生まれた時からそういう環境ならまだしも

ちゃんと社会人経験積んだあとなら

そんなこともないんじゃね?

てか、むしろオレはそうなりたいんだが←

仕事なんてせずとも生活できる金が確保できるなら

仕事なんざ今すぐやめてやるわ。

こちとら仕事するために生きてんじゃねーんだよ。

もっと良いとこ広いとこ住ませろ

趣味部屋作らせろ

好きなだけゲームやらせろ、映画観に行かせろ

ライブ行かせろ、海外のライブにも行かせろ

…etc etc etc etc etc

どうも、トトです。



それでは、今年76枚目の新譜レビューといきましょう。

今回のバンド、もちろん存在は知ってはいても

ウチで取り上げるのは初となります。

今作のリリースに到るまで、

割とバタバタしていた感じもありますが、

現体制でようやく腰を据えて活動できるかな?

そんな今回取り上げるのはこちらの作品。





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Rain City Drive『Rain City Drive』
01. Waiting On You
02. Gardens Of Misery
03. Dreams
04. Dying For
05. Nothing Left
06. Psycho
07. Cutting It Close
08. Blood Runs Cold
09. Eternity
10. Ophelia
11. If I Was Right





US産ポスコアバンドのSlavesが改名したRain City Drive

Slaves期から数えて通算5枚目、

改名後としては初のアルバムとなるセルフタイトル作が

Thriller Recordsから7/15にリリースされました。


改名後からしっかり追うようにはなりましたが、

改名に至る経緯は以下↓

Slavesは2019年、ポスコア界の問題児?

Jonny Craigを解雇



Slavesには割と長くいた印象だけど、

ホント、1つのバンドにずっといられないヤツだなぁ(。-∀-)

ジョニクレの性格、人間性どうなってんだ。笑

↑の記事を見ると、薬物の問題もあることはわかるけど

ここまで来るとそれだけじゃないんじゃねーの?

って思っちゃいますね。


そうしてジョニクレを解雇したあと、

その年に新vo/Mattが加入し、

2021年にRain Cityに改名、今作のリリース元である

Thriller Recordsと契約し、さらにRain City Driveと名を改め

現在に至る、と。


自分もこれまで、ブログでSlavesを取り上げてこなかったけど

それ以前に名前と字面の類似性、あと音楽シーン的にも

自分の中でSlavesVolumesがごっちゃになってて…笑

むしろ改名してくれたことは、個人的にもありがたいw


Matt加入後としては2作目にはなりますが、

Rain City Driveとしては1作目となるセルフタイトル盤

今のバンドを表す作品がどういったものなのか

じっくり聴いていこうと思います。




Waiting On You
掻き鳴らすリズムギターと主旋律を担うリードギター
2本のギターの良質サウンドから始まる1曲目。
その後、Mattのボーカルが入ってくるところから
グッとくるリズム感がまた秀逸(* ゚∀゚)
タイトルを高らかに歌うサビの中には、
再度タイトルを歌うところもあり、聴いてる側としても
シンガロング衝動に駆られます。
オープニングとしては申し分ない仕上がりの1曲で、
Issuesが出て以降に少し盛り上がりを見せたような
R&B感があって、今作のとても良いスタートです。

めちゃくちゃ目に悪そうなMVですが、
そうしたビッカビカな背景から、実在する街並みのような
景色に切り替わるところが良いですね。





Gardens Of Misery
ベースのグルーヴ感がたまらんな(* ゚∀゚) な2曲目。
こうしたリズム隊であるベースの良さが光るのも
R&B("リズム" & ブルース)の特徴か。
Bメロでテンポアップするとこも良いけど、
やっぱ全体的にミドルテンポな曲調も良いです。
ヘヴィなギター、ベースによる重さを感じるブレイクも
クリーンなボーカルとのギャップがあって○
この重さがコア感を引き出しているようにも思います。


Dreams
3曲目は静かに歌うMattのボーカルからスタート。
再び軽快なリズム感、テンポ感による
キャッチーなメロディが展開されます。
タイトルさながら、曲中の要所要所で
夢の中にいるような浮遊感があるのも○
ここでも裏声によるファルセットボーカルが響くけど
この手の音楽性には、裏声も付き物ですよね。





Dying For
ど頭のボーカルから、どこかSiameseMirzaが浮かぶ4曲目。
最新作ではかなりコア方面に系統はしましたが、
SiameseもこうしたR&B系のサウンド出してましたからね。
だからこそ、尚のことこの曲でのボーカル、
特に高音のところはMirzaを感じますね。笑
曲調は良い感じにアップテンポであり、
サビは歌メロ光るエモーショナルな雰囲気に。
そのサビでちょいちょいテンポ速めるドラムが
個人的にはツボです。





