Gorillazの新曲MVで、遂に彼らのキャラクターも

CGになってしまった…(´・ω・`)

手描き感のあるアニメーションだったからこそ良かったのに。

とは言え、曲自体は良いですね。

ゲストのThundercatも良い感じで

MVでは、ちょいちょい挿し込まれる

煌びやかなThundercatが良い味出してるw

どうも、トトです。



それでは本日の新譜レビュー

もはや今年だけでも何組目になるのか

当ブログでは初めましてとなるバンドです。

しかも、この手のジャンルのレビューで

EPは書いたことあるけど、

フルアルバムをレビューするのも初めてかな?

そんな今年の新譜レビュー

記念すべき80枚目となる作品はこちら。




20220722_012210
Beach Bunny『Emotional Creature』
01. Entropy
02. Oxygen
03. Deadweight
04. Gone
05. Eventually
06. Fire Escape
07. Weeds
08. Gravity
09. Scream
10. Infinity Room
11. Karaoke
12. Love Song





US産インディーポップ、パワーポップバンドのBeach Bunny

2枚目となるアルバムEmotional Creature

Mom + Pop Musicから7/22にリリースされました。


今年は年始からAuroraFickle FriendsJoywave... etc

Spotifyのプレイリスト「Alt-Pop」から見つけたバンドです。

これまでにもその手のジャンルの音楽は

Courage My Loveだったり、Paramoreだったり、

そのParamoreHayleyのソロ作であったりと

昔から聴いてたからこそ、音楽性が変わっても聴けた

ってとこから、ちょこちょこつまんで聴いてはいました。

しかし、まだ不馴れなジャンルということもあり、

その後もほとんどは蔵出しの方で取り上げていました。

その間もModernloveRoyal & the Serpent

Thomas Headonなど、EPで肩慣らしをしつつ、

本日ついに初のアルバムレビューとなったワケです。

ってことで、レビューを書けた

初のインディーポップ系のアルバム

それをこれから紐解いていこうと思います。




Entropy
1曲目からチルい感じの緩いノリで展開します。
緩いけど、けっこうノりやすいリズム感、テンポ感で
不思議と夏に聴きたくなる雰囲気が良い。
間違いなく秋冬ではなく、春かな?とも思ったけど
やっぱ夏ですね、個人的に聴きたくなるのは。
女性ボーカルでかるLiliの声も耳馴染み良く、
ポップでキャッチーな音楽性に絶妙にマッチしています。
緩いけど、こういう始まりも良いなぁ( ´∀` )





Oxygen
打って変わって2曲目は、ど頭から良質なテンポ感。
なんか…POP PUNK的でとても良いぞ(* ゚∀゚)
おそらく、プレイリストでBeach Bunnyに耳が止まったのは
こういうPOP PUNKテイストの曲があったからだと思う。
そういったキッカケを想像するには十分なほど、
POP PUNKしてて、パワーポップしてるサウンドが
めちゃくちゃ良いですねヾ(* ゚∀゚)ノ
最後はエモーショナルにテンポ感も落とすけど、
アウトロは再びテンポアップして終わるのも◎

MVはLili1人しか映っていませんが、
なんか…かわいいな(*´ω`*)
丸顔、たれ目がち、前髪あり(デコ出ししてない)と、
割と日本人好みな顔立ち、外見してると思う。
少なくとも自分は好きですw
2:22の一瞬のカットに映る笑顔とか最高じゃん?←
ちょっと歯並び悪いところとかも良くない?←





Deadweight
続く3曲目も、前曲ほどPOP PUNK色は濃くないけど
パワーポップ的で耳触りの良いキャッチーさが○です。
こういう曲の時の女性ボーカルは強いですね。
後半から終盤にかけて、ボーカルはなくなりますが
リズミカルなインストパートがまた楽しい(* ゚∀゚)
南国感のある雰囲気が最高です。


Gone
4曲目は再びアップテンポなPOP PUNKテイストに。
女性ボーカルゆえのエモーショナルさも兼ね備えた
ある種の青臭さみたいなものも感じるサウンドが良い。
本来はそういった青臭さも、POP PUNKの代名詞よね。
ラストサビ前のストリングス?も良い感じです。
アウトロのギターが引っ張るような終わり方も○


Eventually
5曲目はインディー寄りになったかな?
確かに全体的に陰性な雰囲気を漂わせてるけど、
リズム感とテンポ感、そしてLiliのボーカルによって
そうした陰性な雰囲気が中和されてる気もします。
It all comes out eventually
It all comes out eventually

と、タイトルを含んだ歌詞を繰り返して終わるサビが○
レイヤーを駆使してコーラスも兼任するLili共々、
一緒に歌いたくなるキャッチーさもあります。


Fire Escape
再びポジティブな雰囲気を感じるテンポ感で
POP PUNK、パワーポップ的な展開を見せる6曲目。
ちょっとやんちゃな感じのサウンドが
もうじき来日するThe Linda Lindasを彷彿とさせる。
インディーポップ、パワーポップ系なら
サマソニにも毎年、枠はあると思うし、
Beach Bunnyもこのままキャリアを積んでいけば
サマソニ出演もあり得るかも?
そんなサマソニで聴いてみたい曲でもあります。


