前作『Dear Monsters』に収録された"Sacred Kiss"

Of Mice & MenAaronをゲストに迎えた

新バージョンを公開したBad Wolves

AaronはBメロからスクリーム、クリーン共に披露。

ややホラーなMVも良いですね。

どうも、トトです。



そんな新曲、新譜のリリースがあった

7月最後の金曜を迎えた昨日

そこでの新譜も考えたら

今月分が終わるのはまた来月中旬か?(。-∀-)笑

もはやそんな流れができつつある気がする…

とはいえ、止まるよりは遥かにマシ

ってことで、今年79枚目の新譜レビューといきましょう。




20220722_011404
Patient Sixty-Seven『Wishful Thinking』
01. Stay Paranoid II
02. Scattered
03. Fatebringer (featuring Brian Wille)
04. Try Hard
05. Feel Alive (featuring Kellin Quinn)
06. Wayfarer
07. Who You Chose to Be (featuring Joey Varela)
08. Damage Plan
09. Fault Line
10. Colours (featuring Julian Comeau)





オーストラリア産メタルコアのPatient Sixty-Seven

バンド初のアルバムWishful Thinking

7/22にリリースされました。


祝☆デビューアルバム\(^o^)/

前回はEPのDeluxe版をレビューしましたが

そこからほどなくして、こうしてアルバムを出してくれました。

(* ゚∀゚)イイヨー動きが早くてとっても(* ゚∀゚)イイヨー

しかも、オーストラリアってことを考えればUNFDとか

そうでなくてもThriller Recordsあたりとかと

契約してもいいようなバンドだと思いますが、

レーベルの力は借りず、自主リリース!

こういうとこもまた好感ですね。

そんなPatient Sixty-Sevenの記念すべきデビューアルバム

早速、聴いていこうと思います。




Stay Paranoid II
スクリームがフェードインしてくると同時に
ブレイクダウンから幕を開ける1曲目。
わずかに聴こえたストリングスが前作を踏襲してるようで○
クリーンボーカルがあるのも変わらないけど、
サウンドの攻め感とスクリームパートの多さ、
そしてブレイクダウンと、大いにメタルコアじみてて(* ゚∀゚)イィゾー
厳ついスクリームから落とす終盤のブレイクダウンも
セオリー通りとは言え、セオリー通りだからこそ良いのです。


Scattered
2曲目も冒頭からヘヴィサウンドで始まります。
少しテンポ感は落ちるけど、序盤からコーラスが響く
シンガロング感のある展開が良いですね。
さらにスクリームと攻めのメタルコアサウンドで畳み掛け
サビは安定のクリーンボーカルを響かせる展開に。
そこからなだれ込むようにスクリーム+ブレイクになる
Bメロへの入り方もgood( ´∀` )
前曲よりもテンポは落ちつつ、攻め感自体は決して負けてない。
えぇね、前作よりもメタルコア感増してるんじゃないの?(* ゚∀゚)





Fatebringer (featuring Brian Wille of Currents)
なんて思ってたら、ど頭から疾走するイントロに
大いに上がる3曲目ヾ(* ゚∀゚)ノ
サークルが捗るこの勢い、とても良いね!(* ゚∀゚)b
そしてヘドバンが冴えるヘヴィサウンドへなだれ込む。
この曲ではCurrentsからvo/Brianを招き、
ガッツリ攻めるメタルコアサウンドに
更なる攻め感を加える激しい咆哮を繰り出します。
彼の存在も相乗効果を表すように、今作屈指の
メタルコアナンバーに仕上がっています。
もちろん、ブレイクダウンも申し分なし。
ラストのブレイクダウンの低音スクリームによる厳つさも最高です。


Try Hard
ファミコン時代のSEみたいなサウンドが
徐々にフェードインしてきて始まる4曲目。
エコーがかったくもった雰囲気のスクリームから、
ハッキリし出すと同時に
Tried soooo haaaard!!
と、クリーンと共に盛大なコーラスから幕が上がります。
そのクリーンによる雰囲気や、曲の全体的な雰囲気、
やはりこのへんは10年代のポスコア、メタルコア感。
同じオーストラリアってとこも影響してるのか、
The Amity Affliction『Let the Ocean Take Me』期あたり、
自分がいちばん好きな頃のTAAを彷彿とさせますね。


Feel Alive (featuring Kellin Quinn of Sleeping with Sirens)
変わって、クリーンと共に静かに始まる5曲目。
そんなクリーンが中心となった歌メロ的なポスコアナンバーに。
Bメロから出るゲストはどこの女性ボーカルだ?と思ったら
前作に続いて、SWSのKellin起用だったとは。笑
ホント、情報なしで聴いてると女レベルのハイトーンだな(。-∀-)
なんか前回レビュー時も同じようなこと書いた気がするw
しかし今作では、そのハイトーンならではの
悲鳴みたいなシャウトまで披露しています。
Kellinを起用してるあたりも、
やはり10年代のポスコアがチラつきます。
このエモーショナルな曲だからこそ、Kellinのボーカルも
合っているようにも思えますしね。