Nothing Left
イントロからR&Bのリズム感が心地良い5曲目。
ここでもやはりリズムを担うベースが良い感じに。
サビの最後には安定の裏声ボーカルも。
やっぱこの聴き心地の良いボーカルはグッとくる。
こういう感じの曲も、Light Up The Sky改め
Palomaっぽい雰囲気が感じられて良いですね。
つーか、Palomaのシングルばっか出してねーで
いい加減、早よアルバム1枚くらい出しなさいよ(。-ω-)-3


Psycho
歌い出しからラップ調にも思えるボーカルな6曲目。
サウンド面もそこに合わせてか、
少しラップトラックの雰囲気になっていて、
バンドの持つR&B要素と掛け合わせたように
この心地良いリズム感がめちゃくちゃ合う(* ゚∀゚)
いいね、この曲。こういうの好きなんだよな。
これも一種のエモラップか?


Cutting It Close
少しボリューム小さめながら、コア系に通じるような
イントロの掻き鳴らすギターが耳を突く7曲目。
そのイントロからも、他の曲よりもサウンド面での
コア感はあるように思うけど、あくまでそれを基盤に
やはりリズム感に秀でるキャッチーな雰囲気が
メインになっているのは、ここまでと変わらず。
そして絶妙に混ぜてくるファルセットボーカルがまた良い。





Blood Runs Cold
この曲もイントロのバンドサウンドは重めに始まる8曲目。
タイトルからしてもそんな雰囲気は感じましたが、
フタを開けてみれば、クリーンボーカルが光る
昨今のポスコアバンドに見られるようなサウンドに。
シャウト、スクリームは一切取り入れず、
クリーン1本で攻めてはいても、その声質が良い。
そうした歌メロ重視なように感じるけども、
終盤、少しテンポアップするところは上がる。

前の曲のMVを見ていると、
こっちが続編的にも思えるMVになってるのは良いですね。





Eternity
9曲目も、やはりボーカルが耳を引く9曲目。
ここで続いた2曲は、他の曲よりもR&B感は低め、
歌ものの様相を見せていることもあって、
それこそ最近のポスコアバンドの歌もの感が強い。
エコーを使い、浮遊感を演出するところから入るラストサビ
その一節で一瞬、高音で叫ぶとこが良いですね。


Ophelia
ここまでの曲の中でも、かなりヘヴィな方なのでは?
と思えるギターから幕を開ける10曲目。
同時にエフェクトかけた声のようなSEも耳を突く。
これも聴いてみると歌もの寄りな気がするけど、
心地良いリズム感が少し戻ってきた感じ。
音の重さもあるからか、そこにリズミカルさも乗り
ちゃんとコア感のある初期Issuesの雰囲気も少し。


If I Was Right
これまでとは打って変わって、エモーショナルな
アコギを響かせて始まるラスト11曲目は
より歌ものに特化した展開に。
そうした展開ゆえに、文字通りクリーンな声質のボーカルに
裏声で歌う様がまた大いに映える。
後半はアコギと共にしっかりバンドサウンドを展開し
壮大で力強いバラードになります。
アウトロは再び浮遊感のあるシンセでフェードアウトしていきます。





以上、

Rain City Drive『Rain City Drive

でした。

Rain City Driveを聴き始めるには、良き入門盤(* ゚∀゚)

セルフタイトルにしたのは伊達じゃありませんね。

昨今のモダンロック的なポスコア感もありつつ、

やはりノりやすいR&B要素による心地良いリズム感。

それによる耳触りの良さも秀逸です。

全編オールクリーンボーカルなのも、それを後押しします。

合間に出てくる裏声もまた(*´ω`*)イィ!


レビューの中でも言いましたが、

Issuesが出てきて以降は、そのあとを追うように

そんなR&Bを取り入れたバンドも少し盛り上がりましたが

最近ではそれもめっきり少なくなりましたからね。

まぁ、今年で言えばVRSTYの新譜なんかもあったし、

Rain City Driveも然り、全くいなくなったワケではないのは

個人的にも嬉しい限りです。

決して多くはないけど、改めてこうして聴くたびに

こういうの、好きだなぁと思えますね。

何ならパイオニア的なIssuesよりも

こうした後発バンドの方が好きかもしれないw

ってのも、以前どっかで言った気もする。笑


やはり遅咲きな自分ではありますが

そうして改名後というタイミングで

しっかり聴き出した

Rain City Drive『Rain City Drive

セルフタイトルとしても十分良作。

是非ぜひ、ご一聴。





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