾走サウンドになだれ込むスピード感が最高ヾ(* ゚∀゚)ノ
このPOP PUNK的でもありつつ、
メロディックハードコア感もある疾走感(* ゚∀゚)イィネ!
そんなスピード感を表すように、1分弱という速さも○

たった1分しかないのにMVあるのか
って思ったけど、その1分でも笑えるMVでしたw
このシーンらしく、スケボーMVってのも良い。





Brainwashed
7曲目は、今作に収録された最後の前作収録曲。
スカのリズムになるとこが、ちょっとZebraheadっぽいんだよな。
そんなハイテンションパーティ野郎共を感じるのもあってか
曲自体も楽しい感じなのが好印象。


Water By The Beer Can
今度は正真正銘、アコギの弾き語りで始まる8曲目。
ここまでの楽しさと熱量を落ち着かせるような雰囲気で
アコギを掻き鳴らしている方のギターとは別に
もう一方のギターの雰囲気がすげー南国感あってチルい。笑
中盤からしっかりバンドサウンドになりつつも、
やはりどこかチルい雰囲気は継続。
後半、そんな中にストリングスが出てくるから驚きです。
シンガロング感のあるコーラスと共に叫び、
チルかったギターに前に出てギターソロ、
そして最後は冒頭と同じく弾き語りな雰囲気で締め。


Foggy Mountain Bus Stop
そんな雰囲気から継続したような9曲目は、
みんなで火でも囲って歌ってるかのような
わずか41秒のショートトラック。
バンジョーサウンドがまた良いですね。
キャンプ中の一幕みたいな雰囲気がまたチルい。

YouTubeで検索してみると
"Foggy Mountain Breakdown"
って曲、バンジョーを用いた曲が大量に出てくる。
関連ワードとして、
スリーフィンガー・ピッキング奏法の第一人者「アール・スクラッグス」
「ブルーグラス」という音楽ジャンル、などがある。
それらを見てくと、この曲の持つ雰囲気や
タイトルの意味なんてのも少しわかるかもしれません。
ウチで以前レビューした、Dropkick Murphysとかもね。



Northern Corner
10曲目は打って変わって、再び気分が上向く
上がるPOP PUNK/PUNK ROCKサウンドがgood(゚∀゚ *)
大きな転調はなくても、全体的に陽性な雰囲気で
聴いててバッチリ上がるポジティブサウンドなのが良い。


Euro Coke
11曲目は再びエモーショナルな雰囲気に落とし込んだ
エモーショナルなアコギ弾き語りバラードに。
しかし、ここでもストリングスが取り入れられ、
ただのアコギ弾き語りにはない壮大さがあります。
最初はホントにアコギの弾き語りだったのに、
曲の進行と共に、気付いたらオケ感が出てるのが面白い。


Best Friend Stuff
アンビエントな雰囲気のSEと共に始まる12曲目は
それもそのままエモーショナルなサウンドに。
ここでは最初からバンド感はあるけど、
オルタナポップ的な落ち着いた雰囲気の為に、
そこまで強いバンド感もありませんが。
バンドサウンド全開になる後半からラストにかけての
ここのコーラスを含めた雰囲気また秀逸です。
そのパートの最後にシャウトが入るのも良い。


Totally Digital
今作ラストを飾る13曲目は、ギターを掻き鳴らして始まり
再びキーボード?によるシンセサウンドが耳を突く
キャッチーなメロで彩られるポジティブサウンドのPOP PUNKに。
Bメロではラップパートに子供のコーラスにと
聴き所も満載でgood(゚∀゚ *)
そのへんのコーラスも取り入れたサビも賑やかで良い。
良い締め曲だなーと思いつつも
オレは完全にデジタルだこのクソ馬鹿ヤロー!
めちゃくちゃ流暢な日本語で吐き捨てられる
この最後のセリフは一体なんだw





以上、

No Trigger『Dr. Album

でした。

前作レビューでも書いたことですが

昨年末に過去作レビューで上げた1stに比べると

メロディックハードコア感は薄れているものの

それが消えたワケでは決してなく。

疾走感やアツいシンガロングを取り入れている曲など

メロディックハードコア感はしっかり残りつつも

POP PUNKなキャッチーでポジティブなサウンドになり

EPからアルバムになったことで、より曲数も増え、

よりバラエティに富んだ作品に仕上がっていて何より。

今年の上半期は

大いにPOP PUNKリリースも盛り上がってましたが

下半期に入ってリリース枚数も減ってしまったので

こうして良作がリリースされたことも何よりです。

せっかくこうしてシーンに戻ってきてくれたワケだし

是非ぜひ、継続してリリースして欲しいもんです。


そんな、アルバムとしては

10年もの時を経てリリース最新作

No Trigger『Dr. Album

前作EPも未チェックの方はそちらも合わせて

是非、チェックしてみてください。





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