Wayfarer
遠くから徐々にフェードインしてくるように響くスクリーム
本格スタートと共に疾走感のあるサウンドで始まる6曲目。
今度はしっかりメタルコアに寄せた曲で(* ゚∀゚)イィ!
サビでクリーンはもはや音楽性的にはお馴染みですが
スクリームパートも多く、サウンド的にも勢いが攻め感。
コール&レスポンスのようなボーカルに追従し、
掛け合いのように叫ぶコーラスはシンガロング衝動を煽る。
ヾ(* ≧□≦)ノ Timing left to... chance!!
から落とすブレイクダウンも良い感じです。
終盤にはギターソロまであり、やはりメタルに寄せてるのが○


Who You Chose to Be (featuring Joey Varela of VRSTY)
ラップトラック的なリズミカルな始まりの7曲目。
全体を通してストリングスが低く鈍く鳴ってるのが良い。
前半は曲調に反する激しいスクリームで進んでいき
後半からはゲストがクリーンボーカルを披露。
ここでのゲストボーカルは、どっかで聴き覚えあるなぁ…
しかも割と最近、と思ったらVRSTYJoeyでした。
声質は割と量産型クリーンな感じがしますが、
曲調も相まっての歌い方とかかな?
意外と自分の中でも印象に残っているボーカルだったようです。
また、こういう曲だったからこそJoeyを起用したのかも
なんてのも想像してしまいますね。good choice!!Σd(°∀° *)
3分にも満たない短い曲ながら、しっかり存在感を示しました。
まるでMichaelTylerがいた頃のIssuesのよう…
…ってのは言い過ぎかな。笑


Damage Plan
再びアグレッシブに、サークルを煽る8曲目。
序盤はニューメタル的なテンポ感ではありつつも、
サビに入るとアップテンポで疾走感もあり、
攻めるメタルコアな感じがとても良いぞ(* ゚∀゚)
コーラスによる声量の多さもプラスポイントで
ヾ(* ≧□≦)ノ take what is mine!!
と、Bサビのラストにシンガロング持ってくるのが良い。
そのあとにはリフがツボるパートを経て
ブレイクダウンで落としにかかる、この流れによる一連の展開が◎
ラストのブレイクダウンがまた、
短いながらも一際重くて良い締めになっています。


Fault Line
続く9曲目もハードなサウンドを展開しています。
サークルを煽る疾走感、サビはアップテンポにクリーン、
そして前作収録曲のようなストリングスも取り入れられています。
これがブレイクダウンの中に入ってるのが良いのよ(* ゚∀゚)
しかし、前曲よりも
クリーンによる歌メロパートは多い感じしますが、
やはり要所でメタルコア展開で攻め立てているのは○
今作前半の攻めっぷりも良かったですが、
後半はこの2曲続けた流れが良いですね。


Colours (featuring Julian Comeau of Loveless)
そんなストリングスが響く冒頭から
しっとりしたクリーンボーカルで幕を開けるラスト10曲目。
雰囲気的にはM5. Feel Aliveに似た感じも。
サビに入ると力強いバンドサウンド全開で打ち出し、
大きな会場でこそ映えるような壮大なミドルバラードに。
わずかなシンセとストリングスが鳴ったと思ったら
そこからギターソロへと繋がります。
そして再びバックでストリングスが鳴る壮大なラストへ。
今作を締め括るのに相応しい雰囲気の曲は、
アウトロのストリングスをフェードアウトさせて幕を下ろします。





以上、

Patient Sixty-Seven『Wishful Thinking

でした。

良いじゃないか(* ゚∀゚)

前回レビューしたEPも今作も

10年代のポスコア、メタルコアなサウンドながら

前作はどっちかっていうとポスコア寄りかな?

ってイメージを持ってましたが、このデビューアルバムでは

メタルコアの方にグッと寄った気もします。

今作にはCurrentsからBrianという

ゲストもメタルコア方面からの選出があったのも良かった。

昨今、若手のオージーメタルコアの顔って

Alpha WolfとかVoid of Visionあたりの

クリーンあってもサウンドは激重なバンド

みたいに思ってたので、こうしてクリーンがあって

歌メロにも秀でるメタルコアってなると

オーストラリアだとPolarisぶりって感じ?


しかしCurrentsといい、SWSといい、

実はいつぞやの新譜をレビューしようと思ったものの

結局、手つかずになってしまったLovelessといい、笑

まだキャリアの浅いオーストラリアのバンドながら

ゲストがすべてアメリカからというのも注目か。

レーベルと契約せず、そうしたレーベルの力を借りずに

自主でリリースしてるところも大きい。

バンドのアメリカデビューも近いか?


今年は既にメタルコアも良い新譜が揃っていて

それらを押し退けて上位入賞は難しいかもですが

良作だったことには違いありません。

Patient Sixty-Seven『Wishful Thinking

今、注目のオージー産メタルコアの

記念すべきデビューアルバムです。

是非ぜひ、ご一聴。





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