30年前と言わず、20数年前でもじゃね。

今年37になる自分がこどもの頃の夏って

30度超えたらやべー!ってなってましたもんね。

ホント、クソみたいな暑さになった今はマジでクソ。

どうも、トトです。



それでは、前回で7月分も終わったので

今回から8月分の新譜を取り上げていこうと思います。

今回のバンドはウチで取り上げるのも2度目ですね。

初めて取り上げた前回の作品も良盤だったので、

今作にも期待はしています。

そんな今年85枚目の新譜レビューはこちらの作品。





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Hot Milk
『The King And Queen Of Gasoline』
1. The King And Queen Of Gasoline
2. Teenage Runaways
3. I Fell In Love With Someone That I Shouldn't Have
4. Bad Influence
5. The Secret To Saying Goodbye
6. Chloroform/Nightmares





vo/Hangt.vo/Jimの男女デュオによるUKのロックバンド

Hot Milkの3枚目となるEP

The King And Queen Of Gasolineが8/5にリリースされました。

前作レビュー時、デビューEPって書いてしまいましたが

ホントのデビューEPを見逃していた為、

前作が2枚目、今作が3枚目になりますね。


とはいえ、

2作続けてEPってのはちと残念ではありますが

そこらへんのバンドよりも1枚の収録曲数は多い。

そこは大いに好感です。

それに、こうして活動も止まることなく

徐々にではあるけど確実にキャリアを重ねています。

そんなHot Milkの最新作

早速、聴いていこうと思います。





The King And Queen Of Gasoline
今作は1曲目からタイトルトラックがお目見え。
ピアノの弾き語りのように始まり、その冒頭を過ぎると
非常にポップで耳触りの良いサウンドを展開。
少しエモーショナルな雰囲気のあるPOP ROCK感。
サビはもちろん、サビ以外にもコーラスが取り入れられ
声量の賑やかさは今作随一です。
ギターソロのあとは、再び冒頭の弾き語りを挟み、
ラストサビは大団円的な雰囲気満点で終幕へと向かいます。
1曲目なのにラストみたいな曲だなぁ。笑

MVもスタジオライブ並の距離感で
バンドを囲むオーディエンスがとても印象的。
こういう感じで全方位からシンガロングが飛んできても
かなり気持ち良いだろうなぁ。





Teenage Runaways
続く2曲目はイントロからアップテンポで、
タイトルさながらの勢いを感じるロックサウンドに。
I was born in restless bones!!
と、歌い出しからシンガロング感満点で
サビはテンポを落としつつも
ヾ(* ≧∀≦)ノ We're all just teenage runaways!!
ヾ(* ≧∀≦)ノ (Runaways)
の部分は、こちらもシンガロング必須ですね。
ラストサビはコーラスの声も一際大きくなり、
それゆえの盛り上がり感がとても良いです。
後半にはJimが叫ぶパートもあるけど、
古き良きスクリーモ的なシャウトで良し。





I Fell In Love With Someone That I Shouldn't Have
ギターとHanのエコーがかったボーカルから始まる3曲目。
そのあとのイントロはPOP PUNK/POP ROCK感あって良い(* ゚∀゚)
そうしたイントロがしっかり曲を表した形か、
その後の展開もキャッチーなメロディが響きます。
Jimのパートでは少しエモーショナルさもあり、
そういう部分も含めて良きPOP PUNK/POP ROCKテイストに。
曲調も明るめで、聴いてて上がる感もひとしおです。





Bad Influence
試聴1回目からBoston Manorとか、
まだまだロック色濃かったDeaf Havanaあたりが
頭に浮かんできた4曲目。
そうしたものが浮かんでくるのも納得できる
要所でシンセが鳴り響くオルタナロック。
しかし、決してオルタナ方面に寄りきることはなく、
持ち前のキャッチーさみたいのは崩さないのが良いですね。
Bメロ~ラストサビまで、少しテンポアップするとこが○
後半には劇場的なストリングスが響くところもgood(゚∀゚ *)
一瞬にも思える、このストリングスパートがカッコイィ!

MV見てて思ったのは、Hanってコーデもロックファッションだし
なんかこう…ヒールが似合うよねw
このMVだと表情も相まって、めちゃくちゃ適役に見えるw





The Secret To Saying Goodbye
5曲目は、冒頭からどこか懐かしいエレクトロサウンドが鳴る。
曲調はアップテンポにロックサウンドを展開。
こっちの曲の方が昔のDeaf Havana感は上かも。
エモーショナルなメロディでも勢いあるサビでは
おーおーコーラスがこだまするキャッチーさも。
Jimが歌って締めたBメロのサビのあとには
しっとり系サックスソロキタ──(゚∀゚)──!!
このサックスからの終わりまでの流れが良い。
バンドサウンドが回帰してくるとストリングスも鳴り
壮大なラストへと向かっていきます。
そしてアウトロはイントロ同様に
エレクトロサウンドを鳴らして終わります。


Chloroform/Nightmares
ラスト6曲目は、始まりから切ないピアノが鳴る中、
HanJim2人のボーカルから幕を開けます。
冒頭途中から前曲にいたサックスも入ってくるのが良い。
そうした少し長いイントロのあとは、シンセを鳴らし
Hanが歌い、Jimが続いて歌う。
割と交互に歌ってるシーンも印象深く、
ツインボーカルの良さを存分に出してる感じがします。
これまでになかった裏声みたいなハイトーンボーカルも
別人みたいに聴こえるけどHanが歌ってんのかな?
Hanなんだとしたら、こんなんも出せるんだ
っていう新鮮さもありますね。
後半には再び壮大なストリングスが入ってきて、
そのまま終盤までストリングスと共に展開。
終わりかと思ったあと、少しぼけたHanのボーカルで
もうひと展開あるか?とフェードインしてきましたが、
そこでピタッと終わってしまいました。笑

今作は1曲目からラストみたいな曲だと思ったけど
これを聴いたら聴いたで、これで締めるのも良いな
なんて思いました。
1曲目はコーラスと共にみんなで賑やかに、
こっちはエモーショナル特化で壮大なエンディング。
どっちもラストを務められる、どちらかを本編ラスト
どちらかをアンコールラストっていう風にしても
ライブなら良い締めになる気しかしませんね。





以上、

Hot Milk『The King And Queen Of Gasoline

でした。

前作同様、Hot Milk式のロックサウンドを基盤に

特定のジャンルに囚われないような

幅広く色んなサウンドを聴かせてくれる良盤でしたね。

これだけ色々やってくれるなら、

後にガラッと変わってもついていけそうだし、

音楽性が広いからこそ、そうなる可能性もゼロではないだろうし。


しかし、他のバンドだったら

アルバムをリリースできる期間を空けての新譜なのに

2作続けての『EP』という形態は、やはり残念。

Hot Milkであればこそ、

アルバム作っても良い作品は十分作れるだろうし

駄作にはならないとは思うんですよねー(。-ω-)

デビューアルバムのリリースが待たれるなぁ。


っていう状況はあるにせよ、

コンパクトに収まっているEPでも良盤は良盤。

Hot Milk『The King And Queen Of Gasoline

着実にキャリアを重ね、

シーンへの人気、知名度も確実に得てきているでしょう。

これからの活躍が、より一層楽しみにもなる最新作

是非ぜひ、ご一聴。





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