Weeds
こちらも再び少しテンポ感を落とし
インディーポップ寄りになった雰囲気を感じる7曲目。
何気にドラムが良い感じのリズムを叩いてます。
サビでは、ここでもLiliがコーラスを兼任し、
女性のツインボーカル感があるのがgood( ´∀` )ですね。
最後は高音を歌う方と、低音で歌う方とわかれているのも◎

MVの内容は1曲目の内容からの続きかな?
割とシリアスな感じするけど、
良い意味で不釣り合いな曲調と、その曲調もあってか
ちょっとフフッて笑えちゃうシーンもあったりして面白いです。





Gravity
どこかレトロなSF感のあるシンセから始まる8曲目。
そんなところがタイトルとも合ってるように思います。
浮遊感もあるサウンドで、その雰囲気保ったまま次の曲へ繋ぐ
95秒のショートトラック。


Scream
そんなインタールード的なインスト曲から
2曲続けてコア系バンドにありそうなタイトルですが
もちろん、そんな要素は微塵もない9曲目。
しかし、前曲から続くこちらにも
レトロなSF感のシンセは継続しています。
加えて、ふわふわした浮遊感もあるのも良い。
なんだろうね、この布団に星や月が描かれていそうで
ロケットとかが好きそうなこども部屋の雰囲気は。
よーく聴くと、終盤にはタイトルさながら
悲鳴にも似た叫び声が確認できます。
悲鳴というか…お化け屋敷やジェットコースターからの
恐いけど楽しい…みたいな叫び声に聞こえなくもない。笑


Infinity Room
変わってアコギによるエモーショナルさに秀でる10曲目。
アコギも良いけど、浮遊感のあるアンビエントな雰囲気
いつぞやの誰かの曲でも感じたような
深い森の中で日が射してくる感じというか。
小さく鳥のさえずりみたいなのも聞こえてきますしね。
ちゃんとLiliのボーカルは入ってはいるけど、
こちらも短い、70秒のヒーリングトラック。


Karaoke
日本人としては、やはりこのタイトルに目がいく11曲目。
カラオケは海の向こうでもKaraokeなんだもんね。
心地良いテンポ感でのキャッチーなサウンドとボーカル。
派手な曲ではないけど、こういうのも良いなぁ(*´ω`*)
ハミング的なところは、こちらも鼻歌うたいたくなる。
終盤はノれる感じにテンポアップして終わるのもgoodです。
そして、このタイトルだからこそ?の歌詞

You say Tokyo looks the prettiest at the end of May
5月の終わりの東京が一番きれいだと君は言う
And I learn all the words to your daydreams
君の白昼夢の歌詞を全部覚えたよ
Like I'm trying to sing karaoke
カラオケで歌おうとするように

詩的というか、歌詞なので詩(詞)であることに違いないけどw
ここの歌詞良いですねー( ´∀` )b



Love Song
ラスト12曲目は約6分にも迫る今作最長となる曲。
シンセはなく、シンプルにバンドサウンドのみで展開する
エモーショナルかつ、ポップでキャッチーな1曲。
ここまでの11曲を聴いていても、ラストの雰囲気はなく、
むしろ通常運転が継続しているような感じです。
ここでも、Lili自身のボーカルでコーラスを担い、
女性ツインボーカル感もそのまま。
そんな通常運転な曲でも、最後はバンドサウンドの方を
徐々にフェードアウトさせ、代わりにシンセをフェードイン
そうしてアウトロはきっちりラストを感じるサウンドで
今作の幕を閉じます。





以上、

Beach Bunny『Emotional Creature

でした。

インディーポップとは言ってもその実、

パワーポップ的な方が強いんじゃないかと思えるくらい

耳馴染みの良いポップさとキャッチーなサウンドがイイ感じ。

そもそもパワーポップってもの自体

POP ROCKが内包してるジャンルというか、

派生したジャンルというか…

個人的にはPOP ROCKよりも、よりポップになった音楽性

っていう印象なので、パワーポップ的でもあったのも

自分の耳と感性に合った結果かもしれません。

というか、そういった音楽性だったからこそ、

今作を聴いた印象がそうだったからこそ、

こうしてレビューが書けたんだと思います。

これがもっとインディー方面に寄ってたら

書けなかったと思うし、書けても蔵出し濃厚だったかも。

今作の中にはPOP PUNKに寄せたような曲もあったし、

やはりPOP PUNK好きな自分としては

そういったところも大いに刺さりましたしね。


今年の年始にAlt-Popのプレイリストを聴き

少しでも刺さったものはすぐにフォローして

こうして新譜が出る度に聴いてきました。

普段からよく聴いてるジャンルのプレイリスト聴いても

知ってるバンドばかりで新鮮さはあまりないですが、

あまり聴かないジャンル、開拓しようとしてるジャンルの

プレイリストを聴くと、なかなか便利で良い!

と、改めて実感します。


そうしてオルタナポップやインディーポップの中で

初めての"アルバム"レビューとなりました

Beach Bunny『Emotional Creature

女性ボーカルってのもあって聴きやすさは折り紙つき

インディーポップとはいえ、ポップな面が強く

非常に取っつきやすい作品となっています。

是非ぜひ、ご一聴。





関連記事